2020年2回福島1日目

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2020/01/12 (日)
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2020/01/06 (月)
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2020/01/05 (日)
中山 京都
  馬場コメント
 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がプラスマイナスゼロ、日曜がプラス0秒1だった。
 土曜は終日重馬場。開催初日ではあったが、雨の影響を受けて速い時計の出るコンディションではなかった。なお、朝と昼過ぎにも雨が降ったが、馬場差は終日同じ。そして、土曜のレース後にも雨が降って、日曜はプラスゾーン。土曜と大きくは変わらなかったが、いずれにしても開幕週としては時計が掛かっていた。雨の影響もあったのか、連対馬の脚質を見ると、特に日曜は中団・後方の馬も多く上位に入っていた。第2回福島は3週で行われ、今週までAコース。最終週の3週目だけはBコースが使用される。
 先週の馬場差1700m対象の数値は土曜がマイナス1秒8からマイナス2秒3への変動、日曜がマイナス2秒0だった。
 雨の影響で土曜は不良馬場。日曜が重馬場。土日を通じて脚抜きが良く、かなり速い時計の出るコンデションだった。
土曜日については前半は水が浮いていたが、後半水が引いて行き、一層時計が出やすくなっている。馬場差も後半マイナス方向に動いている。日曜は終日同じで、土曜の中盤ぐらいの数値。いずれにして土日ともに高速馬場だった。上位馬の脚質を見ると、逃げ・先行馬が連対しなったレースは、土日を通じて1鞍もなかった。


  タイム分析
 2020/07/04 (土)  芝=±0  Aコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
5R T1200 バイシクルキック 牡2 新馬 1:10.2 -0.2 --- -0.2 ±0 C D 5.70
7R T2000 ステラドーロ 牝3 未勝利 2:02.5 +0.9 --- +0.9 ±0 E D 8.14
9R T2600 リスペクト 牡3 開成山特(1勝) 2:42.1 +1.4 -0.5 +0.9 ±0 D C 7.25
10R T1800 ミスニューヨーク 牝3 松島特別(2勝) 1:48.3 +1.1 -0.3 +0.8 ±0 D C 6.25
12R T1200 リッチクレマチス 牝3 1勝クラス 1:09.2 ±0 --- ±0 ±0 C D 8.06
 2020/07/04 (土)  ダ=-1.8 → -2.3
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
2R D1700 ズールー 牝3 未勝利・牝 1:47.4 +0.3 --- +2.1 -1.8 E D 8.46
3R D1700 マイネルイリャルギ 牡3 未勝利 1:45.7 -1.4 --- +0.5 -1.9 D D 7.00
6R D1150 ミスズグランドオー 牡2 新馬 1:08.5 -1.5 --- -0.1 -1.4 C D 8.13
8R D1150 ドラゴンズバック 牡3 1勝クラス 1:07.3 -1.2 --- +0.3 -1.5 D D 7.13
11R D1700 ハヤブサレジェンド 牡5 安達太良(3勝) 1:44.2 -0.2 --- +2.1 -2.3 E D 8.27

福島2R 3歳未勝利・牝 タイムE
 基準より2秒1遅い勝ちタイムだった。
福島5R 2歳新馬 注目
 このレースからは1番人気で8着だったラインオブフェイトについて触れておく。
8着:ラインオブフェイト 
 スタートまずまずで、道中は5番手の外を追走していたが、3コーナーから上がって行こうとした時に、2.テセウスが少し膨れ気味となって、その外を回らされたために、かなり距離損があった。それでも直線何とか盛り返そうとしていたが、残り200mでテセウスが今度は外へ逃避。平地調教注意がついた。進路を完全にカットされてしまって、最後はレースにならなかった。ディスクリートキャットは新種牡馬だが、昨年までに持ち込み馬または外国産馬として、産駒12頭が日本でデビューしている。そのほとんどがダートを主戦場としており、ダートで21勝。芝で1勝というのがディスクリートキャット産駒の戦績。(今年の2歳馬は除く)
 ラインオブフェイトの場合は次走芝でも買ってみたいが、もし次走ダート戦に出走すれば、さらに安心して買えるのではないでしょうか。
福島6R 2歳新馬 注目
 2番手を進んだミスズグランドオーが直線で追い出すと後続を突き放し、最後は抑える余裕も見せて圧勝した。タイレコードだが、速い時計の出る馬場でタイムランクはCだった。
1着:ミスズグランドオー 
 ミスズグランドオーは現役3勝クラスシベリウスの全弟で、やはり現役3勝クラスヴォーガの半弟にあたる。ダートでは堅実に走る兄や姉を持って、これまで丹念に乗り込まれて来た。サウスヴィグラス産駒らしい先行力があって、3コーナー過ぎには逃げ馬に並びかけて楽勝ムード。まぁこの兄弟では初めての新馬勝ちであり、今後が楽しみ。
 ダートの1勝クラスはしばらく組まれていないので、使うレースは難しいが上手く調整できれば面白いだろう。
4着:アヴォカド 
 2・3着馬は離されており、次走狙うとすれば4着アヴォカド。好スタートから逃げたものの、3コーナー過ぎから勝ち馬にビッシリ競り込まれてしまった。スンナリ単騎で行けるようなら面白い。
福島7R 3歳未勝利 タイムE
 基準より0秒9遅い勝ちタイムだった。
福島11R 安達太良S タイムE
 基準より2秒1遅い勝ちタイムだった。

  馬券Summary
クラス再編成後 4週の結果報告
 早いもので4歳降級制度がなくなって、2度目のクラス再編成。要するに1年が経った。先週から2開催目に入った。世代別の成績はどうなったのか、まだ降級制度があった2018年、それから降級がなくなった初年度である2019年、そして2年目の今年についてクラス再編成後最初の開催の結果を世代別で比較してみた。
クラス再編成後 4週の結果報告
対象は3歳以上の平地戦。まず全体の成績では4歳降級制度のあった一昨年は4歳馬が勝率・3着以内率でトップ。しかし、3歳馬は連対率で1位、勝率・3着以内率でも4歳馬と拮抗していた。降級がなくなった昨年だが、やはり言われていた通り、3歳馬が一気に勝ち星を伸ばして数字的には1つ抜けた格好になった。
4歳馬のポイントは下がって5歳馬とほぼ同じ数字になっている。そして今年も率を比較すると3歳馬が上の世代よりも抜きん出て優秀。出走頭数が昨年よりも増えたので当然とは言え、順調に勝ち星を伸ばしている。降級制度の恩恵を受けていない4歳・5歳馬は数字を落とし逆に4歳時に降級を経験している6歳・7歳以上馬が目立つ率ではないが、昨年より数字を上げているという点に注目できる。
 なお、芝・ダート別の成績を調べてみたところ、驚いたが芝では4歳馬の成績がこの3年間ほとんど変わっていない。つまり4歳馬の成績が落ちたのは、ダート戦によるところが大きいと言える。昨年ダートでは5歳馬が4歳馬よりも高い率を残していますし、今年は6歳馬が4歳・5歳馬を勝率・連対率・3着位内率全てで上回った。昨年の5歳というのは今年の6歳ですから、降級の恩恵を受けた世代は侮りがたいという所ではないでしょうか。
ただ、いずれにしても全てのカテゴリーで狙うべきは3歳馬であるといういう事は、ハッキリしている。
 では、どんな3歳馬を狙うべきか、それについては次回。
解説者:市丸博司(パソコン競馬ライター)
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