2023年1回小倉7日目

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  馬場コメント
芝 　先週の芝の馬場差2000m対象の数値は、土日ともにマイナス0秒3でした。遡って8日間の馬場差を確認しますと、3週目までは水準からプラスの数値で推移していましたが、先週は初めて土日ともにマイナスの数値でした。
　マイナス0秒3という数値だけなら、水準に近いレベルではあるんですが、3週目が道悪でプラス1秒台でしたから、時計の出方、これは一変したと言って良いです。振り返りますとね、1回小倉で雨の影響がなくて、土日ともに良馬場だったのは先週が初めてなんですね。含水率が下がって、クッション値が高くなった事で時計が出やすくなりました。上位馬の脚質に目立った偏りはなくて、コース取りを見ても全体に外へ出されるようにはなりませんでした。日曜の11R、つまり先週の開催の終盤であってもですね、外から伸びて来たダンディズムを内を突いたディープモンスターが交わして1着と、偏ってはいなかった訳です。なお、今週からの2回小倉は3週で行われて、全てBコースが使用されます。
ダ 　先週の馬場差1700m対象の数値は土曜がプラス0秒1、日曜がプラス0秒3でした。遡って8日間の馬場差を確認しておきますと、6日目までは全てマイナスの数値で2週目以外は全てマイナス1秒台と速い時計の出るコンディションでしたが、先週は一気にプラスの数値となりました。
　先週土曜は「稍重」でしたが、「不良」・「重」だった先々週と比較して、含水率が低くなってですね、凍結防止剤の影響もあったのか時計案掛かっていました。日曜は乾いてさらに時計が掛かりました。連対馬の脚質を見ますとね、前めにつけた馬が優勢でした。


  タイム分析
　2023/02/04 (土)  芝＝-0.3  Aコース
R 距離 状 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
2R T1800 良 ドナウパール 牝3 未勝利 1:47.6 -0.3 --- ±0 -0.3 ○ C D 9.08
6R T2000 良 サスケ 牡3 未勝利 2:01.2 +0.3 -0.5 +0.1 -0.3 C D 6.67
8R T2000 良 モカフラワー 牝4 1勝クラス 2:00.0 +0.1 --- +0.4 -0.3 D D 5.40
9R T1200 良 トールキン 牡3 かささぎ(1勝) 1:08.3 -0.3 --- -0.1 -0.2 C C 7.00
11R T1800 良 ダークエクリプス 牡4 別府特別(2勝) 1:47.2 +0.8 -0.4 +0.7 -0.3 D D 8.57
12R T1200 良 メイショウグラニー 牝4 1勝クラス・牝 1:08.7 +0.2 -0.1 +0.3 -0.2 D C 8.22
　2023/02/04 (土)  ダ＝+0.1
R 距離 状 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R D1700 稍 スマートアイ 牝3 未勝利 1:47.5 +0.9 -0.6 +0.2 +0.1 C D 8.33
3R D1000 稍 ジャスパーロイヤル 牡3 未勝利 0:59.2 +0.1 --- ±0 +0.1 C D 7.50
7R D1700 稍 サトミノマロン 牡4 1勝クラス 1:46.1 +0.9 --- +0.8 +0.1 D D 7.33
10R D1000 稍 ララシャンドン 牡5 有田特別(2勝) 0:58.9 +1.1 --- +1.0 +0.1 E D 9.69
逃 先 好 中 追 マ

