2023年1回京都9日目

開催一覧
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中山 阪神
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2023/08/26 (土)
新潟 小倉 札幌
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福島 中京 札幌
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2023/01/07 (土)
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2023/01/05 (木)
中山 中京
  馬場コメント
 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス1秒1からマイナス1秒3への変動、日曜がマイナス1秒6でした。遡って8日間の馬場差を確認しておきますと、雨の影響を大きく受けた6日目を除けば、全てマイナスの数値です。終日良馬場の開催日はマイナス1秒台か2秒台で、乾いていれば高速馬場となっています。
 まずですね、雨の影響が残って土曜は終日「稍重」で行われたんですよね。後半は乾いて行って、マイナス方向に動いたんですが、大きな動きではなかったですね。一方、日曜は終日良馬場で行われました。土曜よりも乾いて時計が出やすくなりましたね。なお、最終週の今週だけはCコースが使用されます。
【京都ダート】  先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がプラス1秒6、日曜がプラス1秒0でした。なお、土曜の1200m・1400m対象の数値はプラス0秒4でした。遡って8日間の馬場差を確認しておきますと、終日不良馬場だった6日目はマイナス1秒台ですが、他の開催日は総じて時計が掛かり、ここ2週は全てプラスの数値です。
 ちょっといつもとは違う感じにはなったんですが、雨の影響はね確かに残ってたんですが、脚抜きの良いコンディションではなくて、土曜の1800m・1900mはかなり時計が掛かったんですよね。ただ、短距離はそこまで時計の掛かるレベルではなくて、時計の出方が比例しないので、馬場差は分けて表示する事になりました。1800m・1900mでは出走馬のレベルが低くなくても、総じて上がりが掛かって、全体の時計も遅くなる傾向だったんですよね。ですから、Eランクと言ってもDランクに近いレベルならあまり評価を下げすぎない方が良いかなと思いますね。あと上位馬の脚質については、圧倒的に前めにつけた馬が有利でしたね。下級条件は特にその傾向が強かったんですが、先週のような馬場コンディションでは、そもそも差しが効きづらかったとも言えますね。


  タイム分析
 2023/05/20 (土)  芝=-1.1 → -1.3  Bコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
4R T1200 ピースフルナイト 牝3 未勝利 1:09.1 -0.6 --- +0.1 -0.7 C C 9.18
5R T2400 アースコンチェルト 牡3 未勝利 2:30.4 +2.5 -1.4 +2.4 -1.3 SL C 10.13
7R T1800 チェルノボーグ 牡4 1勝クラス 1:46.7 -0.7 -0.8 -0.4 -1.1 B D 6.60
9R T1600 ラケマーダ 牡3 メルボル(1勝) 1:33.9 -0.4 --- +0.6 -1.0 D C 7.89
10R T2000 ローゼライト 牝5 シドニー(3勝) 1:58.9 -0.2 -0.5 +0.6 -1.3 D D 10.36
 2023/05/20 (土)  ダ=+1.6
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R D1800 ヴァレンシアスノー 牝3 未勝利・牝 1:57.3 +3.6 --- +2.0 +1.6 E D 8.53
