2018年4回阪神2日目

開催一覧
2018/12/28 (金)
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2018/12/23 (日)
中山 阪神
2018/12/22 (土)
中山 阪神
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2018/12/09 (日)
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2018/09/30 (日)
中山
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2018/09/02 (日)
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新潟 小倉 札幌
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新潟 小倉 札幌
2018/08/25 (土)
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2018/01/21 (日)
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2018/01/13 (土)
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2018/01/07 (日)
中山 京都
2018/01/06 (土)
中山 京都
  馬場コメント
 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス1秒1からマイナス0秒9への変動、日曜がマイナス1秒0からプラスマイナスゼロへの変動だった。
 台風21号の影響で、先週火曜に59ミリの雨。さらに週末は近畿地方を襲った集中豪雨で、金曜・土曜で計132.5ミリの雨量を計測した。土曜は重発表。開催中も細かい雨が降ったり止んだりで、最終レースから本格的な雨になった。これは日曜も同様で、1つ回復して稍重からスタートしたが、降ったり止んだりが続いて、9R以降は激しく降り出した。馬場発表も11Rから重に悪化している。それでも開幕週で、元の野芝自体がしっかりと根付いていて、土曜はマイナス1秒1と速い時計の出やすいコンディションが保たれていたが、後半の10R・12Rと0秒1ずつ時計を要して行った。日曜も同じ。マイナス1秒0から始まって、中盤の7Rでもマイナス0秒9に止まっていたが、流石に後半は掛かって行って、10Rでマイナス0秒5、11RのセントウルSが一気にプラスマイナスゼロまで時計が掛かって行った。脚質的には雨も後ろも五分。悪化して行った日曜後半も内を避けるようなコース取りは見られなかった。これは開幕週だけに当然でもある。3日間競馬の今週までがAコース、後半2週はBコースだが、雨の影響さえなければマイナス1秒後半の高速馬場に戻ると思う。
 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス1秒7からマイナス2秒0への変動、日曜がマイナス2秒0からマイナス2秒3への変動だった。
 金曜から雨で土曜のダートは不良発表。ただ、水が浮いている程ではなかった。馬場差はマイナス1秒7から始まって小雨が降ったり止んだ利が続いて、徐々にさらに速くなって行った。日曜は芝同様に1つ回復して、重発表からスタート。本格的に降っていた12Rは不良となった。土曜同様に日曜も変動。土曜の最終的な馬場差マイナス2秒0からスタートして、午後はマイナス2秒2、12R時にマイナス2秒3になった。脚抜きが良いからと言って、前が止まりにくいという事はなくて、土日を通して差しが決まっていた。


  タイム分析
 2018/09/09 (日)  芝=-1.0 → ±0  Aコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
2R T1600 セグレドスペリオル 牡2 未勝利 1:36.1 +0.2 --- +1.0 -0.8 E C 8.33
5R T2000 エクザルフ 牡2 新馬 2:02.2 -0.7 -0.4 -0.2 -0.9 C C 5.50
6R T1400 ブラックダンサー 牝2 新馬・牝 1:23.6 +0.2 -0.1 +0.7 -0.6 D C 7.90
7R T1600 ステイオンザトップ 牡4 500万下 1:34.7 +0.1 -0.6 +0.2 -0.7 C C 7.44
10R T1800 ヴァフラーム 牝6 ムーンH1600 1:47.0 +1.3 --- +1.8 -0.5 E C 6.09
