2019年1回小倉4日目

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  馬場コメント
 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土日ともにプラスマイナスゼロだった。ここまで4日間の芝の馬場差を確認しておくと、開幕週はプラスの数値だったが、先週は水準レベルだった。
 先週も雨の影響を受けたが、土日ともに終日同じ数値で、開幕週のような時計の掛かる馬場ではなかった。土日を通じて、連対馬の脚質に偏りはないが、道中の流れによって上位に来る馬はコロッと変わる傾向いうのはあった。今週からの後半2週はBコースが使用される。
 先週の馬場差1700m対象の数値は土曜がプラス0秒7、日曜がプラス0秒8だった。ここまで4日間の馬場差を確認しておくと、3日目まではプラス0秒7。4日目はプラス0秒8で、ほとんど動きはない。
 ダートは3日目、つまり先週土曜までは稍重。日曜は良馬場だったが、時計の掛かるコンディションが続いている。差し馬も届いてはいるが、勝ち馬9頭の内、差し馬1頭だけ。前めにつけた馬が優勢だった。


  タイム分析
 2019/02/17 (日)  芝=±0  Aコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
3R T2000 カラテ 牡3 未勝利 2:01.9 +0.6 --- +0.6 ±0 D C 8.33
4R T1200 ケイアイサクソニー 牡3 未勝利 1:08.9 -0.4 --- -0.4 ±0 B D 9.00
5R T2000 ダノンバリアント 牡3 新馬 2:03.3 +1.7 -0.7 +1.0 ±0 SL C 7.28
7R T1200 スターリーステージ 牝4 500万下・牝 1:08.6 +0.1 --- +0.1 ±0 C D 7.94
8R T1800 マイネルズイーガー 牡5 500万下 1:47.5 +0.4 --- +0.4 ±0 D D 6.27
10R T2000 ブライトムーン 牝5 日田特別500 2:00.1 +0.2 --- +0.2 ±0 C D 7.44
11R T1800 スティッフェリオ 牡5 小倉大賞H(G3) 1:46.7 +1.7 --- +1.7 ±0 E D 8.08
12R T1200 ミラアイトーン 牡5 紫川特別1000 1:08.7 +0.6 --- +0.6 ±0 D D 6.65
 2019/02/17 (日)  ダ=+0.8
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R D1700 クリエイトザライフ 牡3 未勝利 1:48.2 +1.4 --- +0.6 +0.8 D D 6.25
2R D1000 ロトヴィグラス 牡4 500万下 0:58.7 +0.3 --- -0.2 +0.5 C D 8.67
6R D2400 アドラメレク 牡5 500万下 2:35.9 +1.9 --- +0.8 +1.1 D C 4.00
9R D1700 メイショウワザシ 牡4 500万下 1:46.3 +1.1 --- +0.3 +0.8 C D 7.64

