2018年3回福島6日目

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  馬場コメント
 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス1秒0、日曜がマイナス0秒8だった。さかのぼって6日間の芝の馬場差を確認しておくと、全て良馬場でマイナスの数値だが、開催2週目は雨の影響が残って、1週目・3週目よりは水準に近いに数値だった。
 先週からBコースに替わって2週目のように、雨の影響は残っておらず、時計が出やすくなった。ただ開幕週ほどの高速馬場ではなかった。連対馬を見ると中団・後方から進出した馬が目についた。土日の芝での12鞍のうち、マクりを含めて中団・後方から連対しなかったのは1鞍だけだった。
 先週の馬場差1700m対象の数値は土曜がマイナス0秒2、日曜がマイナス0秒1だった。さかのぼって6日間の馬場差を確認しておくと、マイナス0秒2からプラスマイナスゼロの間で推移している。
 開催を通じて良馬場水準レベルで推移していた。先週の連対馬については目立ったかたよりはないが、前へ行った馬が序盤・中盤をスンナリ乗り切れば粘り粘っていましたし、早く後続がマークしてくれば差しも届いていた。例えば日曜メイン11Rの福島民友カップ、最内枠のドライヴナイトが先手を取ってマイペースで、後半早めに来られて一旦ポジションが下がりながらも、2着に粘っていた。


  タイム分析
 2018/11/18 (日)  芝=-0.8  Bコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
8R T1200 ロードラズライト セ3 500万下 1:08.9 -0.3 --- +0.2 -0.5 C D 11.00
9R T2600 ヒラボクビューン セ4 500万下 2:39.9 -0.8 -0.2 ±0 -1.0 C D 10.21
10R T1800 リリックドラマ 牝4 土湯温泉500 1:47.8 -0.1 --- +0.6 -0.7 D D 8.40
12R T1200 フナウタ 牝4 飯坂温泉500 1:08.8 -0.4 --- +0.1 -0.5 C D 9.13
 2018/11/18 (日)  ダ=-0.1
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R D1700 グレートバニヤン 牡2 未勝利 1:48.0 ±0 --- +0.1 -0.1 C C 5.07
2R D2400 ファイトアローン 牡3 500万下 2:35.4 +0.7 --- +0.8 -0.1 D D 7.00
3R D1700 テンノサクラコ 牝5 500万下・牝 1:46.7 +0.7 --- +0.8 -0.1 D C 8.00
6R D1700 フュージョンロック 牡4 500万下・若 1:46.2 +0.2 --- +0.3 -0.1 C C 5.93
7R D1150 タイセイシュラーク 牡3 500万下 1:09.0 +0.5 --- +0.6 -0.1 D D 9.19
11R D1700 ヒラボクラターシュ 牡3 福島民友 1:45.1 +1.3 --- +1.4 -0.1 E D 8.73

福島11R 福島民友カップ タイムE
 基準より1秒4遅い勝ちタイムだった。

  馬券Summary
何やねん。内も伸びるやんけ
 ネイティブな関西弁で言うと、「なんやねん内も伸びるやんけ、おいおい」という感じ。京都のタイム分析でもお話しした通り、京都の芝は先々週に引き続いて、スローペースの競馬が多かった。特にG1が行われた、マイルチャンピオンシップ当日とか、先々週のエリザベス女王杯当日はその傾向が顕著だった。
何やねん。内も伸びるやんけ
 ただ、スローだからと言って先行有利だったかと言えばそうではなくて、差し馬が幅を利かせていたのは先々週と同じだった。ただ、大きく違う点が一つあって、それは内・外のコース取りの違い。先週は内が荒れていると考える騎手が多かったようで、最後の直線に向くと馬場の内を開けて走る馬が増えて来て、馬群が結構バラけるケースが多くなって来た。結果、内にスペースができて、そこを突く形で日曜後半は、内から差す馬が馬券に絡むケースが増えた。例えば日曜7Rの2着ゴールドハット。9Rは3着のスマートセラヴィー、10Rはテーオービクトリーが勝利した。結局、ジョッキー達の意識も、「なんやねん、内も伸びるやんけ」って事になって、マイルチャンピオンシップでわかりやすく1着1番2着2番3着3番という3連単で決着した。ですから内を突いた馬が、ワンツースリーという結果になった。今週で京都開催も最終週なので、開催前半と比べると馬場傾向が、やはり1日のうちで目まぐるしく変化していく。その点は容易に想像がつきますし、その流れを早く読み取って、日曜後半の馬券作戦に結びつけたいと思う。
解説者:
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