2018年1回阪神2日目

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2018/03/03 (土)
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2018/01/21 (日)
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2018/01/07 (日)
中山 京都
2018/01/06 (土)
中山 京都
  馬場コメント
 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土日ともにマイナス1秒0だった。
 昨年暮れの開催後、寒い日が続いていたので芝の生育が例年より遅かったという事だが、馬場差はマイナス1秒0と例年のこの開催よりも速い時計が出るコンディションだった。とは言え、前が止まらない高速馬場ではありませんでしたし、内が有利な馬場でもなく、スローペースになっても差し馬が間に合っていた。春の阪神も中山と同様連続開催で、次の2回開催1週目までの5週はAコースは使用される。
 先週の馬場差1800m対象の数値は土日ともにマイナス0秒4だった。
 しばらく雨が降らず、乾燥していたが、馬場差はマイナスだった。ただ、阪神のダートはここ数年ほとんどがマイナスの馬場差なので、ごく普通の時計の出方だったと言える。ダートなので、もちろん先行有利の結果だが、京都と比べれば差しが決まりやすかったのは、阪神らしい結果だと思う。


  タイム分析
 2018/02/25 (日)  芝=-1.0  Aコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
5R T2400 マサハヤニース 牡3 未勝利 2:30.0 +1.3 -1.1 +1.4 -1.2 SL D 7.27
6R T2000 センテリュオ 牝3 新馬 2:03.5 +1.0 -0.8 +1.2 -1.0 SL D 8.53
9R T2200 キタノコマンドール 牡3 すみれS 2:11.7 -2.1 -0.4 -1.4 -1.1 A C 6.63
11R T1400 ダイアナヘイロー 牝5 阪急杯(G3) 1:20.1 -0.4 --- +0.3 -0.7 D C 8.13
 2018/02/25 (日)  ダ=-0.4
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R D1800 アスカリアン 牝3 未勝利・牝 1:57.7 +3.1 -0.8 +2.7 -0.4 SL D 7.13
2R D1400 サンライズルーク 牡3 未勝利 1:27.3 +1.2 --- +1.5 -0.3 E D 9.00
3R D1800 キープシークレット 牝3 未勝利 1:55.4 +0.8 --- +1.2 -0.4 E D 7.47
7R D1200 スーパーライナー 牡5 500万下 1:12.3 ±0 --- +0.3 -0.3 D C 5.46
8R D1800 ナムラヘラクレス 牡4 1000万下 1:51.8 -0.5 --- -0.1 -0.4 C D 6.58
10R D1800 ザイディックメア 牡6 伊丹S1600 1:52.7 +1.2 --- +1.6 -0.4 E C 8.69
12R D1400 ワンダーサジェス 牝5 1000万下 1:24.6 +0.4 --- +0.7 -0.3 D D 7.81

