• 中山
• 阪神
• 中京

馬場差一覧

レース順表示

逃

先

好

中

追

マ

中京1R 2歳未勝利 注目

勝ったレディマーシーについて。

1着：レディマーシー 勝ち馬注目

楽な手応えで2番手を追走し、直線に入っても楽なまま。残り200m付近から追い出すと一気に突き放し、最後まで余裕がありました。まだまだタイムを短縮できそうなんですけども、それよりも最大の収穫は真っ直ぐ走った事ですね。中京の新馬戦は内にもたれっぱなし。そして2戦目の京都は外へ逃げっぱなし。要するに左回りでも右回りでも左へ行こうとしていたんですが、初めてつけたブリンカーの効果なのか、あるいは他の要因もあるのか今回は真っ直ぐ走りました。今回に関してはもたれる可能性も考えて慎重に乗っていたはずで、それがタイム短縮可能な余力のある勝ち方にも繋がっているんだと思います。昇級しても上位可能と見ます。

中京2R 3歳以上1勝クラス・牝 タイムＥ

基準より1秒5遅い勝ちタイムだった。

中京6R 3歳以上1勝クラス 注目

5着だったレッドレイルについて。

5着：レッドレイル

まずスタートなんですけども、上に伸び上がるようなスタートになって、しかもダッシュがつかず、この後ですけどもねさらに3コーナーでは後ろにいて外からパパッと行かれて、ポジションをさらに下げたんですけども、内でじっとしていて直線で外に出すとよく伸びていました。よく伸びていましたと言っても、何度か直線で内にもたれていまして、それを修正しながらだったので、ずーっと目一杯に追えていた訳ではありません。初めてのダートで内にいて砂を被っても問題ありませんでしたし、直線でも足を使ったように、ダート適性は十分にあります。芝でも2000mを超える長い距離で好走したので、小倉ダート2400mここに出走できれば狙えると見ました。

中京7R 2歳未勝利 注目

7着だったタスマンハイウェイについて。

7着：タスマンハイウェイ

中団につけるためにスタート直後から気合いをつけていたんですが、その後は楽な手応えで追走。手応えが良すぎたのか、それともペースが遅いと感じたのか3コーナーから4コーナーにかけて外からスーッとマクって行きましたけども、長い直線と上り坂が待ち受ける中京でこういう動きをすると厳しく、直線で早々に失速してしまいました。これまで札幌と福島で好走して来て、中京だと乗り方が難しかったのかもしれませんけども、明らかに脚の使いどころが早すぎましたね。この後の開催では、小倉が最も合いそうですが、中京よりは中山の方が合うはずで、合うコースでの巻き返しを期待できます。

中京9R 3歳以上1勝クラス タイムＥ

基準より2秒0遅い勝ちタイムだった。

中京10R 中京2歳S タイムＥ

基準より1秒1遅い勝ちタイムだった。

中京11R 有松特別 タイムSL

前半が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。6着だったアカノニジュウイチについて。

6着：アカノニジュウイチ 番組注目馬

中京の芝1400mはスタートから3コーナーまでが長いので、前半が速くなりやすいんですけども、このレースは600m通過が35秒3とスロー。まず、後ろからでは厳しい展開でした。そんな中ですねアカノニジュウイチはボコッと出遅れまして、更に積極的に挽回はせず、序盤は離れた最後方。ペースが遅かったので馬任せでも馬群に追いついたんですが、追いついた時点では行きたがっているぐらい。それでも我慢させて後方のまま直線に入り、外へ出すと伸びて来ているんですけども、まぁこれは力を出し切っていないのは確かですね。この1戦で評価を下げる必要は全くありません。

中京12R 大須特別 注目

4着だったファイヴレターについて。

4着：ファイヴレター

これスタート直後にですね、両サイドから挟まれた事で下がってしまって、直線入り口でもかなり後ろにいたんですけども、外に出すとよく伸びました。ただしね、直線に入ってからしばらく左手前のままで、そのまま追ってしまうと内に刺さりそうだったので、本格的に追えたのは右手前に変わってからのラスト300mほどでした。本格的に追い出してからもなかなかエンジン全開にはならなかったんですけども、ラスト150mほどの伸びは目立ちました。これがですね、前が止まってラスト200mのタイムが掛かっていた訳ではなくて、レースのラスト200mが12秒4で先行決着。これを0秒8差まで追い込んで来た内容には価値がありまして、このクラスでも通用するでしょう。

14着：ショウナンガナドル

5番人気14着でした。スタートが決まって余裕十分に4番手追走。これならと思われましたが、直線は全く伸びずにまさかの大敗。敗因は特に思い浮かびません。こんな馬ではないはずなので、次走以降も狙ってみたいです。

馬券Summary
中内田充正厩舎の新馬戦
このコーナーですね、2週前は国枝厩舎、先週は藤原英昭厩舎と新馬戦は人気ほどの信頼性はなく、後のG1級でもよく負けるが2戦目に大きく変わることを期待できるという厩舎を取り上げました。ただですね、このぐらい実績のある厩舎は新馬戦を取りこぼしたぐらいでは周囲からの評価は変わりません。新馬戦を勝つ事そのものを目標として仕上げる必要がないという立場なんですね。新馬戦を勝つ事でアピールしたいのは開業から間もない厩舎です。そういうアピールに成功した厩舎は素質馬が多く入るようになって、徐々に新馬勝ちだけにはこだわらないようになって行くという話です。 　中内田厩舎の世代別の新馬戦の成績を見ますと、徐々に新馬勝ちにはそれほどこだわらない方向に向かっていると思われます。それでもこの数年前のですね、新馬戦の勝率が30%を超えていたという、その時期のイメージがあるので、まぁどうしても人気になるんですよね。ですが、今年の2歳馬、つまり2018年生まれの11月末までの新馬戦における成績を見ると、4着以下の7頭はすべて1番人気から4番人気。人気で消えている馬が多いです。ただしですね、先週朝日杯を勝ったグレナディアガーズなんですけども、この馬も新馬戦1番人気で2着と負けています。1勝目が3戦目だったんですけども、G1を勝ってます。という事で、まぁちょっと新馬戦で負けてもその後期待できるという、そういう厩舎になりつつあるんですが、まぁ新馬戦に関しては人気先行型になってきたので注意したいところです。
解説者：大川浩史(日刊競馬)