2020年1回東京7日目

開催一覧
2020/12/27 (日)
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2020/12/26 (土)
中山 阪神
2020/12/20 (日)
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2020/09/27 (日)
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福島 阪神 函館
2020/07/12 (日)
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2020/07/11 (土)
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2020/03/31 (火)
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2020/03/29 (日)
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2020/03/28 (土)
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2020/03/22 (日)
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2020/03/15 (日)
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2020/01/25 (土)
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2020/01/05 (日)
中山 京都
  馬場コメント
 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス0秒7、日曜がマイナス0秒6。あお、土曜については3400m対象の馬場差はプラスマイナスゼロだった。まずは遡って8日間の馬場差を確認しておくと、マイナス1秒6でスタートし、開催が進むにつれて徐々に時計が掛かって行った。その中で6日目だけは雨の影響で、プラスの数値となっている。
 まず先週は土日ともに良馬場だったが、同じDコース使用での開催最終週で3週目までの良馬場開催と比較して時計の掛かるコンディションだった。そして土曜は強風の影響を受けた。特に3400mの土曜11レースG3ダイヤモンドステークスは、コースを1周半しますので、一層風の影響を受けた事から、他の距離とは別に数値を表示した。なお3400m自体の数値であって、2000mに換算したモノではない。連対馬の脚質を見ると、土日で対照的な結果となり、土曜は中団・後方の馬がほとんどで、逃げ・先行馬はゼロと。これは強風の影響もあったのかもしれない。
 先週の馬場差1600m対象の数値は、土日ともにマイナス0秒4。なお、土曜については2100m対象の馬場差はプラス0秒2だった。遡って8日間の馬場差を確認しておくと、前半2週は水準レベルで推移しているが、後半2週はマイナスの数値になった。
 ダートも土曜は強風の影響を受けた。東京ダートは1600m以下は向正面からのスタートに対し、2100mだけは馬場を1周するので、その分風の影響を強く受ける、土曜2Rと10Rにはこの数値が適用される。


  タイム分析
 2020/02/22 (土)  芝=-0.7  Dコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
5R T1600 クロノメーター 牡3 未勝利 1:35.1 -0.7 --- -0.1 -0.6 C C 7.53
6R T1800 レッドサーシャ 牝3 新馬 1:50.1 +1.0 --- +1.6 -0.6 E D 10.75
8R T2000 サトノフウジン 牡3 フリージ(1勝) 2:01.1 -0.1 --- +0.6 -0.7 D D 7.17
11R T3400 ミライヘノツバサ 牡7 ダイヤモH(G3) 3:31.2 +1.1 --- +1.1 ±0 E D 7.60
12R T1400 ソーラーフレア 牡5 2勝クラス 1:21.9 +0.2 --- +0.7 -0.5 D D 5.77
 2020/02/22 (土)  ダ=-0.4
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R D1400 クールマキシマム 牝3 未勝利・牝 1:25.8 -0.3 --- +0.1 -0.4 C C 7.07
2R D2100 リュードマン 牡3 未勝利 2:16.7 +2.6 --- +2.4 +0.2 E C 8.13
3R D1400 プロヴィデンス 牡3 1勝クラス 1:25.3 ±0 --- +0.4 -0.4 D C 7.50
4R D1600 パイロテクニクス セ4 1勝クラス 1:38.2 +0.2 --- +0.6 -0.4 D D 7.60
7R D1400 グラデュエイト 牡5 1勝クラス 1:24.6 -0.3 --- +0.1 -0.4 C C 5.81
9R D1600 アフターバーナー セ6 2勝クラス 1:36.9 -0.3 --- +0.1 -0.4 C C 7.56
10R D2100 マスターフェンサー 牡4 金蹄SH(3勝) 2:11.4 +1.0 --- +0.8 +0.2 D D 7.93

