2018年1回中山5日目

開催一覧
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中山 阪神
2018/12/22 (土)
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新潟 小倉 札幌
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福島 中京 函館
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福島 中京 函館
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2018/03/03 (土)
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2018/02/10 (土)
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2018/01/28 (日)
東京 京都 中京
2018/01/27 (土)
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2018/01/21 (日)
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2018/01/13 (土)
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2018/01/08 (月)
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2018/01/07 (日)
中山 京都
2018/01/06 (土)
中山 京都
  馬場コメント
 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土日ともにマイナス0秒5だった。さかのぼって昨年暮れの開催7日目から8日間の馬場差を確認しておくと、マイナス0秒7からマイナス0秒4の間で推移しており、大きな動きは無い。
 月曜日から火曜にかけて雨が降ったものの、その水分は乾いて良馬場だった。3日目がマイナス0秒6からマイナス0秒4への変動だったが、その中間の馬場差となった。開催は進んだ事で、少し馬場が傷み少しだけ時計が掛かるようになったという事。内を通ると不利という程では無いが、極端なスローでなければ外からの差しも間に合う馬場。今週も変わらずCコース使用だが、雨の影響を直接受けなければ馬場差はマイナス0秒4か3辺り。そして内・外に偏りがない馬場のままだろうと推測できる。
 先週の馬場差1800m対象の数値は土日ともにプラス0秒6。1200m対象の数値は土日ともにプラス0秒1だった。さかのぼって8日間の馬場差を確認しておくと、1800mはプラス0秒5からプラス0秒7の間。1200mはプラス0秒1からプラス0秒2の間で推移しており、どちらもほどんと動きは無い。
 恐らく月曜から火曜日にかけての雨が影響して、2日目・3日目より少しだけ速い時計が出るようになったが、この開催のダートの馬場差は安定している。馬場差が安定しているだけなく、1800mは少しでもペースが速くなると先行馬が失速し、差し・追い込み馬が台頭するというパターンも変わっていない。だから中山のダートで差し・追い込み馬を狙うというのは、得策なのかどうか微妙なところはあるが、今の中山ダート1800mで先行してバテた馬は今後どこかで巻き返して来る可能性がかなりある。


  タイム分析
 2018/01/14 (日)  芝=-0.5  Cコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
5R T1600 モルフェオルフェ 牝3 未勝利 1:35.6 -0.4 -0.2 -0.2 -0.4 C B 7.13
6R T1200 ビリーバー 牝3 500万下 1:09.6 +0.1 --- +0.4 -0.3 D C 7.31
10R T1600 ダノンプラチナ 牡6 ニューイ 1:34.5 +1.2 -0.2 +1.4 -0.4 E D 9.25
11R T2000 ジェネラーレウーノ 牡3 京成杯(G3) 2:01.2 -0.3 --- +0.2 -0.5 C D 6.27
12R T2200 ユニゾンデライト 牡5 1000万下 2:18.4 +4.5 -1.1 +4.0 -0.6 SL D 5.09
 2018/01/14 (日)  ダ=+0.6 / 1200m=+0.1
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R D1200 ナイツブリッジ 牡3 未勝利 1:13.2 +0.2 --- +0.1 +0.1 C D 7.54
2R D1800 デルマカルヴァドス 牡3 未勝利 1:57.9 +2.0 --- +1.4 +0.6 E D 7.94
3R D1800 ミズカゼ 牡3 新馬 1:59.8 +3.5 --- +2.9 +0.6 E C 8.73
4R D1200 デピュティプライム セ5 500万下 1:11.8 -0.1 --- -0.2 +0.1 C C 7.21
7R D2400 ダウンザライン 牡4 500万下 2:36.6 +0.7 --- -0.1 +0.8 C D 8.19
8R D1800 ソレイユドパリ 牡4 1000万下 1:53.7 +0.5 --- -0.1 +0.6 C C 7.75
9R D1200 コパノマイケル 牡5 初春SH1600 1:11.0 +0.3 --- +0.2 +0.1 C D 8.77

