2020年2回中山9日目

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2020/03/29 (日)
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2020/03/22 (日)
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2020/03/21 (土)
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2020/01/25 (土)
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2020/01/12 (日)
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2020/01/06 (月)
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2020/01/05 (日)
中山 京都
  馬場コメント
 先週は金曜からの3日間開催で、芝の馬場差2000m対象の数値は金曜がマイナス0秒5、土曜がマイナス0秒6、日曜がマイナス0秒5だった。まずは遡って9日間の馬場差を確認しておくと、3日目まではマイナス1秒台だったが、その後雨の影響でプラスの数値になり、先週はマイナスゾーンに戻った。
 木曜の深夜に雨が降ったが、3日間全て良馬場だった。これがまぁ久しぶりの良馬場で、なおかつ先週火曜日に芝を刈っているのでマイナスの馬場差になった。数値に大きな動きはないが、土曜は金曜よりも乾いてマイナス方向に動き、日曜は芝の傷みが進んで水準方向に動いた。芝にも風の影響はあったと思われるが、ダートよりは影響が小さく、また金曜の特に風が強かった前半の時間帯に芝のレースはなかったので、変動にはなっていない。また1200mが無かったので、距離別に馬場差を分ける必要もなかった。今週はAコース連続使用5週目となるが、芝が成長する時期なので、雨や風の影響がなければ先週より馬場差はマイナス方向に動く可能性もある。そしてBコースに移る来週以降は、さらに速い時計が出るようになる可能性がある。
 先週の馬場差1800m対象の数値は金曜がマイナス0秒1からマイナス0秒6への変動、土曜・日曜はともにマイナス0秒7だった。1200m対象の数値は金曜がプラスマイナスゼロからマイナス0秒6への変動、土曜がマイナス0秒7、日曜がマイナス0秒6だった。遡って9日間の馬場差を確認すると、ほとんどマイナスの数値だが、雨の影響度によって時計の出方が異なる。特に3週目は速い時計の出るコンディションだった。
 3日間全て良馬場だったが、木曜深夜の雨の影響で金曜はしっとりと水分を含んでいて、そこから土曜・日曜と乾いて行った。しかし、先週の中山のダートはそれよりも風の影響が大きかった。まず金曜日は北風で、最後の直線が向かい風だった。特に1Rから3Rまではかなり強い風が吹いていて、そのため馬場差は変動になっている。土曜・日曜は南風で、最後の直線が追い風。特に日曜の方が強かった。土曜は金曜より馬場は乾いていたが、金曜とは風が逆になった上に弱くなったので、1800m以上も1200mも金曜の後半より少し速い時計が出るようになった。日曜は土曜よりさらに乾いたので、風の影響がなければ1800mも日曜は土曜より水準方向に動いたはずだが、強い追い風の部分を2回通るので、馬場差は土曜と同じだった。1200mは土日の風速の違いがほとんど影響せず、乾いた分だけ日曜は土曜より少し時計が掛かるようになった。


  タイム分析
 2020/03/22 (日)  芝=-0.5  Aコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
5R T1600 ロジアイリッシュ 牝3 未勝利 1:36.1 +0.3 --- +0.7 -0.4 D C 8.63
6R T2000 マイネルポインター 牡3 未勝利 2:03.0 +0.3 --- +0.8 -0.5 D D 7.06
8R T2000 ガロシェ 牝4 1勝クラス 2:02.1 +0.6 -0.6 +0.5 -0.5 D D 6.36
9R T1600 クラヴィスオレア セ4 鎌ケ谷特(2勝) 1:34.9 +0.6 -0.3 +0.7 -0.4 D D 7.10
