2023年2回東京12日目

開催一覧
2023/12/28 (木)
中山 阪神
2023/12/24 (日)
中山 阪神
2023/12/23 (土)
中山 阪神
2023/12/17 (日)
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2023/12/16 (土)
中山 阪神 中京
2023/12/10 (日)
中山 阪神 中京
2023/12/09 (土)
中山 阪神 中京
2023/12/03 (日)
中山 阪神 中京
2023/12/02 (土)
中山 阪神 中京
2023/11/26 (日)
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2023/11/25 (土)
東京 京都
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2023/11/18 (土)
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2023/11/12 (日)
東京 京都 福島
2023/11/11 (土)
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2023/11/04 (土)
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2023/10/29 (日)
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2023/10/28 (土)
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2023/10/22 (日)
東京 京都 新潟
2023/10/21 (土)
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2023/10/15 (日)
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2023/10/09 (月)
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2023/10/08 (日)
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2023/10/07 (土)
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2023/10/01 (日)
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2023/09/30 (土)
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2023/09/24 (日)
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2023/09/10 (日)
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2023/09/09 (土)
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2023/09/03 (日)
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2023/09/02 (土)
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2023/08/27 (日)
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2023/08/26 (土)
新潟 小倉 札幌
2023/08/20 (日)
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新潟 札幌
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2023/07/23 (日)
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2023/07/22 (土)
福島 中京 札幌
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2023/07/15 (土)
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2023/07/02 (日)
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2023/01/09 (月)
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2023/01/08 (日)
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2023/01/07 (土)
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2023/01/05 (木)
中山 中京
  馬場コメント
