2023年1回東京5日目

開催一覧
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中山 阪神
2023/12/23 (土)
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2023/12/17 (日)
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中山 阪神 中京
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2023/11/26 (日)
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新潟 小倉 札幌
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新潟 小倉 札幌
2023/08/26 (土)
新潟 小倉 札幌
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新潟 札幌
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2023/07/22 (土)
福島 中京 札幌
2023/07/16 (日)
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2023/07/15 (土)
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2023/07/09 (日)
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福島 中京 函館
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2023/01/07 (土)
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2023/01/05 (木)
中山 中京
  馬場コメント
 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス1秒5、日曜がマイナス1秒7でした。まずはここまで6日間の馬場差を確認しておきますと、全てマイナス1秒台で速い時計の出るコンディションですが、先週は若干水準方向に動きました。
 土曜東京はですね、雪の影響でレース開始時刻を変更して行われました。芝土曜は「稍重」、日曜は良馬場だったことが示すように、土曜はですね、それまでの2週と比べて少し時計が掛かりました。日曜は乾きまして、前半2週に近いレベルに戻りました。ただし、大きな動きではなくてですね、開催を通じて速い時計の出るコンディションでしたね。上位馬を見ますとですね、ある程度の位置で流れに乗った馬が有利で、追い込んで勝った馬は土曜10レースのグラスミヤラビだけです。直線一気は至難でしたね。
 先週の馬場差1600m対象の数値は土曜がマイナス1秒8からマイナス2秒5への変動、日曜がマイナス2秒8からマイナス2秒2への変動でした。遡って6日間の馬場差を確認しておきますと、4日目までは水準レベルで推移していましたが、先週は一気にマイナス方向に動きました。
 芝と違ってダートはですね、雪の影響を大きく受けて、かなりの高速馬場になりました。土曜日ついては、水が引いて行くにつれて、一層ですね時計が出やすくなりました。日曜は終盤ですね、まぁ水準方向に動いたんですが、それでも終日馬場差はマイナス2秒台で、かなりの高速馬場でした。従って、脚抜きの良いダート向きのスピードタイプに有利で、差し馬は4コーナー8番手以内がギリギリ単勝圏内でした。まぁ追い込み馬は苦戦を強いられた訳です。ただですね、日曜10Rだけは追い込み決着で、まぁこれはハイペースになったためと考えられます。


  タイム分析
 2023/02/11 (土)  芝=-1.5  Dコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
5R T1400 セフィロ 牝3 未勝利 1:22.5 -0.5 -0.5 +0.1 -1.1 C C 6.44
6R T1800 ブレイディヴェーグ 牝3 未勝利・牝 1:48.1 -0.5 -1.0 -0.1 -1.4 C D 8.44
