2021年5回阪神8日目

開催一覧
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2021/01/05 (火)
中山 中京
  馬場コメント
 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がプラス0秒8、日曜がマイナス0秒7でした。ただし、土曜は距離によって馬場差は異なり、1200mはマイナス0秒5、1400m・1600mはマイナス0秒6でした。遡って8日間の馬場差を確認しておきますと、ほとんどはマイナスの数値ですが、時計の出方は安定せず、1週目と3週目はマイナス1秒台でした。
 そうですね、まず土曜は強風で直線が向かい風だったんですよね。その区間を2回通る2000m以上のレースは時計が掛かっていました。具体的には、土曜では2600mの9R、2000mの11Rが対象になるんですが、2鞍ともスローでタイムランクはSLでした。序盤ペースが抑えられたのは、やはり強風が影響したと見ますね。一方、向正面からスタートする1600m以下は2000m以上ほどには時計が掛かっていませんでした。ただ、週前半の雨の影響も残ってたのか3週目と比べると時計は掛かっていましたね。そして1600m以下の馬場差については、2000mに換算した数値ではなく、その距離の馬場差ですね。このように風の影響で距離によって馬場差を分けたケースとしては、10月の4回阪神4日目と基本的には同様だったと考えていただきたいですね。そして、日曜は土曜のような強風ではなくマイナスの数値に戻りました。3週目と比べてやや時計の掛かるレベルでしたね。まぁ土日でね、時計の出方が異なるので、連対馬の脚質については一括りで考えるべきではないんですが、結果的には土日とも差し・追い込みが優勢でしたね。なお、今週からの6回阪神はBコースが使用されるので、5回阪神の数値や傾向は一旦リセットして臨みたいと思いますね。
 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がプラス0秒8、日曜がマイナス0秒1でした。ただし、ダートも土曜は距離によって時計の出方が異なり、1200mはプラス0秒1でした。遡って8日間の馬場差を確認しておきますと、7日目つまり先週土曜を除けば全てマイナスの数値ですが、マイナス1秒台になった日はありません。7日目を除けば、終日良馬場の日はマイナスの数値ですが、水準に近いレベルでした。
 ダートも強風の影響を受けて、直線を2回走る1800mは時計が掛かっていましたね。ですから時計の出方が比例しなかったので、1200mの馬場差を別に表示しました。なお、土曜は1400mのレースが無かったので、当然の事ながら短距離は1200mだけの馬場差を表示しています。あと土曜のような強風ではなかった日曜は、開催3週目と同レベルに戻りましたね。あとダートもね土日で時計の出方が異なるので、傾向や脚質を一括りで考えるべきではないんですが、結果的には土日とも連対馬の脚質に大きな偏りはなかったですね。


  タイム分析
 2021/11/28 (日)  芝=-0.7  Aコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
3R T2000 タイセイディバイン 牡2 未勝利 2:03.0 +0.7 -1.1 +0.8 -1.2 D C 7.57
6R T2000 メイショウラナキラ 牡2 新馬 2:06.4 +3.8 -0.7 +3.4 -0.3 SL D 8.63
9R T1600 ルージュラテール 牝2 白菊賞(1勝) 1:34.8 -0.1 --- -0.2 +0.1 C C 8.50
10R T1600 ラヴユーライヴ 牝4 立雲峡H(3勝) 1:32.9 -0.5 --- +0.1 -0.6 C D 5.67
12R T1200 エイティーンガール 牝5 京阪杯(G3) 1:08.8 +0.7 --- +1.1 -0.4 E C 10.50
 2021/11/28 (日)  ダ=-0.1
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R D1800 エルバリオ 牡2 未勝利 1:56.0 +1.2 --- +1.3 -0.1 E D 6.14
2R D1400 トーホウデュラン 牡2 未勝利 1:26.1 ±0 --- +0.1 -0.1 C D 7.44
4R D1200 ティントリップ 牝2 新馬・牝 1:12.9 -0.6 --- -0.5 -0.1 B D 7.89
7R D1800 ペプチドナイル 牡3 1勝クラス 1:53.2 +0.1 --- +0.2 -0.1 C D 5.25
8R D1400 オーヴァーネクサス 牡4 2勝クラス 1:24.0 -0.2 --- -0.1 -0.1 C D 7.73
11R D2000 ショウナンナデシコ 牝4 カノープH 2:05.0 +1.0 --- +1.1 -0.1 E D 7.73

