2020年4回新潟1日目

開催一覧
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2020/01/06 (月)
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2020/01/05 (日)
中山 京都
  馬場コメント
 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は、土日ともにプラスマイナスゼロ。直線1000mは、土日ともにマイナス0秒1だった。
 夏開催の後半はかなり芝が傷んでいて、そこから1ヶ月でどこまで回復しているかが注目ポイントだったが、見た目はキレイで夏の後半のように内を避けて走る事もなく、夏の後半よりは速い時計が出るようになっていた。ただし、速い時計が出るコンディションではなくてレースが行われるにつれて土煙が上がるようになり、日曜の後半は内を空けるようになっていた。木曜の雨の影響で土曜の方が含水率は高かったが、少し乾いた日曜は芝の傷みが進んで結果的に時計の出方は同じだった。直線1000mは夏の後半と大差ない馬場差だが、これは勝ち馬の多くが通る外の方と言うのは、夏の後半もそれほど傷んでいなかったため。この開催は6日間で全て夏と同じAコース使用。傷みの進みが早いはずで、時計が掛かるようになりそう。
 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス1秒0、日曜がマイナス0秒8。1200mは土曜がマイナス1秒1、日曜はマイナス0秒9だった。
 木曜の雨の影響が残っていて、土曜は良馬場でも含水率は高めで速い時計が出るコンディション。それよりは乾いた日曜は水準方向に動いたが、それでもまだ速い時計が出るコンディションだった。


  タイム分析
 2020/10/10 (土)  芝=±0 / 直線=-0.1  Aコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
5R T2000 ダノンドリーマー 牡2 未勝利 2:01.3 -0.7 --- -0.7 ±0 B C 6.43
7R T1000 クリッパークラス 牝4 1勝クラス・牝 0:55.5 +0.2 --- +0.3 -0.1 D D 8.88
8R T1600 ヴェンチュラスター 牡3 1勝クラス 1:34.3 +0.4 --- +0.4 ±0 D C 7.18
10R T2400 カラミンサ 牝4 萬代橋特(1勝) 2:27.0 +0.5 -0.3 +0.2 ±0 C D 5.91
11R T2000 コマノウインクル 牡3 魚沼特別(2勝) 1:59.7 +0.4 -0.4 ±0 ±0 C D 7.91
12R T1200 シトラスノキセキ 牝4 朝日岳特(1勝) 1:09.3 +0.3 --- +0.3 ±0 D C 7.91
バカラクイーン 牝4
 2020/10/10 (土)  ダ=-1.0 / 1200m=-1.1
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
2R D1800 ロードエクレール 牡2 未勝利 1:53.5 -1.2 --- -0.2 -1.0 C D 7.38
3R D1200 マルモマリア 牝5 1勝クラス・牝 1:11.2 -0.7 --- +0.4 -1.1 D D 9.83
6R D1200 エスシーミホーク 牡3 1勝クラス・若 1:10.9 -1.0 --- +0.1 -1.1 C C 6.67
9R D1800 ストームガスト 牡4 1勝クラス 1:53.4 +0.6 -0.4 +1.2 -1.0 E D 7.00

