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小倉2R 2歳未勝利 タイムＥ

基準より3秒3遅い勝ちタイムでした。

小倉3R 3歳未勝利・牝 タイムＥ

基準より1秒0遅い勝ちタイムでした。2着だったスノーファンタジーについて。

2着：スノーファンタジー

スタート直後に挟まれて後ろからになったんですが、そうは言っても最初から待機策の予定だったようなんですけどもね、想定よりは後ろからになったはずです。それでも楽な手応えで追走し、3コーナーから上がって行く時も楽なまま。そのまま外を回って追い上げ、直線でも鋭く伸びてゴール地点でもまだ有力十分に見えました。ダートが初めてで、追走するだけで精一杯だった前走とはかなり違う内容で、ダートに慣れた事もありそうですが、ブリンカーの効果もあったのではないかと思われます。次走は今回ほどは後ろからにはならないはずで、ならば勝ち上がるチャンスがあると思います。

小倉5R 2歳新馬 タイムＥ

基準より1秒6遅い勝ちタイムでした。勝ったジュンゴールドについて。

1着：ジュンゴールド 勝ち馬注目

中盤でペースが遅くなってペース補正は入っていますが、SLになるほどではなく、Eランクですこのレースは。ただし、勝ったジュンゴールドに関してはタイムが遅いことは無視すべきという意味で取り上げます。前半は無理をしないで中団待機となり、ペースが遅くなったところでも折り合いに苦労せず、3コーナーでペースが上がって前と離れても慌てず騒がず。直線に入ってからゆっくり追い出したんですけども、ちょっともたつきましたがその後一気に伸びて突き放しました。相手に合わせて最小限の力で勝ったという内容ですが、それで3馬身半も突き放していて、かなり余力もありました。このレースの他の上位馬、次走で良い着順にならないという感じがするんですけどもね、そうであってもジュンゴールドの評価を下げるべきではありません。

1着：ジュンゴールド 解説推奨

まぁタイムは遅いんですが、相手に合わせて最小限の力で勝ったためであり、それでいて余力十分に突き放しました。次はどのレースになるか分かりませんけども、1800m以上の1勝クラスやオープン特別ならすぐに通用すると見ます。ちなみにですね、友道厩舎なんですけども、友道厩舎の所属馬で夏の小倉芝1800mの2歳新馬戦を勝ったのはこの馬で4頭目なんですけども、過去の3頭と言うと、アドマイヤザーゲが次走1着、フィデルは次走いきなり重賞の京都2歳ステークスに出走しましたが3着、そしてドウデュースはデビューから3連勝で朝日杯フューチュリティステークスを勝ちました。で、その先輩たちもですねもう目立つ記録で新馬戦を勝った訳ではないので、彼らに続けると読みました。

小倉6R 3歳未勝利 タイムＢ

基準より0秒4速い勝ちタイムでした。

1着：アイファーシアトル

アイファーシアトルが逃げ切りました。アイファーシアトルはですね、ここ2戦外を回らされたり砂を被ったりだったりだったんですが、今回はスタート直後からガンガン押して行って先行争いを制し、ハナを切った事で力を発揮しました。ただ、ここまでの経緯を考えると昇級して行ききれないようだと、かなり厳しいと思います。

2着：カナウ

カナウはですね、最後に差を詰められての2着なんですが、4コーナーでテイエムサンローズが外に斜行して不利を受けた事を考慮すると悪くない内容だと思います。初めての1000mで楽な追走ではありませんでしたし、という事は慣れが見込める次走も上位候補とできます。今回、ブリンカーも効いていたと思われます。

3着：テイエムサンローズ

3着のテイエムサンローズは初めての1000mでも前につける事ができました。まぁ条件は合っていて次走も上位候補ですね。

4着：イセベイ

そして4着のイセベイ、出ムチも入れて先行争いに加わりましたけども、外枠の影響もあって4番手になりました。4コーナーでのテイエムサンローズの斜行のアオりでブレーキをかけた後に外を回っており、諸々のロスが勿体なかったですね。まぁ内枠から行き切れるようなら、大きく前進しそうです。

小倉7R 3歳以上1勝クラス タイムＢ

基準より0秒3速い勝ちタイムでした。

1着：レッドヒルシューズ

レッドヒルシューズが今回は先手を取って逃げ切りました。という事で、良馬場の小倉1200mで1勝クラスで前半600m33秒0というのは別に速くはなくて、全体のタイムが速くなりやすいラップでもあります。レッドヒルシューズは好スタートから押してすぐにハナを切りました。マイネルフォーコンにから競り込まれそうになったんですけども、行き切っています。そこからは終止楽で、危なげなく逃げ切りました。ただ、ギリギリのBランクというタイムで、今回が連闘でしたから、続けて2勝クラスで好走できるとはちょっと言いにくいですね。