2R D1400 マイネルフォーコン 牡3 未勝利 1:24.9 -0.4 --- -0.8 +0.4 A C 6.27
3R D1900 ベストポイント 牡3 未勝利 2:03.4 +2.7 --- +1.0 +1.7 E D 7.29
6R D1200 ドンアミティエ 牡3 1勝クラス 1:12.2 +0.3 --- -0.1 +0.4 C C 7.93
8R D1200 ステラフィオーレ 牝4 1勝クラス 1:12.7 +0.8 --- +0.4 +0.4 D C 7.13
11R D1900 グロリアムンディ 牡5 平安S(G3) 1:59.8 +2.8 --- +1.1 +1.7 E C 5.94
12R D1400 ヴアーサ 牡5 オースト(2勝) 1:25.5 +1.7 --- +1.3 +0.4 E C 7.43

京都1R 3歳未勝利・牝 タイムE
 基準より2秒0遅い勝ちタイムでした。
京都2R 3歳未勝利 タイムA
 基準より0秒8速い勝ちタイムでした。
1着:マイネルフォーコン 勝ち馬注目
 番組注目馬マイネルフォーコンが逃げ切りました。マイネルフォーコンはダッシュ良く先手を取って1着でしたね。最後は2着馬に少し迫られたんですが、全く危なげのない勝ちっぷりだったと思いますね。この内容なら昇級しても堅実に駆けてくれると思います。
2着:トモジャケーヤ 番組注目馬
 そして2着トモジャケーヤは勝ち馬に及ばなかったんですが、3着馬には1秒9もの差をつけたんですよね。ホント大崩れしなくなってますし、走破時計も短縮してますからね。こちらはもう次走、初勝利が濃厚だと思います。
京都3R 3歳未勝利 タイムE
 基準より1秒0遅い勝ちタイムでした。
京都4R 3歳未勝利 
3着:ナリタシン 通信簿
 1番人気3着でした。これメンバーランクCでそんなメンバーが悪くなかったんで、1番人気にならないと思ってたんですが、1番人気になった事に驚きましたね。ただ、競馬的にはちょっと前に残られる感じで、もうちょっと前めにつけてれば、着順も変わったなと思いますし、今回の走りも悪くなかったですし、次も堅実には駆けてくれると思いますね。
京都5R 3歳未勝利 タイムSL
 前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。
京都6R 3歳1勝クラス 注目
 番組注目馬となってた1着ドンアミティエを取り上げる。
1着:ドンアミティエ 
 二の脚を効かせて激しい先行争いを制してハナに立つと、4コーナーでも馬なりのままでした。結局最後の直線に向くと、後続を寄せ付けず9馬身差の勝利となりましたね。前走はタイムランクがAのレースで2着で、そして今回もタイムランクがCとは言え、完全タイム差はマイナスで、同じ日の8R4歳以上1勝クラスのレースより0秒5速い勝ち時計で勝利したんですよね。以前は1400mに使われて来たんですが、現状1200mの方が合っている感じがしますね。次走もですから、まぁ適距離に出走して来たら昇級古馬相手でも通用しますね。
京都7R 4歳以上1勝クラス タイムB
 基準より0秒4速い勝ちタイムでした。
1着:チェルノボーグ 
 およそ9ヶ月ぶりの実戦だったチェルノボーグが1番人気に応えました。チェルノボーグはスローペースの中、道中少し力んでる感じだったんですが、途中から折り合って、直線半ばで先頭に立つとそのまま押し切りましたね。2着馬とは僅かクビ差だったんですが、内容的には危なげなかったですね。未勝利戦を勝った休養前の前走のタイムランクがEだったので、休み明け昇級でどうかと思ってたんですが、きっちりと勝ち切った点は評価できますね。この馬金鯱賞と中日新聞杯を勝ったギベオンの全弟に当たる馬なんですよね。血統的な魅力は十分ですし、今後の成長を見守って行きたい1頭ですね。
2着:パーサヴィアランス 
 2着パーサヴィアランスは前走5着から着順を上げたんですが、少し展開が向いた感じはありますね。
3着:レオンバローズ 
 あと3着レオンバローズは少し力んだ分、もうひと伸びを欠いた感じで、力はある馬ですからね、次走も折り合いが鍵になってくると思います。
京都9R メルボルンT 注目
 勝ったラケマーダについて。
1着:ラケマーダ 
