2023年2回福島4日目

開催一覧
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2023/01/07 (土)
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2023/01/05 (木)
中山 中京
  馬場コメント
 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がプラスマイナスゼロ、日曜がプラス0秒1でした。ここまで4日間の馬場差を確認しますと、マイナス0秒3からプラス0秒1の間で推移しており、大きな動きはありません。
 福島は週の半ば、まとまった雨はなかったんですが、開幕週から一気に高速化するような事はありませんでした。日曜未明に雨は降ったものの、時計の出方に大きな影響はなく、土曜と比べて大きく時計を要する事もありませんでした。連対馬の脚質については目立った偏りはなく、あくまでも能力やペース次第。なお、今週からの後半2週はBコースが使用されます。
 先週の馬場差1700m対象の数値は土曜がプラスマイナスゼロ、日曜がマイナス0秒1でした。ここまで4日間の馬場差を確認しておきますと、開催初日はマイナス1秒9でスタートしましたが、2週目の先週は水準レベルでした。
 開幕週は雨の影響で速い時計の出るコンディションでしたが、先週は土日ともに良馬場。総じて時計が掛かっていました。ダートも日曜日未明の雨の影響はさほどなく、若干時計が出やすくなったというレベルでした。連対馬については前めにつけた馬がやや優勢ではありましたが、差しが効かなかった訳ではありません。


  タイム分析
 2023/07/09 (日)  芝=+0.1  Aコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
3R T1200 アイリッシュパール 牝3 未勝利 1:09.9 +0.2 --- +0.1 +0.1 C E 10.93
5R T2000 ヘルモーズ 牡2 新馬 2:04.4 +1.9 -0.7 +1.1 +0.1 SL D 7.45
6R T1200 ニシノオウジョ 牝2 新馬 1:11.4 +1.1 --- +1.0 +0.1 E D 6.80
8R T1800 フィールザオーラ 牝3 1勝クラス 1:48.3 +0.4 --- +0.3 +0.1 C D 6.81
9R T1800 ラファドゥラ 牝3 織姫賞(1勝) 1:48.4 +0.5 --- +0.4 +0.1 D C 7.87
11R T2000 セイウンハーデス 牡4 七夕賞H(G3) 1:59.8 +1.3 -0.5 +0.7 +0.1 D D 7.42
12R T1200 サンティーテソーロ 牝3 彦星賞(2勝) 1:08.4 -0.4 --- -0.5 +0.1 B C 6.00
 2023/07/09 (日)  ダ=-0.1
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
2R D1700 レディバローズ 牝3 未勝利・牝 1:48.2 +1.2 --- +1.3 -0.1 E D 5.33
4R D1700 ボールドトップ 牡3 未勝利 1:47.3 +0.3 --- +0.4 -0.1 D D 8.33
7R D1700 ピックアップライン 牡3 未勝利 1:47.9 +0.9 --- +1.0 -0.1 E C 7.07
10R D1700 アシタガアルサ 牡5 天の川賞(2勝) 1:45.9 +0.7 --- +0.8 -0.1 D D 8.79

福島2R 3歳未勝利・牝 タイムE
 基準より1秒3遅い勝ちタイムでした。
福島4R 3歳未勝利 注目
 2着だったダズリングダンスについて。
2着:ダズリングダンス 
 タイセイレジェンドの産駒。東京ダート1600mの新馬戦7着から、1300mにね転戦したように、陣営も恐らくは潜在的なスピードを認めていた馬だと思います。今回は距離延長もあって、ポンとハナを切り、終始勝ち馬にマークされながらも最後までしぶとく抵抗。このマークされる形と負担重量2キロ重かった事を踏まえれば、敗戦自体に悲観はないですし、今週4鞍あった3歳未勝利クラスのね、ダート1700m戦で最速時計での決着だった一戦というのも強調できると思います。まだ3戦とキャリアが浅いですし、短期放牧明けだった事も加味すれば、休み明け2戦目の次走の伸びしろは大きいと思いますね。
福島5R 2歳新馬 タイムSL
 前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。
