2023年3回中山8日目

開催一覧
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中山 阪神
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新潟 小倉 札幌
2023/08/27 (日)
新潟 小倉 札幌
2023/08/26 (土)
新潟 小倉 札幌
2023/08/20 (日)
新潟 小倉 札幌
2023/08/19 (土)
新潟 小倉 札幌
2023/08/13 (日)
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2023/08/12 (土)
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新潟 札幌
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新潟 札幌
2023/07/30 (日)
新潟 札幌
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新潟 札幌
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2023/07/22 (土)
福島 中京 札幌
2023/07/16 (日)
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2023/07/09 (日)
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2023/01/05 (木)
中山 中京
  馬場コメント
 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がプラス0秒9からプラス2秒0への変動、日曜がプラス0秒5からプラス0秒3、そしてプラス1秒0への変動でした。まずはこの開催の馬場差を確認しておきますと、2週目は土日ともに良馬場で、マイナス1秒台でしたが、他の開催日は雨の影響を受け、1週目・4週目は時計が掛かっていました。
 土曜朝5時頃から降り続いた雨は開催中はもちろんの事、深夜2時頃まで上がりませんでした。土曜は5Rが芝で最初のレースなんですが、すでに時計の掛かるコンディションで、7R・8R・9Rと続けて行われたにも関わらず、1レース毎に大幅に悪化していきました。日曜は午前中、晴れ間も出て土曜よりも速いコンディションがさらに乾いていく経緯です。それでも水準よりは時計を要していて、9R時に再び雨が降って、10Rと11Rの皐月賞は8R時よりも、若干時計が掛かっています。そして12R時にまたしても雨が降りました。このため、12Rは日曜で1番大きな馬場差となりましたが、土曜後半ほどは時計を要してはいません。内側の傷みは顕著なために、土日ともに内を明けるコース取りが多かったです。ただ、1200mは内めの馬も健闘していて、中・長距離ほど外一辺倒でありませんでした。
 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス1秒8からマイナス2秒1への変動、日曜がマイナス2秒9からマイナス2秒5、そしてマイナス2秒6への変動。1200m対象の数値は土曜がマイナス1秒3からマイナス1秒6への変動、日曜がマイナス2秒1からマイナス1秒8への変動でした。遡って8日間の馬場差を確認しておきますと、雨の影響を受けた開催日が多く、総じて速い時計の出るコンディションでした。特に4週目は高速馬場となりまし
 朝からの雨で土曜は馬場発表が「稍重」から「重」、さらに「不良」へと悪化しました。馬場差も変動で、1800m・1200mともに高速馬場が、よりマイナス方向に向かっています。ただ、後半の10R・12Rは馬場に水が浮き始めて、雨が降り続いてはいても、速くなる割合は鈍化していました。日曜は水分が吸収された事で、砂が締まって1800m・1200mともに超高速馬場から始まりました。そして、それが乾いて行く経緯なんですが、午後にまた雨が降った事で、1800mの9Rに限っては、また少し速くなっています。


  タイム分析
 2023/04/16 (日)  芝=+0.5 → +0.3 → +1.0  Bコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
4R T2200 タナサンブラック 牡3 未勝利 2:16.3 +0.9 --- +0.3 +0.6 C C 6.94
8R T2000 モカフラワー 牝4 野島崎特(2勝) 2:00.6 ±0 --- -0.3 +0.3 C D 6.40