 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス2秒7、日曜がマイナス2秒6でした。遡って8日間の馬場差を確認しておきますと、雨の影響を受けた開催日もありましたが、ほとんどはマイナス1秒を超え速い時計の出るコンディションでした。
 最終週も高速馬場でした。そうですね、もうそれどころか先週からCコースに変わって雨の影響もなかったこともあって、6週目の先週がこの開催の中で最も速い時計の出るコンディションとなりましたね。あと脚質的にはスローの瞬発力勝負になるレースが多くて、好位から抜け出してくるタイプとか、もしくは中団からの差し馬が台頭していましたね。先行馬はやや苦戦する傾向でした。なお、東京は例年通りの連続開催で、3回東京に入っても来週まで引き続きCコース。後半2週はDコースが使用されます。
 先週の馬場差1600m対象の数値は、土日ともにマイナス0秒6でした。遡って8日間の馬場差を確認しておきますと、全てマイナスの数値で7日目から10日目までは雨の影響で全て変動となり、マイナス1秒台かマイナス2秒台でした。
 先週についてはまず雨の影響がなかったですよね。ですから、土日とも良馬場で4週目・5週目と比べて、数値は水準方向に動いたんですが、それでも時計が掛かった訳ではなく、やや速めの時計が出る馬場でしたね。あと脚質的には脚抜きの良い馬場だった前2週と比べると、先週は前目に位置した馬が残るケースが多かった印象ですね。


  タイム分析
 2023/05/28 (日)  芝=-2.6  Cコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
4R T1600 ジュドー 牡3 未勝利 1:32.8 -2.7 -0.2 -0.8 -2.1 B C 8.00
7R T1800 ロジマンボ 牡4 1勝クラス 1:46.0 -1.7 --- +0.6 -2.3 D C 8.27
8R T2400 ドリームインパクト 牡7 青嵐賞(2勝) 2:25.6 -0.6 -0.8 +1.7 -3.1 SL C 5.56
10R T1800 ローシャムパーク 牡4 むらさH(3勝) 1:45.1 -1.2 -0.5 +0.6 -2.3 D C 7.25
11R T2400 タスティエーラ 牡3 東京優駿(G1) 2:25.2 -0.3 -0.5 +2.3 -3.1 SL C 5.82
12R T2500 ヒートオンビート 牡6 目黒記念H(G2) 2:30.8 -0.4 -0.6 +2.3 -3.3 SL C 8.41
 2023/05/28 (日)  ダ=-0.6
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R D1600 ブライテストドーン 牡3 未勝利 1:37.9 -1.1 --- -0.5 -0.6 B D 6.00
2R D1400 ゼウスビスティー 牡3 未勝利 1:25.4 -0.3 --- +0.2 -0.5 C D 4.87
3R D2100 コルサファターレ 牡3 未勝利 2:12.7 -0.8 --- ±0 -0.8 C C 6.87
5R D1600 ボールドゾーン 牡3 1勝クラス 1:36.7 -1.4 --- -0.8 -0.6 B C 5.00
6R D1400 プラウドヘリテージ 牡4 1勝クラス 1:25.0 +0.1 --- +0.6 -0.5 D D 7.38
9R D1600 ベジャール 牡4 薫風S(3勝) 1:36.3 -0.1 --- +0.5 -0.6 D C 5.71

東京1R 3歳未勝利 タイムB
 基準より0秒5速い勝ちタイムでした。
1着:ブライテストドーン 
 ブライテストドーンが5馬身差をつけて勝ち上がりました。そのブライテストドーンだけがBランクの対象となりますね。過去5戦は全て中山ダート1800m戦に使われて、時計面で評価できるレースはなかったんですが、今回ワンターンの東京1600mに使われた事で、レースぶりが一変しましたね。ここ2戦が道悪だったので、良馬場になったのも良かったんだと思います。この時計と内容なら引き続き東京1600mに出走してきたら通用しそうですね。
2着:ベルウッドムサシ 
 そして2着争いは3頭の接戦になったんですが、その中では休み明けで好走した2着ベルウッドムサシが最上位の評価になりますね。
東京3R 3歳未勝利 注目
 勝ったコルサファターレについて。
1着:コルサファターレ 勝ち馬注目
 体重が12キロ減ってて、前走時より締まった体つきでパドックを周回してました。レースでは縦に長い体列の3・4番手につけて、馬なりのまま4コーナーを回ると、残り300mあたりですね。この辺りで先頭に立って、そのまま後続を突き放して行きました。結局、2着馬には1秒8もの差をつけたんですよね。今回のレースぶりを見ていると、スタミナはかなり豊富ですし、長い距離が合っているのは確かですね。次走も東京2100m戦に出走してきたら、勝ち負けになる1頭だと思います。
東京4R 3歳未勝利 タイムB
 基準より0秒8速い勝ちタイムでした。
1着:ジュドー 
 ジュドーは距離短縮で勝ちました。ジュドーはねスタートでちょっと他馬にぶつけられたんですよね。それでも4番手につけて、早め先頭で押し切る内容でした。2着馬との差は半馬身なんですが、着差以上に強い内容だったと思いますね。1600mは合っている印象です。またゲートが不安定で、ムラ駆けの傾向はあるんですが、力的には昇級しても通用しますね。
2着:コントラポスト 
 あと2着コントラポストもゲートが安定しない馬なんですが、今回はスッと出て流れに乗る事ができましたね。休養前はホウオウビスケッツとかメタルスピード辺りと差のない競馬をしていた馬ですし、次走も上位争いになりますね。
