2023年1回阪神4日目

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  馬場コメント
 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス1秒3、日曜がプラス0秒1でした。ここまで4日間の馬場差を確認しておきますと、3日目つまり先週土曜まではマイナス1秒台でしたが、4日目はプラスの数値になりました。
 土曜はですね、開幕週と大きくは変わらず速い時計の出るレベルだったんですが、土曜深夜からの雨で、日曜は時計が掛かりました。雨量としてはね、多くはなかったんですが、まぁ時計の出方は一変しました。ただ、連対馬の脚質、これは大きな偏りはありませんでしたね。
 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がプラスマイナスゼロ、日曜がマイナス0秒2でした。ここまで4日間の馬場差を確認しておきますと、水準レベルで推移していますが、先週日曜だけはマイナスの馬場差でした。
 先週は土曜時点でですね、開幕週よりも少し時計が出やすくなって、馬場差はプラスマイナスゼロです。日曜は雨の影響で少しマイナス方向に動いたんですが、芝が土日で時計の出方が一変したのと比較しますとね、ダートは大きな動きでありませんでしたよね。土日のトータルで見ますと、連対馬はですね脚質面で大きくは偏っていないんですけれども、逃げ馬が9連対、先行馬が6連対でした。ただですね、中団・後方の馬が不振だったという訳ではありません。


  タイム分析
 2023/02/19 (日)  芝=+0.1  Aコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
5R T1800 パールロード 牡3 未勝利 1:48.9 +0.9 --- +0.8 +0.1 D C 7.31
6R T1400 スカイロケット 牡3 1勝クラス 1:23.0 +1.0 -0.2 +0.7 +0.1 D C 5.67
10R T1600 セルバーグ 牡4 武庫川S(3勝) 1:34.0 +0.6 -0.3 +0.2 +0.1 C C 4.75
12R T1600 スーサンアッシャー 牡4 2勝クラス 1:34.6 +0.6 --- +0.5 +0.1 D D 7.36
 2023/02/19 (日)  ダ=-0.2
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R D1800 インザビギニング 牡3 未勝利 1:55.6 +1.0 --- +1.2 -0.2 E D 9.23
2R D1400 カマチョクイン 牝3 未勝利・牝 1:25.7 -0.2 --- ±0 -0.2 C D 6.13
3R D2000 クールブロン 牡3 未勝利 2:09.5 +1.3 --- +1.5 -0.2 E D 6.27
4R D1400 フェリ 牝3 新馬 1:26.5 +0.4 --- +0.6 -0.2 D D 9.06
7R D1800 ルイナールカズマ 牡4 1勝クラス 1:54.0 +0.9 -0.3 +0.8 -0.2 D D 6.62
8R D1200 ウナギノボリ 牡4 1勝クラス 1:12.2 -0.1 --- ±0 -0.1 C D 7.64
9R D1800 ジャスパーグレイト 牡4 川西特別(2勝) 1:52.8 +0.5 --- +0.7 -0.2 D C 8.91
11R D1200 ケイアイドリー 牡6 大和S 1:11.2 +0.5 --- +0.6 -0.1 D D 9.19

阪神1R 3歳未勝利 タイムE
 基準より1秒2遅い勝ちタイムでした。
阪神3R 3歳未勝利 タイムE
 基準より1秒5遅い勝ちタイムでした。
阪神5R 3歳未勝利 注目
1着:パールロード 番組注目馬
 勝ったパールロードは前走の3歳新馬戦で2着。当時の勝ち馬はですね、同じ厩舎のロードデルレイで、先ほど取り上げたように、土曜阪神のつばき賞も勝っています。という事で2戦目の今回は負けられない1戦で、要は勝ち方が焦点でした。父はロードカナロアで、半姉がですねアートハウスという良血です。連勝も期待できると思います。
2着:ラケマーダ 
 それから2着のラケマーダは、およそ2ヶ月半ぶりの出走でですね、まだ余裕残しの仕上げでした。テンションの高い馬なんですが、序盤からかなり力んで走っていました。それでも2着は確保しました。落ち着いて走れればね、未勝利クラス脱出。これは時間の問題でしょう。
3着:ドーバーホーク 
 3着以下は2桁人気の馬が続きました。まずドーバーホーク、11番人気で3着でした。ペース補正は入っていないんですが、やや中だるみの流れで、ノーマークの逃げになったという事が好走の要因でしょうか。左へもたれる面がありますからね、まだまだ改善の余地があります。
4着:ウォーターフルール 
 14番人気で4着のウォーターフルールは取り消し明けで、実質的にこれが経験馬相手のデビュー戦になりました。なのでね、出遅れは仕方ありません。4コーナー15番手の大外から上がり600m最速で伸びて来ましたから、能力はあります。ただね、もう少し経験が必要じゃないかなという気もしましたね。
7着:ハスラー 
 一方ですね、あとハスラー7着でした。経験馬相手のデビュー戦でしたが、2番人気に支持されていました。人気はですね、能力のバロメーターという面がありますから、血統と調教から見ても使って一変。これは警戒しておくべきだと思います。
阪神12R 4歳以上2勝クラス 
7着:トゥードジボン 通信簿
 1番人気7着でした。骨折明けでですね、およそ9ヶ月半ぶりだった前走が好タイムの2着だった訳ですが、今回中2週で出走して来たんですね。せめてね、中4から5週ぐらいの間隔を空けて使って欲しかったとは思うんですが、休み明け好走の反動があったんじゃないかなってという気もしますね。まぁいずれにしても申し訳ありませんでした。

解説者:吉岡哲哉(競馬ブック)
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