10R T1200 マッドクール 牡4 春雷SH(L) 1:08.8 +0.7 --- +0.5 +0.2 D D 7.80
11R T2000 ソールオリエンス 牡3 皐月賞(G1) 2:00.6 +0.5 --- +0.1 +0.4 C C 7.18
12R T2500 ビジン 牝4 サンシH(3勝) 2:36.2 +2.5 --- +1.2 +1.3 E D 10.14
 2023/04/16 (日)  ダ=-2.9 → -2.5 → -2.6 / 1200m=-2.1 → -1.8
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R D1800 ヒラリーステップ 牝3 未勝利・牝 1:52.9 -2.5 --- +0.4 -2.9 D C 7.67
2R D1200 クラウンブラヴォー 牡3 未勝利 1:11.2 -1.4 --- +0.7 -2.1 D D 6.50
3R D1800 オセアフラッグ 牡3 未勝利 1:52.7 -2.7 --- +0.1 -2.8 C D 5.08
5R D1200 スクーバー 牡3 1勝クラス 1:10.6 -1.3 --- +0.6 -1.9 D C 9.13
6R D1800 ペイシャジュン 牡5 1勝クラス 1:52.7 -1.3 --- +1.2 -2.5 E D 5.00
7R D1200 マイアミュレット セ4 1勝クラス 1:10.0 -1.9 --- -0.1 -1.8 C D 7.21
9R D1800 ゴールドブリーズ 牡5 利根川特(2勝) 1:50.9 -2.3 --- +0.3 -2.6 C D 7.81

中山3R 3歳未勝利 
8着:ブライテストドーン 通信簿
 2番人気8着でした。微妙なメンバーだったんですが、高速ダートでは時計不足が全てと思いますね。前走で効果があったブリンカーも、今回の馬場状態では意味がなかった、そう思います。
中山4R 3歳未勝利 注目
 3着だったホウオウムサシについて。
3着:ホウオウムサシ 
 デビュー戦はフレーヴァードの鬼脚に屈しましたが、3着馬を離した2着。センスは抜群で、個人の狙い馬にしていました。中1週の臨戦課程は問題ないにしても、短距離で活躍したメリッサが母。半兄のカツジ・ミッキーグローリーがマイルの重賞勝ち馬だけに、2200mへの距離延長はどうかとも思っていました。加えてゲート内で暴れて外枠発走になりました。元々15番枠だったんですが、18頭立てのさらに外となると、結構厳しいものです。それでも実戦に行くと折り合いが付いて、前走のデビュー戦と同様に、外外を回って順位を上げて行きました。キャリアの割に競馬が上手いです。最後は脚が上がりかけたんですが、ステッキ一発で1番人気のヤングローゼスを交わした辺り、良い根性もしています。発走調教再審査になったんですけどもね、まぁそれをクリアして出走なら、いきなり買えます。次は2000mか1800mを使って欲しいと思いますし、血統通り1600mでも面白いと思います。
中山5R 3歳1勝クラス 注目
 勝ったスクーバーについて。
1着:スクーバー 勝ち馬注目
 ダート1200mの内、完全タイム差がマイナスだった2鞍は、土曜12Rロードオブザチェコ、日曜7Rのマイアミュレットと、地方競馬に在籍経験のある馬が勝って穴を開けました。ともに内容は強かったんですが、昇級して狙えるかと言うと、疑問もあります。これらと比べて、日曜5Rの勝ちタイムは、Dランク。粒の揃った3歳1勝クラスにしては平凡だったんですが、勝ったスクーバーは時計以上に中身がありました。まずスタートで出遅れて、そこから内を追い上げますが、砂を被って首を上下させて引っかかります。さらに直線は前が狭くなって、外に立て直します。ここからレーン騎手に追われると鋭く反応。速い流れに乗じて追い上げて来たネバレチュゴーを最後まで抜かせず、一定の差を保ってゴールインしていました。これは力が違わないとできない芸当です。ダート1200mから1400mで堅実だったんですが、太かった馬体が絞れて状態がアップ。オマツリオトコやペリエール相手の2着があって、3歳オープンでも通用しますし、3歳以上2勝クラスまで待てば、より確実性が増すと思います。
中山6R 4歳以上1勝クラス タイムE
 基準より1秒2遅い勝ちタイムでした。
中山11R 皐月賞 重賞