3着:ガールズレジェンド 
 そして3着ガールズレジェンドもスタートで寄られる不利がありました。この馬も1600mは合っていますし、次走も圏内だと思います。
東京5R 3歳1勝クラス タイムB
 基準より0秒8速い勝ちタイムでした。
1着:ボールドゾーン 
 ボールドゾーンが昇級2走目で勝ち、3戦2勝となりました。あと0秒1速ければAランクというレースでしたね。ボールドゾーンは道中の進みが悪くて、最後の直線に向いてからもスッと反応する感じは無かったんですが、しぶとく脚を伸ばして1着になりました。今回は1600mで、しかも高速で勝ち切ったんですが、何かねレースぶりを見てるともう少し長い距離の方が良さそうな気はしますね。次走、長めの距離に出てきたら狙いたいと思います。
2着:ヴァナルガンド 
 2着ヴァナルガンドは前走出遅れて流れに乗れなかったんですが、今回はスタートを決めて、スムーズな競馬ができましたね。同様のレース運びができれば、次走も勝ち負けだと思います。
3着:ビターゼノビア 
 あと3着ビターゼノビア・4着フライヤートゥルーも速い時計で駆けていますし、これら2頭も次走上位争いになりますね。
4着:フライヤートゥルー 
 あと3着ビターゼノビア・4着フライヤートゥルーも速い時計で駆けていますし、これら2頭も次走上位争いになりますね。
東京7R 4歳以上1勝クラス 
1着:ロジマンボ 通信簿
 6番人気1着でした。これほど恥ずかしい事はないですよね。人気にならないのに勝ったっていう事なので、まぁ馬も本当上手く捌いたと思いますし、完全に私の見込み違いでした。申し訳ないと思います。
東京8R 青嵐賞 タイムSL
 前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。
東京10R むらさき賞 注目
 勝ったローシャムパークについて。
1着:ローシャムパーク 
 スタートでまず1馬身ほど出負けしたんですよね。ただ、すぐに挽回して中団につけたんですが、最後の直線に向くと馬群に包まれてしばらく追い出しを待たされる場面があったんですよね。それでも何とか1頭分ぐらいのスペースを確保すると、一気に伸びて抜け出して、最後は少し手綱を緩める余裕もありました。前走は道悪で力を発揮できなかったんですが、今回は良馬場で一変した走りを見せましたね。未勝利戦・1勝クラスをBランクの時計で勝って、セントライト記念でも3着した馬ですから、まだキャリアも浅いですし伸びしろは大きいと思いますね。今後注目の1頭ですね。
東京11R 日本ダービー タイムSL
 前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。タイムランクはSL・メンバーランクはCでした。さぁまずはスタートですが、ドゥラエレーデが落馬するというアクシデントがあったんですが、外枠からねパクスオトマニカがある程度主張する形でハナを奪うという展開になりましたね。皐月賞上位馬たちの位置取りはどうでしたか?まずタスティエーラとソールオリエンスはちょっと意図的に前めにつけたかなという競馬になって、ファントムシーフ・スキルヴィングは中団のポジションになりました。ペースはSLになったぐらいですからね、1000m通過が1分0秒4という非常に遅い流れになったんですよね。残り200m辺りまでパクスオトマニカが先頭で、その後ね変わってタスティエーラが先頭に立つ形になって、内からジワジワとベラジオオペラが伸びて来て、外からソールオリエンス、さらにハーツコンチェルトが差を詰めて来るんですが、最後の最後タスティエーラがクビ差凌ぎきって、1着という結果になりました。
1着:タスティエーラ 
 90頭目のダービー馬に輝いたのはタスティエーラでした。接戦を制しましたね。まず意識的に前めにつけて、早めに先頭に立って押し切ったんですよね。着差は僅かだったんですが、そもそも上がりの速い決着で着差が広がりにくい事と、あとまぁ有利とは言えない瞬発力勝負で勝ち切ったんですから、内容的には強かったと思いますね。中間の調整過程から調子を上げているのは明かだったので、それを上手く引き出した鞍上の好騎乗も光りましたね。
2着:ソールオリエンス 
 そしてクビ差の2着が1番人気のソールオリエンスでした。まずスタートを決めてね、これ位置取りとしては非常に良かったと思いますね。あと最後の直線で少しだけですが、追い出しを待たされている間にタスティエーラにちょっと突き放された形になったんですよね。結果的にソレが痛かったかなという感じはしますね。ですから、周りの馬もね、これ上がりの速い決着で伸びていないように見えるんですが、この馬も33秒3の脚を使ってるんですよね。ですからねぇ、ダービーと言うのは結局これぐらいスローペースになると、ちょっとした立ち回りの差が明暗を分けた格好になりましたし、まぁ馬自身はほんと良く走っていると思いますね。
3着:ハーツコンチェルト 
 そして3着はハーツコンチェルトでした。出遅れて後方からの位置取りになったんですが、向正面でね、松山騎手の好判断でポジション上げたんですよね。さらにその後ゴール前でももう一伸びしてるので、この馬の場合3着に敗れはしたんですが、かなり強い内容だったと思うんですよね。フットワークが大きくて、広いコースは合っている馬ですし、この走りを見てね、本当に秋が楽しみになりましたね。
4着:ベラジオオペラ 
 そして内から伸びて来たのがベラジオオペラ、4着でした。中団のインでじっくりと脚を溜めて、最後も内めを捌いてよく伸びて来ましたよね。ホント着差が着差だけに惜しい内容だったんですが、まだ完成途上の体つきで、しかも距離延長克服しての好走ですからね、こちらもハーツコンチェルトと同様、秋が楽しみになって来ましたね。
