2019年3回京都11日目

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2019/01/12 (土)
中山 京都
2019/01/06 (日)
中山 京都
2019/01/05 (土)
中山 京都
  馬場コメント
 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は、土日ともにマイナス1秒7だった。遡って8日間の馬場差を確認しておくと、マイナス1秒8からマイナス1秒6。開催を通じても、マイナス1秒8からマイナス1秒5大きな動きはなく、速い時計の出るコンディションだった。
 ほんと3回京都は芝は全て良馬場発表だった。コンディションに大きな変化はなく、安定していた。そして最終週の先週、上位馬の脚質を見てみると、後方からの差し馬はわずか1連対だった。先々週と同様、差して来るにしても中団にはいないと厳しい状況が続いていた。一方、逃げ馬は5連対で、先々週と比べると、前めにつけた馬も頑張っていた。
 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス0秒1、日曜がプラスマイナスゼロだった。遡って8日間の馬場差を確認しておくと、週によって時計の出方に違いはあるが、水準かそれに近いレベルで推移していた。
 開催5週目と比較すれば、いくらか時計は出やすくなったが、水準レベルだった。脚抜きの良いコンディションではなかった。ただ、連対馬を見ると先々週と比べると、多少時計の出方が速くなった影響か、好位・中団からの差し馬も台頭していた。


  タイム分析
 2019/05/25 (土)  芝=-1.7  Dコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
4R T2000 アルテラローザ    牝3 未勝利・牝 1:59.8 -2.0 -0.6 -0.9 -1.7 A C 8.00
5R T1600 ミッドサマーハウス    牝3 未勝利 1:33.5 -1.7 --- -0.3 -1.4 C C 7.25
7R T2200 スマートモノリス    牡4 500万下 2:14.1 +0.3 -1.0 +1.2 -1.9 SL C 8.00
10R T1400 レインボーフラッグ    牡6 朱雀S1600 1:20.4 -0.4 --- +0.8 -1.2 E C 8.10
11R T1200 ディアンドル    牝3 葵S 1:08.0 -0.6 --- +0.4 -1.0 D C 6.46
12R T2000 ドリームソルジャー    牡5 1000万下 2:01.0 +1.2 -0.9 +2.0 -1.7 SL C 6.25
 2019/05/25 (土)  ダ=-0.1
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R D1800 タケルライジング    牡3 未勝利 1:54.8 +0.9 --- +1.0 -0.1 E D 8.08
2R D1200 ルンルンキャット    牝3 未勝利 1:12.7 ±0 --- +0.1 -0.1 C D 7.40
3R D1800 インナーハート    牡3 未勝利 1:54.1 +0.2 --- +0.3 -0.1 C C 6.00
6R D1800 ローザノワール    牝3 500万下 1:51.4 -1.6 -0.3 -1.8 -0.1 A C 6.44
8R D1400 サンライズフルメン    牡4 500万下 1:25.6 +1.1 --- +1.2 -0.1 E C 9.36
9R D1800 エムオーグリッタ    牡5 與杼特別1000 1:51.7 -0.1 --- ±0 -0.1 C D 6.85

京都1R 3歳未勝利 タイムE
 基準より1秒0遅い勝ちタイムだった。
京都4R 3歳未勝利・牝 タイムA
 基準より0秒9速い勝ちタイムだった。
1着 アルテラローザ 勝ち馬注目
 アルテラローザが単勝1.9倍の支持に応えて勝った。アルテラローザは好位のインでスムーズに折り合って、最後の直線に向くと一気に前の2頭を差し切った。中山牝馬ステークスを連覇した母レディアルバローザ、そして同じくディープインパクト産駒の姉オールフォーラヴよりも瞬発力がある印象。成長力のある血筋でもありますし、次走も期待できる。
