4R2歳新馬 |
タイムランクBのレース |
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基準より0秒4速い勝ちタイムだった。ブラックアルテミスがハナ、2番手にヨンクが続いて4コーナーにさしかかるが、ヨンクが先頭に立ち、その外にジーナアイリスが接近して来る。さらにその外から1番人気のガルヴィハーラが上がって来て、直線で抜け出して1着。その後5馬身離れて、内を突いたブリッツェンシチーがジーナアイリスを交わして2着となった。 |
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1着 |
ガルヴィハーラ |
勝ち馬の中から次走注目できる馬 |
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単勝1.5倍の1番人気に支持されたガルヴィハーラが勝った。その1着ガルヴィハーラ、ちょっと硬さがあって、道中は鞍上が促して中団を追走していた。4コーナー手前から外を追い上げて行って、前を交わして追われると、それまでとはフットワークが一変した。ラスト200mは12秒3。ラストで手綱を緩めた場面を含めただけに、この数字は秀逸。ゴールドアリュールの牡馬で、エピカリスやルヴァンスレーヴなど、ダートで伝説の新馬勝ちを生んできた萩原厩舎所属。ルメール騎手が競馬を教え込んだ感触もあって、この内容でいてさらに一変する余地を残している。将来性は高いと思う。 |
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2着 |
ブリッツェンシチー |
2着ブリッツェンシチーはその通り5馬身差。ランクはCになる。勝ち馬の後方でさらにズブさを見せていたが、内をロス無く追い上げる事ができて、3着馬をゴールまで交わした。ベルシャザールの牡馬でダート向き。少し追い不足だったので、まだ良くなると思う。 |
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3着 |
ジーナアイリス |
3着ジーナアイリス。これはゴールドアリュールの牝馬で、母はフローラS勝ちのディアジーナ。526キロの大型馬で、調教時計が少なめだったので、中身は少し緩かったと推測する。4コーナー手前から先頭のヨンクに並びかけて行って、これを5着に失速させた。迫力ある先行力が売り。良化度を加味すれば、チャンスは近いと思う。 |
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5R2歳新馬 |
タイムランクSのレース |
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前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとする。 |
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8R3歳上500万下 |
タイムランクBのレース |
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基準より0秒5速い勝ちタイムだった。プタハが逃げて直線に入って行くが、外からシュバルツリッターが上がって先頭に立って行く。しかし、レッドシルヴィが追って抜け出す。さらにアシェットが追い上げて来たが、レッドシルヴィがクビ差凌いで1着。2着アシェットから1馬身半離れて、シュバルツリッターが3着だった。 |
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1着 |
レッドシルヴィ |
レッドシルヴィ、およそ2年ぶりの勝利となった。その1着レッドシルヴィ、先に動いたシュバルツリッターを目標に仕掛けて、直線で抜け出して2着馬の追撃を余裕で凌いだ。全3勝が中山で2走前の福島1800mでハナ差2着。対して前走の新潟外回りは、0秒4差の4着に敗れている。コーナー4回のコースが得意で、東京や新潟では切れる脚がないので、苦戦する。今回は条件も適していたが、高レベル勝ちですから、地力強化も確か。アルゼンチン共和国杯を勝ったルルーシュの半妹。元々素質は高かった。昇級しても適鞍なら侮れない。 |
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2着 |
アシェット |
そして勝ち馬にクビ差2着が1番人気のアシェット、3着が3番人気シュバルツリッターで人気馬が上位を占めた。2着のアシェット、こちらは逆に東京とか新潟が良くて、中山が苦手だったが、能力の高さと状態の良さ、捌きやすいメンバー構成で克服した。1800mをこなせたのも収穫だった。 |
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3着 |
シュバルツリッター |
そして勝ち馬にクビ差2着が1番人気のアシェット、3着が3番人気シュバルツリッターで人気馬が上位を占めた。3着のシュバルツリッター、完全タイム差はプラス0秒3でCランク。ここまで中山は4戦3連対。コース巧者らしく立ち回れていたが、1800mは1ハロン長いと思う。中山1600mなら上位候補。 |
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9R木更津特別 |
注目レース・馬 |
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勝ったフレッチアについて。 |
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1着 |
フレッチア |
