2020年5回東京8日目

開催一覧
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2020/03/29 (日)
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2020/01/12 (日)
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2020/01/06 (月)
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2020/01/05 (日)
中山 京都
  馬場コメント
 芝馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス1秒2、日曜がマイナス1秒1でした。まずは遡って9日間の馬場差を確認しておきますと、全てマイナスの数値でほとんどはマイナス1秒台でした。
 開催3週目が3日間開催でしたので、先週は土曜が8日目日曜が9日目です。確かに開催3週目と比較すれば、時計は掛かっていましたし、直線で外に出される馬が多かったんですけども、それでも連続開催の最終週という事を考えれば、速い時計の出るレベルでしたね。先週、プラスのタイム差のレースが多かったのは、馬場よりもペースの影響が大きかったと言えます。ペース補正が入っているレースが多く、タイムランクがSLだったレースが土日合わせて6鞍ありました。
 先週の馬場差1600m対象の数値は、土日ともにマイナス0秒4でした。遡って9日間の馬場差を確認しておきますと、前半2週はマイナス0秒8からマイナス0秒6の間で推移し、後半2週は少し水準方向に動いて、マイナス0秒3・マイナス0秒4で安定していました。
 今の説明にもありましたように、ダートは時計の出方に大きな動きはありませんでした。特に後半2週はほとんど変わりませんでしたね。


  タイム分析
 2020/11/28 (土)  芝=-1.2  Cコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
3R T1800 バジオウ 牡2 未勝利 1:47.9 -1.1 -0.4 -0.4 -1.1 B D 7.79
5R T1600 ジャングルキング 牡2 新馬 1:36.6 +0.4 -0.6 +0.8 -1.0 D D 9.56
7R T2400 コトブキテティス 牝3 1勝クラス 2:27.6 +0.7 -0.8 +1.3 -1.4 SL D 7.92
8R T1600 レッドヴァール 牝5 2勝クラス 1:35.0 +0.8 -0.7 +1.1 -1.0 SL C 6.10
11R T1600 ピースワンパラディ 牡4 キャピタ(L) 1:32.8 -0.4 --- +0.6 -1.0 D D 8.83
12R T1400 セルフィー 牝3 2勝クラス・牝 1:22.9 +1.2 -0.8 +1.2 -0.8 SL D 10.62
 2020/11/28 (土)  ダ=-0.4
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R D1600 フィールザワールド 牡2 未勝利 1:38.8 -0.8 --- -0.4 -0.4 B C 8.75
2R D1400 フクウン 牡2 未勝利 1:26.4 +0.2 --- +0.6 -0.4 D C 5.63
6R D1600 ビーカレイジャス 牡2 新馬 1:39.2 -0.7 --- -0.3 -0.4 C D 8.13
9R D1600 レモンポップ 牡2 カトレア 1:36.4 -1.7 --- -1.3 -0.4 A B 5.82
10R D1400 スパーダ 牡5 銀嶺S(3勝) 1:24.5 +1.0 --- +1.4 -0.4 E D 8.40