2着 シャイニームーン 番組注目馬
 そして2着シャイニームーンは2番手につけて、勝ち馬には一気に交わされたが、逃げ馬は難なく交わした。先行力があって、レースぶりは安定していますし、初勝利は近い。
3着 アモローサ 
 その後9番人気アモローサが逃げて3着だった。アモローサも交わされた後もしぶとく粘っていた。現状、軽い馬場が合っている印象で、次走も良馬場なら圏内。
4着 ビスタストリカ 
 あと4着ビスタストリカと5着フェータルイヴは、まだ地力で勝ちに行って勝てる程の脚がない感じ。次走相手関係に恵まれれば、馬券圏内もあるかなという感じ。
5着 フェータルイヴ 
 あと4着ビスタストリカと5着フェータルイヴは、まだ地力で勝ちに行って勝てる程の脚がない感じ。次走相手関係に恵まれれば、馬券圏内もあるかなという感じ。
京都5R 3歳未勝利 注目
 タイムランクはCだが、完全タイム差はマイナス0秒3で、Bランクの一歩手前。勝ち馬ミッドサマーハウスは見所があったので、ここで取り上げておく。
1着 ミッドサマーハウス 勝ち馬注目
 そのミッドサマーハウスだが、馬群の中で我慢して、最後の直線に向くともうスッと加速する。そしてまぁ楽な手応えで、前を捕らえる競馬になった。過去スムーズに捌けないレースが多くて、勝ち運に見放されて来たが、溜めが効いた今回は一気に弾けた。今まではジリっぽさが目立っていただけに、今回の変わり身は正直驚いた。鞍上の川田騎手も手が合っている感じがしますし、この馬、母がミッドサマーフェアでフローラステークスの勝ち馬。しかも父がハーツクライなら、成長力も十分ですし、昇級古馬相手になったとしても引き続き川田騎手が乗れば、勝負になると思う。
2着 モズハチキン 
 あと2着モズハチキンは少し外に張る面はあったが、前を行くスリーカナロアーをきっちりと捕らえた。決め手は一息でもレース運びは安定していますし、次走も上位争いになる。
3着 スリーカナロアー 
 逆に物足りなかったのは3着のスリーカナロアー。手応えが良くても、追い出すといつも甘くなってしまう。どうも1600mは少し長い可能性があるかなと思う。ですから、次走個人的には短めの距離に出てきてほしいなと思う。
京都6R 3歳500万下 タイムA
 基準より1秒8速い勝ちタイムだった。
1着 ローザノワール 勝ち馬注目
 ローザノワールは初めて先手を取る競馬で圧勝。ローザノワールはゲートが開くと出ムチを入れて先手を主張した。そしてハナに立った後は、上手くペースを落として逃げて、上がりの速さでタイム全体を押し上げた。強い内容だったと言える。ただ、この馬の場合揉まれると全く力を発揮できないケースもありますから、強さと脆さが同居したタイプだが、時計的には上のクラスでも十分勝ち負けのレベル。いずれにしろ、逃げるか揉まれない2番手なら、昇級しても通用する力はある。
2着 ショウナンパンサー 
 そして2着ショウナンパンサーは勝負所でズブさを見せていたが、最後までしぶとく脚を使った。器用さがないので、広いコースが合っている。3着には4馬身差ですから、次走も上位争いになる。
3着 ヒッチコック 
 3着ヒッチコックは強い勝ち馬を追いかけた馬がバテて、それを交わしただけの内容だった。評価は微妙だが、自身外を回った点を考えれば、及第点の走りだったと思う。次走メンバー次第では、今回の着順を上回る可能性もある。
7着 グトルフォス 
 一方、1番人気のグトルフォスは7着だった。これはグトルフォスはプラス8キロの馬体重で、腹回りが太く映った。その分レースでも反応が悪かった。次走絞れていれば、巻き返しは可能。
京都7R 4歳上500万下 タイムSL
 前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとする。
京都8R 4歳上500万下 タイムE
 基準より1秒2遅い勝ちタイムだった。
14着 エイシンネメシス 通信簿
 4番人気14着だった。終い甘い馬なので、4番人気で4・5着に負けるかなと思っていたが、ちょっと下がって来る馬の後ろに引っかかって、思わぬ大敗になって、結果は5という数字をいただいたので、それはそれで良かったのかなと思う。ただ、甘さは変わらずだと思う。