11R T1800 ガロアクリーク 牡3 スプリン(G2) 1:49.8 +1.8 -0.9 +1.4 -0.5 SL C 6.10
 2020/03/22 (日)  ダ=-0.7 / 1200m=-0.6
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R D1800 ディンブラ 牝3 未勝利・牝 1:56.9 +1.3 --- +2.0 -0.7 E D 5.71
2R D1200 スイ 牝3 未勝利 1:12.0 -0.8 --- -0.2 -0.6 C C 4.87
3R D1800 シンクロゲイザー 牡3 未勝利 1:56.2 +0.6 --- +1.3 -0.7 E C 5.64
4R D1200 スズノフブキ セ6 1勝クラス 1:12.0 +0.1 --- +0.7 -0.6 D D 9.07
7R D1800 モッズストーン セ4 1勝クラス 1:54.5 +0.5 --- +1.2 -0.7 E D 8.22
10R D1800 ロードアクシス 牡5 韓国馬H(3勝) 1:52.3 -0.1 --- +0.6 -0.7 D C 6.75
12R D1200 スズノウメ 牝4 2勝クラス 1:11.3 ±0 --- +0.6 -0.6 D C 8.00

中山1R 3歳未勝利・牝 タイムE
 基準より2秒0遅い勝ちタイムだった。
中山3R 3歳未勝利 タイムE
 基準より1秒3遅い勝ちタイムだった。
中山6R 3歳未勝利 注目
 6着だったスプリッツァーについて。
6着:スプリッツァー 
 出遅れて前半は後方にいる。4コーナー手前から外を回って追い上げを図ったが、前にいたブルームラッシュが右ムチに反応して外に斜行したため、少しブレーキをかけた上に更に外へ振られてしまったが、そこから立て直してしぶとく伸びて来た。まずで遅れを何とかしないと勝ち切るのは難しいかもしれないが、出遅れた挙句に後ろの方で折り合いを欠いていた前走と比べると、大分進境があった。次走は少なくても連勝式の相手には買うべきですし、そのうち勝ち上がるだけの能力はあると思う。
中山7R 4歳以上1勝クラス タイムE
 基準より1秒2遅い勝ちタイムだった。
中山8R 4歳以上1勝クラス 注目
 3着だったフラッフィーベアについて。
3着:フラッフィーベア 
 いつもテンションが高い馬だが、今回もお客さんのいないパドックで2人引きでかなりチャカチャカしていた。レースでも1コーナー手前から行きたがっていて、3コーナーで外から来られるともう我慢しきれない感じで先頭に立つ。そうしたら今度は手応えが悪くなったが、直線半ばで飲まれそうになってから、もうひと伸びしてギリギリまで粘っていた。超スローペースを先行していたとは言え、あれだけ引っかかっていてはスタミナの消耗は激しいはず。それなのに最後に脚を使えたのは能力があるからだろう。次走思い切って1600mぐらいまで距離を短縮して来たら狙いたいと思う。
中山10R 韓国馬事会杯 
4着:メイショウササユリ 解説危険
 この馬の特徴として良い脚を一瞬しか使えないという事があるが、今回のように人気になって正攻法の競馬をすると伸びない。と言うか、脚の使い所が難しい。2着だったアレキサンドライトステークスのように、人気薄で脚を溜めてそしてハイペースで先行馬の多くが失速するという展開にならないと、その一瞬の鋭さを活かしきれない。それでも安定しているので、次走も人気になると思うが、人気になればなるほど乗り方が難しいタイプなので、次走も少なくても単勝を買うのは危険ですし、馬連の軸にもできないかなと思う。
中山11R スプリングS タイムSL
 前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとする。タイムランクがSL・メンバーランクはCだった。アオイクレアトールが先手を取った。そしてそのまま4コーナーに入って行く。アオイクレアトールが逃げるというのは、大体皆さんも予想通り、私も予想通りで、そして1000m通過は1分3秒2と超スローペースになった。出遅れたヴェルトライゼンデでも向正面では5番手まで追い上げていて、3コーナーからさらに差を詰めて行ったが、全体のペースはあまり速くならず、直線入り口で8頭がほぼひと塊。位置取りに関係ない瞬発力勝負になった。直線半ばでもまだ5頭は横に並んでいたが、そこからガロアクリークが鋭く抜け出した。ヴェルトライゼンデもじわじわ伸びて、並びかけるが、最後にガロアクリークが伸びて1着。一番外から伸びたサクセッションがフォルコニアをハナ差抑えて3着に入った。