 タイムランク・メンバーランクともにCでした。さぁまずスタートではグラニットが予想通り行きましたね。外枠からグラニットがハナを切り、前半1000mが58秒5。重馬場の2000mとしては速かったです。ちなみに後半1000mは1分2秒1を要しました。この流れでは、やっぱり好位勢はやっぱりキツいと思いますね。だんだんだんだんスタミナを失っていくような感じですね。そんな感じで好位のタッチウッド・ベラジオオペラには厳しい流れになりました。他の有力馬は無理のない位置で折り合っていたんですが、ソールオリエンスはと言うと、ご覧の通りまだ4コーナーでも後方集団。まぁ少し動き始めましたけどもね、それまで徹底して動きませんでした。一方ですね、動いて行ったのがタスティエーラでした。このタスティエーラの勢いが止まらないんですよね。普通だったらセーフティリードだと思います。メタルスピードに連れてファントムシーフ・シャザーンも伸びて来たんですが、前には追いつかない。そんな中、唯一大外を追い込んだのがソールオリエンス。急坂にかかると凄い伸び。差し切って0秒2差をつけました。
1着:ソールオリエンス 
 大外から鮮やかに差し切ってソールオリエンス、まず1冠確保です。その1着ソールオリエンス、雨の影響を受けて内はダメージが大きかったです。まぁ1枠1番の枠順、さっきも言ったんですけどもね、見て三角まで印を下げたのは、私の愚かさだと思いますけどもね、鞍上もその辺りは察知していたと思います。スタート後に下げただけでなくて、外めに持って行って馬場の良いところを追走。さらに3コーナー過ぎでは脚を溜められるだけ溜めました。これも勇気のいる騎乗だったと思います。展開がハマったとは言っても、直線の爆発力は凄かったです。特殊な馬場での結果ではありますが、混戦クラシックから一歩も二歩も抜け出したと見て良いと思います。まぁそれにしてもキタサンブラック産駒の底力には恐れ入ります。ダービーが昨年のような高速馬場になった場合どうかなんですが、まぁ重厚な母系も含めて問題ない。そんな気もします。
2着:タスティエーラ 
 もうほとんど勝ったような感じがしたんですが…。他馬が苦しくなった勝負所で1頭だけ手応えが違いました。共同通信杯を負けた事で弥生賞ディープインパクト記念を挟む事となり、それを勝った後も課題を持って調教に臨んでいた。そんなような気がします。まぁこの課程に厩舎力を感じます。そしてそれに応えた馬も見事。タフですし、サトノクラウン産駒で道悪も上手いです。あとはね、ちょっと使い込んできてるんで、ダービーとなると上積みがどうかという事ですね。また、距離も2400mよりは今回の2000mの方が向いている、そんな気がします。
3着:ファントムシーフ 
 ファントムシーフは3着でした。中団外、4コーナーではさらに外をマクったシャザーンに連れて順位を上げて行きました。向正面で後肢を落鉄。これが影響して、内にもたれたとルメール騎手はコメントしています。それでも格好をつけたのが地力の高さだと思います。東京2400mに延長は、私は歓迎だと思います。これもまた重厚な血統です。主力、首位候補の1頭ではないかなと思いますね。
4着:メタルスピード 
 その後4着がメタルスピード、5着ショウナンバシットでした。この2頭はシルバーステート産駒です。渋い馬場を苦にする事なく、どんな状況でも根を上げないで、したたかに走れています。地味な印象の割にはしっかりと仕事をするという感じがしますね。まぁタスティエーラが厩舎力なら、これは種牡馬力、そんな感じがします。改めてシルバーステートに感心しました。
5着:ショウナンバシット 
 その後4着がメタルスピード、5着ショウナンバシットでした。この2頭はシルバーステート産駒です。渋い馬場を苦にする事なく、どんな状況でも根を上げないで、したたかに走れています。地味な印象の割にはしっかりと仕事をするという感じがしますね。まぁタスティエーラが厩舎力なら、これは種牡馬力、そんな感じがします。改めてシルバーステートに感心しました。
6着:シャザーン 
 シャザーン、6着でした。ここまで重馬場でも良馬場でも切れる脚を使って来ましたが、速い流れの経験がありませんでした。外を追い上げてこの着順なら、素質の片鱗は見せたと言えます。もし、出走可能ならダービーでも伏兵として狙ってみたいです。
10着:ベラジオオペラ 
 ベラジオオペラは10着でしたね。重馬場の外を差し切ったスプリングステークスのイメージ。枠も外で自分も対抗を打ちました。誤算は位置を取りに行った事ですね。ハイペースに巻き込まれてしまいました。皐月賞向きだと思っていただけに、ちょっと勿体ない感じですね。
14着:マイネルラウレア 
 マイネルラウレアは14着でした。スローの経験しかなかったのは、シャザーン同様です。ただ、馬を初めて見たんですが、挫跖とか筋肉痛があった影響でしょうか、馬体の張りが不足していた、そんな気がします。
中山12R サンシャインS タイムE
 基準より1秒2遅い勝ちタイムでした。

解説者:長谷川仁志(馬サブロー専属評論家)
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