阪神1R 3歳未勝利・牝 タイムSL
 前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとする。
阪神2R 3歳未勝利 タイムE
 基準より1秒5遅い勝ちタイムだった。
阪神3R 3歳未勝利 タイムE
 基準より1秒2遅い勝ちタイムだった。
阪神5R 3歳未勝利 タイムSL
 前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとする。
阪神6R 3歳新馬 タイムSL
 前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとする。
阪神9R すみれS タイムA
 基準より1秒4も速い勝ちタイムだった。5番のケイティクレバーが先手を取って、少頭数らしく淡々と進み、直線に入ってもケイティクレバーが粘っている。しかし、大外からキタノコマンドールが追い込み、抜け出して1着となった。そして2着にケイティクレバー。2頭の間でビッグスモーキーが3着。その後スズカテイオー・コズミックフォースと続いた。キタノコマンドールが勝ち、阪神芝で2戦2勝となった。
ペース補正がマイナス0秒4だが、それを除いてもタイム差マイナス1秒0で純粋にタイムが速い。
1着:キタノコマンドール 勝ち馬注目
 キタノコマンドールは最後方待機になったが、ペースが速くなっている4コーナーで持ったまま外から一気に上がって行き、まとめて差し切った。直線で思った程スパッとは切れなかったが、4コーナーで上がって行く時の迫力は満点で、能力は高い。ちょっともうこの時期ですが、クラシック候補と言えると思う。
2着:ケイティクレバー 
 2着のケイティクレバーはいつもの逃げ。ペース補正が入るラップ構成ではあったが、最初の200mを除けば最も遅い地点でも12秒4であり、決して展開に恵まれただけの2着ではない。コーナー4回の中距離で先行できれば、今後も好走できる。ただ、皐月賞となると他の先行馬との兼ね合い次第になりそう。ただし、2着のケイティクレバーと3着のビッグスモーキーは上がり33秒台が必要なレースだと厳しそうだという事も押さえておきたい。
3着:ビッグスモーキー 
 3着のビッグスモーキーは今回が初めての芝だった。瞬発力よりも持続力が要求される展開で、ダート馬でも走りやすい展開ではあったが、素直に好タイムを評価したいところ。ただし、2着のケイティクレバーと3着のビッグスモーキーは上がり33秒台が必要なレースだと厳しそうだという事も押さえておきたい。
5着:コズミックフォース 
 1番人気コズミックフォースは5着だった。コズミックフォースは京成杯2着が評価されての1番人気だったが、京成杯はハイペースで差しやすい展開。京成杯で差して3着だったイェッツトは次走500万で1番人気の7着。一方で京成杯4コーナー4番手から10着だったエイムアンドエンドは次走共同通信杯で3着と好走していて、今年の京成杯は前に行っていた馬に注目すべきレースとなっている。2着馬・3着馬が次走で人気を裏切ったとは言え、2番手追走から抜け出したジェネラーレウーノの評価は下げるべきではない。っといきなり横道に逸れているが、今回のコズミックフォースに関しては、タイム面でのレースレベルが高すぎたという面もある。それぐらいの高レベルレースなので、チェックレースとしておきたい。
阪神10R 伊丹S タイムE
 基準より1秒6遅い勝ちタイムだった。
 2着だったクリノリトミシュルに触れておく。
2着:クリノリトミシュル 
 後ろから差す形というのは、いつも通りではあるが、今回それほど速くない流れで最後方だった。これは後ろすぎだった。しかも直線に入って、しばらく前が壁になっていて、本格的に追えるようになるまで待たされた。Eランクのレースとは言え、これだけ絶望的な展開で2着には来ていますから、このクラスでは圧倒的に能力上位という事。だいたい後ろからのレースになるので、取りこぼしの危険は常につきまといますし、これで3連続2着なので次走も人気になるが、Eランクの2着だからという理由で、評価を下げるべきではないと思う。
阪神11R 阪急杯 重賞
 タイムランクはD・メンバーランクはCだった。ダイアナヘイローが先手を取った。好スタートから一旦3番手になったダイアナヘイローが、その後スッと先手を取って600m通過34秒2。遅くはないが、1200mで先行していたダイアナヘイローに取っては厳しい流れではなかった模様。それでもラスト200mは苦しくなっているようにも見えたが、極端に失速することもなく、ギリギリで逃げ切った。これが、8着馬までクビ差かハナ差という大接戦だったが、外から伸びたモズアスコットが2着。さらにその外のレッドファルクスが3着に入った。
1着:ダイアナヘイロー 
 先週で引退となる福島信晴調教師の管理馬、ダイアナヘイローが逃げ切った。ダイアナヘイローは、スプリンターズS・シルクロードSと1200mで続けて凡走していたが、久しぶりの1400mで先行力を活かしきったという勝ち方。その調教師の引退レースという事もあって、渾身の仕上げだったはずで、なおかつギリギリの逃げ切り。高松宮記念に向けて上積みがあるかどうかは疑問だが、1400mで勝った事は収穫だと思う。
2着:モズアスコット 
 その後外から追い上げたモズアスコットが2着、レッドファルクス3着だった。モズアスコットは素晴らしい伸びで、これで逃げ切られたらまぁ仕方ないという内容。次走が高松宮記念だと初の1200mとなるが、それでも好走可能だと思う。
3着:レッドファルクス 
 その後外から追い上げたモズアスコットが2着、レッドファルクス3着だった。3着レッドファルクスは今回休み明けかつ、負担重量が58キロだった。高松宮記念に向けての始動戦としては十分な内容と結果で、次走は有望だと思う。

  馬券Summary
阪神ダートは外枠有利
 このタイトルで結論を言ってしまっているが、阪神ダートはだいたい外枠が有利。その主な原因は全てのコーナーがキツいという事。おむすび型をしているので、1コーナーから2コーナーにかけては小さいコーナーが連続で続いて、さらに4コーナーで90度以上回るので、内が窮屈になりやすい。芝・ダート両方、コースが改修された2006年より前は、3コーナーが今より鋭角だったので、距離を問わずかなり外枠有利だったが、3コーナーが緩くなった2006年以降は1200mと1800mは極端に外枠有利では無くなった。
阪神ダートは外枠有利
しかし芝からのスタートでなおかつ最初のコーナーまでが長い1400mと2000mは依然として外枠有利。2000mに関してはサンプルがそう多くない上に先週の仁川Sが枠連1-1なので、枠順が最終決断の決め手になるという程ではないが、1400mはズーッと前からかなり外枠有利なので、枠順を気にすべきコース。かつてプロキオンSとかシリウスSが阪神ダート1400mで行われていたが、これがほとんど外枠同士の組み合わせになっていて、重賞23回やって1枠が1勝、2枠が2勝、3枠が1勝だった。
解説者:大川浩史(日刊競馬)
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