2020年2回福島5日目

開催一覧
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2020/03/29 (日)
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2020/01/25 (土)
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2020/01/18 (土)
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2020/01/13 (月)
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2020/01/12 (日)
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2020/01/11 (土)
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2020/01/06 (月)
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2020/01/05 (日)
中山 京都
  馬場コメント
 先週の芝の馬場差2000mで対象の数値は土曜がプラス1秒0、日曜はプラス0秒4だった。まずは遡って6日間の馬場差を確認しておくと、総じて雨の影響を受けてマイナスゾーンの数値になった開催日がなかった。特に4日目後半はかなり時計のかかるコンディションだった。
 最終週だけはBコースで行われたが、雨の影響が残って稍重だった土曜はプラス1秒0。日曜は乾いてプラス0秒4で、プラスの数値ではあるものの土曜と比べれば時計は出やすくなった。連対馬の脚質に目立った偏りはないが、日曜後半は外を回った差し馬の上位進出が目に付いた。
 先週の馬場差1700m対象の数値は土曜がマイナス1秒6からマイナス1秒3への変動、日曜がマイナス1秒0からマイナス0秒5への変動だった。遡って6日間の馬場差を確認しておくと、雨の影響で終日良馬場だった開催日はなく、ほとんどはマイナス1秒台かマイナス2秒台で、総じて速い時計の出るコンディションだった。
 雨の影響が残って土曜朝マイナス1秒6でスタート。後半は乾いて行ったが、それでも12Rは1700m換算の数値でマイナス1秒3。日曜は土曜よりも乾いて数値は水準方向に動いた。先週の中では土曜朝が最も時計が出やすく、日曜の終盤へ向けて時計は掛かって行った。


  タイム分析
 2020/07/18 (土)  芝=+1.0  Aコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
5R T1800 アオイゴールド 牝2 新馬 1:53.2 +3.4 -0.8 +1.7 +0.9 SL C 9.00
7R T1200 マイネルチューダ 牡3 未勝利 1:10.4 +0.6 --- ±0 +0.6 C D 9.19
9R T2000 プリマヴィスタ 牡3 いわき特(1勝) 2:02.9 +2.3 --- +1.3 +1.0 E D 7.73
10R T1200 ヴェントヴォーチェ 牡3 鶴ヶ城特(2勝) 1:09.0 +0.2 --- -0.4 +0.6 B D 7.06
11R T2000 ドリームソルジャー 牡6 阿武隈H(3勝) 2:01.8 +2.6 --- +1.6 +1.0 E D 8.00
 2020/07/18 (土)  ダ=-1.6 → -1.3
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
2R D1700 ミモザゴール 牝3 未勝利・牝 1:45.6 -1.5 --- +0.1 -1.6 C D 7.14
3R D1700 ミストラルウインド 牡3 未勝利 1:46.7 -0.4 --- +1.2 -1.6 E C 6.27
6R D1150 キモンブラウン 牝2 新馬 1:09.3 -0.7 --- +0.3 -1.0 D D 8.60
8R D1700 ストリートピアノ 牝3 1勝クラス・牝 1:45.1 -0.9 --- +0.5 -1.4 D D 9.21
12R D1150 タイキメサイア 牡5 1勝クラス 1:08.0 -0.5 --- +0.4 -0.9 D D 8.07

