2020年2回札幌1日目

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2020/03/29 (日)
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2020/03/28 (土)
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2020/03/15 (日)
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2020/01/12 (日)
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2020/01/06 (月)
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2020/01/05 (日)
中山 京都
  馬場コメント
 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は、土日ともにマイナス0秒3だった。遡って8日間の芝の馬場差を確認しておくと、1回札幌の3週はマイナス1秒台、しかもマイナス2秒に近いレベルだったが、先週は水準に近い数値となった。
 金曜の夕方から土曜の朝まで雨が降り、土曜は稍重だった。日曜は良馬場に回復したが、前半は稍重に近い状態でまた芝の傷みは進んでいるので、結果的に馬場差は土曜と同じだった。洋芝は雨の影響が大きく、前開催の3週間とは時計の出方が全く異なっていたので、注意して下さい。2回札幌は4週の開催で今週からの3週はCコースが使用される。
 先週の馬場差1700m対象の数値は土曜がマイナス2秒3からマイナス2秒0への変動。日曜がマイナス1秒8からマイナス1秒6への変動だった。遡って8日間の馬場差を確認すると、全てマイナスの数値だが、先週はマイナス方向に大きく動いた。
 金曜夕方から土曜の朝まで雨が降り、土曜は不良でスタート。午前中は水が浮いていてなかなか乾かず、2Rから4Rまでは同じ馬場差。そこから徐々に少しずつ時計が掛かるようになって行ったが、1日を通して超高速馬場だった。日曜は午前が重馬場で午後は稍重。土曜と同じく後半程時計が掛かるようにはなったが、乾くスピードが遅くて変動幅は大きくなかった。1000mは流石に逃げ・先行馬の好走が目立つが、1700mは結構差し馬が好走している。ダートの超高速馬場は先行馬が有利ではないという事はわかるが、別にダートの高速馬場は差しが効く訳ではない。ダートは乾いていても湿っていても先行有利だが、高速馬場になると前へ行く馬・騎手が多く、その結果として差し馬が好走する事が少なくないという事。要するに馬場状態は関係なく、展開次第だということ。


  タイム分析
 2020/08/15 (土)  芝=-0.3  Aコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R T1800 シティレインボー 牡2 未勝利 1:50.3 -0.4 --- -0.1 -0.3 C C 6.50
5R T1500 エイボンクリフ 牝2 新馬・牝 1:31.5 +0.6 -0.7 +0.1 -0.2 C C 4.80
6R T2000 バルバレスコ 牝3 未勝利 2:02.8 -0.2 --- +0.1 -0.3 C C 8.31
8R T2600 ヒシエレガンス 牡3 1勝クラス 2:42.4 -0.1 -0.6 -0.3 -0.4 C C 6.50
9R T1200 キーダイヤ 牝3 1勝クラス・牝 1:09.3 -0.5 --- -0.3 -0.2 B C 8.85
10R T1800 ウインアグライア 牝2 コスモス 1:50.0 +0.4 -0.3 +0.4 -0.3 D D 5.75
12R T1500 オースミカテドラル 牡4 羊ヶ丘特(2勝) 1:29.1 +0.3 --- +0.5 -0.2 D C 8.33
 2020/08/15 (土)  ダ=-2.3 → -2.0
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
2R D1000 サノカポ 牝2 未勝利 0:59.4 -0.7 --- +0.7 -1.4 D C 9.40
3R D1700 ニンギルス 牡3 未勝利 1:44.9 -1.9 --- +0.4 -2.3 D D 6.27
4R D1000 フィーユレヴーズ 牝3 未勝利 0:58.6 -1.0 --- +0.4 -1.4 D D 5.92
7R D1700 アイファーアクター 牡4 1勝クラス 1:44.0 -1.7 --- +0.5 -2.2 D D 8.17
11R D1700 ソリストサンダー 牡5 TVh賞(3勝) 1:42.4 -1.7 --- +0.3 -2.0 C D 8.75