小倉2R 3歳未勝利 注目
1着：ドナウパール 勝ち馬注目
　勝ったドナウパール、こちら見ての通りの完勝でした。父はエピファネイア、母はジェンティルドンナの全姉という良血です。口向きの悪さが改善されて、良い勝ち方ができましたね。昇級してもやれそうです。
2着：シャイニースイフト 
　シャイニースイフトは前半1000m、1分0秒1の平均ペースで逃げて2着です。この馬の力は出し切っていますから、今回は相手が悪かっただけです。これで今開催の小倉は2戦連続2着です。平坦の小回りが合っていますね。
3着：ダミエ 
　3着のダミエは、前走2歳新馬戦の4着もそうだったんですが、今回も内へもたれていました。まだ口向きとフォームが安定していないと、武豊騎手はコメントしています。良化は先かもしれませんがね、ポテンシャルで未勝利は勝てると思います。
4着：キタノチェロキー 
　それから4着キタノチェロキー、直線インで追い出しが遅れたんですが、3着から3馬身半は決定的な差ですね。
小倉3R 3歳未勝利 注目
1着：ジャスパーロイヤル 
　勝ったジャスパーロイヤル、父はViolenceでSadler's Wellsにさかのぼります。Violenceの代表産駒には、先々週の根岸ステークスに出走したジャスパープリンスがいます。今回逃げて5馬身差の圧勝ですが、競走中に鼻出血を発症しました。という事で、次走の取捨は何とも言いがたいです。
2着：タノムデホンマ 
　2着タノムデホンマは勝ち馬に5馬身差をつけられましたが、上がり600mは最速です。少しずつですね、差すレースが板について来ました。
3着：シゲルダンガン 
　3着のシゲルダンガンは今回が初めてのダートでした。芝よりもグンとレースぶりが良くなりましたし、出遅れた前走と違ってスタートも改善されました。今後に繋がる良い内容だったのではないでしょうか。
4着：フクノワカバ 
　4着のフクノワカバはスタートでアオりました。これはテンションの高さに起因したようです。とにかく堅実で、これでデビューして7戦全て5着以内。
5着：イナホ 
　5着のイナホ、この馬は個人的には前走から密かに狙っていた馬なんですよね。確実にレースぶりは良くなっています。
小倉8R 4歳以上1勝クラス 注目
1着：モカフラワー 
　勝ったモカフラワー、前走12着だったんですが、スムーズなレースができず、これは参考外と言っても良いです。今回はですね、4コーナーの手応えは十分で、最内から抜け出す脚が早かったです。2勝目が遅すぎたぐらいでですね、昇級しても面白いと思います。
2着：セレブレイトガイズ 
　2着のセレブレイトガイズは直線は勝ち馬と内・外の攻防になって、僅かに及ばず。今回を含めたこれまでの成績を振り返ってみますとね、芝2000mが1番合っているようです。小回りコースでですね、一瞬の脚を活かすタイプでしょうかね。
3着：シャトンアンジュ 
　そして3着のシャトンアンジュ、先々週の小倉戦4着から連闘です。勝ちパターンのレースはできているだけにですね、2着から2馬身半差、物足りなさも残りました。相手なりに走れるものの、詰めが甘いです。
4着：サトノリーベ 
　4着のサトノリーベは好位追走から伸びを欠きました。馬場が堪えた「稍重」の前走8着よりですね、パフォーマンスは上がった気はしますが、今の小倉の馬場は合わないかもしれませんね。
小倉9R かささぎ賞 注目
1着：トールキン 
　勝ったトールキンは前走の黒松賞では、スタートでアオってリズム良く走れなかったんですが、今回はそのスタートが改善されて、好位を楽に追走できました。抜け出して突き放した内容は文句なしです。父はダイワメジャーで、オープン入りしても楽しみです。
2着：トレンディスター 
　トレンディスターは1番人気で2着。前走の中京2歳ステークスは、前後半のバランスの良いラップで逃げて2着だったんですが、今回は競り合いになった分、前半600mは33秒4と速くなってしまいました。まぁ芝の1200mならすぐにチャンスです。
3着：アスクドリームモア 
　3着のアスクドリームモアはレースの形は良かったんですが、思ったほど伸びなかったです。福永騎手は馬場が悪くて走りづらそうだったとコメントしているんですが、2着とクビ差ですから、及第のレースと評価するべきでしょうか。
4着：エコロレジーナ 
　4着のエコロレジーナはデビューから4戦、芝・ダート問わずずっと逃げていたんですが、今回は意識的に控えるレースをしたようです。ペース的には結果オーライだったんですが、この形で伸びて来たのは立派です。レースに幅が出た点では大収穫ですね。
5着：ジューンオレンジ 
　そしてジューンオレンジ、2番人気で5着でした。出遅れが痛かったです。それも見た目で4馬身近くありましたね。それでも上がり600m最速で伸びて、能力は示しました。今回はテンションが高かったようですね。
小倉10R 有田特別 タイムＥ
　基準より1秒0遅い勝ちタイムでした。
小倉12R 4歳以上1勝クラス・牝 
2着：ディオアステリア 通信簿
　6番人気2着でした。前半34秒5・後半34秒2。まさか前走以上の超スローになるとは…。

解説者：吉岡哲哉(競馬ブック)



番組注目馬出走 番組注目馬一覧 勝ち馬上位馬 次走推奨馬 次走危険馬

タイムランクＡ タイムランクＥ 芝オープン ダートオープン 次走平均上位

馬券summary

札幌 函館 福島 新潟 東京 中山 中京 京都 阪神 小倉

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