福島3R 3歳未勝利 タイムE
 基準より1秒2遅い勝ちタイムだった。
福島5R 2歳新馬 タイムSL
 前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとする。
福島7R 3歳未勝利 
1着:マイネルチューダ 通信簿
 1番人気1着だった。未勝利クラスでは抜けた存在であると同時に、やはり1200mは合う。大外枠のためかなり外を回らされたが、余裕十分の手応えから3コーナーで仕掛けてそのまま粘り切った。上のクラスでも1200mならいきなりやれるのではないでしょうか。
福島9R いわき特別 タイムE
 基準より1秒3遅い勝ちタイムだった。
福島10R 鶴ヶ城特別 タイムB
 このレースの勝ちタイムは古馬2勝クラスの基準より0秒2遅いタイムだった。ただ、1200m対象の馬場差がプラス0秒6だったことを踏まえると、 +0.2-(+0.6)=-0.4 で基準より0秒4速い勝ちタイムだった。
 ヴェントヴォーチェはここまで4走、全て芝短距離に出走して3勝2着1回と好成績だった。前半600mが34秒0。まぁ時計の掛かるコンディションだった事を考えても、このクラスにしてはやや遅めだった。好スタートから逃げたロードアクアには絶好の展開。しかし結果的には終始外の2番手から馬なりでプレッシャーをかけ続けたヴェントヴォーチェが1枚上だった。最後は3番手を進んだマイネルアルケミーが苦しくなったロードアクアを交わして2着に入った。
1着:ヴェントヴォーチェ 勝ち馬注目
 1着ヴェントヴォーチェは4戦3勝。前走で新潟の直線1000mを勝っているように、スピードがここでは抜けていましたかね。まだまだ奥がありそうで、いずれオープンで活躍できる器ではないでしょうか。
4着:ボンボヤージ 
 次走の狙いは2着・3着馬よりも中団から進めた4着ボンボヤージと5着ジュニパーベリー。ペースは不向きでしたし、前が楽な分中団以降は馬がごった返して揉まれる厳しい競馬になった。まぁ2頭ともに直線もスムーズに抜けられなかったが、それでもこの差まで詰めている。もう少し速めのペースならアッサリもあるのではないでしょうか。
5着:ジュニパーベリー 
 次走の狙いは2着・3着馬よりも中団から進めた4着ボンボヤージと5着ジュニパーベリー。ペースは不向きでしたし、前が楽な分中団以降は馬がごった返して揉まれる厳しい競馬になった。まぁ2頭ともに直線もスムーズに抜けられなかったが、それでもこの差まで詰めている。もう少し速めのペースならアッサリもあるのではないでしょうか。
福島11R 阿武隈S タイムE
 基準より1秒6遅い勝ちタイムだった。

  馬券Summary
今年上半期を振り返って
 既に今年の中央競馬は下半期に入っているが、上半期の重要な出来事を3つ改めて振り返っておきたいと思う。

ディープインパクト産駒で牡馬として初のクラシック2冠馬、コントレイル
今年上半期を振り返って
 牡馬はコントレイル、牝馬はデアリングタクトと無敗の2冠馬が誕生した。コントレイルに関しては、ディープインパクト産駒は数多くクラシックに出走するため、1・2着を独占するケースもよくある。従って2016年のディーマジェスティ・マカヒキ・サトノダイヤモンドのように、他の年なら2冠馬が誕生していたと考えられるケースもある。しかし、今年のコントレイルは文句なしの2冠馬だった。ディープインパクト死亡の翌年に無敗の2冠馬が誕生した意義は大きいと思われます。この後、秋の出走予定も発表されており、まぁ3冠を達成してほしいものですよね。また、父ディープインパクト以来となります史上3頭目の無敗での3冠馬達成なるか、これも注目。

デアリングタクトが無敗の2冠牝馬
今年上半期を振り返って
 牝馬デアリングタクト2冠の意義もまたちょっと大きいと思います。祖母は2005年桜花賞3着デアリングハートで父エピファネイアの母シーザリオは、その2005年の桜花賞2着、そしてオークスを制した。父母双方の母系でサンデーサイレンスを持ち、しかも4×3を構成していることいい、オールドファンなら血統表をおかずにご飯が食えるのでは無いかという感じもする。サンデー・社台系列ではなく、日高の長谷川牧場生産というのも興味深いところです。秋は秋華賞が目標とのことで、史上初めて無敗の牝馬3冠なるか。また同じく史上初めて牡牝の3冠馬が同年に誕生するか注目される。

牝馬の活躍

 牡馬牝馬どちらも出走可能な平地G1というのは、まぁ上半期に9鞍あった。ただ、その内フェブラリーステークス・皐月賞・ダービーには牝馬の出走はなかった。残る6鞍の内、高松宮記念・大阪杯・安田記念・宝塚記念とこれを全て牝馬が制覇した。これら6鞍の限ると勝率も牝馬が20%なのに、牡馬・セン馬はわずか2.7%と牝馬の優位が如実に現れた。特に大阪杯・安田記念、そして繰り上がりになるが高松宮記念、これは全て牝馬のワンツーだった。また、宝塚記念のクロノジェネシスは6馬身差という、まぁ圧倒的な着差だった。付け加えると、NHKマイルカップも2着・3着は牝馬だった。これほどまでに牝馬が強い年というのは、ちょっと記憶にありませんし、牝馬の勝った4つのG1全て勝ち馬が異なり、牝馬が群雄割拠の状況であるのもちょっと記憶にありません。しかも、牝馬の大将格であるアーモンドアイがこの春は牡馬相手のG1は勝っていないんですよね。なのに、コレですからまぁ秋はどのような勢力図になるのか、本当に楽しみにしております。
解説者:市丸博司(パソコン競馬ライター)
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