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馬場差一覧

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逃

先

好

中

追

マ

東京2R 3歳新馬 タイムＡ

このレースの勝ちタイムは当開催3歳新馬戦の基準タイムより1秒2速いモノだった。馬場差がプラスマイナスゼロで、このレースは補正も入っていないので、 -1.2-(±0)＝-1.2 となり、基準より1秒2速い勝ちタイムだった。

1着：レッチェバロック 勝ち馬注目

レッチェバロックが圧勝した。レッチェバロックは残り200m手前から軽く追い出されると2番手以下をみるみる離す楽勝だった。Uncle Mo産駒だが、日本ではダートの1400mから1800mを中心に活躍中。ダート1400mから1800mに限れば、14勝・2着8回・3着5回で4着以下33回で、勝率が23.3%・連対率36.7%・3着以内率45.0%という素晴らしい成績。まだ日本では大物というのは出ていないが、アメリカでは初年度産駒から2016年のケンタッキーダービー馬ナイキスト(Nyquist)を出している。仕上がり早の血統だけに、レッチェバロックもこれから順調に使えるなら面白い。

2着：プレシャスガール 番組注目馬

そして2着以下は大きく離された。大差の2着に敗れてしまったが、プレシャスガールも外国産馬のSpeightstown産駒。こちらはマテラスカイ・モズスーパーフレア・リエノテソーロと重賞勝ち馬を出している。勝ち上がり率も高いですから、3着馬を4馬身離していますし、次は勝てるだろう。

東京3R 3歳未勝利 タイムＢ

基準より0秒5速い勝ちタイムだった。

1着：カフェスペランツァ

カフェスペランツァがデビュー2走目で一変した。カフェスペランツァが使われて一変。1番人気から3番人気の3頭を従えて、4馬身差の圧勝劇を演じた。3勝した外国産馬カフェヒミコの2番仔。全兄の現4歳馬カフェプリンスも2勝しており、ダートなら今後も活躍が期待できるだろう。デビュー戦の前走はスタート後に挟まれて、上がって行く時に仕方なく外外を通らされたのが堪えたか。勝ったシェダルが強すぎて、最後苦しくなったのもあっただろうか。

2着：ディーエスプルーフ

2着ディーエスプルーフはこれで3走連続の2着。3走全て1着馬に大きく千切られているのは気になるが、裏を返せば相手が悪かったとも言える。流石にそろそろ順番が来るのではないだろうか。

東京5R 3歳未勝利・牝 タイムSL

前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとする。

東京6R 3歳未勝利 注目

1000m通過が1分2秒8、1800m通過は1分52秒9のスローだった。2番手から直線で抜け出したリアムとエターナルボンドの一騎討ちになって、エターナルボンドが抜け出した。ペース補正が0秒9入って、タイムランクはBに近いC。 　3着以下は勝負が終わってから差して来た感じ。次走すぐには狙いづらいところ。

1着：エターナルボンド

勝ったエターナルボンドは母が中央2勝した持ち込み馬のシュピッツェ。近親に現役オープン馬、フュージョンロックがいるがまだ重賞勝ち馬は出ていない。前走の新馬戦では1番人気に推されたが、中団から進んでもう1つ切れなかった。しかし2走目で一変。2番枠を引きながら一旦引いて、外外の4・5番手を進んだ。内に包まれない事を意識したような騎乗で、直線は外から進出して前へ行くリアムに競り勝った。すぐにという訳にはいかないが、1勝クラスはいずれ勝てるのではないだろうか。

2着：リアム

そしてその2着が1番人気のリアムだった。2着リアムはデビュー戦の前走が4着、3着馬に同タイムのハナ差だった。今回は出遅れたが、向正面で一気にポジションを上げて、外から2番手を取り切り、直線先頭という味のある競馬を見せた。最初から先行できていればもっと際どかっただろう。次走はチャンス十分。

東京7R 4歳以上1勝クラス タイムＥ

基準より1秒1遅い勝ちタイムだった。

東京12R 4歳以上2勝クラス 注目

1着：サンチェサピーク

サンチェサピークが4番手から抜け出して、2勝クラスを卒業した。6歳馬だが、3歳6月からおよそ1年半休養するなど、キャリアは浅い。5歳になった昨年からはなかなか順調に使えず、それが出世を阻んで来た。今回はおよそ1ヶ月かけて調教を積んで、良い状態に仕上がっていた。レースでは終始好位のインでじっとしていて、直線前が開くと1頭だけ違う脚色を披露。最後詰め寄られたが、併せてくればいくらでも伸びる脚色だった。上のクラスですぐとまでは言えないが、順調に使えたら3勝クラスでも好勝負はできるはず。

3着：テイエムグッドマン

3着テイエムグッドマンが今回は初めての東京・初めてのマイルダートで好走した。これまで関西圏か北海道しか使っていなかったが、まぁこれで新たな選択肢は増えた。注目しておきたいと思う。

馬券Summary
9歳オジサン馬の大穴一発
日曜京都10Rの芝1200mの4歳以上3勝クラス、山城Sでなんと14番人気の9歳馬イオラニが2着に入って、穴馬券が出た。驚く事にこのイオラニだが、体重18キロ増で506キロと過去最高馬体重、9歳で。しかもメンバー中上がり最速の脚を使っての2着。9歳オジサン馬としては凄いなと。何かこうシンパシーを感じてしまうが、このような例は他にもあるのかと思い、過去5年2015年以降で調べてみたら、意外にも同じような例が2例あった。 条件は9歳以上3着以内、体重が前走から12キロ以上増えている。で、メンバー中上がり最速だが、まずこの上2017/8/27 G3札幌芝1200mのキーンランドカップ。1着エポワス。これ覚えていますね。9歳馬が来たと思ったが、20キロ増で496キロ。上がり最速、12番人気だった。下の段、2019/1/14リステッド競走の淀短距離ステークス、3着のティーハーフ。これも9歳で18キロ増、472キロだが上がり最速。9番人気だった。どちらも芝1200mのレースで、やっぱり9歳馬ともなるとあんまり使える脚が長くなると厳しいのかなという感じがする。芝1200mぐらいだと、一気に走ってしまうような馬がいるんじゃないかと。芝1200mに9歳馬が12キロ以上の馬体重増で出てきたら、ちょっとだけ買ってみるというのはどうでしょうか。確率はかなり低いが。ちなみに9歳以上で3着以内、障害戦を除くだが、これに該当したのは延べ33頭いて、全て9歳馬で、10歳以上で3着以内に入った例は過去5年では1例もなかった。また、33頭の内32頭が牡馬またはセン馬で牝馬は1頭だけだった。これは2018年西陣Sのメイショウツレヅレ(2018/11/18)。 そういう結果が出ておりますがいかがでしょう。
解説者：市丸博司(パソコン競馬ライター)