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馬場差一覧

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逃

先

好

中

追

マ

小倉4R 3歳未勝利 注目

2着以降も次走期待できそうな馬はいません。

1着：シャチ

9戦して1度も3着以内がないシャチだが、9戦中5戦で勝ち馬から0秒5以内。特に12月の2戦はいずれも0秒3差4着で、そろそろと思われた。しかし、前走1月の未勝利戦では直線で完全に前が壁になって、全く追えない時間が数秒あり、それでも6着まで来ていた。今回は5番人気だが、前走のパトロールビデオをちゃんと見ていれば買えたんじゃないかと思う。でシャチは、中山・東京を中心に使われていたが、初めて使われた小倉で結果を出した。馬場が重いのも良かったが、誰も行かないインコースをもう3コーナーからスルスルと上がって行って、そのまま押し切っている。重馬場巧者でなければできない芸当だろう。道悪の際には思い起こしたいところ。ただし、使われつつ上昇してきた馬で、ここで一息入れるとするならしばらく好走を期待するのは難しいかもしれない。

小倉5R 3歳未勝利

5着：トロワシャルム 通信簿

5番人気5着だった。皆さんよくわかっているようで5番人気止まり。それで5着だから前走よりは走ったが、勝つにはいろいろ恵まれる必要がある。

小倉10R 早鞆特別 タイムSL

前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとする。

小倉11R 帆柱山特別 注目

個人的な狙い馬で申し訳ないですが、コンパウンダーの勝ったレースを取り上げる。

1着：コンパウンダー

2週前の放送で申し上げたように、コンパウンダーは前走直線で蓋をされて外へ出られず、9頭立てながら内で囲まれて馬群が密集。ブレーキがかかる大きな不利を受けた。レースにならなかったので、次走は大きなチャンスだと考えて、次走の狙い馬に取り上げた。まぁそしてこの土曜帆柱山特別で、コンパウンダーは3番人気だったが、豪快な勝ち方だった。スタートまずまずだったが、後方に控え4コーナーで外へ出して追い込んで来た。4コーナーで前の2頭の間をすり抜ける時にヒヤッとさせられたが、そこを切り抜ければ手応えは楽で、最後はすごい脚を見せて内を通って逃げ粘るノボベイビーを交わしていた。何しろ馬場差が設定不能だった程なので、まぁこのレースの再現は難しいかもしれない。しかし、過去にも一度好調になるとそれが続いて上のクラスでも続けて好走した経験がある。芝1200mはすぐにはなさそうだが、1400mだとしても上のクラスで狙ってみる手はあるかもしれない。

馬券Summary
春の中山ダートで注目すべき臨戦過程
今週から開催場が変わって、関東は中山。関西は阪神が舞台となる。昨年の春開催の3歳新馬戦を除く全レースについて、前走の成績をチェックすると2・3回中山ダートで注目したい数値が出た。サンプルが20以上になる前走競走馬別の成績を表示した。 　前走が東京・中山だった馬の率は同じぐらい。それから中京・阪神・小倉はやや落ちる印象。そして勝率・連対率・3着内率全てで1位なのが、前走京都。前走京都の成績の内、前走勝った馬・前走2秒以上負けた馬を削除すると、さらに率がアップする。真ん中のやつ。しかも単勝回収率128%・複勝回収率145%と何も考えずに買うだけでプラスになるお得な条件という事になっている。前走京都で負けた馬、よく見てみると中山で巻き返した理由がいくつか浮かび上がってくる。まず前走京都で先行して大バテした馬が、中山で巻き返した例がいくつもあった。平坦の京都よりも、まぁ急坂のある中山だと後続も追走に苦労するため、先行策がハマったと考えられるんじゃないだろうか。 次に休み明けの京都を使って中山で変身という例、これもいくつか見受けられた。言わばあらかじめターゲットを絞って中山ダートを狙って来る馬。なお、京都から中山と言うと栗東の馬が多いのではないかと思われるかもしれないが、一番下の表だが、出走数は互角で勝利数は美浦の方が多く、率も高い。つまり、あえて京都に遠征してから中山を使った美浦の馬が好成績を残していると。これはねぜひ覚えておいていただきたいと思う。
解説者：市丸博司(パソコン競馬ライター)