3着:ウインアクトゥール 解説推奨
 道中内めの追走でね、前に馬を置く形。ピッタリと折り合ってね、リズム良く運べていたんですが、逃げた馬がねこうバテて来た事で、直線はね外に進路を切り替えて追い出す形になりました。結果的には踏み遅れたという感じでね、脚を余しての3着止まりでしたね。レースの全体は非常にお利口さんなレースができていましたし、いざ追い出してからというのは伸びも上々だったので、内容自体、能力自体を見せた1戦だったと思います。実際に福島でも走っていますのでね、折り返しが福島でも良いと思いますが、まぁ馬体が小さかったり、こうね追ってからの伸びを見ると、新潟でもね全く問題なく走れるんじゃないかなと。道中とか高い操縦性などから、新潟だと内回り・外回り問わずに走れると思いますし、次走もね上位に顔を覗かせるのは必至じゃないかなと思ってます。
福島6R 2歳新馬 タイムE
 基準より1秒0遅い勝ちタイムでした。
福島7R 3歳未勝利 タイムE
 基準より1秒0遅い勝ちタイムでした。
2着:ベルウッドシキシマ 解説危険
 前走の東京ではね、タイムランクCの勝ち馬と同タイムだったんですが、今回は同じ2着でもタイムランクEのレースで、しかも勝ち馬から0秒3差。器用さに欠ける走りで道中は後方を位置し、押して押して最後は何とか2着まで来たんですが、レースを見る限りコーナー4つのね、コースの立ち回りというのに不安は覚えました。タイムランクの比較から見ても、ワンターンの東京1600mで決めたかった馬には映りますね。しかも、昨年12月にデビューして、月1出走を続けて今回が8戦目と、体調自体の上がり目もどうかと思いますし、福島終わって次新潟など、またコーナーもキツくなるんでね、その辺りも不安の解消には至らないかなと思ってます。
福島9R 織姫賞 注目
 1着のラファドゥラについて。
1着:ラファドゥラ 番組注目馬
 ほぼ最後方の位置というところから大外一気に豪快に追い込んでの勝利。見た目のインパクトがとにかく凄かったですね。前半1000m通過が1分0秒6の平均ペースで、決して展開利があった訳ではありませんし、また3歳馬が多いメンバーで、メンバーランクもC。組み合わせに恵まれた訳でもありません。芝1600mを1分32秒3で勝った前走の未勝利戦のタイムランクがAという所で、ポテンシャルの高さを遺憾なく発揮した結果と言って良いと思います。時計に確かな裏付けがあって、このレースぶりならこの後続いて行く新潟戦にも非常にイメージが湧く1頭。2勝クラスも通過点にできる可能性があって、その結果次第で秋華賞辺りまで注目しても良い素材ではないかと思います。
福島11R 七夕賞 重賞
 タイムランク・メンバーランクともにDでした。さぁまず先行争いですが、結構戦前はねどの馬が行くのかなというぐらいのメンバーに映ったんですけど、結果主張する馬はいなくて、牽制が入る序盤の争い。押し出されたバトルボーンが逃げて、テーオーソラネル・セイウンハーデスこの辺りがね馬なりで続くという感じ。序盤の隊列から見てちょっと流れが遅くなりそうだな言った印象でしたね。やっぱり向正面からペースも落ちて、1000mの通過が60秒7とスロー。道中で動く馬もいなかったのでね、淡々とした道中にはなりました。その分でしょうか、バトルボーンも楽に直線を迎えましたね。この形は良かったと思うんですが、まぁロスなく回っている馬も沢山いましたんでね、目標にされる立場という所もあって、最後はちょっと伸びを欠いたかなという所。早めに抜け出したセイウンハーデス・2着のククナ、まぁ3着ホウオウエミーズそれぞれほんとロスなくね立ち回れたというで、後方待機勢の出番というのがありませんでした。
 5ハロンの通過60秒7というのはね、過去10年で見てみても3番目に遅いタイムではあります。2番目に遅いタイムが60秒8という2021年のレース、その前年の2020年が61秒3という1000mの通過だったんですが、この2戦「稍重」と「重」馬場であったんですよね。なので良馬場で60秒を切ったといういうのは、ここ10年見ても無かったぐらい遅かったので、やっぱりそういう意味ではもう位置を取って立ち回った馬たちの競馬という結果でありましたね。
1着:セイウンハーデス 
 そんなレースの中、勝ったのはセイウンハーデスでした。外めの3番手からスムーズに折り合っていましたしね、直線も手応え通り抜け出してというところ。文句なしの内容でした。57キロという斤量も考えてみてもね、強い競馬ができましたし、もちろん新潟大賞典での好走もあったりして、この後続く新潟の競馬というのも、非常に楽しみになる勝利でしたね。
2着:ククナ 