小倉4R 3歳未勝利 タイムB
 基準より0秒4速い勝ちタイムだった。ケイアイサクソニーは距離短縮、初めての1200mで完勝だった。
1着:ケイアイサクソニー 勝ち馬注目
 ケイアイサクソニーが強いレースを見せた。前走は後方から追い込んでの2着だったが、今回は好スタートから3番手につけて4コーナー手応え十分。外から先頭に立って、あっさり3馬身差をつけている。ケイアイサクソニーの母ケイアイウィルゴーは3勝して準OPまで行っている。この馬は初仔だが、父ロードカナロアで母のスピードがさらに強調された模様。勝ち方から見ても、上のクラスで十分通用するだろう。
2着:エイトマイル 
 なお、2着以下は3馬身以上離されている。2・3着馬はいずれも勝ち上がれそうだが、時計的にはちょっと狙いが立ちそうにない。
3着:ブラボーフェスタ 
 なお、2着以下は3馬身以上離されている。2・3着馬はいずれも勝ち上がれそうだが、時計的にはちょっと狙いが立ちそうにない。
小倉5R 3歳新馬 タイムSL
 前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとする。
1着:ダノンバリアント 
 勝ったダノンバリアントは豪快に差し切っており、上のクラスでも狙いが立ちそう。
小倉9R 4歳上500万下 注目
1着:メイショウワザシ 
 逃げたメイショウワザシが直線で突き放し、残り50mは追わずに圧勝した。タイムランクCなのは、まぁ2着以下が弱かったという評価で良いだろう。8馬身離したメイショウワザシだけは、上のクラスで狙ってみても面白いのではないだろうか。これで7戦2勝と、単騎逃げ今回が初めてでしたし、再度単騎逃げなら一発もあるのではないだろうか。
小倉10R 日田特別 注目
1着:ブライトムーン 
 勝ったブライトムーンは2走前に1番人気で5着だったが、この時は4コーナーから直線にかけて、まぁ酷い不利を受けてしまった。前走2着後、今回は2番人気だったが、早めの仕掛けから抜け出したウスベニノキミを目標に、きっちり差して勝った。しかし、1000万下ではこれまでも好走止まりで、上のクラスではちょっと狙いにくいだろうか。
2着:ウスベニノキミ 
 狙いたいのは2着だったウスベニノキミ。こちらは1000万下でも2着が2回ある。500万下では負けられないはずだったが、今回は相手が強かった。
小倉11R 小倉大賞典 タイムE
 タイムランクがE・メンバーランクはDだった。9歳馬サイモンラムセスが最内枠から先手を取って、後続を離して4コーナー。逃げ・先行馬揃っていたが、マルターズアポジーが出遅れた他、行くと思っていた馬が行かず、サイモンラムセスが大逃の形だった。しかし、ペースは平均でそれほど速くなかった。結果的には前へ行った馬の決着と。タイムランクEが示すように、タイム的にはあまり評価はできない。
 基準より1秒7遅い勝ちタイムだった。
1着:スティッフェリオ 
 スティッフェリオがタニノフランケルに競り勝って重賞連勝。あっさり4番手につけて、鞍上は驚いたんじゃないだろうか。大逃げなのに、ハイペースでは無くて前を交わすだけで良かったというのは恵まれた。
2着:タニノフランケル 
 2着がクビ差で1番人気のタニノフランケル、3着が最低人気のサイモンラムセスだった。2着タニノフランケルは、上手く離れた2番手から絶好のレースをしたが、惜しい結果だった。
3着:サイモンラムセス 
 2着がクビ差で1番人気のタニノフランケル、3着が最低人気のサイモンラムセスだった。サイモンラムセスは良いペースで逃げているのに、後ろが離れていて、今回恵まれたと言うか、してやったりだろうか。
5着:エアアンセム 
 5着エアアンセムは4番手進んだが、伸びきれず。クビ・ハナ差だった。
10着:マイスタイル 
 マイスタイル、待機策裏目に出た感じ。馬群の中で行きたがってしまった。

  馬券Summary
驚異的なユラノトのイン強襲策
 今年最初のG1フェブラリーステークスで3着だったユラノトだが、ともかく直線でインを強襲する。3歳12月の1000万下以降、9戦中8戦直線でインにいた。昨年のアンタレスステークスだけ4コーナーで、外から直線に並びかけた、先頭に並びかけたが、5着だった。そして、このアンタレスステークスと昨秋の武蔵野S4着だったが、これ以外7戦で全て3着に来ている。前走の根岸ステークスは、明らかにインを突いた馬たちが恵まれたと感じたので、フェブラリーステークスでは無印にしてしまったが、そしたら3着に来られてしまった。今回も少し前が詰まりそうになるシーンあったが、全く怯まずにインを突っ込んで、抜け出して来た。ごちゃついても何しても怖がらずに、常にインから抜けてくる。こういう馬を馬券の味方につけておくのが、これから必要なんじゃないかなと痛感した次第。
解説者:
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