1着:ガロアクリーク 
 ガロアクリークが差し切って重賞初制覇。鞍上のL.ヒューイットソン騎手もJRAの重賞初制覇となった。そして2着がヴェルトライゼンデ、3着争いではサクセッションが先着してここまで3頭が皐月賞への優先出走権を得た。
 ホープフルステークスではヴェルトライゼンデがガロアクリークに2秒4もの差をつけていたが、逆転になった。距離が短くなった事、そして超スローペースからの瞬発力勝負になった事がガロアクリークに大きなプラス要素だったが、まぁそれだけではないと思う。重賞のホープフルステークスで5着以内に入った馬はこれまで、そして今年も皐月賞トライアルを勝った事がない。ホープルステークスが重賞になってから、ホープフルステークス5着以内の馬は次走で1勝・2着4回・3着7回。これ29頭中13頭が1番人気になってこの成績ですから、明らかに良くない。で、唯一の勝ち馬というのがホープフルステークスの次走が皐月賞だったサートゥルナーリアなので、ホープフルステークスで好走してから3か月以内に走ると危ないという傾向がある。こういう臨戦過程だと疲労を取ってからしっかり仕上げるのは難しいのだと思う。
思いっきり余談だが、昨年のホープフルステークスを勝ったコントレールがぶっつけで皐月賞というルートを選択したのは、傾向からすると良いと思う。
ガロアクリークは距離が伸びてペースも速くなるであろう皐月賞ではちょっと厳しい感じがする。
2着:ヴェルトライゼンデ 
 そして2着のヴェルトライゼンデだが、実際にホープフルステークスで中山2000mで好走している訳ですから、皐月賞では上位候補だと思う。まぁ少なくともこのスプリングステークス組では最先着すると思うが、他の路線と比べて有力かとなるとちょっと疑問だと思う。
3着:サクセッション 
 3着のサクセッション、こちらは早めに動いて最後まで脚を使えているが、これまでのレース内容も考慮すると、1800mがギリギリのように思う。
4着:ファルコニア 
 4着ファルコニアは出遅れて前半は後ろ。早めに動き出した事で最後は甘くなったが、オープンで通用する能力は示した。
5着:アオイクレアトール 
 そして5着のアオイクレアトールは超スローペースの逃げで粘り切れなかったが、これまで何回もスローペースで切れ負けしてきた馬。こういう超スローペースの逃げでは意味がないと言うか、持ち味が生きないと思う。
中山12R 4歳以上2勝クラス 注目
 2着のアポロビビについて。
2着:アポロビビ 
 3コーナー手前でサトノテラスが急性心不全で止まって下がって来てしまうが、この時にちょうどトモの辺りに接触してバランスを崩してしまった。それにもめげず直線では目立つ伸び脚で2着まで来た。スローペースで無理に下げて折り合いを欠いた前走も2着には来てますし、要するにダート1200mでは展開が向かなくても道中で大きな不利があっても上位に来ると。その辺りに能力の高さを感じる。前走も今回もタイムは水準より下ではあるが、もうレベルが下がっている時期なので、次走も確実に好勝負になると見る。

  馬券Summary
1月から2月の4歳以上2勝クラス
 前回のこのコーナーでは今年1月・2月の4歳以上1勝クラスで、以前より休み明けの馬の好走確率が上がったという話をした。その原因は前年夏に降級する馬がいなくなったため、レベルが下がるスピードが以前より早くなったから。
1月?2月の4歳以上2勝クラス
 では、今年1月・2月の2勝クラスはどうだったのかだが、降級制度の廃止によるレベル低下スピードのアップというのは1勝クラスと事情は同じだが、1勝クラスと違うのは下のクラスを勝って来る馬がいるということですね。そのためだが、1月・2月の休み明けの馬の成績は以前とほとんど変わっていない。そして、その原因はやはり下のクラスから上がって来る馬がいる事。今年1月・2月の前走で1勝クラスを1着、勝った馬の成績というのは以前の同時期と比べて連対率はかなり高くなっている。1勝クラス・2勝クラスを連勝する馬が少ないのは、夏や秋の前半との大きな違いです。それはこの時期まで来ると、もう1勝クラスのレベルも下がっているからだが、にも関わらず連対率は高い。この時期まで来ての連軸として結構期待できるのは、昇級初戦の馬という事になっている。
解説者:大川浩史(日刊競馬)
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