2着：ヨウシタンレイ

2着のヨウシタンレイは1月以来の芝で一変しました。以前は先行して甘くなる事が多かったんですが、初めて芝で差しに構えて伸びました。追い出した時の反応はイマイチだったんですけども、最後はよく伸びたので、仕掛けた時の反応が良くなればさらに走れそうです。

3着：トーホウジュナール

3着のトーホウジュナールはスタートは早くなかったんですが、内枠だった事もあって押して前につけました。後ろからの競馬が続いていましたけども、前につけるとこの馬は好走確率が高いです。ただ、スタートは早くないので、次も前に行けるかどうかは分かりません。

7着：メイケイバートン

その他でチェックしておきたいのは7着のメイケイバートンですね。内で手応え良く追走していたんですけども、直線で進路がなかっただけでなく、前の馬に接触して躓いてしまいました。体制を立て直してからまた伸びていて、芝1200mでスムーズなら大きく前進できそうです。

小倉11R 北九州記念 重賞

タイムランクがD・メンバーランクはCでした。ジャスパークローネが好スタートからハナを切り、小倉芝1200mの重賞で前半600m32秒9というのは遅いです。ほとんど未勝利戦並のペースだったと言えます。このペースなのに直線入口では追走した組みが下がり気味で、直線に入った所で楽にリードを広げる事ができた訳ですから、もう勝ってくださいという展開だったと思います。直線入口で下がって来た先行馬の直後にいたストーンリッジは、直線で前が詰まっても文句は言えない感じだったんですが、前が開いて内から伸びて来ました。ママコチャはですね、ストーンリッジと通過順的にはほぼ同じ位置だったんですが、コーナーで外を回っていたため直線に入ると一旦差がついたんですけども、200mを切った辺りからグイグイ伸びて2着に入りました。

1着：ジャスパークローネ

勝ったのはジャスパークローネ、重賞連勝です。前走のCBC賞、逃げ切ったんですがこれは前半33秒7で後半が33秒5。今回は前半32秒9で後半34秒4なんですが、まぁ小倉のコース形態を考えると遅いペースです。で、この遅いペースで逃げながら上がりが34秒4掛かっているのに逃げ切れたという事ですね。芝1200mの重賞で2回続けて流れが向いて逃げ切れるとは、まぁ昔はあまりこういう事はなかったなと、すごい時代になったなと思うんですけども、だからこそスタートが早くて、すんなりハナを切れる馬は、今は有利ですね。

1着：ジャスパークローネ 解説危険

芝1200mの重賞を連勝した訳ですが、どちらも楽なペースでの逃げでした。短距離のスローペースで先行して好走した馬を次走危険馬にすると、次も続けて恵まれたりする今日この頃なんですが、流石に3回は続かないと思います。またですね、この馬は少しでもハイペースになったり、ハナを切れなかったりすると函館スプリントステークスでは最下位に沈んだように、非常に脆いですね。それが分かっているので、CBC賞を勝ちながら、私を含めみんな軽視してるので5番人気に過ぎなかったんですけども、次走はですねもうちょっと番組的にも相手が強化されるはずでもありますし、危険と見ます。

2着：ママコチャ

2着はママコチャです。折り合いが課題なので、初の1200mはプラス材料と思われましたが、重賞にしてはペースが遅くてピッタリ折り合っていたとは言えないと思います。それでも脚が溜まった状態で直線に入ってしっかり伸びていて、まぁ1200mは合っていると思います。

3着：ストーンリッジ

3着ストーンリッジ。ロスなく運んで直線でもスムーズに内から伸びてママコチャに差されているので、ママコチャとの比較では力負けだと思います。ただですね以前は時計が掛かって出番があるというタイプでしたから、1分7秒台前半の決着で好走できた点は、もう6歳なんですけども成長を感じますね。

4着：スマートリアン

そしてただ1頭追い込んで来たのは4着スマートリアンでした。まぁかなり前が有利な流れでここまで差し込んで来た訳ですから、1200mで差す競馬が完全に板に付いたと言えますね。とは言え、これからも展開には左右されそうですね。

10着：モズメイメイ

そしてモズメイメイは10着でした。前走の葵ステークスがスローペースでの逃げ切りでした。今回も前が有利の流れに乗れているように見えましたけども、4コーナーで何か外へ逃げ気味になっていましてね、直線は伸びませんでした。この結果を見ると現状ではハナを切るのがベストなんだろうと思います。

解説者：大川浩史(日刊競馬)