東京1R 3歳未勝利 
1着:クールマキシマム 通信簿
 1番人気1着だった。まぁこのメンバーでは負けられないと思っていましたが、何しろ5馬身差なので、見事だった。もうこれは上のクラスでも通用するでしょう。
東京2R 3歳未勝利 タイムE
 基準より2秒4遅い勝ちタイムだった。
東京5R 3歳未勝利 注目
1着:クロノメーター 
 1着クロノメーターはダービー卿チャレンジトロフィーを勝ったマジックタイムの半弟になる。父がハーツクライからゴールドシップに変わったが、マジックタイムと同じように1600mを得意としている模様。1戦ごとに能力を向上させ、休み明けとなった3戦目を快勝した。上のクラスでもここまで3戦と同じ東京なら、すぐにでも通用しそう。ただし、他の競馬場でどうかはまだ何とも言えない。
2着:ノーエクスキューズ 
 次走を狙うとすれば2着ノーエクスキューズだろう。この馬はデビュー戦の前走、昨年7月の函館の新馬戦で直線ステッキを入れられると内側へ逃避し、他馬と接触して躓く不利があった。今回その辺を考慮してか、ノーステッキで2着。オープン馬ロッカフラベイビーの半弟で、今後気性が成長すれば出世できる器ではないでしょうか。
東京6R 3歳新馬 タイムE
 基準より1秒6遅い勝ちタイムだった。
東京7R 4歳以上1勝クラス 注目
1着:グラデュエイト 
 グラデュエイトが逃げ切った。残り300mから追われると、グイグイ差を開いて5馬身差の圧勝だった。グラデュエイトは5歳馬だが、1勝目を挙げた一昨年6月の後、昨年8月にかけて4度の休養を挟んで、ちょっとしばらくスランプだった。しかし、昨年11月からは3走連続2着と調子を上げ、今回は圧勝で2勝目をモノにした。まぁようやく波に乗って来たと考えれば、上のクラスでもいきなり通用してもおかしくない。
3着:ポップアップスター 
 ただし狙いは3着ポップアップスターだろう。互角のスタートを下げて後方からになった。直線はしばらく進路が無かったが、残り300mでようやく外へ出すと鋭い伸びで3着している。他の上位馬が全て先行勢で前残りの競馬だっただけに、この脚は強調できる。長期休養を経た昨年2月以降は勝てないまでも、大敗がない。そろそろ勝ち上がれるのではないだろうか。
東京9R 4歳以上2勝クラス 
2着:オンザロックス 解説危険
 この馬も2戦連続2着ですから、次走人気になると思われるが、この馬実はコースを選ぶ。良積は小倉と東京ダートに集中していて、坂のある中山・阪神・中京は苦手としている。ですから、まぁそれ以外のコースを選ぶとすると、間隔が開いてしまいますので、使い詰めで成績を上げて来たので、休養にも不安がある。
東京11R ダイヤモンドS タイムE
 基準より1秒1遅い勝ちタイムだった。タイムランクがE・メンバーランクはDだった。ロサグラウカが先頭で直線。例年途中で緩んで残り1000mもしくは800mから速くなる事が多いレースだが、今年は最初から最後までほぼ12秒台のラップを踏んで、その代わり上がりも速くならない、非常に珍しい平均ラップのレースとなった。残り400mでオセアグレイトが逃げたロサグラウカを交わし、一時はこのままかと思わせたが、最後は内から抜けたミライヘノツバサと大外から突っ込んで来たメイショウテンゲンのマッチレース。3着もオセアグレイトとレノヴァールの写真判定になった。
1着:ミライヘノツバサ 
 抜け出した2頭の激しい追い比べはミライヘノツバサがハナ差外のメイショウテンゲンに競り勝った。1着ミライヘノツバサだが、タイムランクがEなのは風の影響が多分にあったからではないかと思う。ペース的には緩みのないスタミナが問われレースだった。ミライヘノツバサは約3年ぶりの勝利だが、得意の長距離・スタミナ比べのレース・ハンデ54キロ、これらが全て上手く行ったと思う。最後は苦しがったのか、ちょっと外へヨレたが、まぁこれある程度は仕方がないでしょうかね。東京競馬場は土日ともに重賞で最低人気が馬券に絡んだ。まぁ難しい開催だったという気がする。
2着:メイショウテンゲン 
 2着メイショウテンゲンだが、3走連続3000m以上のレースを使って馬が長距離仕様になって来た。最後はバテ合いのスタミナ勝負で上がりが掛かったが、直線大外に出してからの末脚は見事だった。
3着:オセアグレイト 
 3着争いも接戦だった。この3着争いは内のオセアグレイトがレノヴァールにハナ差先着。3着オセアグレイト、この厳しいラップを先行して、直線1度はこのまま行くかという見せ場を作った。最後離されたのは仕方ないだろう。キャリアの浅い4歳馬で、今後楽しみ。
4着:レノヴァール 
 それから4着レノヴァールだが、3コーナー過ぎから仕掛けて直線では一旦先頭に立つ積極的なレースだった。最後はミライヘノツバサが外へ斜行して不利があったのが残念だが、まぁこのペースでは健闘の4着だろう。
7着:タガノディアマンテ 
 1番人気で7着のタガノディアマンテ、抑えて最後方から追走。まぁ2周目向正面から外へ逃げ気味となって、4コーナー大外。しかし直線は中団まで上がるのがやっとだった。ちょっと敗因はわからない。

  馬券Summary
春の中山ダートで注目すべき臨戦過程
 今週から開催場が変わって、関東は中山。関西は阪神が舞台となる。昨年の春開催の3歳新馬戦を除く全レースについて、前走の成績をチェックすると2・3回中山ダートで注目したい数値が出た。サンプルが20以上になる前走競走馬別の成績を表示した。
春の中山ダートで注目すべき臨戦過程
 前走が東京・中山だった馬の率は同じぐらい。それから中京・阪神・小倉はやや落ちる印象。そして勝率・連対率・3着内率全てで1位なのが、前走京都。前走京都の成績の内、前走勝った馬・前走2秒以上負けた馬を削除すると、さらに率がアップする。真ん中のやつ。しかも単勝回収率128%・複勝回収率145%と何も考えずに買うだけでプラスになるお得な条件という事になっている。前走京都で負けた馬、よく見てみると中山で巻き返した理由がいくつか浮かび上がってくる。まず前走京都で先行して大バテした馬が、中山で巻き返した例がいくつもあった。平坦の京都よりも、まぁ急坂のある中山だと後続も追走に苦労するため、先行策がハマったと考えられるんじゃないだろうか。
次に休み明けの京都を使って中山で変身という例、これもいくつか見受けられた。言わばあらかじめターゲットを絞って中山ダートを狙って来る馬。なお、京都から中山と言うと栗東の馬が多いのではないかと思われるかもしれないが、一番下の表だが、出走数は互角で勝利数は美浦の方が多く、率も高い。つまり、あえて京都に遠征してから中山を使った美浦の馬が好成績を残していると。これはねぜひ覚えておいていただきたいと思う。
解説者:市丸博司(パソコン競馬ライター)
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