2023年5回中山2日目

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  馬場コメント
 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は、土日ともにマイナス2秒0でした。
 月曜以降は雨が降らず、所謂パンパンの良馬場でしたね。クッション値も10を超えていて、速い時計が出るコンディションだったんですが、見た目はそのクッション値から受ける印象ほどは固いという馬場ではなかったと思います。5回中山は9日間の開催で全てAコースが使用されます。
 先週の馬場差1800m対象の数値は、土日ともにマイナス0秒3。1200m対象の数値は、土日ともにマイナス0秒4でした。
 月曜以降は雨が降らず、早朝の含水率はかなり土日とも低かったんですが、まだ凍結の恐れがある気温ではないので、水は撒いていてレースの時にはそれなりの水分があったはずです。それはまぁ時計の出方にも現れていて、早朝の含水率は低くてもマイナスの馬場差でした。まだ真冬の乾いたダートという感じにはなっていません。


  タイム分析
 2023/12/03 (日)  芝=-2.0  Aコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
3R T2000 ウインマクシマム 牡2 未勝利 2:00.7 -1.5 -0.6 -0.1 -2.0 C C 7.39
5R T2000 クリスマスパレード 牝2 新馬 2:00.7 -1.8 --- +0.2 -2.0 C C 8.21
8R T2500 エリカヴァレリア 牝5 2勝クラス 2:32.3 -2.2 -0.7 -0.4 -2.5 C C 7.55
9R T1200 バースクライ 牝3 南総SH(3勝) 1:07.2 -1.2 --- ±0 -1.2 C C 9.38
11R T1200 オタルエバー 牡4 ラピスラ(L) 1:07.8 -0.3 -0.2 +0.7 -1.2 D D 10.44
 2023/12/03 (日)  ダ=-0.3 / 1200m=-0.4
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R D1200 カラフルメロディー 牝2 未勝利 1:12.2 -0.5 --- -0.1 -0.4 C D 9.46
2R D1800 モデルハント 牝2 未勝利 1:55.0 -0.5 --- -0.2 -0.3 C D 8.07
4R D1200 グラスブランシュ 牝2 新馬 1:13.0 +0.1 --- +0.5 -0.4 D D 9.07
6R D1200 グランオルカ 牡2 1勝クラス 1:11.0 -1.0 --- -0.6 -0.4 B C 8.55
7R D1800 ベルシャンソン 牝3 1勝クラス・牝 1:54.1 +0.1 --- +0.4 -0.3 D D 7.90
10R D1800 テーオードレフォン 牡4 市川SH(3勝) 1:52.3 -0.1 --- +0.2 -0.3 C D 8.73
12R D1200 シゲルファンノユメ 牡4 2勝クラス 1:11.6 +0.3 --- +0.7 -0.4 D C 9.07

中山3R 2歳未勝利 注目
 4着だったリアレストについて。
4着:リアレスト 
 大外枠だったんですが、ある程度の位置を取ろうとスタート直後に気合をつけていたんですけども、しばらく馬群が外に広がった状態が続いた事もあって、一旦下がる事になり、さらにコーナーでズーッと外を回る事になりました。特に4コーナーでは、内の馬もどんどん外へ広がって来るので、かなり外を回らされましたけども、直線でしっかり伸びて来ました。デビューから2戦続けて外枠から外を回っていますけども、スパッと切れるタイプじゃなさそうなので、こうなるとちょっと厳しいですね。ただスタートが遅かった新馬戦とは違って、今回ゲートは出ているので、内の方の枠ならもっと前へ行けそうです。そうなれば勝つチャンスは十分にあると思います。
中山5R 2歳新馬 注目
 3着だったグランアトミカについて。
3着:グランアトミカ 
 これレース前に、各新聞とかに載ってる厩舎のコメントを読んでいただくと分かるんですが、「気難しいところがあって、若干急仕上げ」みたいなコメントだったんですね。で、そのコメント通りに余裕残しの体でした。さらにゲート入りをゴネて、さらに出遅れました。すぐに手綱を動かして、ある程度追い上げましたけども、向正面でもジョッキーの手が動き、4コーナーではステッキも入っていたんですけども、直線ではジリジリと伸びて来て、坂上でようやくエンジンがかかったという感じでしたけども、そこはもうゴールでした。この内容で3着というのはね、能力の高さを示すと思います。跳びが大きくて、なおかつ気難しい所があるとなると、動かすのは楽ではなくて、次走で凡走してしまう可能性あるんですけども、将来性に注目してください。
中山6R 2歳1勝クラス タイムB
 基準より0秒6速い勝ちタイムでした。
1着:グランオルカ 
 グランオルカがダート1200mで連勝しました。グランオルカはですね、スタートで出負けしまして、ダッシュも一息だったんですが、ダートに入るとスピードに乗り、馬群に突っ込んでポジションを上げ、4コーナーでは前を射程圏に入れると、直線でしっかり伸びて鮮やかに差し切りました。これまでの2戦、どちらも先行していた馬が馬群に突っ込んで砂を被り、実際序盤は少し嫌がっていましたけども、それを跳ね返して差して勝った点は高く評価できます。この競馬で勝てるのなら、1600mぐらいまでは距離は問題なくこなしそうです。
2着:オウバイトウリ 
 2着のオウバイトウリは内でじっとしていて、直線に入ると綺麗に前が1頭分空きました。かなり上手く行ったという部類ですけども、現実にダートでは崩れた事がなく、ならば次走も上位候補ですね。
3着:カルフ 
 3着のカルフは外枠から先行しようと試みたんですけども行けず、その後プランBという感じで内に入れました。直線でオウバイトウリが抜けた後を通って来られたのはラッキーでしたけども、差し回ったことで一気に時計を詰めてきました。次走も注意が必要です。
8着:エスカル 
 2番人気のエスカルが8着で、1番人気のピンクヴェノムは10着でした。どちらも坂のあるコースの1200mは長いという印象を受けましたね。
10着:ピンクヴェノム 
 2番人気のエスカルが8着で、1番人気のピンクヴェノムは10着でした。どちらも坂のあるコースの1200mは長いという印象を受けましたね。

解説者:大川浩史(日刊競馬)
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