札幌3R 3歳未勝利 注目
 3着だったケイアイタカプナについて。
3着:ケイアイタカプナ 番組注目馬
 1番枠から仕掛けて行って好位を確保したのは良かったが、4コーナーで逃げていたスズカサウスソングがバテてキューっと下がって来たため、まともにブレーキをかけてしまった。ここで位置が下がった上に仕掛けが遅れるという最悪の事態に陥ったのに加えて、直線でも内を狙っているが、最終的に前が塞がったままで、残り100m付近で外へ切り替えるというロスまであった。前走からつけているチークピーシーズが効いて前半の行きっぷり自体は良くなっているので、少しでもスムーズなレースができれば勝てる所まで来ていると思う。
札幌6R 3歳未勝利 注目
 5着だったララロトリーについて。
5着:ララロトリー 
 1番枠から内でジッとしていたが4コーナーで前が詰まっている上に外からマクられて位置が下がり、直線で一旦追い始めたが進路がないので、手綱を緩めつつ外へ誘導し、結局まともに追えたのは100mちょっとだった。脚を余している。実は前走も1番枠で、今回と同じようなレース運びだったが、当時は直線で外に出さなくても馬と馬の間を通れた事で3着だったが、今回は上手く行かなかった。しかし上手く運べあくても脚は見せていて、これならこういう内で一発狙いのような乗り方をしなくても好勝負になりそう。今回が連闘かつ初初ブリンカーというすごく勝負駆けっぽいシチュエーションで、それで脚を余したのは痛いが、次走も上位候補となる。
札幌9R 3歳以上1勝クラス・牝 タイムB
 基準より0秒3速い勝ちタイムだった。キーダイヤが8枠から先手を取って直線に入っても脚色は鈍らない。後続に並ばせずそのまま逃げ切った。2番手にいたネイジュは離され、変わってホーリーラインが上がって来るが、後続が接近しゴール寸前でナタラディーヴァがハナ差交わして2着に上がる。
1着:キーダイヤ 
 キーダイヤが休養から復帰して3走目で勝ち上がった。札幌芝1200mはスタートから3コーナーまでが短いので、外枠から行ききるのは楽ではないが、13頭立てとは言えキーダイヤは大外枠から無理する事なくハナを切り、そのまま押し切った。600m通過33秒7というのは、前走の33秒4よりは遅いが、当時よりかなり時計のかかる馬場になっていましたし、札幌で馬任せに行って連続で前半33秒台というのは相当なスピード。ギリギリのBランクで余力たっぷりでもありませんでしたが、2勝クラスでも楽にハナを切るだけのスピードはある。
2着:ナタラディーヴァ 
 2着争いは接戦となりナタラディーヴァが先着。2着のナタラディーヴァは出遅れたものの4コーナーで外に出し、直線で不利があった前走とは違ってスムーズに伸びた。展開次第の差し馬ではあるが、今回のようにこういう速くて強い先行馬がいる時ほど連の相手には入れておく必要がある。
3着:ホーリーライン 
 3着のホーリーラインは流れに乗れていて直線でもしぶとかったが、どうも勝ち切るだけの決め手がない。
4着:フローラルドレス 
 そして4着のフローラルドレスは3歳未勝利馬。最後方からハイペースも味方して伸びて来た。この4着によって3歳未勝利戦の優先出走権を確保できた事は大きいが、1勝クラスで小差の4着だから3歳未勝利戦なら有力とは単純に考えない方が良いかもしれない。今回はもう5着位内を目標として展開も向いたが、今回と同じ伸び方で勝つとなると、それは楽ではない。

  馬券Summary
JRAの左回りは直線が長い
 JRAの競馬場は10場ありまして、左回りは新潟・東京・中京の3つ。この3場に共通するのは直線が長い事です。ダートだけで比較すると、直線が長いコースベスト3は501.6mの東京、410.7mの中京、そして353.9mの新潟ですべて左回り。芝も新潟の内周りは比較的短くて358.7mだが、これより長い右回りのコースは阪神外回りと京都外回りだけ。412.5mの中京より長い右回りは阪神の外回りだけ。
こういう事情があるため、左回りの成績が良い馬は実は左回りが得意なのではなく、単に直線が長いコースが得意という場合がある。その代表がモズアスコットだと思う。モズアスコットの重賞3勝は全て左回りと言うか、全て東京コース。その内2勝はG1なので左回り巧者と思われていたが、地方競馬の船橋、かしわ記念で単勝2.2倍の1番人気に推されながら7頭立ての6着に終わった。このレースの内容が、ペースアップした3コーナーで手応えが悪化して下がって行くという、そういうモノだった。要するに左回りのコーナリングは得意ではないが、東京コースなら3コーナーで急にペースが速くなる事はありませんし、コーナーで少々置かれても長い直線で挽回が効く。しかし、直線308mの船橋だとコーナーで置かれるのが致命的だったという事ですね。
このようにJRAの左回りの成績が良い馬というのは、もしかすると直線が短い左回りでは危ないかもしれないと、少しでも考える事は重要だと思う。
解説者:大川浩史(日刊競馬)
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