• 東京
• 阪神
• 福島

馬場差一覧

レース順表示

逃

先

好

中

追

マ

東京1R 2歳未勝利 タイムＡ

基準より1秒1速い勝ちタイムでした。 　2着以下は1秒4以上千切られており、未勝利ならメンバー次第で通用するかもしれませんが、積極的には狙えません。

1着：タケルペガサス

タケルペガサスが今回は先手を奪って逃げ切りました。タケルペガサスが逃げて9馬身差で圧勝しました。あんまり良いスタートではなくて、前半は中団より後ろだったんですけども3コーナー手前で上がって行くと、もう一気に先頭に立って直線は気合をつけるだけ。おいでおいでの大楽勝でした。タケルペガサスは前走の新馬戦、2番手から直線先頭に立ったんですけども、雨の不良馬場で追い込み馬にゴール寸前差されてしまいました。今回のように良馬場では紛れがないということでしょう。まぁいずれにせよ時計は優秀で、オープンでも即通用するはずです。問題があるとすれば、ここ2戦スタートがそれほど速くない事ですね。ハナに立ってしまえばスピードの違いで押し切れる馬なんですが、馬群の中でレースしなくてはならないケースでどうかという事ですね。

東京2R 2歳未勝利 タイムＥ

基準より0秒9遅い勝ちタイムだった。

東京5R 2歳新馬 タイムＢ

基準より0秒8速い勝ちタイムでした。

1着：イグナイター

イグナイターの圧勝でした。イグナイターが3番手から抜け出して圧勝しました。2着には7馬身差ですね。ここまで取り上げたAランクの勝ち馬2頭からは、やや落ちますがそれでも完全タイム差はマイナス0秒8。あと0秒1速ければAランクでした。500キロを超える雄大な馬格で、ここでは能力が違ったようですね。もちろん上のクラスでも通用します。イグナイターはエスポワールシチー産駒です。北海道サマーセールで1歳時に702万円で落札されました。まぁ新馬戦だけでほぼ元を取ってしまった計算ですね。しかも、このタイムだから今後楽しみです。現2歳世代ではエスポワールシチー産駒の4世代目に当たるんですけども、すでにオープン勝ちのある現役馬ショーム、牝馬限定の地方交流重賞で2着2回の現役馬メモリーコウなどを出しています。そろそろ重賞勝ち馬を出しても良いですよね。この世代に期待がかかります。

2着：ジンジャーブラッド

2着ジンジャーブラッドは勝ち馬から7馬身千切られており、狙いは立ちませんが3着以下は4馬身以上離しています。メンバー次第では未勝利クラスなら勝ち上がれるでしょう。ファーストクロップからラウダシオンを出したリアルインパクト産駒で、将来的には芝でも面白いかもしれません。

東京6R 2歳新馬 タイムＡ

基準より1秒1速い勝ちタイムでした。

1着：レモンポップ 勝ち馬注目

レモンポップが後続に差をつけて勝ちました。外国産馬レモンポップが圧勝しました。道中2番手を追走していたんですが、直線に入ると手応えが他馬と全く違いまして、まぁ1頭だけ持ったままで進んで残り300mで気合を付けると、後続を離して行ってノーステッキで3馬身差をつけました。上のクラスでも短い所ならアッサリ勝てるのではないでしょうか。レモンポップの父Lemon Drop KidはMr. Prospector系Kingmamboの直仔で、アメリカの種牡馬です。現役時代はベルモントステークスなどG1を5勝しています。種牡馬としても活躍し、日本に輸入された産駒では種牡馬となったアポロキングダムなどがいますが、まだオープン以上の勝ち馬はいません。なお、Lemon Drop Kid産駒でアーリントンミリオンなどG1を3勝したBeach Patrolが輸入され、昨年から日本で種牡馬となっています。東京ダート1300mはコーナーまでの距離が短く、ペースが上がり辛く、補正が0秒2に入っていますがまぁそれでも上がり600m35秒6は優秀ですね。また、補正が入らなくてもタイムランクはAでした。

2着：サトノムスタング 番組注目馬

2着以下はレモンポップから3馬身以上離された。2着サトノムスタング・3着ヤマニンビオローネも水準以上。タイムランクB相当のタイムで走っており、4着以下には差をつけています。2頭ともに次走を狙ってみたいですね。

3着：ヤマニンビオローネ

2着以下はレモンポップから3馬身以上離された。2着サトノムスタング・3着ヤマニンビオローネも水準以上。タイムランクB相当のタイムで走っており、4着以下には差をつけています。2頭ともに次走を狙ってみたいですね。

東京9R 精進湖特別 タイムＢ

このレースの勝ちタイムは古馬2勝クラスの基準タイムより1秒6速く、2000m対象の馬場差がマイナス1秒0だったことを踏まえましても、 -1.6-(-1.0)＝-0.6 で基準より0秒6速い勝ちタイムでした。

1着：サペラヴィ

1着サペラヴィは休み明けを2回使って型通りに良くなっていました。スローのセントライト記念で大敗しているように、瞬発力がないタイプですね。サトノセシルが作ったハイペースはおあつらえ向きの展開でしたね、4コーナー手前から追っつけ通しだったんですが、ジワジワと伸びてついには差し切っていました。