11R T1200 ファインニードル 牡5 セントウ(G2) 1:08.8 +0.7 --- +0.7 ±0 D C 6.93
 2018/09/09 (日)  ダ=-2.0 → -2.3
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R D1800 バイザディンプル 牝2 未勝利 1:53.1 -2.2 --- -0.2 -2.0 C D 7.38
3R D1400 シティーポップ 牝3 未勝利 1:24.4 -1.3 --- +0.3 -1.6 D E 3.50
8R D2000 メイショウマトイ 牡4 500万下 2:03.3 -3.2 --- -0.8 -2.4 B C 6.00
9R D1400 マリームーン 牝3 新涼特別1000 1:22.7 -1.5 --- +0.2 -1.7 C C 6.21
12R D1400 サヴィ 牡4 500万下 1:23.3 -1.6 --- +0.2 -1.8 C C 7.40

阪神2R 2歳未勝利 タイムE
 基準より1秒0遅い勝ちタイムだった。
阪神8R 3歳上500万下 タイムB
 基準より0秒8速い勝ちタイムだった。前に行った馬が後続を離して進んで行った。そして3番手にいたジョースターライトが直線で先頭に立って行くが、スズカガルチ・メイショウマトイが伸びて抜けて行く。ゴールではほぼ並んでの入線。結果、外のメイショウマトイがハナ差で競り勝った。
1着:メイショウマトイ 
 4番人気メイショウマトイが前走10着から一変した。1着メイショウマトイ、2000mで前半1000mが1分1秒0。後半が1分2秒3。速い展開を利してゴール前でスズカガルチをハナ差捕らえた。2走前小倉1700mで半馬身差2着。Cランク相当で走っていて、この時が今回のように展開が速くなると切れる脚がある。また、以前に1000万下でも2着した実績もあるが、如何せんムラで、前走は包まれて外に出すタイミングを逸して10着だった。完全タイム差のマイナス0秒8は、相当に優秀だが昇級してからは展開待ちになる。
2着:スズカガルチ 
 そしてスズカガルチが勝ち馬にハナ差の惜しい2着だった。2着スズカガルチ、前のジョースターライトを捕らえて勝ったかに思えたが、結果的にこの馬でも仕掛けが早かった格好。この馬も2走前の小倉でイシュトヴァーンのハナ差2着があって、そのイシュトヴァーンは昇級してスズカフリオーソの勝ったCランクの1000万下で、タイム差なしの2着。能力上位で500万勝ちが不良のダートだったように、こうした馬場も得意だった。番組注目馬の候補として考えたが、揉まれると嫌気をさす面もあって、今回は静観とする。
3着:ジョースターライト 
 3着は3番人気のジョースターライト、4着1番人気フォースラインだった。3着ジョースターライト、逃げるミトノクイーン、2番手のメジャーマジックを3番手でマーク。これらを交わして先頭に立って、ラップ上は強い3着。この馬でもまだ完全タイム差はマイナス0秒4で、まぁ次走は有力だが、何とこれが6回目の3着。脚質的に他馬の目標にされやすく、終いの甘さもついて回る。
4着:フォースライン 
 3着は3番人気のジョースターライト、4着1番人気フォースラインだった。4着フォースライン、前走がBランクの鞍で3着だったが、1秒1離されていた。こちらは器用さがなくて、今回のようなハイペースではなおさら追走に余裕がない。ローズバドの孫、常に人気になるタイプだが、連対するイメージが沸いてこない。
阪神9R 新涼特別 注目
 勝ったマリームーンについて。
1着:マリームーン 勝ち馬注目
 今回は番組注目馬になっていた。前走福島1700mをBランク勝ち。逃げたり、4コーナー先頭だったり、早めの競馬で少し甘くなっていた事から、折り合い重視の乗り方で、追ってからの味を引き出していた。この1戦を経て、距離を1400mに短縮。中団の外めで折り合って、4コーナーからは手応えの違いで前へ。これでも早めに抜け出しているが、2着馬には2馬身半差の完勝で、このぐらいの距離の適性の高さを見せつけた。タイムランクはCだが、余力を考えると上でも通用しそう。相手が上がって、さらに展開が早くなれば、もう1列後方からの競馬もできる。いずれはダートの1200m辺りも選択肢に入ってくるんだと思う。その際も狙って行きたい魅力がある。
阪神10R ムーンライトH タイムE
 基準より1秒8遅い勝ちタイムだった。
阪神11R セントウルS 重賞