京都10R 朱雀S タイムE
 基準より0秒8遅い勝ちタイムだった。
京都11R 葵S 重賞
 タイムランクはD・メンバーランクはCだった。最内枠からケイアイサクソニーが先手を取った。勝ち時計が1分8秒0で、前半が34秒0で、後半も34秒0。全く判で押したようなラップだったが、ただ展開的には割と隊列が落ち着かずに、前に行った馬には厳しい展開になった。この辺りからケイアイサクソニーの脚色が鈍る形になって、ディアンドル・アスターペガサス・アウィルアウェイが一気に伸びてきてゴールインという結果になった。
1着 ディアンドル 
 ディアンドルが外のアスターペガサスの追撃を抑えて、重賞初制覇。また管理する奥村豊厩舎も重賞初制覇となった。直線で最後着差はアタマになったが、アタマという程危なげはなかった。これで5連勝で、今後は延長距離延長への対応が鍵になって来る。ただ、個人的な見解で言えば、やっぱり1200mの馬っぽい雰囲気はある。ですから、いかにスタミナをつけて行くといううのが、テーマになってくると思う。
2着 アスターペガサス 
 そしてディアンドルに迫って2着だったのが13番人気アスターペガサスだった。これはちょっと驚きだった。1400mから1600mにも対応できるが、函館2歳ステークスの勝ち馬ですから、やはり距離的には1200mがベストかなと思う。今回57キロを背負ってこの内容ですから、褒められて良いと思う。
3着 アウィルアウェイ 
 その後3着が2番人気アウィルアウェイ、4着に3番人気ディープダイバー、5着に4番人気ケイアイサクソニーと上位人気馬が続いた。3着アウィルアウェイは最後の直線で進路を切り替える場面があった。それがなければ、もう少し際どかったと思う。この馬も折り合い面から1200mがベストだと思う。
4着 ディープダイバー 
 その後3着が2番人気アウィルアウェイ、4着に3番人気ディープダイバー、5着に4番人気ケイアイサクソニーと上位人気馬が続いた。そして4着ディープダイバーは長く良い脚を使っているが、どうもスパッと切れる感じがなかった。この馬も57キロを背負っていたこともあると思うが、こちらの場合ベストは1200mよりか1400mの方が合っている気がする。
5着 ケイアイサクソニー 
 その後3着が2番人気アウィルアウェイ、4着に3番人気ディープダイバー、5着に4番人気ケイアイサクソニーと上位人気馬が続いた。あと5着ケイアイサクソニー、逃げて5着だったが、最後もちろんバテもあるとは思うが、外に膨れてる場面もあった。それでスムーズに追えなかった。もう少し幼さが抜けてくれば、一皮むけてくると思う。
京都12R 4歳上1000万下 タイムSL
 前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとする。

  馬券Summary
夏競馬の注意点
 ダービーが終わった事で今週から古馬のクラス編成は3歳が基準になる。そして昨年まで夏競馬スタートと同時に、4歳馬の収得賞金が半分になって、いわゆる降級馬というのが出走していたが、この夏からその精度が実はなくなった。ですから、4歳馬はそのままのクラスで戦うことになった。そして条件戦の名称も実は変わった。今まで500万下だったクラスが1勝クラスと呼ぶようになって、1000万下が2勝クラス。1600万下が3勝クラスという状況になった。これまぁ呼び方の変更に関しては、単純にもう今後の慣れだと思う。この呼び名を言い続ける事によって、何となく定着していくことは想像がつく。で、問題は降級馬ががなくなる件。降級がなくなることによって、一体どういうことが起こり得るのかということだが、まずクラス編成直後に圧倒的に強かった4歳の降級馬がいなくなることによって、3勝クラス・2勝クラス・1勝クラスは古馬と3歳の力量が以前よりも小さくなるんじゃないかなと思う。ですから、3歳馬が活躍するケースというのは、増える事が想像できる。ただこれ逆の見方もできて、それは降級馬がいたときは、あくまで伏兵レベルだった3歳馬が過剰に人気になるケースっていうのが当然出てくると思う。オッズが下がるケースも想定されて、結果人気で飛んで波乱となるケースと、両方あると思う。ただ、どちらのパターンが増えそうかと言うと、やはり3歳馬が活躍するケースが増えるんじゃないかなと思う。何と言っても、経験豊富で降級の恩恵のある4歳馬がいなくなる訳ですから、当然まぁ3歳馬の活躍が増えるというのが、普通の見立て。というわけで、今回京都のタイム分析で取り上げた3歳馬のアルテラローザ・ミッドサマーハウス・ローザノワールは、昇級して古馬相手になったとしても通用する馬という事で、今回選んでいる。ですから次走上位候補として選んでいますし、馬券作戦の参考、この辺りしてくれたらなというところがある。