2着：サトノセシル

好位からサペラヴィが抜け出し、サトノセシルが逃げ粘って2着でした。サトノセシルが平均より速めのペースで逃げました。1000mは59秒0、1400mが1分22秒8、直線バテてもおかしくはなかったんですけども、良く粘って残り200mまではもう逃げ切るのかなという体勢。まぁ残り150mで交わされてから失速しましたが、ここ2戦の内容からすると大健闘と言って良いでしょうね。タイムランクBの立役者です。2000mの平均より速めのペースで粘って2着とは恐れ入りましたね。 サトノセシルは父Frankelの外国産馬で、スローの上がり勝負よりも後続に脚を使わせるハイペース向きだとは言えると思います。素晴らしい粘り腰でした。

9着：デュアライズ

このペースで持ち味が生きなかったのが、1番人気で9着のディープインパクト産駒デュアライズ。ゆったり流れた時の上がり600m33秒台の末脚が武器で、道中脚を使わされるとちょっと厳しいですね。ただ、この馬は近走2度も大敗後に巻き返しており、次走スローペースが見込めるようなら狙ってみたいですね。

東京10R ノベンバーS

5着：サトノウィザード 通信簿

1番人気5着でした。内を突いて前が詰まったりはしなかったんですけども、どうも狭いところにいると脚を使い切れないようですね。ロスがあっても外に出したい馬なのかもしれません。

東京11R 京王杯2歳S 重賞

タイムランクがD・メンバーランクはCでした。リメスが先手を取りましたが、直線に入ってモントライゼが先頭に立って行きます。前半のペース、やや遅めで上がりの速いレースとなり、しかも2番手から抜け出したモントライゼがインを大きく空けて4コーナーを回りました。これが正解で、馬場の悪いインに突っ込んだ先行・好位勢は苦しくなって全て脱落と。モントライゼが余裕十分の手応えから快勝。2着争いは外から差し馬が次々に突っ込んで来るレースとなりました。

1着：モントライゼ

モントライゼが抜け出して重賞初制覇です。逃げるリメスを1頭で大名マーク。ルメール騎手は自分の好きなコースを走れる体制に持ち込めたんじゃないでしょうかね。直線半ばまでは持ったままで後続を待ち、馬場の良いギリギリを走って残り200mから仕掛けて快勝しました。問題があるとすれば、能力を出し切っているように映る事ですね。今後は距離への対応が課題でしょうか。

2着：ロードマックス

そして外から伸びたロードマックスがユングヴィを交わして2着でした。2着ロードマックスは距離短縮と東京競馬場へのコース変更が好走要因でしょうか。直線大外から上がり最速の33秒7で2着を奪取しました。伸びるコースを選んだのも良かったですね。

3着：ユングヴィ

そして外から伸びたロードマックスがユングヴィを交わして2着でした。それから3着ユングヴィですが、早めに外に出して一時は完全に2着かと思われたんですけども、後ろの馬にやられて3着と。まぁ前走の圧勝劇は伊達ではありませんでしたね。

4着：ストライプ

4着ストライプ、直線半ばからは外のユングヴィとの2着争いになったんですが、最後に内へ進路を取った所、外から勝ち馬に寄られてしまったのが堪えましたね。

5着：リフレイム

それから1番人気で5着のリフレイム、直線に入ってからなかなか前が開かず、ようやく開いたのは残り200mを切ってからでした。少しもったいないレースだったと言えるでしょうか。

5着：リフレイム 通信簿

1番人気5着でした。前に馬がいるうちは追いづらそうで、スペースはあったがまだ馬の間は抜けられないようで、1番外に出してからは伸びたが、間に合わなかった。まだ成長途上で多頭数だと難しい。

馬券Summary
古馬G1に挑む3歳馬
今週末のG1エリザベス女王杯から古馬のG1レースに本格的に3歳が参戦します。特に今年のエリザベス女王杯では、3冠馬デアリングタクトを欠く布陣で3歳馬が挑むんですよね。 さて3歳馬はアキバ文書果たしてどのくらいやれるのかとちょっと考えてみたいと思います。 　まず過去10年の11月・12月に行われた平地・芝G1における、3歳馬の成績を見てみましょう。なお、今年のように秋の天皇賞が11月に行われる事もありますが、ほとんどは10月に行われるので、対象外としました。 　4つのレースの中で最も好成績なのが有馬記念。次いでジャパンカップ・エリザベス女王杯で、マイルチャンピオンシップはやや劣る結果となっていますね。今週末のエリザベス女王杯については、3着以内に入った30頭の内3歳馬は10頭。占有率は1/3という計算になります。つぶさに見てみますと、過去10年で3歳馬が2頭しか出走していなかった年が3回あるんですね。これら3回では2着1回・4着以下5回。唯一馬券圏内に入ったのは2012年の1番人気ヴィルシーナで2着。他の5頭は全て4着以下に敗れています。逆に言うと、3歳馬が3頭以上出走した7回では、3歳馬が3着以内に必ず1頭以上入っているんですよね。今年は3歳馬が6頭登録しており、3頭以上出走する可能性高そうですよね。となると傾向からは3歳馬が3着以内に1頭以上入る事になるという事になるんですけども、果たしてどうでしょうか。 　次にエリザベス女王杯に出走した3歳馬の過去10年の人気別成績を見てみます。明らかコレ傾向が出ていまして、勝ち馬は5番人気以内。2着・3着馬は全て6番人気以内でした。7番人気以下の馬は16頭出走して全て4着以下と。人気にならない3歳馬は疑ってかかるべきかもしれませんね。
解説者：市丸博司(パソコン競馬ライター)