2020年4回中山4日目

開催一覧
2020/12/27 (日)
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2020/12/26 (土)
中山 阪神
2020/12/20 (日)
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2020/09/05 (土)
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2020/03/31 (火)
中山
2020/03/29 (日)
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2020/03/28 (土)
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2020/03/22 (日)
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2020/03/21 (土)
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2020/03/15 (日)
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2020/03/08 (日)
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2020/02/22 (土)
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2020/02/08 (土)
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2020/02/02 (日)
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2020/02/01 (土)
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2020/01/26 (日)
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2020/01/25 (土)
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2020/01/19 (日)
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2020/01/13 (月)
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2020/01/12 (日)
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2020/01/11 (土)
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2020/01/06 (月)
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2020/01/05 (日)
中山 京都
  馬場コメント
 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜・日曜がプラスマイナスゼロ、月曜がプラス0秒4だった。ここまで5日間の馬場差を確認しておくと、初日の前半こそマイナスゾーンだったが、高速馬場ではなくその後はマイナスの数値になっていない。
 土曜の馬場差はプラスマイナスゼロ。開催2日目つまり先々週の日曜も終日良馬場だったが、前日の雨を多少は含んでいた。先週はそれよりも乾いて、プラス0秒2の2日目と比べればマイナス方向へと動いた。日曜も開催中は雨が降らず同じ数値。ただ、月曜は日曜夜半に2.5ミリの雨が降ったのと、2日間使われた関係からプラス0秒4と土日よりも時計が掛かっていた。いずれにしろ例年と違って、全体にタフなコンディション。開幕週は外の差し・追い込みが苦戦していたが、先週は頻繁に決まっていた。今週からの後半2週はCコース。良馬場である限り時計の出方は一旦速まるとは思うが、それでも標準の数値を基本として高速化する事はないと思う。
 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス0秒7、日曜がマイナス0秒6、月曜がマイナス0秒7。1200m対象の数値は土曜がマイナス秒9、日曜がマイナス0秒8、月曜がマイナス0秒9だった。ここまで5日間の馬場差を確認しておくと、全てマイナスの数値だが3日間全て良馬場だった先週はマイナス1秒台ではなかった。
 雨の影響を受けた1週目と比較して、中間に雨はほとんど降らなかった事から乾燥が進んだ。1800mはプラス方向に傾いたという事。1200mは稍重から良馬場に回復した2日目後半に近いコンディション。それぞれ日曜はさらに乾燥して、0秒1遅くなり、月曜は前日夜の少量の雨で土曜と同じ馬場差に戻っている。脚質的な偏りは基本的にはなかったが、純粋な逃げ切り勝ちは月曜8Rのテリオスベルだけだった。


  タイム分析
 2020/09/20 (日)  芝=±0  Bコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
2R T1800 サンズオブタイム 牡2 未勝利 1:50.3 +0.4 --- +0.4 ±0 D C 8.87
