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逃

先

好

中

追

マ

阪神3R 2歳未勝利 タイムSL

前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。

阪神4R 2歳新馬 タイムＢ

基準より0秒3速い勝ちタイムでした。 　前半は5・6頭が横に並ぶ先頭争いになったんですが、ワイズマンハートが先頭に立つと体列は落ち着きました。4コーナーから2番人気ヨドノゴールドが追い上げて来たんですが、直線は逆に差が開いて来ましたね。結局ヨドノゴールドは苦しくなってしまい、最後に1番人気トーホウグロリアスが2着に上がっています。

1着：ワイズマンハート

ワイズマンハートが6馬身差をつけての逃げ切り勝ちです。ワイズマンハートは今年の小倉大賞典・函館記念で2着した現役オープン馬ドゥオーモの近親です。桜花賞馬シャダイカグラに行き着く血統ですね。まぁ近親にダートの活躍馬はいないんですが、父ヨハネスブルグは芝・ダートを問わず短中距離で活躍馬を出します。今回は逃げられたのが功を奏したのではないでしょうか。今回の体重は478キロ。同じヨハネスブルグ産駒で言えば、466キロでデビューし、500キロ台まで成長して佐賀記念を勝ったナムラカメタローのように、今後成長して行けば面白いですね。

3着：ヨドノゴールド

2着以降は1秒以上離されており、狙いは立ちません。しかし展開が厳しく3着に敗れたものの、勝ち馬を追って頑張ったヨドノゴールドはメンバー次第で面白いのではないでしょうか。

阪神5R 2歳新馬 タイムSL

前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。

阪神6R 2歳新馬 タイムＢ

基準より0秒4速い勝ちタイムでした。

1着：グレイイングリーン 勝ち馬注目

グレイイングリーンが好位から抜け出して勝ちました。1番人気に応えて勝ったグレイイングリーンの母はセントウルステークスと北九州記念を勝ったリトルゲルダです。リトルゲルダは米国産の輸入馬で、In RealityやWild Again、Gone Westなどいろいろな血を引いているアウトブリード血統配合なんですよね。父ディープインパクトとはいかにも合いそうです。セレクトセール当歳で7776万円の値段がついた高額馬です。速いタイムで勝ち、今後も大きく期待できそうですね。ただし、母がリトルゲルダだけに問題は距離伸びてどうかという事ですよね。今回は平均的な流れだっただけに、今のところはちょっとハッキリしません。まずは1600mをこなせるかどうかで将来が変わってきそうだと思いますね。

2着：ワールドバローズ

2着ワールドバローズは新種牡馬ディスクリートキャット産駒ですね。ディスクリートキャットと言えば、アメリカ産のバリバリのダート血統です。G1のシガーマイルハンデを勝っていますね。日本に輸入される前に外国産馬として根岸ステークスを勝ったエアハリファなどを出しています。当然、産駒はダート向きと思っていたんですが、2歳馬の現時点での成績は芝で3勝2着6回。ダートで2勝2着2回。勝率・連対率とも芝が上回っているんですね。果たしてこれは最初だけの現象なのか、今後も続くのか興味深く見守りたいと思います。ワールドバローズは現役3勝クラス、ネリッサの半弟。タイムランクはC相当だけに強調はできませんが、ダートも含めて今後の活躍に期待したいですね。

阪神7R 3歳以上1勝クラス タイムＥ

基準より1秒5遅い勝ちタイムだった。

阪神10R 道頓堀S タイムＥ

基準より1秒3遅い勝ちタイムでした。

12着：タガノスカイハイ 通信簿

8番人気12着でした。前走から3ヶ月半ぶりでそもそも人気になりませんでしたね。ただ、まぁ前走4着だった3勝クラスのタイムランクがEだったのは、覚えておいて損はなさそうです。いつもより前で進めながら直線バッタリ止まってしまいました。クラス慣れするまで少し時間が掛かるんじゃないでしょうかね。

