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新潟5R 2歳新馬 タイムSL

前半ないし中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。勝ったライトバックについて。

1着：ライトバック 勝ち馬注目

前へ行った2頭が2着・3着に残る展開で、残り200m程度で一気に差し切った勝ち方、これは目立ったんですが、何度も手前を変えている点に注目したいですね。直線に入ってからも左手前のため、内側にもたれていて残り300m付近で右手前になるんですけども、またすぐ左手前に戻り、残り200m付近でまた右手前になりましたが、すぐ左手前手前に戻してまた内にもたれていました。で、200mを切ってからまた右手前になったんですが、すぐに左手前に戻しています。よほど左手前の方が走りやすいんだと思います。直線で左手前になる右回りなら、もっと凄い末脚を発揮できる可能性がありますね。ただ、そもそも右回りだとコーナーを上手く回れないという恐れもあるんですけども、能力は高いので昇級しても注目。昇級戦ではその手前にも注目して見てください。

新潟8R 3歳以上1勝クラス 注目

2着のキタサンドーシンと7着だった番組注目馬のショウナンライシンについて。

2着：キタサンドーシン

そしてキタサンドーシンですが、ハナを切るか外でスムーズに先行する事が理想なので、外からマクられた時に併せて発進して早めに脚を使わされましたけども、不本意の展開になっても2着でした。東京2100mで好走してるようにスタミナがありますね。右回りで好走していないので、次走が中山になると半信半疑なんですが、次走も左回りなら有力だと思います。

7着：ショウナンライシン

ショウナンライシンが出ムチを入れてハナを切り、3コーナー手前まで単騎逃げだったんですが、マイネルシトラスが外から掛かり気味に上がって行くと、3番手のバンブーグローブと4番手のキタサンドーシンが併せて発進。3頭でショウナンライシンを交わして行きました。ショウナンライシンもですね、こうハナを叩かれたくないので、ここで抵抗しまして一気にペースアップしました。息を入れたいところで交わされて脚を使ってしまったショウナンライシンは苦しくなりましたが、すんなり先行なら一変可能と見ます。

新潟9R 浦佐特別 タイムＥ

基準より0秒9遅い勝ちタイムでした。

新潟10R 三面川特別 タイムSL

前半ないし中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。勝ったエピプランセスについて。

1着：エピプランセス

残り200mぐらいまで前が壁になっていて、待たされてる間にどんどん前との距離が広がって行きましたが、進路ができてからは素晴らしい伸びでした。もちろんですね、これ不本意ながらそれまでに十分脚が溜まっていたからこその鋭い伸びなんですけども、ゴールを過ぎてもかなり余力があって、もっと手前から追い出せていれば楽勝だったのではないかと思えます。そして2勝目もですね、今回の3勝目も新潟外回りで、他のコースの2勝クラスでは4回走って2着もなかった訳ですからね、まぁ新潟外回りベストというか、専用という可能性はあるんですけども、少なくとも新潟外回りなら3勝クラスでも上位可能だと思います。で、この後秋ですが、10/28に新潟外回り2000mの3勝クラスのレースがあるので、仮にそれまで他のコースでイマイチだったとしても、新潟では注目できると思います。

