2020年3回新潟7日目

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2020/01/05 (日)
中山 京都
  馬場コメント
 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がプラス0秒8、日曜がプラス0秒9。直線1000mは土曜にはレースがなく、日曜プラス0秒1だった。まずは遡って8日間の馬場差を確認しておくと、この開催は全てプラスの数値の上、開催が進むにつれて数値がプラス方向に動いて行った。
 金曜日に雨が降ったがその影響は無く、朝の含水率は1週前より低かった。ただし3回開催に入ってから芝の傷みがどんどん進んでいるため、雨の影響がなくても開催日ごとに時計が掛かるようになっている。また、内を空けるようになっているので単純に走る距離が長くなっているため、時計が掛かるようになっているという面もある。直線1000mはレースがなかった日もありますし、勝ち馬が通る部分が他のレースではほとんど使われていないので、この開催を通して馬場差は一定だった。
 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス0秒7、日曜がマイナス0秒6。1200m対象の数値は土曜がマイナス0秒8、日曜がマイナス0秒7だった。遡って8日間の馬場差を確認しておくと、全てマイナスの数値。1800mについては先週は2週目・3週目と比べ、マイナス方向に動いた。1200mは開催を通じて速めの時計が出るレベルだった。
 金曜日に降った雨の影響で土曜日朝の含水率は高く、1800mは1週前より速い時計が出た。日曜は土曜よりは乾いて水準方向に動いたが、それでも速めの時計が出るコンディションだった。1200mは1週前とほぼ同じ馬場差で、1800mの馬場差とはリンクしていないが、まぁそういうことが頻繁にあるので、新潟ダートの馬場差は最初から2つに分けてある。


  タイム分析
 2020/09/05 (土)  芝=+0.8  Aコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
5R T1400 ニシノリース 牝2 新馬 1:24.5 +1.5 --- +0.9 +0.6 E C 9.56
6R T2000 サクラヴァルール 牡3 未勝利 2:02.3 +0.9 --- +0.1 +0.8 C C 7.67
7R T1400 トキメキ 牝3 未勝利 1:23.2 +0.9 --- +0.3 +0.6 D D 4.36
10R T2000 パルティアーモ 牝4 弥彦特別(2勝) 2:00.7 +1.4 -0.5 +0.1 +0.8 C D 7.00
11R T1600 ワンダープチュック 牡6 長岡S(3勝) 1:35.1 +2.4 -0.9 +0.9 +0.6 SL D 8.31
12R T1800 レッドヴァール 牝5 1勝クラス・牝 1:47.4 +0.9 -0.4 -0.2 +0.7 C C 8.53
 2020/09/05 (土)  ダ=-0.7 / 1200m=-0.8
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
2R D1800 スズカゴウケツ 牡3 未勝利 1:52.2 -1.6 --- -0.9 -0.7 A C 5.00
3R D1200 ジューンクエスト 牡2 新馬 1:13.7 +0.4 --- +1.2 -0.8 E C 7.93
8R D1200 ゴールドクロス 牡5 1勝クラス 1:12.3 +0.4 --- +1.2 -0.8 E D 7.53
9R D1800 ギャラクシーソウル 牝3 両津湾特(2勝) 1:50.9 -1.1 --- -0.4 -0.7 B D 6.79

新潟2R 3歳未勝利 タイムA
 基準より0秒9速い勝ちタイムだった。
 7馬身差の2着以下は完全タイム差がプラス。レベルの低い3歳未勝利戦なら上位候補だが、まぁもう未勝利戦はない。
1着:スズカゴウケツ 
 新潟ダート1800mで2走続けて2着だったスズカゴウケツが勝ち上がった。そのスズカゴウケツは2走続けてスタート直後に不利があって先行できなかったが、今回はスムーズに2番手につけられた。逃げ馬と離れていたので、砂を被る事もなく後ろの馬が外から並びかけて来た時に一緒に動く事で、外から被される事もなかった。そして直線では後続を離す一方。スムーズに先行できて砂を被ったり、外から被されたりしなければこれほどの好タイムで圧勝できる馬だとは想像できなかったが、同じだけ走れば1勝クラスでもすぐに通用する。ただし、先行できなかったり揉まれたりすると不安はある。
新潟3R 2歳新馬 タイムE
 基準より1秒2遅い勝ちタイムだった。
新潟5R 2歳新馬 タイムE
 基準より0秒9遅い勝ちタイムだった。
新潟8R 3歳以上1勝クラス タイムE
 基準より1秒2遅い勝ちタイムだった。
新潟9R 両津湾特別 タイムB
 基準より0秒4速い勝ちタイムだった。
1着:ギャラクシーソウル 
 ギャラクシーソウルが新潟ダート1800mで連勝した。ギャラクシーソウルはスタート直後から押して押して前につけたが、これまでは前半に前に行けないレースが多かった馬。昇級初戦で前に行けた事がまず収穫ですし、位置を取るためにスタート直後から押して脚を使っても最後に追い比べで伸びたという事も収穫。目一杯に走ってギリギリのBランクなので3勝クラスですぐに通用するとは言えないが、タイムもレース内容も1勝クラスを勝った時より大幅に良くなっているので、順調に成長すればいずれは上のクラスでも通用しそう。
2着:ベルダーイメル 番組注目馬
 そして2着ベルダーイメルが勝ち馬と同タイムアタマ差の接戦だった。2着のベルダーイメルは湿ったダートで連勝して来て、今回は乾いたダート。そして前走との比較では、負担重量が3キロ増えていた。まぁ容易ではない状況だったが、無理する事なく先行できて4コーナーでは先頭。勝ち馬には競り負けたが、3着には6馬身差をつけた。充実著しく次走も有力。
3着:セラン 
 3着のセランは手応は良かったが、伸びを欠いた。これは休み明けだった影響かもしれないが、1800mが少し長いというのもあると思う。
4着:ラストマン 
 4着のラストマン、体は仕上がっていたが、行きっぷりや反応の悪さは休み明けの影響だろう。これまでも間隔を詰めた時の方が成績が良い馬なので、次走は要注意。
新潟11R 長岡S タイムSL
 前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとする。2着、狙い馬としていたサトノウィザードについて。
2着:サトノウィザード 
 このレースは前半800mが49秒4、後半800mが45秒7という超スローペースだったが、これが2つの点で不利に働いた。1つは言うまでもなく単純に先行馬が有利という事。そして2つ目はほぼ全ての馬が有力十分なので、直線で馬群が固まったままになって、内枠からだと直線で外に出したくても出せない。実際には直線でしきりに外へ出そうとしていたが、馬が固まっているので出せず、内に行くと伸びない事を承知で内に行くしかなくなっている。伸びない内から楽をしていた先行馬を捕まえなければならない訳ですから、危なかったが力で2着に来た。次走も中京や東京の1600mなら有力だろう。

  馬券Summary
なし
解説者:大川浩史(日刊競馬)
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