2020年1回函館3日目

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  馬場コメント
 開催全体の芝の馬場差を確認しておくと、昨年7月以来の開催でコンディションは良く、速い時計の出る馬場だったが、3週目は雨の影響で時計が掛かって行った。
火曜日に雨が降り、さらに木曜日にも少し雨が降ったが、その影響はほとんどなく含水率は1週目とほぼ同じ。そして馬場差も1週目と同じだった。
 開催全体の馬場差を確認しておくと、開幕週は良馬場発表ではあったが、土日ともにマイナス1秒1。2週目は水準方向に動いたが、3週目は雨の影響で脚抜きが良くなり一気に高速化。土曜は終日マイナス3秒1だった。
 開催2週目。火曜日に雨が降って、木曜日にも少し降ったが、その影響はなく含水率は1週目より低くなった。そのため1週目よりは時計が掛かるようになり、乾燥が進んだ日曜はさらに水準方向に動いた。


  タイム分析
 2020/06/20 (土)  芝=-1.8  Aコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R T1200 エールヴィフ 牝3 未勝利 1:09.2 -0.8 --- +0.3 -1.1 D C 9.25
3R T2000 ピースディオン 牡3 未勝利 1:59.7 -2.5 --- -0.7 -1.8 B D 7.00
5R T1200 モンファボリ 牝2 新馬 1:08.7 -1.9 --- -0.8 -1.1 A C 8.00
8R T1200 フクノナルボンヌ 牝4 1勝クラス・牝 1:08.7 -0.7 --- +0.4 -1.1 D D 5.91
10R T1800 ザイラ 牝3 八雲特別(1勝) 1:48.0 -0.5 -0.7 +0.4 -1.6 D D 4.89
11R T1200 アリア 牝5 STV杯(2勝) 1:08.5 -0.5 --- +0.6 -1.1 D D 7.50
12R T1200 アドマイヤデルタ 牡4 長万部特(1勝) 1:09.1 -0.3 --- +0.8 -1.1 E D 7.60
 2020/06/20 (土)  ダ=-0.7
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
2R D1000 ローズオブシャロン 牝3 未勝利・牝 0:59.0 -0.9 --- -0.5 -0.4 B C 6.17
4R D1700 シェーン 牝3 未勝利・牝 1:47.6 ±0 --- +0.7 -0.7 D D 7.42
6R D1700 ヒルノアントラ 牡3 未勝利 1:48.3 +0.7 --- +1.4 -0.7 E D 8.14
7R D1000 スリーピート 牡3 1勝クラス 0:58.9 -0.3 --- +0.1 -0.4 C D 6.50
9R D1700 ハイパーステージ 牡3 1勝クラス 1:46.6 +0.2 --- +0.9 -0.7 E D 5.00

函館2R 3歳未勝利・牝 タイムB
 完全タイム差はマイナス0秒5でBランクだった。
1着:ローズオブシャロン 
 ローズオブシャロンは好スタートから逃げて絡まれる事もなく、余裕の逃げ切り。休み明けを使って、そこから連闘で体が絞れ、スッとハナを切れた事が勝因と思われるが、まだタイムは詰められそうな手応え。少しタイムを詰められれば、1勝クラスでも上位可能となる。
2着:ゴーゴーレイワ 
 2着のゴーゴーレイワは初めての1000mだったが、無理なく好位に取りつき、勝ち馬には千切られたが自身も伸びている。以前は外から被されてフワフワしたりしていたので、好位の内でスムーズに立ち回れた事は収穫。そして次走もやはり馬群の中で進めて、2着と安定感が出て来た。
3着:レディオタイムズ 
 3着のレディオタイムズはもう痛恨の出遅れだった。連闘でテンションが上がっていたのか、ゲート内で突進していた事が出遅れの原因だろう。普通にゲート出れば勝てるだけの能力はある。
函館3R 3歳未勝利 タイムB
 完全タイム差はマイナス0秒7でBランク。前半1000mが58秒7、そして後半1000mが1分1秒0とかなりの前傾ラップ。向正面で後ろを離して行った2頭は3コーナーで苦しくなったが、小回りコースらしく苦しくても前へ前へというレースをした馬が上位に来た。
1着:ピースディオン 
 勝ったピースディオンは3コーナーから動いてかなり長く脚を使った。スローペースの瞬発力勝負ではどうかと思うが、似たような流れなら1勝クラスでも上位可能。
2着:マッチレスノヴェル 
 2着のマッチレスノヴェルは先行2頭が下がった3コーナーからどんどん後ろを離して4コーナー先頭。かなりきつい展開での2着で価値がある。新馬戦は超スローペースで2着だった訳ですから、ペースを問わず好走できるのは力がある証拠で、早いうちに勝ち上がれそう。
3着:ヴァイスリヒト 
 3着のヴァイスリヒトは内で上手く捌けてスムーズだったが、ハービンジャー産駒らしく洋芝のハイペースは合っている模様。
4着:シャムロックヒル 
 4着のシャムロックヒルは3コーナーからマッチレスノヴェルとビッシリ競る事になって失速もしたが、少しでも楽なペースで行ければもっと走れそう。
函館5R 2歳新馬 タイムA
 完全タイム差マイナス0秒8でAランク。
1着:モンファボリ 
 モンファボリは小さな馬だが、脚の回転が良いのですぐにスピードに乗って自然にハナ。そのまま楽々と逃げ切った。2歳初期の新馬戦は1200mでもスローペースだったりするが、このレースは前半600mが33秒7、全く無理せずにこのラップで行けますし、小さな体でも跳びが大きく、性能が高い。今後かなり期待できそう。
2着:ホーキーポーキー 
 2着のホーキーポーキーは速いペースに着いて行ったので、3コーナーから騎手の手が動いていたが、それでも最後までしぶとかった。普通のレベルのレースなら勝てるレベルにある。
3着:キンバ 
 3着のキンバは追い通しでの追走。そして最後は失速したが、後ろが差して来なかったという3着。とは言え、調教で全く動いていなかった割にはレースでは動けたように、実戦向きだと言える。

  馬券Summary
放送休止のためなし
放送休止のためなし
解説者:大川浩史(日刊競馬)
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