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阪神5R 2歳新馬・牝 注目

福島でも触れたドゥラメンテ産駒の新馬勝ちを取り上げておく。このレースはドゥラメンテ産駒のワンツーフィニッシュだった。福島5Rのような先行策ではなく、スローの上がり勝負に持ち込んでのワンツーは、まぁ牝馬クラシックを見据える上で価値がある。

1着：ダノンシュネラ

勝ったダノンシュネラはスタートで後方になったが、馬群の外を回して徐々に上がって行き、直線は大外から豪快な末脚を繰り出して快勝した。母はリアルスティールやラヴズオンリーユーの半姉で、持ち込み馬。血統的にもかなり楽しめそう。

2着：フォティノース

2着フォティノースは1着馬とは対照的に直線、インを突いて伸びて来た。最後は1馬身差をつけられたが、馬群を苦にしない気性面などはプラス面。すぐにでも勝てそう。こちらマイラーズカップ3着などの実績がある現役オープン、ヴァンドギャルドの半妹でやはり血統的に筋が通っている。

阪神9R マカオジョッキークラブT 注目

先ほども述べたように、土曜のダートはかなり脚抜きの良い馬場となって、時計が速くなった影響か差し・追込み馬の台頭が非常に目立った。このレースは特にその傾向がハッキリ出たレースで、前半600m33秒7のハイペースではあったが、2番手を進んだ2番人気ファストボウラーや5番人気のパラーティウムが押し切るかと思われた。普通のダートならそうなる所かもしれないが、この2頭は直線一杯になったで、外から中団を進んだロンスと後方にいたゴッドバンブルビーが一気に脚を伸ばして、後続を引き離して叩き合いを演じた。4馬身差の3着にはロンスと同じような位置にいたスズカカナロアが突っ込んで来ている。

1着：ロンス

勝ったロンスは昨年5月に1勝クラスを勝った後、2勝クラスを6戦して5走連続差して届かず6着以下。前走ようやく0秒3差5着と好走したが、それでも今回6番人気。まぁいきなり勝ち負けはどうかという評価だった。今回は鮮やかだったが、明らかに差し有利の馬場に助けられての1着と見るべきで、3勝クラスでは厳しいのではないでしょうか。

2着：ゴッドバンブルビー

2着ゴッドバンブルビーも常に後方馬群からの追込みで届くかどうかペースと展開に聞いてくれというタイプ。今回2着だから次回も走るとは限りませんので、むしろ危険な人気馬ではないでしょうか。

2着：ゴッドバンブルビー 解説危険

これはまぁ差し・追込みが届く馬場だったんですよね。この時は。この馬場に恵まれた印象もありますし、この馬自身今回好走したから次も好走するという馬ではない。もちろん、非常に強いレースで、あ、これは一瞬勝てるのかなという所まであったが、だから次も走るとはならないという事で危険馬にさせていただく。

阪神11R マレーシアC タイムＥ

基準より0秒9遅い勝ちタイムだった。

阪神12R 3歳以上1勝クラス 注目

1着：ファストフォース

勝ったファストフォースは昨年3歳6月デビュー、6戦して2着2回はあったものの勝てず、北海道競馬へ行った。門別で4戦3勝、しかも距離短縮して1200mを走ったここ2走は、4馬身差・5馬身差の圧勝だった。今回はJRAに復帰して最初のレースの上、久しぶりの芝。4番人気は仕方なかったでしょうか。しかし類い希な短距離適性を発揮し、4番手追走から外を回して2馬身半差の差し切りだった。この勝ち方ができるなら、上のクラスでもクラスの壁は無さそう。母ラッシュライフは新馬勝ちの後、函館2歳ステークス2着・ファンタジーステークス2着。どうやら母の血が色濃く出ているようで、今後も短距離で活躍して行くのではないでしょうか。

2着：ロードベイリーフ

2着ロードベイリーフは徐々に距離を短くしての好走。芝短距離適性がある模様。このクラスはいずれ勝てるだろう。

馬券Summary
クラス再編成後 4週の結果報告2
4歳馬の降級制度が無くなって2度目のクラス編成を迎えた。 前回のこのコーナーでまだ降級制度があった一昨年、無くなって初年度である昨年、そして2年目の今年の成績を比較した。すでに皆さんが感じられているように、結論は1番の狙いは3歳馬であるという事だった。クラス再編成後、最初の開催となった6月のデータを分析すると、3歳馬は芝・ダートともに勝率・連対率・3着内率全てで4歳以上圧倒している。今回は、その3歳馬をどう狙うかというテーマでお送りしたい。 　 　芝・ダート別に見ると芝では出走数が断然多い4歳馬が3歳馬に迫る成績を残している。3歳馬の相手はやっぱり4歳馬となるでしょうか。ダートでは4歳馬と7歳以上が芝に比べ、成績を落とすため年歴的には3歳馬の成績が断然という形になっている。相手は4歳から6歳馬。特に6歳馬が狙いとなるでしょうか。また 　また、芝・ダートともに前へ行った馬の成績が良い。47頭の3歳馬が4コーナー先頭で、芝・ダートともに10勝。単勝回収率ともに300%を超えており、注目すべき数字。一方1番人気馬の成績は芝とダートで異なる。ダートでは1番人気の3歳馬が35頭出走して16勝と抜群の成績を残している。まぁこの時期に1番人気に推されるような3歳馬はまぁ力が抜けているという事だろう。1番人気なのに単勝回収率が108%というのはすごい。いかに勝率が良いかを物語る。逆らわないの一手だろう。一方、芝では1番人気が34頭出走して8勝ですから、約半分ですね。芝とダートでは大きく違っている事に注意しておきたいと思う。
解説者：市丸博司(パソコン競馬ライター)