 前走の未勝利戦をBランクの時計で勝って、次走上位候補にも指名したので、今回の走りは注目してたんですが、道中外からマクられる展開の中、自分のリズムを守って余裕の手応えで抜け出して来ましたね。ゴール前は少し2着馬に詰め寄られたように見えたんですが、自身はノーステッキでしたからね。まだ余力はあったと推察できますね。今回の勝利で京都コースは2戦2勝なんですよね。非常に相性が良いですし、この走りなら昇級古馬相手でも通用するとは思うんですが、あくまで個人的なんですが、少し休ませて秋にまた京都で走ってる姿が見たい気もしますね。
京都11R 平安S タイムE
 基準より1秒1遅い勝ちタイムでした。タイムランクがE・メンバーランクはCでした。ロードヴァレンチが逃げる形で1000m通過は1分2秒程度だったんですよね。ペースそのものはそこまで速くなかったんですが、先ほどTOPIXでも紹介があったように、上がりが39秒4掛かって、ラスト1ハロンもさらに掛かる13秒5も掛かって消耗戦になったんですよね。まぁ結局1番人気のグロリアムンディが早めに先頭に立って、好位からハギノアレグリアス、外からヴァンヤールも追い上げるんですが、なかなか差は詰まらないんですよね。結果最後までグロリアムンディがしぶとく粘って、そのまま1着でゴールして、2着にはしぶとく脚を伸ばしたハギノアレグリアス、3着にはヴァンヤールが入るという結果になりましたね。
1着:グロリアムンディ 勝ち馬注目
 JRAの重賞初制覇、グロリアムンディ強かったですね。とにかく強かったですね。ホント先団のインを追走して4コーナーでは早々に先頭に立って、今お話ししたようにラスト200mは13秒5も掛かったんですが、地力の違いで押し切りましたよね。時計の要する馬場で勝ち時計自体は平凡なんですが、今回に限ってはひとまず勝ち切った事を評価したいと思いますね。
2着:ハギノアレグリアス 
 2着は2番人気のハギノアレグリアスでした。こちらは今までどちらかと言うと速い上がり勝負に強い印象を持っていたんですが、今回は持久力戦でも長く良い脚を使って2着に食い込みました。近走を見ててもどんな馬場とか、どんな展開になってもきっちりと自分の脚は使いますし、次走以降も堅実に駆けてくれると思いますね。
3着:ヴァンヤール 
 3着のヴァンヤールも安定して走っていますね。こちらもハギノアレグリアス同様ですね、3・4コーナーの反応は悪かったんですが、4コーナーで外に持ち出すとジワジワと伸びて来ましたね。こちらも本当、条件を問わず凄く堅実性が増してますし、次走以降も期待できますね。
4着:タイセイドレフォン 
 4着タイセイドレフォンはいかがでしょうか。前めで運んでしぶとく粘ったんですが、ラストは脚色が鈍って4着に後退しました。今日は勝ち馬が強かったとは言え、重賞を勝ち切るにはもう少し決め手が欲しいかなというイメージは持ちましたね。
9着:ノットゥルノ 
 9着のノットゥルノですね、ポジションとしては悪くなかったと思いますし、最後はね内に押し込められるような感じにはなったんですが、それにしても伸びは無くてアッサリと後退したんですよね。今回は休み明け初戦で、斤量も他馬よりは重い59キロを背負ってましたからね、次走の変わり身に期待したいと思います。
京都12R オーストラリアT タイムE
 基準より1秒3遅い勝ちタイムでした。 6着だったカイカノキセキについて。
6着:カイカノキセキ 
 このレース、タイムランクはEだったんですが、この馬については見直しが必要だと思いますね。前半からね、これご覧の様に行きっぷり良く先行したんですが、しばらく走った所、ところこの辺りですね。外の馬に寄られて、落馬寸前の不利があったんですよね。それでもこの後ね、しっかりとレースに参加して、一応6着という着順ではまとめて来たんですよね。今回は、もうやっぱり落馬寸前の不利がかなり大きかったので、参考外の1戦と見て良いですね。前走この馬2着でしたから、ダート適正は示している状況なので、まぁ今回の走りを度外視すれば、次走巻き返して来る可能性は十分にありますね。

解説者:津田照之(競馬エイト)
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