中山2R 3歳未勝利 タイムE
 基準より1秒4遅い勝ちタイム。
中山3R 3歳新馬 タイムE
 基準より2秒9遅い勝ちタイム。
中山5R 3歳未勝利 注目
11着:ドルチェラヴィータ 
11着だったドルチェラヴィータについて。まずスタートダッシュが鈍くて後ろからになったが、4コーナーではこの後良い感じで上がって行く。しかし、そこで内から弾かれてバランスを崩し、その後は完全に辞めてしまった。辞めてしまったので、不利がなければどのぐらい伸びていたのか想像するのは容易ではないが、新馬戦では前残りの展開を外から追い込んで来て、上がり600mはメンバー中最速だった。そもそも1600mでは距離不足というレースぶりでもあるので、東京2000m辺りに出てきたら狙いたい。優先出走権がないので、次の東京開催で芝の未勝利戦に出られるかどうかは微妙ではある。
中山10R ニューイヤーS タイムE
 基準より1秒4遅い勝ちタイムだった。
中山11R 京成杯 重賞
 タイムランクはC・メンバーランクはDだった。コスモイグナーツが離して逃げていたが、2番手ジェネラーレウーノ以下後続が接近していく。最初ジェネラーレウーノも行くような構えだったが、内のコスモイグナーツが譲らずに1000m通過59秒7と少し速くなった。少し離れた2番手になったジェネラーレウーノは、3コーナーから4コーナーにかけて地力で差を詰めて行って、残り200mで先頭。一緒に上がってきたサクステッドを競り落とし、抜け出して少し気を抜いた感じになったが、コズミックフォースの追い込みも封じて押し切った。
1着:ジェネラーレウーノ 勝ち馬注目
ジェネラーレウーノはスローペースで2回逃げ切っていたが、2回とも行きたがったり物見したりで、ちょっと危なっかしいレース内容だった。むしろ今回のように何かに行ってもらってペースが速くなった方がレース運びは楽なようで、力強い勝ちっぷりだった。デビュー前の函館の追い切りで怪物登場みたいな扱いをされていた程潜在能力は高くて、その潜在能力が楽ではない展開で発揮されたと見る。ちなみにホープフルSと馬場差は同じで、1000m通過は京成杯が0秒1遅く、勝ちタイムは0秒2速い。だからホープフルSより京成杯の方がレベルが高いという程、単純な話ではないがGIとGIIIだが、レベルに大差がないという事は重要。また、速めの流れで先行して強いというのは、多頭数のクラシックでは大きな武器になり、皐月賞の有力候補になったと思う。
2着:コズミックフォース 
2着コズミックフォースの最後の伸びは目立ったが、全体としては差しやすい流れだったと私は思うので、ジェネラーレウーノとは着差以上の力の差があると思う。ただ、この馬差し一手というタイプではないはずで、今後の展望は開けたと思う。
3着:イェッツト 
3着のイェッツトは最後に伸び負けしたが、キャリア1戦で直線で馬群を縫うように差して来ての好走というのは、精神面を含めて立派だと思う。
13着:デルタバローズ 
3番人気のデルタバローズが13着だった。この馬血統だけ見たらダートの短距離向きなので、本当に芝2000mで走れるのかよぉと思いつつ、堀厩舎なので△つけたが、ペースが遅くなったとは言え、この止まり方は明らかに距離が長いと思う。いずれはダートの短距離で活躍する馬だと思う。
中山12R 4歳上1000万下 タイムSL
 前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとする。

  馬券Summary
中山ダート1200mはなぜ外枠有利なのか
 中山ダート1200mと言えば、外枠有利。
中山ダート1200mはなぜ外枠有利なのか1
これは数字にもハッキリ出ているが、よく言われる「外枠の方がスタート直後の芝の部分を長く走れるから有利」というのはちょっとはあるのだろうが、根拠としては正しくないと思う。ちなみに、同じ芝スタートのダート、例えば京都ダート1400mは外枠不利でもないが、外枠有利でもない。この一般論としてスタートから最初のコーナーまでの距離が長いほど外枠有利になりやすく、その後のコーナーの半径が小さいほど外枠有利になりやすいという事がある。スタートから最初のコーナーまでが長いと最初のコーナーに入るまでに馬群が縦長になりやすく、外枠でもその後極端に外を回る必要もなく、距離損が少ない。そしてコーナー半径が小さいと内ピッタリを回った場合に窮屈になりやすく、外で伸び伸びと走っている事のアドバンテージが大きいという事。
中山ダート1200mはなぜ外枠有利なのか1
中山のコース図。中山ダート1200mというのは、スタートから最初のコーナーつまり、3コーナーまでおよそ500mある。なおかつ、コーナーの半径というのが、小回りコースと言われている札幌よりも小さい。外枠有利になる要素が2つ揃っているだけであって、芝を長く走れるかどうかはあまり関係ない。また、中山ダート1200m、スタートからずーっと下り坂が続く。なので、前半のペースが速くなりやすく、従って3コーナーでは縦長になっている確率が高い。外を回る不利が非常に小さい上に、内の先行馬が急激にバテて下がってくる事も多く、内の好位にいると特に不利を受けやすいという事。
 ちょっと話が京都に飛ぶが、京都ダート1400m。こちらはスタートから3コーナーまでおよそ600mとかなり長いが、その前半部分が登り坂でペースが上がりにくくてなおかつその後3コーナー・4コーナーが大きい。そのため外枠有利と言うほどではなくなっている。話を中山ダート1200mに戻すと外枠有利なのは、このコースの形によるものであって、スタート地点の芝はそれほど関係ない。内の好位にいると、先行した馬がバテて来た、下がってきた時に不利を受けやすいが、内から先行してなおかつバテないだけの力がある馬なら、それは関係ないという事。近年は中山ダート1200mですら、超ハイペースが減っているので、内枠の先行馬を内枠だからという理由で嫌うのは得策ではないと思う。
解説者:大川浩史(日刊競馬)
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