2020年2回小倉1日目

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2020/01/13 (月)
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2020/01/12 (日)
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2020/01/11 (土)
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2020/01/06 (月)
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2020/01/05 (日)
中山 京都
  馬場コメント
 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス1秒9、日曜がマイナス1秒8だった。
 火曜から水曜にかけて降った雨の影響は全くなく、夏の開幕週らしい超高速馬場だった。ただし、徹底的に前が有利かと言うとそうでもなかった。1200mは8鞍中6鞍が2歳戦だった影響もあって、6鞍が逃げ切り勝ちだったが、1800mや2000mでは高速馬場で前有利という意識が強すぎてハイペースになり、差し馬が好走する事が多かった。先週に関しては超高速馬場だったが、今年は梅雨が長かった事で芝の生育が不揃いだという事で、開催進行に伴って時計が掛かるようになるかもしれない。ただし、今年夏の小倉は4週しか開催がなく、しかも後半2週はBコースに移るので週末にまとまったような雨が降らない限り、極端に時計が掛かるようにはならないかと思う。
 先週の馬場差1700m対象の数値は土曜がプラス0秒2、日曜がプラス0秒3だった。
 火曜から水曜にかけて降った雨の影響が少しあって、土曜は良馬場でもパサパサに乾いた状態ではなかった。日曜は乾いて少しだけ土曜より時計が掛かるようになったが、朝露が下りたという事で、朝の含水率は土曜とほとんど同じ。そして馬場差に大きな違いは出なかった。


  タイム分析
 2020/08/15 (土)  芝=-1.9  Aコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
2R T1200 タマモティータイム 牝3 未勝利 1:07.1 -1.9 --- -0.8 -1.1 A D 3.06
5R T1200 ルクシオン 牝2 新馬・九 1:09.8 +0.2 --- +1.3 -1.1 E D 8.15
6R T1200 テンハッピーローズ 牝2 新馬・牝 1:08.4 -1.2 --- -0.1 -1.1 C C 7.78
7R T2000 チャイカ 牝3 未勝利 2:00.3 -0.4 --- +1.5 -1.9 E D 7.44
9R T1200 ヨカヨカ 牝2 フェニッ 1:07.9 -0.6 --- +0.5 -1.1 D D 5.20
10R T2000 ポタジェ 牡3 西部日刊(2勝) 1:57.8 -1.4 --- +0.5 -1.9 D C 7.11
12R T1800 フアナ 牝3 1勝クラス 1:44.9 -2.2 --- -0.5 -1.7 B D 7.38
 2020/08/15 (土)  ダ=+0.2
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
3R D1700 スプリットロック 牡3 未勝利 1:47.2 +1.0 --- +0.8 +0.2 D D 7.54
8R D1000 コパノマーキュリー 牡3 1勝クラス 0:58.3 -0.1 --- -0.2 +0.1 C D 7.50
11R D1700 アルドーレ 牡5 阿蘇S 1:43.7 +0.7 --- +0.5 +0.2 D D 6.27