これで3連勝。全ての騎乗したルメール騎手は中山1600mで掛かった経験があり、今回は他馬が動いても徹底して折り合い重視の競馬。そのために4コーナーから直線は馬群に包まれたが、ヨシノザクラの外に出して進路を確保すると、残り100mから一気に前を抜き去った。素質は恐らくオープン級だと思う。この距離でも1600万なら大丈夫だと思うが、その上に行った際は1400mがベストな気がする。 |
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10RながつきS |
タイムランクBのレース |
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基準より0秒4速い勝ちタイムだった。ヨンカーが先手を取って2番手にアレットで4枠の2頭が前に居て、直線に入って行った。アレットが一旦先頭に立つが、外から後続が上がって来る。タガノヴィッター・ハットラブが伸び、ハットラブが抜け出して1着となった。タガノヴィッター、その内アスタースウィングが3着という結果になった。 |
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1着 |
ハットラブ |
ハットラブはこれで中山ダート1200mで4勝目。1着ハットラブ、1000万勝ちが長期休養明けだった。今回3ヶ月半ぶりも問題なかった。これで中山ダート1200mは5戦4勝。唯一の5着がオープン相手の千葉Sだったが、相手が強かった以上にペースが緩くて出遅れも痛かった結果。今回、自身の上がり600m推定は何と34秒6。この鬼脚がオープンで通用しない訳は無い。ただ、麦秋Sでもユラノトの0秒4差3着があるとは言っても、オープンの東京1400mは一考を要する。この日2勝、菊沢騎手も責任を果たせて嬉しかったはず。 |
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2着 |
タガノヴィッター |
そして2番人気タガノヴィッターが2着、3番人気アスタースウィングが3着で、3着まで人気通りの決着だった。2着のタガノヴィッター、勝ち馬に0秒1差でギリギリBランク。前走9着が負けすぎで、完調とも思えなかったが、地力で差し込んで来た。ここ5戦中稍重が4回、重が1回ここで勝ちはぐってきたのは、水分を含むダートもあったのかもしれない。乾いた良馬場なら、信頼性は高い1頭。 |
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3着 |
アスタースウィング |
そして2番人気タガノヴィッターが2着、3番人気アスタースウィングが3着で、3着まで人気通りの決着だった。3着のアスタースウィング、前走1000万下の苗場特別勝ちがBランクだった。ここも勢いで通過してしまいそうだったが、前の2頭を交わしたところを決め手の差で差し込まれた。それでも完全タイム差はマイナスで、準OPにも目処が立てていた。 |
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11R京成杯AH |
重賞プレイバック |
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タイムランクがD・メンバーランクはCだった。ウインガニオンが先手を奪って4コーナーに入った。前半800mが46秒9、後半が45秒5。ペース的にはスローに属すが、その割に先行争いが激しくて、それを途中からウインガニオンが交わして行くなど、前に行った組にはラップ以上に負担の大きな競馬になってしまった。不利のない外枠から、外から力のある馬同士、ミッキーグローリーとワントゥワンが追い込んで来て、ワンツーということ。 |
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1着 |
ミッキーグローリー |
ミッキーグローリーが抜け出して重賞初制覇。長期休養後は6戦4勝。あっと言う間に重賞制覇まで上り詰めて来た。昨年暮れ、1000万の中山1600mで今回も出走していて、0秒2差5着のゴールドサーベラスを3馬身差2着に下していて、これがここでも通用の布石になっており、この条件の適性を物語っていた。また、ルメール騎手は2走前の東京戦3着時に騎乗していて、当時引っかかって負けた経緯がある。だからこそ、自分の位置でじっくりと構えて、それによって瞬発力を最大限に引き出した。次はマイルCSという事。ただ、前走の福島の強さと今回の中山を重ね合わせると、小回りで一瞬の切れを活かす競馬の方がベターな気もする。 |
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2着 |
ワントゥワン |
その後ワントゥワンだが、関屋記念に続いて2着。ロジクライ3着だった。2着のワントゥワン、最後方から直線一気。前走の関屋記念2着と良い、本当に素晴らしい脚を使う。ただ、平坦はともかくとして、中山1600mは本質的に長い面があって、意外と脚の使いどころに難しさがある。仮に東京なら1400mがベストだと考える。 |
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3着 |
ロジクライ |
その後ワントゥワンだが、関屋記念に続いて2着。ロジクライ3着だった。3着のロジクライ、内枠から他馬が行くとスッと下げて好位直後。4コーナーでは少し包まれたが、直線に入ると前がキレイに開いた。伸びてはいるが、外の2頭とは決め手の差が歴然としていた。本質は先行粘り込みが身上で、溜めても切れる脚で劣る。東京や中京、広いコースで伸び伸びと走るのが合うタイプで、中山は合いそうで合わない。そんな気がする。 |
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