阪神11R みやこS 重賞

タイムランクがC・メンバーランクはDでした。ベストタッチダウンがハナに立ちましたが早めにエアアルマス・クリンチャーが上がって行きます。前半はそれほど速くなかったんですが、中盤が緩まず平均から速めのペースになりました。逃げたベストタッチダウンは4コーナー手前で一杯。エアアルマスも直線で一杯になり、2番手から抜け出したクリンチャーがダート初勝利を重賞で挙げました。クリンチャー以外の先行馬が苦しくなってしまいまして、2着・3着には差し馬が入線するという結果になりましたね。

1着：クリンチャー

クリンチャーが抜け出してダートでは重賞初制覇です。これまで勝てなかったのが不思議なぐらいの強さを見ましたね。前々から勝負するのが一番合っているようで、前走は4コーナーで外が開かなかったのが堪えたんでしょう。ダートではまだ底を見せていないだけに、今後が楽しみになりました。

2着：ヒストリーメイカー

その後2着がヒストリーメイカー、3着がエイコーンでした。2着ヒストリーメイカーですけども、この馬は自分の能力だけはきっちり示すんですけどもね、人気の先行馬が勝手に沈んで行った感じで、2着に躍り出たという感じでしょうか。地方の馬場は合わないようで、阪神はよく走りますね。

3着：エイコーン

その後2着がヒストリーメイカー、3着がエイコーンでした。それから3着エイコーンですけども、後方からいつものようにペースを守って走ったらまぁいつのまにか3着になっていた感じです。今後も展開待ちのイメージはありますね。

4着：エアアルマス

4着エアアルマス、最終的には長期休養明けが堪えたんでしょうかね。馬体重プラス14キロも幾分重かったんでしょうか。

8着：スワーヴアラミス

それから8着スワーヴアラミスなんですけども、好調時と比べると明らかに何かもう別馬になったような感じがします。これで終わるには早いと思われるので、まぁ今後立て直して来れるかどうかという感じでしょうか。

馬券Summary
古馬G1に挑む3歳馬
今週末のG1エリザベス女王杯から古馬のG1レースに本格的に3歳が参戦します。特に今年のエリザベス女王杯では、3冠馬デアリングタクトを欠く布陣で3歳馬が挑むんですよね。 さて3歳馬はアキバ文書果たしてどのくらいやれるのかとちょっと考えてみたいと思います。 　まず過去10年の11月・12月に行われた平地・芝G1における、3歳馬の成績を見てみましょう。なお、今年のように秋の天皇賞が11月に行われる事もありますが、ほとんどは10月に行われるので、対象外としました。 　4つのレースの中で最も好成績なのが有馬記念。次いでジャパンカップ・エリザベス女王杯で、マイルチャンピオンシップはやや劣る結果となっていますね。今週末のエリザベス女王杯については、3着以内に入った30頭の内3歳馬は10頭。占有率は1/3という計算になります。つぶさに見てみますと、過去10年で3歳馬が2頭しか出走していなかった年が3回あるんですね。これら3回では2着1回・4着以下5回。唯一馬券圏内に入ったのは2012年の1番人気ヴィルシーナで2着。他の5頭は全て4着以下に敗れています。逆に言うと、3歳馬が3頭以上出走した7回では、3歳馬が3着以内に必ず1頭以上入っているんですよね。今年は3歳馬が6頭登録しており、3頭以上出走する可能性高そうですよね。となると傾向からは3歳馬が3着以内に1頭以上入る事になるという事になるんですけども、果たしてどうでしょうか。 　次にエリザベス女王杯に出走した3歳馬の過去10年の人気別成績を見てみます。明らかコレ傾向が出ていまして、勝ち馬は5番人気以内。2着・3着馬は全て6番人気以内でした。7番人気以下の馬は16頭出走して全て4着以下と。人気にならない3歳馬は疑ってかかるべきかもしれませんね。
解説者：市丸博司(パソコン競馬ライター)