小倉2R 3歳未勝利 タイムA
 基準より0秒8速い勝ちタイムだった。先手を主張した7.タマモティータイムが逃げて4コーナーを回って行く。直線に入っても先頭で、後続を離して行く。そして2番手で追走していた6.オウケンラブキセキは離されて行く。変わって2.サンライズルーカスが上がって行くが、タマモティータイムが3馬身差をつけて逃げ切った。
1着:タマモティータイム 勝ち馬注目
 3ヶ月ぶりの実戦だったタマモティータイムが距離短縮で一変した。タマモティータイムは1800mから一気の距離短縮だったが、押して押してハナを切り600m通過32秒4。前半が下り坂の小倉芝1200mで、しかも開幕週の超高速馬場なのでこれでも速すぎるという事はなく、悠々と逃げ切った。久しぶりの1200mでスピードを活かして能力全開となったが、これで距離に関して迷うことはなくなったと思う。芝1200mなら1勝クラスでも有力。
2着:サンライズルーカス 
 2着以下は3馬身以上離された。2着のサンライズルーカスも1800mからの距離短縮だったが、スタートを決めて好位の内につけられた。3コーナーから4コーナーにかけて手応えは良くなかったが、ラスト100mぐらいはよく伸びていてこの条件は合っていた。次走も有力。
3着:オウケンラブキセキ 
 3着オウケンラブキセキはダート1200mから芝1200mに戻して巻き返したが、やはり最後に甘くなる。ダートに使いたくなる気持ちも理解できるレース内容だが、次走も上位候補ではある。
小倉5R 2歳新馬・九 タイムE
 基準より1秒3遅い勝ちタイムだった。
小倉7R 3歳未勝利 タイムE
 基準より1秒5遅い勝ちタイムだった。2着だったステラアルバについて。
2着:ステラアルバ 
 直線で内を狙ったが、モロに前が詰まってしまって追い直したが間に合わず脚を余した。ずっと内にいた事で距離ロスもなく、そして脚を溜められたのも確かだが、直線でドンドン外へ逃げていたデビュー2戦目と比べると、内ピッタリでレースができている事自体が成長を示していると思う。ブリンカーを着用しての芝というのは今回が初めてだったが、まともに走れるようになって来た。今回も含め、芝でもダートでもEランクとかタイムが遅かった時にしか3着位内に来ていないが、今の3歳未勝利戦なら勝てるだけの力は見せている。
小倉10R 西部日刊スポーツ杯 注目
 5着だったレターオンザサンドについて。
5着:レターオンザサンド 
 逃げ馬、前走で逃げた馬、そしてできれば先行したい馬というのがかなり揃っていて、ペースが速くなりそうだったが、ならば控えようと考えた騎手が多かったのか、前の並びはスンナリ決まって平均ペース止まりだった。逃げて3着・2着という近況だったレターオンザサンドもあえて控えて前半は落ち着いていたが、向正面でポタジェが外から上がって行った時には反応して行きたがっていた。逃げて好走していた馬が控えたら平均ペース止まりで、しかも3コーナーで位置が下がっている。そういうレース展開になってしまっては厳しかったが、こういうレースをしておいて次で逃げれば前進できると思う。
小倉12R 3歳以上1勝クラス タイムB
 基準より0秒5速い勝ちタイムだった。グレースオブナイルが逃げて4コーナーに差し掛かり、外からサンディレクションが並んで直線に入る。そして先行馬の内からカレンシュトラウス、外からフアナが伸びて交わして行き、2頭の争いとなった。結局外のフアナがクビ差競り勝ち1着。3着争いはグレースオブナイルが先着した。
1着:フアナ 勝ち馬注目
 3ヶ月半ぶりの実戦だったフアナが2勝目を挙げた。フアナは3コーナー過ぎから外を回って追い上げ、早めに先頭。直線では内から伸びて来たカレンシュトラウスに競り勝った。体重28キロ増、その全てが成長分ではないはずで次走は使った分の上積みも期待できる。2勝クラスでも有力候補。
2着:カレンシュトラウス 
 2着のカレンシュトラウスは逃げたグレースオブナイルの直後から直線で内に突っ込んだが、勝ち馬がしぶとかった。これで3回連続の2着だが、コースも馬場状態も枠順も展開も全然関係なく好走しているので、次走も有力だと思う。
3着:グレースオブナイル 
 3着のグレースオブナイルはペースを緩めない逃げがベストのはずで、今回好走パターンに持ち込んではいるが、前有利の意識が強くて早めに突かれる展開になって厳しくなってしまった。そのうちどこかで展開が向くと思う。

  馬券Summary
JRAの左回りは直線が長い
 JRAの競馬場は10場ありまして、左回りは新潟・東京・中京の3つ。この3場に共通するのは直線が長い事です。ダートだけで比較すると、直線が長いコースベスト3は501.6mの東京、410.7mの中京、そして353.9mの新潟ですべて左回り。芝も新潟の内周りは比較的短くて358.7mだが、これより長い右回りのコースは阪神外回りと京都外回りだけ。412.5mの中京より長い右回りは阪神の外回りだけ。
こういう事情があるため、左回りの成績が良い馬は実は左回りが得意なのではなく、単に直線が長いコースが得意という場合がある。その代表がモズアスコットだと思う。モズアスコットの重賞3勝は全て左回りと言うか、全て東京コース。その内2勝はG1なので左回り巧者と思われていたが、地方競馬の船橋、かしわ記念で単勝2.2倍の1番人気に推されながら7頭立ての6着に終わった。このレースの内容が、ペースアップした3コーナーで手応えが悪化して下がって行くという、そういうモノだった。要するに左回りのコーナリングは得意ではないが、東京コースなら3コーナーで急にペースが速くなる事はありませんし、コーナーで少々置かれても長い直線で挽回が効く。しかし、直線308mの船橋だとコーナーで置かれるのが致命的だったという事ですね。
このようにJRAの左回りの成績が良い馬というのは、もしかすると直線が短い左回りでは危ないかもしれないと、少しでも考える事は重要だと思う。
解説者:大川浩史(日刊競馬)
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