新潟2R 2歳未勝利 注目
 勝ったロードエクレールと2着のメガゴールドを取り上げる。
1着:ロードエクレール 
 一見すると新潟ダート1800mでよくある前残りのレースだが、1000m通過が1分0秒9だった。良馬場の新潟ダート1800mの2歳あるいは3歳未勝利戦で1000m通過が1分1秒を切ったレースというのは、今のコースになってから過去1回しかなくて、それは今年9/5のスズカゴウケツが7馬身差で勝ってAランクだった3歳未勝利戦です。この時は1000m通過1分0秒6のあと、13秒0-13秒1と緩んで、ラスト400mは12秒8-12秒7だったのに対し、このレースは1000m通過後も12秒5-13秒0とあまり緩まず、そのためラスト400mが13秒0、そして14秒1と掛かったが、これだけ上がりが掛かっていながら、完全タイム差がマイナス0秒2ですから、非常にきついペースだったという事。よって、逃げ切ったロードエクレールも2番手追走から2着のメガゴールドも高く評価できる。ダートの2歳1勝クラスというのは、メンバーが揃いやすいので、ロードエクレールがすぐに通用すると、そこまでは言い切れないが、メガゴールドは次走かなり有力だと思う。
2着:メガゴールド 番組注目馬
 一見すると新潟ダート1800mでよくある前残りのレースだが、1000m通過が1分0秒9だった。良馬場の新潟ダート1800mの2歳あるいは3歳未勝利戦で1000m通過が1分1秒を切ったレースというのは、今のコースになってから過去1回しかなくて、それは今年9/5のスズカゴウケツが7馬身差で勝ってAランクだった3歳未勝利戦です。この時は1000m通過1分0秒6のあと、13秒0-13秒1と緩んで、ラスト400mは12秒8-12秒7だったのに対し、このレースは1000m通過後も12秒5-13秒0とあまり緩まず、そのためラスト400mが13秒0、そして14秒1と掛かったが、これだけ上がりが掛かっていながら、完全タイム差がマイナス0秒2ですから、非常にきついペースだったという事。よって、逃げ切ったロードエクレールも2番手追走から2着のメガゴールドも高く評価できる。ダートの2歳1勝クラスというのは、メンバーが揃いやすいので、ロードエクレールがすぐに通用すると、そこまでは言い切れないが、メガゴールドは次走かなり有力だと思う。
新潟5R 2歳未勝利 タイムB
 基準より0秒7速い勝ちタイムだった。
1着:ダノンドリーマー 勝ち馬注目
 ダノンドリーマーが2走目で変わり身を示した。前半1000mが1分1秒2で後半1000mが1分0秒1と、まぁスローペースだがペース補正はなくて、それで完全タイム差がマイナス0秒7ですから、純粋に優秀なタイムだと言える。勝ったダノンドリーマーは好位で手応え良く進み、4コーナーで外に振られたが問題にせず押し切った。成長力のある血統でもあり、将来性は豊かだと思う。
2着:バルレッタ 
 2着のバルレッタはハナを切って1コーナーと4コーナーで外へ大きく膨れていて、気性あるいは口向きに問題はあるが、能力は高い。直線で一旦3番手に下がってから差し替えしての2着だった。
3着:コスモマイン 
 3着のコスモマインは一旦2番手に上がって差し返されたが、直線でフラフラしていた新馬戦よりはスムーズなレース内容。それでいて伸びを欠いたというのは、距離が少し長いのかもしれない。
4着:トーセンアレックス 
 4着のトーセンアレックスは好位で抜群の手応えだったが、伸びを欠いた。中1週で使った後に中2週で札幌から中山。そして今回も中1週と使い詰めで、まぁ肉体の疲れというよりも精神的に疲れていたのではないかなと推測する。
新潟8R 3歳以上1勝クラス 注目
 4着だったショーヒデキラについて。
4着:ショーヒデキラ 
 3コーナーで一旦落馬して下がった空馬が内から狭い所に頭をねじ込むように割り込んで来てこれで急ブレーキを掛けざるを得ず、下がって不本意な位置になったが、この後直線で盛り返して来た。下がった後も内に張り付いて、直線でも上手く内に潜り込めた事は幸いだったが、あの3コーナーでの急ブレーキというのは影響が大きかったと思う。この馬、これまでの成績を見ていても、間隔を詰めた時はあまり成績が良くない。この新潟開催3週しかありませんから、この開催中に連闘あるいは中1週で使ってくると、かなり不安を感じるが中京で勝っているように、坂コースで不安は無い。つまり新潟じゃなきゃダメというタイプではない。例えば、この後間隔を詰めすぎずに使って来たら注目だと思う。
新潟9R 3歳以上1勝クラス タイムE
 基準より1秒2遅い勝ちタイムだった。

  馬券Summary
キズナ産駒のダート替わり
 キズナ産駒の芝・ダート別の成績を見ると、
キズナ産駒のダート替わり
芝の方が勝ち鞍は多いが、これは出走回数が多いだけであって勝率や連対率はダートの方が少し高い。しかし、芝よりダート向きと言えるほどではない。また回収率、そっち系統は芝の方が高いです。注目は芝からダートに変わった時で、勝率・単勝回収率とも最も高いです。ダート39勝中、12勝が芝からダートに変わった時であり、ここが最大の狙い目。集計期間後ですけど、先週も1頭このパターンで穴をあけていた。キズナ産駒は、キズナの母の父Storm Catの影響が大きいのか、初年度産駒が芝でポンポン勝っていた時から一本調子の先行型が多くて、ダートが合いそうな気配を早期から漂わせていたが、やはりそうだった。これは大分有名になっているので、今後回収率とか期待値が下がる可能性大だが、キズナ産駒のダート替わりは積極的に買いたい。
解説者:大川浩史(日刊競馬)
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