8着:ファントムシーフ 
 ファントムシーフは8着でした。堅く収まって、いろいろ穴馬を挙げると紹介する馬の数がかなり増えて来るんですけれども、ファントムシーフはね、結局この馬より前のポジションに切れる馬がいっぱいいた状況で、しかもレースがスローペースの瞬発力勝負になりましたからね、しぶとさが持ち味のこの馬には何もかもが噛み合わなかった感じですね。出来は良さそうだっただけに、非常に残念な結果になりました。
11着:サトノグランツ 
 続いて津田さんの注目馬サトノグランツ11着。こちらもそもそもスローの瞬発力勝負は不向きですからね、しかも後方から外を回る形になったという事で、11着も止むなしだと思いますね。いずれにしろ、かなりスタミナはありそうなので、秋ですよね。菊花賞の舞台とかは結構面白いんじゃないかなと思います。
13着:パクスオトマニカ 
 それから13着パクスオトマニカ、この馬のレースはできたんじゃないかなと思うんですけれども…。一瞬やったかと思うんですけれども、スッとハナに立ってね、途中から後続を引き離して行って、それでもラップそのものはスローでしたからね、本当に上手く自分の形に持ち込んで、見せ場十分の走りでしたし、この馬の力は発揮していると思いますね。
14着:トップナイフ 
 その後14着トップナイフ、今回も位置取り後ろになってしまいましたね。そうなんですよね。ちょっとスタートでバランスを崩してしまって後方からの競馬になったんですよね。本来、こう元々は立ち回りに上手さを生かし切った方が良いタイプの馬なので、スローペースで後方からの競馬では厳しかったですね。
16着:ショウナンバシット 
 そして津田さんの注目馬ショウナンバシットは16着でした。これももう位置取りが後ろすぎた感じですよね。まぁもう一言で言えばこの馬に限らず、道中後方に位置して行った馬は途中でマクって行ったハーツコンチェルト以外は勝負にならなかったんですよね。この馬もスローペースに泣いた1頭だと言えますね。
17着:スキルヴィング 
 なお、2番人気のスキルヴィングですが、レース中に急性心不全を発症。大きく遅れて入線し、その後息を引き取りました。
東京12R 目黒記念 タイムSL
 前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。タイムランクはSL・メンバーランクはCでした。1コーナーを回った所でディアスティマがハナに立って、人気のプラダリア・ヒートオンビート・サリエラはともに中団を追走して、ゼッフィーロは後方からの競馬になりました。このレースもね1000m通過1分2秒1ですからね、かなり遅いペースになりましたね。4コーナーを回ると、逃げるディアスティマにバラジが食い下がって行ったんですが、直線半ばでね、ディアスティマが突き放して、ちょっともう逃げ切り体制に入ったかなと思ったんですが、この後ですねゴール寸前でヒートオンビートが力強く伸びて、最後はギリギリハナ差捕らえて1着という結果になりました。
1着:ヒートオンビート 
 重賞初制覇、ヒートオンビートよく捕らえましたね。ですね、中団の馬群でレースを進めて、最後の直線に向くと馬群がバラけるのを待って追い出して、しっかりと伸びて差し切りましたね。こちらもやはりレーン騎手、上手く乗っていると思いますね。元々ね、この馬堅実に駆けるんですが、ズッと勝てずにいた馬なので、この勝利実は2021年の1月に3勝クラスのレースか勝って以来の勝利なんですね。ホント息の長い活躍でよく頑張っていると思います。
2着:ディアスティマ 
 惜しかったのは2着ディアスティマですね。これは上手く行きましたね。スローペースに落として逃げて、食い下がっている馬を突き放して完全に勝ちパターンに持ち込んだんですが、惜しくもハナ差差されてしまいました。それでももう2400m以上の距離で前めにつければ、しぶといタイプの馬ですからね、同じレースを続けて行けばいつかチャンスはあると思いますね。
3着:サリエラ 
 その後3着サリエラも脚を見せてくれました。こちらはヒートオンビートの外につけて、最後は外に持ち出す形になったんですよね。ですから、勝ち馬とは通ったコースの差も少しあるんですよね。ただ、一旦は前に出られたゼッフィーロをもう一度交わしているんですから、内容的には悪くないと思いますし、まだこの馬の場合キャリア5戦ですからね、これからの馬だと思います。
4着:ゼッフィーロ 
 そのゼッフィーロは今回重賞初出走でしたが、4着でした。前半からねホント行き脚がつかなかったんですよね。ですから、後方のポジションになって最後も大外に持ち出す競馬になったんですが、最後スローペースの競馬ですからね、ここまでが精一杯で、ちょっと展開に泣いた1頭だと思います。
5着:プラダリア 
 2番人気プラダリアは5着でした。上位馬にはまぁ最後の直線で切れ負けした格好なんですが、この馬自身ね、私レース前に取材したんですが、まだ本調子ではないかなというコメントだったんですよね。ただ、元々1度使えば変わってくるタイプの馬ですし、次走の変わり身に期待したいと思います。
9着:ライラック 
 9着のライラックですね、人気の一角ではあったんですが、ゼッフィーロと同様後方から外を回る形では厳しかったですね。とにかくまぁ末脚を活かす競馬をずっと続けているので、常に展開が向く・向かないという状況が今後も続いて行くと思われますね。

解説者:津田照之(競馬エイト)
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