新潟11R 関屋記念 重賞

タイムランクがD・メンバーランクはCでした。さぁスタート、抜群のスタートはロータスランドでした。前走でハナを切っていた馬がセルバーグ・ノルカソルカ・ロータスランドと3頭いたんですけどもね、最初に飛び出したのは好スタートのロータスランドでした。ノルカソルカは行けませんでしたね。かなり激しく手綱を動かしているんですけれども、行けませんでしたね。で、初の芝だったコンシリエーレはスタートこそ早くなかったんですが、その後スピードの乗りが良く、スーッと前へ行きました。で、セルバーグはコンシリエーレを追うように手綱を動かして上がって行きました。先行争いはなかなか決着がつかず、200mほど行った所でロータスランドの内からセルバーグとコンシリエーレが交わして行き、400mほど行ったところでコンシリエーレが一旦は単独先頭になったんですが、さらにしばらく進むとこれを交わしてセルバーグが単独先頭となりました。序盤に先頭が入れ替わってはいたんですけども、ページ自体はそれほど速くはなくて、600m通過は34秒5。その後3コーナーにかかると12秒0-11秒8とペースダウンし、特に3番手以下はかなりのスローペースだったと思います。そして長い直線での争いでした。コーナーでね息が入ったはずの先行馬たちなんですけども、まぁいずれも粘りを欠いて4番手追走のディヴィーナが残り200mを切る前にセルバーグを交わして先頭に立ちました。ただ、これ抜け出した所で気を抜いたのか勢いが鈍りまして、ディヴィーナの後ろで進路ができるのを待っていたアヴェラーレが進路を確保して追い出されると一気に並んで来ました。並びかけたところでディヴィーナがもうひと伸びしそうだったんですけども、勢いが違ってアヴェラーレが1着。鋭くはなかったけれども、ジワジワと伸びて来たラインベックが3着に入りました。

1着：アヴェラーレ

関屋記念、制したのはアヴェラーレでした。アヴェラーレ、まぁ無理することなく中団を追走し、直線では長いこと待たされたんですけども、ディヴィーナが早めに抜けてロータスランドが失速しながら内へ寄った事ですんなり進路ができました。東京や新潟のようなコースで前が詰まったりしなければ、このぐらいは走る馬です。

2着：ディヴィーナ

ディヴィーナは2着でした。何が驚いたって4番手につけていた事ですね。何度も確認してしまいました。テンションが上がってまともに返し馬もできないという事が結構ある馬で、そのため慎重に後ろから進める事が多かったのではないかと、こうなってみると推測しますけども、良い位置を取れて脚も溜まっていた今回はしっかり力を出せたと思います。

3着：ラインベック

その後3着にラインベックでしたね。こういう風に全体のタイムも上がりも速い馬場で好走するイメージはあまり無くて、実際今回も鋭さは感じさせない走りだったんですけども、しっかり伸びていました。お母さんアパパネですけどもね、そのアパパネの仔は年齢を重ねてから、こうひと皮むける抜ける事が多くて、そうであるのなら今後も注目したい存在です。

4着：フィアスプライド

その後4着がフィアスプライド、最後来ているんですが3着までは届きませんでした。展望でも言いましたけど、そんなに切れるという印象はない馬で、実際にこういう高速馬場でスパッと切れる印象はなくて実際に切れる脚ではなかったんですけども、外からしっかり伸びていたけどちょっと切れ不足、ここでは劣ったという感じでしたかね。

9着：ララクリスティーヌ

人気所で敗れた9着ララクリスティーヌ。この馬はですね1600mでそんなに速くない流れになるとかかり気味に行く馬なんですけども、そういう所がなかったのはまか休み明けの影響なんでしょうかね。まぁ1600mで勝ってもいますけども、ベストは1400mの馬ですし、いろいろ条件が厳しかったんだと思います。

12着：ロータスランド

ロータスランドは12着でした。これも展望で言いましたけど、やっぱりこういう高速馬場で上がりが速いと厳しいタイプですね。まぁ2年前に勝った時はレースの上がりが34秒6で、自身の上がりが34秒1。今年は3番手追走から自身は上がり34秒0なんですが、それで12着ですから切れ負けという事ですね。

14着：アナザーリリック

アナザーリリック14着となりました。結局この馬を軸にして馬券を買ったんですが、いきなりゲートに突進して外枠発走となりまして、その突進したダメージがあったのかどうかはわかりませんけどもね、もう直線半ばからちょっと無理してない感じでしたね。

15着：ノルカソルカ

ノルカソルカ、注目していたんですがやはり行けないと厳しいですね。とにかくコレ逃げる事前提の穴、注目ですもんね。あれだけスタート直後からねグイグイ押して行って、6番手になってしまっては厳しいという事は、他に先行馬がいるような重賞だとちょっと厳しいのかなという感じですね。こういう馬でも突然ね、ハナ切ったら急に激走する事とかあるあるですから、その時を逃さないようにしてください。

解説者：大川浩史(日刊競馬)