4R T1200 セイウンエンプレス 牝2 新馬 1:10.8 +0.5 --- +0.5 ±0 D D 8.73
5R T1600 ペイシャフェスタ 牝2 新馬・牝 1:36.7 +0.3 --- +0.3 ±0 C C 9.94
7R T2500 ベデザンジュ 牝3 1勝クラス 2:35.7 +0.4 -0.2 +0.2 ±0 C D 5.38
10R T1600 グレイシア 牝4 御宿特別(2勝) 1:34.6 +0.3 --- +0.3 ±0 C D 7.25
12R T1200 トキメキ 牝3 1勝クラス 1:09.6 +0.4 --- +0.4 ±0 D D 9.06
 2020/09/20 (日)  ダ=-0.6 / 1200m=-0.8
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R D1200 ニシノライトニング 牡2 未勝利 1:12.9 -0.1 --- +0.7 -0.8 D D 8.58
3R D1800 タマモブトウカイ 牡2 未勝利 1:56.7 +0.5 --- +1.1 -0.6 E D 7.14
6R D1800 ナスノフォルテ 牝3 1勝クラス・牝 1:55.6 +1.6 --- +2.2 -0.6 E D 6.50
8R D1200 プレストレジェーロ 牝3 1勝クラス 1:12.0 +0.1 --- +0.9 -0.8 E D 10.69
9R D1800 キタノオクトパス 牡3 鋸山特別(2勝) 1:52.9 -0.3 --- +0.3 -0.6 C C 6.80
11R D1800 レピアーウィット 牡5 ラジオ日 1:51.6 -0.2 --- +0.4 -0.6 D D 8.93

中山2R 2歳未勝利 
2着:アラモードバイオ 解説危険
 逃げて1000m通過1分2秒3、馬場を考慮するとスローとは言えないまでも、理想の逃げが打てた。4コーナーでは後続を引き離して残り200mでは2馬身差のセーフティーリードを取っていた。しかし中団待機のサンズオブタイムにゴール前で差されて、さらに後方を進んだロスコフにも0秒1差まで肉薄されている。これで3戦全て2着。特に前走の勝ち馬はその後新潟2歳Sを制したショックアクションで、人気が落ちないだけの実績がある。それでも今回の末の甘さを思えば、仮に東京に出走の場合など怪しく思えてくる。2着3回という事で、攻めの危険馬として取り上げたいと思う。
中山3R 2歳未勝利 タイムE
 基準より1秒1遅い勝ちタイムだった。
中山6R 3歳以上1勝クラス・牝 タイムE
 基準より2秒2遅い勝ちタイムだった。
中山7R 3歳以上1勝クラス 注目
 1着のベデザンジュについて。
1着:ベデザンジュ 勝ち馬注目
 春の1回新潟開催、経験馬相手の3歳未勝利戦でデビューしていきなり上がり600m推定最速タイムで勝ち馬に0秒2差の2着。東京戦でのクビ差2着を挟んで、新潟芝2400mの前走で初勝利を挙げた。これが2着に0秒5差の楽勝で、完全タイム差はマイナス1秒2。文句なしのAランクだった。今回の昇級戦も通過点と見ていたが、4コーナーでバ馬群の1番外に回して、突き抜けて最後は余裕があった。今回のランクはCになるが、これまでのキャリアから2勝クラスでも即通用の手応えがある。エピファネイア産駒の小柄な牝馬だが、しなやかな身のこなしとバネの良さ。同じエピファネイア産駒のデアリングタクトに通じるものがある。長距離にこだわっている格好だが、2000mから2200mぐらいでも問題ないと見ている。
中山8R 3歳以上1勝クラス タイムE
 基準より0秒9遅い勝ちタイムだった。
中山9R 鋸山特別 注目
1着:キタノオクトパス 勝ち馬注目
 1着キタノオクトパス、軽いダートのユニコーンS5着。南関東大井の力を要するダートのジャパンダートダービー3着と馬場に関わらず重賞で健闘してきた。ここでは力が違って当然だが、スタートで立ち上がって後方に置かれながら、1000m通過後から動いて行って直線ではまとめて面倒を見て、2着に0秒8差。強かったと思う。タイムランクはCでも高レベル勝ちの感触があった。3勝クラスに入っても上位必至と思う。
2着:アルーフクライ 
 2着以下は5馬身以上離された。2着以下はEランクに相当する。2着アルーフクライも3着スピアザゴールドもメンバーに恵まれないと厳しい。そんな感じ。
3着:スピアザゴールド 
 2着以下は5馬身以上離された。2着以下はEランクに相当する。2着アルーフクライも3着スピアザゴールドもメンバーに恵まれないと厳しい。そんな感じ。
9着:ヴォートルエロー 
 そして勝ち馬以外で人気になっていた3歳馬にも触れておきたい。9着のヴォートルエロー、1勝クラスを逃げ切った時にキタノオクトパスを負かした実績が買われて2番人気だった。ただ、全体に覇気に乏しくて馬群の中を付いて回っただけだった。休養明けが影響したんだと思うが、次に変わるかとなると半信半疑の感じ。
12着:シゲルタイタン 
 12着シゲルタイタン、1勝クラス勝ちがEランク。昇級戦3着の前走もEに近いD相当で、3番人気は評価されすぎていた。ただ、この後福島ダート1700m戦ではレベルの低い決着もあり得る。その辺りまで静観ということ。
16着:モレッキ 
 もう1頭3歳馬ではないが、4番人気で16着のモレッキ。前走の新潟戦は逃げて2着。自身の完全タイム差はプラス0秒2と水準級だった。ただ、この前走も1勝クラスを勝った2走前も揉まれない外枠が良かった。今回は1番枠。途中までは我慢していたが、3コーナーからはやる気をなくして止めていた。好走条件には1にも2にも外枠を引いた時になる。

  馬券Summary
今年のオークス、ダービーは凡戦?
