2019年1回新潟7日目

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中山 京都
  馬場コメント
 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は、土日ともにプラス0秒1。直線1000mは土日ともにマイナス0秒1だった。遡って8日間の芝の馬場差を確認しておくと、開催初日は雨の影響で時計が掛かったが、2日目以降は水準に近いレベルで推移していた。直線1000mは2日目以降マイナス0秒2かマイナス0秒1で、ほとんど変わらなかった。
 2日目以降大きな動きはなかった。6日目以降はプラスゾーンだが、いずれもプラス0秒1でほぼ水準とみなして良いレベルだった。あと連対馬の脚質を見ると、ほとんどは中団に位置していた。直線は外に出される馬が多くて、後方にいた馬はさらに外を回ることになるので、さすがにコースロスがあったと思う。結果的に差して来る馬でも、後方は少なくて中団が多かったと推察される。
 先週の馬場差1800m対象の数値は、土日ともにプラス0秒3。1200m対象の数値は土日ともにマイナス0秒1だった。遡って8日間の馬場差を確認しておくと、1週目特に初日は雨の影響で、脚抜きの良いコンディションだったが、2週目以降はほとんど変わらなかった。1800mはやや時計が掛かり、1200mはマイナスゾーンだが、水準に近いレベルだった。
 ダートは3日目以降の馬場差がほとんど変わりなくて、時計の出方は安定していた。あと連対馬の脚質についても、大きな偏りはなかった。


  タイム分析
 2019/05/18 (土)  芝=+0.1 / 直線=-0.1  Bコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
6R T1800 マイネルセリオン 牡3 未勝利 1:48.1 +0.6 -0.5 ±0 +0.1 C D 5.87
7R T2200 パルティアーモ 牝3 未勝利 2:16.5 +1.9 -1.0 +0.8 +0.1 D C 4.89
10R T1800 シフルマン 牡3 早苗賞500 1:46.8 +0.1 --- ±0 +0.1 C C 4.56
11R T1200 ビリーバー 牝4 大日岳特1000 1:09.7 +1.1 --- +1.0 +0.1 E C 7.19
12R T1000 キョウワヒラリー 牝5 飛竜特別500 0:55.1 -0.2 --- -0.1 -0.1 C C 9.27
 2019/05/18 (土)  ダ=+0.3 / 1200m=-0.1
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
2R D1800 アレグレモエティー 牝3 未勝利・牝 1:56.3 +2.3 --- +2.0 +0.3 E D 8.21
3R D1200 グラウクス セ3 未勝利 1:12.9 +0.2 --- +0.3 -0.1 D C 8.00
5R D1800 ダンツスピリット 牡3 未勝利 1:54.6 +0.6 --- +0.3 +0.3 C D 4.43
8R D1800 エイシンムジカ 牝5 500万下・若 1:53.6 +0.8 --- +0.5 +0.3 D D 8.36
9R D1200 シスル 牝4 500万下・牝 1:11.9 ±0 --- +0.1 -0.1 C D 8.80

新潟2R 3歳未勝利 タイムE
 基準より2秒0遅い勝ちタイムだった。
新潟6R 3歳未勝利 
8着:オフウィドゥス 通信簿
 1番人気8着だった。手応え良く進んでいたが、いざ追い出すと伸びなかった。息切れとしか思えない内容で、間隔が開いた影響だろう。順調に使えるようになれば勝てるだろうし、まだ満3歳になっておらず、これからの馬。
新潟10R 早苗賞 注目
1着:シフルマン 
 勝ち馬のシフルマン前走は皐月賞トライアルの若葉Sで3着だった。勝ち馬ヴェロックスには完敗だったが、相手はその後皐月賞で2着だった。シフルマン自身よく走ったと言うべきだと思う。実際、今回自己条件に戻って3番手から余裕を持って抜け出して、2馬身半もの差をつけた。昇級しても圏内だろう。
2着:マイネルミュトス 
 そして2着マイネルミュトスはスタートで遅れながらも、直線しぶとく伸びて来た。スタートが安定しない面はあるが、五分に出た2走前は未勝利戦を実はAランクで勝っている。当時が1800mで、今回も1800m。一方前走は1600mで4着ですから、1800mの方が良いと思う。引き続きこの距離なら上位候補。
新潟11R 大日岳特別 タイムE
 基準よりも1秒0遅い勝ちタイムだった。

  馬券Summary
初めての経験
 意味深な感じだが、もうね私も競馬記者になって24年ほど。多分、24年ぐらいになると思うが、先週の京都は過去を振り返っても、記憶にないぐらいの強風に見舞われた。まず、阪神を引き合いに出して話をすると、阪神の場合は六甲山から吹き下ろす風が強くて、そもそも強風になるケースは多い。ただ、その吹き下ろしの風はいつも同じ方向で、1コーナーから4コーナーに向けて吹く。すなわち、最後の直線は、馬にとっては向かい風になる状況。しかも断続的に吹き続けるので、傾向的にはわかりやすい風だと言えると思う。
当然、風の強さによっては馬場差にも影響を及ぼしことは、阪神は十分にある。
それと比べると、先週の京都はかなり特殊だった。ここからは風に吹かれてる映像ばっかりだが、結構スターターのジャケットがヒラヒラする感じで、基本、向正面からスタンドに向かって吹いているが、旗の揺れ方も凄い。数秒間風が止んだかと思ったら、もう1回吹いたりとかして、所謂上空に風が舞っているような感じの吹き方だった。
結果、芝の馬場差は先週とほぼ同じで、脚質傾向も大きく変わらなかったという事になる。芝に関しては。
一方、ダートはプラスゾーンの馬場差になって、先々週と比べると少し時計が掛かって、若干差しも届いていた。ダートは少し変化があった点は注目ポイント。幸い、京都開催は今週、もう1週行われる。先週との違いを意識しつつ、慎重に馬場差を出して行きたい。特にオチはなく、単に強風だったという話。
解説者:津田照之(競馬エイト)
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