7R T1400 ポリーフォリア 牝3 1勝クラス 1:21.6 -0.7 --- +0.4 -1.1 D D 8.71
9R T2400 バラジ 牡4 箱根特別(2勝) 2:26.3 +0.1 -1.0 +0.9 -1.8 D C 4.23
10R T1400 グラスミヤラビ 牝4 雲雀SH(3勝) 1:20.6 -0.6 --- +0.5 -1.1 D D 8.79
11R T1600 ハーパー 牝3 クイーン(G3) 1:33.1 -1.2 --- ±0 -1.2 C C 6.13
 2023/02/11 (土)  ダ=-1.8 → -2.5
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R D1300 スーパーリベロ セ3 未勝利 1:17.9 -1.5 --- ±0 -1.5 C D 9.75
2R D1400 ジェムステート 牡3 新馬 1:25.6 -0.5 --- +1.2 -1.7 E D 10.13
3R D1600 ヒルズカーン 牡3 未勝利 1:37.1 -2.2 --- -0.2 -2.0 C D 8.88
4R D2100 オヤノナナヒカリ 牡4 1勝クラス 2:10.9 -1.3 --- +1.5 -2.8 E D 8.06
8R D1400 クリスタルウエイ 牡4 1勝クラス 1:24.0 -0.9 --- +1.1 -2.0 E D 8.75
12R D1600 サトノアポロン セ5 2勝クラス 1:35.4 -1.8 --- +0.7 -2.5 D C 5.44

東京1R 3歳未勝利 注目
1着:スーパーリベロ 
 勝ったスーパーリベロ、父は2009年に京王杯スプリングカップを勝ったスズカコーズウェイです。逃げて7馬身差の圧勝ですからね、これは申し分ありません。タイムランクはCになるんですが、昇級しても楽しみがあります。
2着:プリンスメーカー 
 2着のプリンスメーカーは、前走芝で大敗を期しましたが、2歳新馬戦5着の時と同じダート1300mに戻って一変しました。4コーナー最内のコース得はあったとは言え、後方から上位に来たのはこの馬だけですから、瞬発力は評価しておきたいです。
3着:プリヴィエレジェ 
 3着のプリヴィエレジェは強い逃げ馬に着いて行った分、最後の最後で苦しくなりましたけれども、前走からダートの短距離にシフトして、これで軌道に乗ってきたという事は確かです。
4着:テイエムスイスイ 
 テイエムスイスイは1番人気で4着でした。4番手追走でそのまま流れ込んだ程度です。時計が速かったせいか、それとも東京より中山向きなのか、あるいは使って来て状態が下がって来ているのか、敗因を求めればこの3点になります。
4着:テイエムスイスイ 解説危険
 今回は1番人気でした。これでダート1300m以下を使い出して、2・4・2・4・2・4着ですから、これはもういつ勝っても良いレベルなんですが、今回ね、勝ち馬は7馬身ちぎる展開とは言え、着差が大きすぎますし、3着から2馬身差というのは、ちょっと負けすぎですよね。まぁ「不良」のダートが合わなかったのかもしれませんけれども、流石に昨年9月デビューから使ってきた連戦の疲れというのも考えられます。この後ね、一息入れれば、当然攻勢に転じてきますけれども、続戦するようであればさらにパフォーマンスが下がってしまう危険性がある。そういう風に思います。
5着:ドゥラミチャン 
 5着のドゥラミチャンは、初のダートで、若干ですね道中の進みが悪かったですが、これは高速馬場に戸惑ったようですが、距離が忙しいようにも映りましたね。私は後者、「距離」だと思います。東京ならダート戦1400mから1600m、これぐらいが良いんじゃないでしょうか。
東京2R 3歳未勝利 タイムE
 基準より1秒2遅い勝ちタイムでした。
東京4R 4歳以上1勝クラス タイムE
 基準より1秒5遅い勝ちタイムでした。
東京6R 3歳未勝利・牝 注目
 先週の芝で唯一ですね、完全タイム差がマイナスでした。
1着:ブレイディヴェーグ 勝ち馬注目
 先週の芝で唯一ですね、完全タイム差がマイナスでした。ロードカナロア産駒ブレイディヴェーグが1着です。昨年8月の2歳新馬戦2着以来で、骨折明けだったんですが、仕上がりは良かったですね。ペース補正が1秒入った遅い流れですが、2番手から上り600m33秒3のフィニッシュです。もうここでは能力が違いましたね。
2着:オーヴァルブルーム 