東京1R 2歳未勝利 タイムB
 基準より0秒4速い勝ちタイムでした。
1着:フィールザワールド 
 1番人気フィールザワールドが期待に応えて勝ちました。フィールザワールドは前走の新馬戦、直線で先頭に立ったんですが勝ち馬の外国馬アナンシエーションが強すぎて、子供扱いされてしまい2着でした。しかし、3着以下には3馬身半差をつけており、2走目の今回勝ち上がりました。今回は3番手から追い出しをギリギリまで我慢して、抜け出したダミアンに並びかけてから追い出し、2馬身半差の快勝でした。この馬の母はフィールザビュウ。兄・姉は全てフィールザの冠が付いており、オープンまで行ったフィールザスマート、現役3勝クラスのフィールザファラオも全兄にあたります。なお、フィールザロマンスだけは馬主さんが違うみたいですね。
2着:アンクラウデッド 
 そして2番人気で番組注目馬だったアンクラウデッドが2着でした。また出遅れました。それでも2着には来たんですけども、スタートが上達しないとちょっと安心はできないですね。
4着:ダミアン 
 あと次走狙ってみたいのは4着ダミアンです。先ほどカトレアSでも挙げたように、新馬戦は11着と大敗したんですが、使って大きく変わる傾向のあるヘニーヒューズ産駒だからか2戦目で一変しました。楽に2番手を追走して直線一旦は抜け出して、大穴あけるかと思わせたんですが、最後は勝ち馬が強すぎて4着に沈みました。次走は面白そうですね。
東京2R 2歳未勝利 注目
 これに関しては次走狙いたい馬がいますので、取り上げてみます。
4着:レオンベルガー 
 それは4着だった1番人気レオンベルガーなんですけどもね。今、出遅れのシーンが出ましたが、1馬身半ほど出遅れ。向正面でこの後少しずつ上がって行くんですけども、3コーナーで前が詰まりまして、立ち上がりかける大きな不利がありました。これでブレーキが掛かったのが最後まで響きましたね。4コーナーでは大外へ出して追い込んだんですが、前とはかなり差があって、2着争いに食い込むのが精一杯というレースでしたね。次走はちょっとね、今回はかなりノーカウントだと思いますので、次走はどんなメンバーでも勝てるのではないでしょうか。レオンベルガーはノーザンファームの生産馬で、母チャームドヴェールはオープンを勝って重賞3着が5回あるリルダヴァルの半妹です。ヘニーヒューズ産駒としてはかなりの良血で、セレクトセール当歳で3888万という値段がついてます。今後の活躍に注目したいと思いますね。
4着:レオンベルガー 解説推奨
 まずはこの出遅れですが、ほとんど最後方に近いような感じのスタートになってしまいました。それからこの3コーナーなんですけどもね、前がこの後、ここで詰まってしまってちょっと立ち上がりかける大きな不利となってしまいましたね。これでブレーキが掛かったのがね、最後まで響きましたよね。直線は大外からこうやって追い込んで来るんですけども、もう前の2・3頭の戦いという感じになってしまってますんでね、これから追い込んでもちょっと勝つまではどうかというような感じになってしまいましたね。で、最終的には4着と。ならば次狙ってみようという事ですね。
東京3R 2歳未勝利 タイムB
 このレースは、当開催2歳未勝利クラスの基準タイムより1秒1速い勝ちタイムでした。1800m対象の馬場差がマイナス1秒1だったことを踏まえますと、 -1.1-(1.1)=±0 です。しかし、ペース補正が0秒4入っており、 ±0-0.4=-0.4 となり、基準より0秒4速い勝ちタイムでした。
 バジオウが今回は控える競馬で初勝利です。前半はまずまず流れたんですけども、中盤が緩んで補正が入って、上がりの競馬となりました。2番人気バジオウが1番人気シテフローラルの追撃を寄せ付けず、3馬身差で圧勝です。
1着:バジオウ 
 勝ったバジオウなんですけども、新馬戦は4番手から届かず2着。前走は逃げて3着と前目で勝負して来たんですが、今回は好スタートを抑えて5・6番手の外。直線は余裕十分に外から進出して、気合をつけるぐらいでノーステッキの圧勝でした。バジオウはダンスインザムード・ダンシングキイに遡る名牝系の出身です。ただし、この牝系から最近は重賞勝ち馬が出ていないんですよね。能力はかなりありそうですので、今後の出世を期待したいと思います。
2着:シテフローラル 
 ただ、バジオウが楽勝した1つの要因に、1番人気シテフローラルの出遅れがあった事は見逃せないですね。4番枠で2馬身ほど出遅れたため後方からのレースになりましたが、直線なかなか前が開かず。ようやく2番手に上がった時には決定的な差をつけられていました。まぁサトノクラウンの半弟ですからね、次走はほぼ勝てそうですし、将来性は勝ち馬以上かもしれません。
東京7R 3歳以上1勝クラス タイムSL
 前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。
東京8R 3歳以上2勝クラス タイムSL
 前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。
東京9R カトレアS タイムA
 基準より1秒3速い勝ちタイムでした。前走の1300mから距離延長となったレモンポップが勝ち、東京ダートでデビューから2連勝です。今週、東西を通じてダートでは唯一のメンバーランクBでした。非常に楽しみにしていたレースなんですけども、期待通りに前走タイムランクAで勝った2頭、タケルペガサスとレモンポップが3着以下を大きく離して一騎討ちを演じてくれました。
1着:レモンポップ 勝ち馬注目
 勝ったのは前走勝ち馬の中から次走上位候補に挙げたレモンポップの方でした。2番人気だったのは、前走の距離が1300mで距離的な不安が少しあると思われたからだったでしょうかね。しかし、レモンポップの新馬戦で敗れた馬たちは次走で活躍しています。2着だったサトノムスタングは次走7馬身差の圧勝。3着だったヤマニンビオローネは惜しくも2着だったんですけども、4着だったフランスゴデイナは後に触れる土曜阪神1Rを4馬身差で逃げ切りました。また、11着に敗れたダミアンは土曜東京1Rで4着でした。レモンポップの勝った新馬戦出身馬には今後も注目したいですね。
カトレアSの1・2着馬はおそらく今後のダート戦線を引っ張って行く事になるはずです。是非注目しておきたいですね。
2着:タケルペガサス 番組注目馬
 1番人気で2着だったタケルペガサスは、正しく相手が強かったとしか言えないですね。前走は9馬身差勝ち。しかもその2着馬からさらに1馬身半以上離された3着デルマジゾウと4着ショウナンアストラが次走で勝ち上がっています。
カトレアSの1・2着馬はおそらく今後のダート戦線を引っ張って行く事になるはずです。是非注目しておきたいですね。
東京10R 銀嶺S タイムE
 基準より1秒4遅い勝ちタイムでした。
東京12R 3歳以上2勝クラス・牝 タイムSL
 前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。

  馬券Summary
ここ1年のダート戦線を振り返る
あとで
解説者:市丸博司(パソコン競馬ライター)
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