 そして2着がククナでした。内々の好位で早めの立ち回りという所で、やっぱりその辺りが非常に生きた一戦でした。2勝クラスを5ヶ月ぶりで勝って、3勝クラスも2ヶ月ぶりで勝っているように、ちょっと間隔が空いた方が良いタイプでもあるので、その辺り内枠も含めね、色々とこう良い方に向いた一戦だったかなと思います。
今回は牝馬2頭の参戦で、その2頭がともに2着・3着を占めたという事になりました。そうですねぇ、まぁ夏は牝馬ってね先週夏競馬の攻略という話をちょっと後半にしましたけどもね、言っておけば良かったなと思っています。
3着:ホウオウエミーズ 
 その後3着にはホウオウエミーズでした。これはもうホントククナを見るような位置でね、内々非常に上手に立ち回って、丸田ジョッキーらしい騎乗でした。元々小回りに実績もあるタイプなのでね、まぁこういったレースの様相も内枠もやっぱりこの馬も向いたかなと思います。
今回は牝馬2頭の参戦で、その2頭がともに2着・3着を占めたという事になりました。そうですねぇ、まぁ夏は牝馬ってね先週夏競馬の攻略という話をちょっと後半にしましたけどもね、言っておけば良かったなと思っています。
4着:バトルボーン 
 バトルボーン、今回は逃げる競馬になりました。恐らく逃げたくはなかったと思うんですよね。まぁただ、他に行く馬もいなかったですし、馬の気に任せて行って、この馬自身上がりが35秒3でまとめていますので、今回に関しては目標にされた分、ちょっと厳しい形になったかなと。ただ、足りるレースはしたかなと思うので、この後のレースではね引き続き注目して良い1頭なのかなと思います。
8着:エヒト 
 エヒトは8着でした。スタートが決まらずね、道中は内々、内枠もあってロスなく回っていたんですけど、後ろの立ち回りが直線外に出したんですが反応は一息で、昨年ほどの出来にあったかという所もね、疑問符ががつきますし、まぁやっぱり斤量58というのもね、多少なりとも響いている結果だと思いますね。
10着:テーオーソラネル 
 それからテーオーソラネル10着。出たなりで番手について行ってね、形としてはもう文句なしと言う感じだったんですが、早めに手が動いて抵抗できずという感じで、前にいた馬が軒並み残っている事を思うと、ちょっと不可解な失速ではありました。見えない疲れがあったのか、そう思わせるようなね結果にはなってしまいましたね。
11着:ガロアクリーク 
 その後11着がガロアクリークでした。やっぱりスタートが早くなかったですし、後方位置の時点でちょっと厳しいかなと。あとやっぱり上がりがね、こう遅くなると、どうしても速くなる部分があるので、この馬にとっては不向きな展開だったかなと思います。
14着:フェーングロッテン 
 そして最後に3番人気のフェーングロッテンは今回は前に行かなくて14着でしたね。行かなくてと言うか、行けなくてという感じのね、序盤には見えましたね。結構押していましたし、勝負所も仕掛けている割には反応できてなくて、レースぶりからしても力を出したとは言い切れないレースだと思うので、今回は参考外と考えて、ただ気難しさが出てきたという点はちょっとね、今後気にしたい要素にはなりますね。
福島12R 彦星賞 タイムB
 このレースの勝ちタイムは古馬2勝クラスの基準タイムより0秒4速く、1200m対象の馬場差がプラス0秒1だった事を踏まえると、 -0.4-(+0.1)=-0.5 基準より0秒5速い勝ちタイムとなります。
1着:サンティーテソーロ 勝ち馬注目
 サンティーテソーロが初めての1200mで勝ち上がりました。サンティーテソーロは好発から内のカジュフェイスを行かせて2番手の追走。1200mを使うのは初めてだったんですが、600m通過33秒6の速い流れにも余裕の手応えでついて行って、直線も楽に抜け出す横綱相撲で後続を寄せ付けませんでした。母のナガラフラワーは2018年のCBC賞で2着している快速馬。サンティーテソーロ自身2歳時に3戦2勝でG1にも出走していたように、元々潜在能力を示していた馬ではありますが、距離短縮でパフォーマンスが上がった感が強いです。今後、路線決定のね、指針となるようなね、競馬にも映りました。
2着:ブーケファロス 
 2着のブーケファロスは後方待機から直線は大外に持ち出してよく伸びたんですが、勝ち馬には及ばず。この辺りは脚質的な弱みもありますが、これで2戦続けてタイムランクBのレースでの好走と、脚力は信頼に足るものがあると思います。現級卒業も時間の問題かなといった好走でした。
3着:トラベログ 
 3着のトラベログは徐々に溜める形も板について来た印象で、一旦は外にいた5着のロードラスターに出られてから差し返した辺りは、良い根性を見せたと思います。

解説者:久光匡治(優馬)
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