 2着のオーヴァルブルームは前走から中1週でしたが、落ち着きがあって良い状態をキープしていました。前走がタイムランクAのレースで3着です。そして今回は勝ち馬に6馬身差をつけられました。まぁともに相手が悪すぎたという事です。
3着:ガールズレジェンド 
 3着のガールズレジェンドはですね、まぁ出遅れは痛かったんですが、デビュー3戦目で1番良い脚を使いました。まだ体はしっかりしていないんですが、それでも以前より歩様は良くなりましたし、確実な進歩がうかがえます。
4着:ネザーランドリマ 
 4着のネザーランドリマはまだトモが甘いんですが、前進気勢はあって我慢させて終いを生かすレースで、安定感が出てきました。心身が噛み合えばね、もっと良いレースができると思います。
5着:ウインルピナス 
 最後5着のウインルピナス、6月の遅生まれで経験馬相手のデビュー戦になりました。ウインキートスの全妹ですが、まだキャシャで非力です。今回はポテンシャルだけで走ったという感じですから、今後の成長促進があればというところだと思います。
東京8R 4歳以上1勝クラス タイムE
 基準より1秒1遅い勝ちタイムでした。
東京11R クイーンC 重賞
 タイムランク・メンバーランクともにCでした。スタートでイングランドアイズ・グランベルナデットらが遅れます。一方、ニシノカシミヤが先手を取って直線です。勝ちタイムの1分33秒1は、7年前にメジャーエンブレムが記録した1分32秒5に次いで速くてですね、前後半のラップ構成もそれに近いもので、前半800mは46秒2、後半は46秒9でした。レースを引っ張った2頭の先行馬が力不足だった事もあって、差し・追い込み馬に有利な流れになりましたね。
1着:ハーパー 
 3頭の追い比べを制してハーパーが重賞初制覇です。前走から12キロ体重が減っていました。2015年2着のミッキークイーン、それから21年2着のアールドヴィーヴルもそうだったんですが、このレースで関西馬の馬体減はよくあるケースです。レースもタイトで、直線で寄られる不利もあって勝ち切ったんですからね、ポテンシャルは相当だと思います。
2着:ドゥアイズ 
 2着がドゥアイズ、3着はモリアーナでした。2着のドゥアイズはレースの形は良くてですね、好位の内からもう少し楽に抜け出して来ると思ったんですが、まぁジリジリという感じでしか伸びませんでした。まぁ接戦の2着は地力のなせる技ですが、どちらかと言えばですね、桜花賞よりオークス向きのイメージです。
3着:モリアーナ 
 2着がドゥアイズ、3着はモリアーナでした。3着のモリアーナは前走の阪神ジュベナイルフィリーズで引っかかりましたから、今回はその点を修正して結果を出すという事が最大のテーマでした。折り合いはクリアしまして、上がり600m最速で伸びたんですが、こちらも接戦とは言えですね、長く良い脚を使うタイプではなくて、まぁ一瞬の脚で勝負するタイプかなという事が、今回分かりましたね。
4着:イングランドアイズ 
 その後4着にイングランドアイズ、5着がグランベルナデットでした。4着のイングランドアイズはオークス馬ヌーヴォレコルトの仔で、外国産馬です。芝2000mの2歳新馬戦を勝った後に、異質のペースの1600mで上位に食い込んだように、能力は高いです。ただ、まだ反応が鈍くですね、今後の成長待ちの段階でしょう。
5着:グランベルナデット 
 その後4着にイングランドアイズ、5着がグランベルナデットでした。5着のグランベルナデットも前走芝2000mからの臨戦でした。スタートでアオったのが痛いですね。同じ芝1600mのですね、2歳新馬戦で1番人気で6着に負けた時のような、そんなレースになってしまいました。
6着:ウンブライル 
 まず6着のウンブライルですけれども、阪神ジュベナイルフィリーズで減った体は戻っていたんですが、4コーナー手前の手応えはあまり良くありませんでした。ラストは伸び負けしていますしね、今回はズブくて前向きさに欠けたきらいがあります。良血なんですが、この母系はですね気の悪さも内包しています。
7着:アスパルディーコ 
 7着のアスパルディーコは牝馬3冠のアパパネの仔で、まぁ一昨年のこのレースの勝ち馬アカイトリノムスメの半妹ですけれども、この一戦だけで言いますとね、ちょっと1600mというのは距離不足に映りましたね。

解説者:吉岡哲哉(競馬ブック)
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