 今年になって5ヶ月、印象になったところを振り返る。いっぱいあるが、とりあえず3つ選んだ。まずは海外競馬で日本馬が活躍したこと3/30のドバイワールドカップデーにおいて、アーモンドアイが芝1800mのG1ドバイターフで1着になった。このレースでは2着にはヴィブロスが入って、4着にディアドラが入って、日本の牝馬が大活躍した。結構これは見応えのあるレースだった。そして4/28、香港のクイーンエリザベス?世カップではウインブライトが1着で、日本国内を含めてもG?初制覇になった。このレースでは実はリスグラシューも3着に入ったということで、もちろん勝ったレースはもちろん凄かったが、ケンタッキーダービーでマスターフェンサーガ6着というのがあった。しかもちょっと3着争いに加わるような形で、ケンタッキーダービーは日本の馬には手の届かない範疇なのかなと思っていたが、それがちょっと手の届く範疇になって来たのかなと思わせるレース、今後参戦する馬も増えてくると思う。いろんな海外のレースを含めて、今後も注目して行きたいと思う。
2つ目は日本の競馬になるが、G1で休み明けの馬が優勝したケースが多かったということ。これまず桜花賞。グランアレグリアが昨年12月の朝日杯FS以来、4ヶ月近いブランクがありながらも1着になった。これはまあ仕上げに関してどうかという話もあったが、レース当日非常に落ち着いていて、馬の能力を最大限に発揮したというところだった。で、皐月賞。サートゥルナーリアが昨年末のホープフルステークス以来3ヵ月半ぶりの実戦で1着になった。これ最後フラッとするシーンもあったが、力づくでねじ伏せる強い内容の競馬だった。そして春の天皇賞。フィエールマンが1月のアメリカジョッキークラブカップ以来の3ヶ月ぶりの実戦で1着になった。これ3頭とも共通しているのは、やっぱりノーザンファームの生産馬ということなんですよね。育成技術が上がってる分、昔ほど休み明けどうこう言われなくなりましたし、何か今まではトライアル使って、本番みたいなのが当たり前になっていたが、これからもそういう時代ではなくなっているので、あくまで個々の仕上げを重要視して予想を組み立てる必要があるなと思う。もう全く時代が変わって来た。そこはちょっと我々予想する側も注意したいと思う。3つ目は藤田菜七子騎手が活躍したということ。女性騎手の騎乗機会の拡大を図るために一般競走において、女性騎手に対する負担重量の減量制度が3/1から導入された。具体的には所定の負担重量は2キロ軽くなって、見習い騎手はなんと最大4キロも軽くなった。現在中央競馬で女性騎手は藤田菜七子騎手だけなので、結果的に3キロ軽い負担重量で騎乗できるようになって、活躍が目立つようになった。映像を見て欲しいが、これ初勝利の時の映像。追うフォームを見てほしいが、新人なので当然男女関係なく仕方がない部分はある。まぁそれでも前に入って早めの競馬で押し切って、新人騎手だなっていう感じだった。次の映像が先々週。新潟でサンタナブルーで勝った時だが、鞍ハマりが全然違う。これこれぐらい上手くなるという事は、大体3キロ減が過去においては、なくなってる。3キロ減なくなってのが普通なのに、これぐらい上手くなっているのに3キロ減がまだあるという状況ですから、これはもう私が調教師なら藤田菜七子騎手に依頼しますし、絶対お得。これは間違いないと思う。後はもう特別レースとか、負担重量が軽くならないところで、どれだけ活躍できるのかが彼女の今後の方向性というのが決まってくると思う。もうワンステップ上のジョッキーになって欲しいなと思う。先週の東京では特別も勝っている。この辺りが増えてくれば、G?とかいうのも出てくるかなという気がする。
解説者:津田照之(競馬エイト)
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