 タイムランクはD・メンバーランクはCだった。ラブカンプーが内から先手を取ってネロが続いた。先週の芝では唯一マイナスではない馬場差で行われた事は記憶しておきたい。タイムランクはEに近いDと低くなるが、馬場悪化でパフォーマンスを削がれた馬がいたのも否定できない。前半3ハロン33秒5で、ラブカンプー、ネロとの競り合いを制する。もう外から14番ファインニードルが来ている。それでも懸命にインコースでラブカンプーが粘っている。3着は大外を突いて追い込んだグレイトチャーター、道悪巧者。
1着:ファインニードル 
 ファインニードルが勝ってセントウルSを連覇しGIホースの貫禄を示した。58キロを背負って連覇達成。昨年は夏場に使われていたが、今年は高松宮記念勝ちの後、香港遠征を経ての休養明けだった。一部で途上が伝えられてもいましたし、大目標を3週間後に控えて、ロードカナロアでさえ、2年連続で2着だったレースでもある。不安もよぎったが、パドックの気配はスッキリと見せていて悪くなかった。前が飛ばした事で折り合いがついて、外枠不利無く運べたのも大きかったが、直線の伸びは流石GI馬と言えるものだった。道悪を激走した反動が懸念されなくもないが、開幕週で極悪馬場にまでは至っていない。以前とは馬が違ってきた今なら、気運に終わるのではないだろうか。視界は良好と言える。
2着:ラブカンプー 
 2着にはラブカンプーが粘り、3着はグレイトチャーターだった。2着ラブカンプーは葵Sから4戦連続で短距離重賞に出走して、2着3回3着1回。3着の前走、北九州記念も前半600m32秒4のハイペースで粘り込んでいた。今回も同じ。日曜の馬場を600m通過33秒3は速くて、ネロが少し強引に先頭を取りに来ていただけに、余計に厳しかったと思う。これを振り切って一旦先頭。勝負根性には頭が下がる。サマースプリントを賭けた1番、勝たせてあげたかったが、逆に考えると今後はこのツケも危惧しなければ、ならない。同厩ダイメイプリンセスに任せて、回避の可能性もあると思うが、仮にスプリンターズSに出走なら狙いは下がる。
3着:グレイトチャーター 
 2着にはラブカンプーが粘り、3着はグレイトチャーターだった。3着のグレイトチャーター、京都の不良馬場。1分12秒1も掛かった桂川Sを快勝した実績があって、道悪は相当に上手い。前走北九州記念でも4着に伸びて来ていたが、当時は53キロだった。別定G2の3着は馬場が買いだったと思う。
6着:ネロ 
 6着ネロ、雨が降るにつれて売れて行って3番人気になった。他馬が決め手を使えないと、そういった馬場と踏んだのか、福永騎手が積極的に行ったが、結果としてラブカンプーに競り負けた。芝・ダート兼用馬で、最近は交流のダート重賞でもムラな一面がある。気性的なモノもありそう。
11着:ダイアナヘイロー 
 11着のダイアナヘイロー、前走の55.5キロから今回は54キロへ。条件は好転していたが、直線伸びて来なかった。たぶん道悪に泣いたんだと思う。

  馬券Summary
新種牡馬ダンカーク
 夏競馬が終了した段階の新種牡馬ランキング首位はジャスタウェイ。産駒はJRAで9勝を挙げて、2歳戦の総合ランキングでもロードカナロアに次ぐ2位につけている。ジャスタウェイは産駒数も多くて、競走馬としても一度は世界ランキング1位になるなど、今年の新種牡馬の中では卓越した存在ですから、これは当然と言えば当然。また、これに続く新種牡馬が今年少し低調なだけに、余計にジャスタウェイが際立っている。そんな中、離されてはいるが、夏開催終了時点で産駒3頭が3勝を挙げて、新種牡馬としては勝ち鞍で2位いるのが、アメリカ産のダンカーク。今回はそのダンカーク産駒の傾向に触れてみたいと思う。
新種牡馬ダンカーク
 3勝は芝1200mで2勝、1600mが1勝。新馬勝ちはなくて、全て2戦目から3戦目のもの。この中でガトンは、ダート1800mの新馬戦で1番人気となったが、3秒6差の8着と大敗。次走新潟芝1600mでは6番人気と人気を落としていたが逃げ切り。芝で一変した。同様に福島ダート1150mの新馬戦で1番人気のマイネルアルケミーは2秒3差の7着に敗れたが、2戦目は芝1200mで8番人気ながらタイム差なしの3着に踏ん張った。そして秋開催に入って、先週の日曜中山1R芝1200m戦を逃げ切った。
 ダンカークはアメリカのダートでGI2着2回、芝の経験は1度もなくて父がUnbridled's Song、母の父がA.P. Indy、祖母の父がAlydarと血統もダート寄り。それだけにダート戦で人気になるのもうなずけるが、これまでの産駒の特徴から芝向きは確かで、ダートから芝に変わって馬券の旨みがあるのを記憶しておきたいと思う。距離は短距離から中距離まで万能。東京芝1800mの新馬戦でアガラスの2着だったシークレットランという馬もいた。短距離に限ることはない。
解説者:
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