 とは言っても、これは1頭だけ抜けて強い競馬をして2冠を達成したデアリングタクトとコントレイルにけちをつけている訳でも、喧嘩を売っている訳でもない。ただ、目の前でレースを見て、その後掲示板の時計を見てあれ?と思ったのも事実なんです。
昨年も今年もオークス・ダービー当日の東京芝は馬場差がマイナス2秒台。高速馬場だった。そして昨年の勝ちタイムはオークスが2分22秒8で、ダービーが2分22秒6。それが今年はオークスが2分24秒4、ダービーが2分24秒1とそれぞれ1秒5以上の開きあった。
今年のオークス、ダービーは凡戦?
今年のオークス、ダービーは凡戦?
 今年の方が時計が遅いのは、オークスが中盤、ダービーは前半と極端に遅かった展開が大きな要因であって、タイムランクはペース補正が入ってオークスがD・ダービーがCだった。昨年は両方とも展開が流れていて、オークスがB・ダービーがCでしたから、今年はスローペースを後半の速さで引き上げた結果でもある。まぁそれでも何か物足りないのは、上がりをあと0秒5程度短縮させて、せめて2分23秒台では決着して欲しかったという思いがあるからでしょうか。
今年のオークス、ダービーは凡戦?
 ダービーの前半1000m通過タイムは1分1秒7。これはダービーの3週前に同じ芝2400m同じ馬場差の古馬3勝クラス、緑風Sと一緒だった。にも関わらず、勝ち時計は緑風Sの方が0秒3速かった。コントレイルの能力が、この時点で3勝クラス級とするのは早計で、直線の弾け方やゴール前の余力から考えて、もっと厳しい競馬になればさらにパフォーマンスが上がるのは確かだと思う。しかし、タイム面で比較した場合、2着サリオスが緑風Sでは5着。3着と4着のヴェルトライゼンデとサトノインプレッサが8着に相当する現実からは、ダービーの2着以下のレベルをある程度は疑ってかかる必要がありそうな気もして来る。これはオークスの2着以下にも同様のことが言える。
 ダービー7着のブラックホールは夏の札幌記念、4番人気で1秒差の9着。ダービー8着のワーケアは新潟記念で1番人気に推されたが、0秒7差の10着と2頭とも見せ場無く敗れていた。さらに皐月賞4着、ダービー17着のウインカーネリアンは札幌最終週、皐月賞と同じ芝2000mの自己条件、2勝クラスで0秒4差の5着に敗れている。こちらも1番人気だった。
 もちろん同世代同士のトライアル、あるいは短距離路線から1600m前後の路線は別としても中長距離で古馬と対戦した場合のオークス・ダービーの上位組は夏を越してどこまで成長しているか、その点を見極めるのが得策だと思う。春の能力のままだと危険な人気馬になってしまう。
 次回のコーナーでは前哨戦を振り返りつつ、秋華賞・菊花賞について展望してみたいと思う。
解説者:長谷川仁志(馬サブロー専属評論家)
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