阪神1R 2歳未勝利 タイムE
 基準より1秒3遅い勝ちタイムでした。
阪神3R 2歳未勝利 
1着:タイセイディバイン 通信簿
 1番人気1着でした。これも先ほどのコーナーでいっぱい語っていただきましたからね。色紙さんの誕生日の前日に1番良いプレゼントができて本当に良かったと思いますし、やっぱり現金が1番大切ですからね。良かったと思います。
阪神4R 2歳新馬・牝 タイムB
 基準より0秒5速い勝ちタイムでした。
1着:ティントリップ 勝ち馬注目
 ティントリップが1番人気に応えました。ティントリップは坂路調教で好時計をマークするなど、動きが目立っていた馬なんですよね。レースでは楽に2番手につけて4コーナーを回ると逃げるクールココナヒメを力づくでねじ伏せました。母レディルージュはダートの1200mのオープン特別を勝って、全兄のロードラズライトもダートの短距離で活躍して、オープンまで出世してるんですよね。この馬も今後の出世が期待できますね。
2着:クールココナヒメ 
 2着クールココナヒメは調教では目立った時計を出してなかったんですが、実践に行って良さが出ましたね。減量騎手を起用していたとは言え、3着馬には5馬身もの差をつけてますからね。内容的には優秀で、初勝利は近いと思いますね。
3着:メイショウヒメゴゼ 
 そして3着メイショウヒメゴゼ・4着マルモエキスパートも最後まで伸びてはいるんですが、走破時計は平凡なんですよね。次走も高い評価はどうかと思います。
4着:マルモエキスパート 
 そして3着メイショウヒメゴゼ・4着マルモエキスパートも最後まで伸びてはいるんですが、走破時計は平凡なんですよね。次走も高い評価はどうかと思います。
阪神6R 2歳新馬 タイムSL
 前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。
阪神7R 3歳以上1勝クラス 注目
 タイムランクはCと水準レベルなんですが、上下差の実力が大きくて、出走馬全体としてはメンバーランクもBだったんですが、上位2頭は見所があったのでここで取り上げておきます。
1着:ペプチドナイル 勝ち馬注目
 勝ったペプチドナイルなんですが、骨折での休養からの復帰戦で体重は20キロ増だったんですが全く太め感なくて、つくべき所に筋肉がついて明らかに気配は良くなってましたね。レースでは前めにつけて自らポジションを上げて、あっさりと抜け出しました。時計は水準レベルなんですが、ここでは力が違った印象ですね。まだまだ時計短縮は可能で、昇級しても上位争いになりますね。
2着:スレイマン 
 そして2着スレイマンも休み明け昇級戦で、しかも勝ち馬にプレッシャーをかけられる展開だったんですが、交わされた後もよく粘りましたね。原級突破は時間の問題だと思います。
4着:レンツシュピッツェ 
 あと3番人気のレンツシュピッツェは4着に敗れました。勝負所で1・2着馬について行けませんでしたよね。ですから、勝ち切るにはねやっぱりメンバー・展開の助けが必要かなと思いますね。
阪神11R カノープスS タイムE
 基準より1秒1遅い勝ちタイムでした。
阪神12R 京阪杯 タイムE
 基準より1秒1遅い勝ちタイムでした。タイムランクはE・メンバーランクはCでした。エイティーンガールらが遅れました。一方ファストフォースが今回は逃げて4コーナーを回って行きます。そうですね、ペース的にはそんなに凄く速かった訳じゃないんですが、やはり内がね、ちょっと止まるような馬場コンディションにもなってましたし、最後はまぁ逃げるファストフォースもしぶとく粘るんですが、外差しの馬達がドドドっと差を詰めて来るんですよね。結果、エイティーンガールの伸びが1番良くて1着で、タイセイビジョンもしぶとく脚を使って2着。逃げたファストフォースが3着でした。
1着:エイティーンガール 
 エイティーンガールは昨年8月札幌でのG3キーンランドカップ以来の勝利となりました。最後方で行きたがるのなだめて3・4コーナーから外を回って進出してしっかりと伸びて差し切りましたね。外差しが届く馬場に助けられたんですが、見事な末脚だったと思います。秋山真一郎騎手らしい見事な追い込みを決めましたし、今後も展開次第でしょうね。
2着:タイセイビジョン 
 そして2着がタイセイビジョン・3着がファストフォースでした。2着のタイセイビジョンはエイティーンガールより一足早く進出して、ラストまで良い脚を使いました。こちらも馬場と展開を味方につけたんですが、元々これくらい走って良い馬ですからね、特段驚きはなかったですね。
3着:ファストフォース 
 そして2着がタイセイビジョン・3着がファストフォースでした。そして3着ファストフォースはAコース使用続きで内の馬場が悪い中、果敢に逃げてよく粘りましたからね。やはりスピードを活かす競馬が合っていますし、速い馬場でも時計の掛かる馬場でもどちらでも対応できるのは、この馬の大きな強みですね。
4着:アイラブテーラー 
 その後4着アイラブテーラー・5着シゲルピンクルビーも接戦でしたね。4着アイラブテーラーは勝負所でワンテンポ追い出しを待って、しっかりと脚を使いました。着差が着差だけに、惜しいんですが、自身の力は発揮してますね。
5着:シゲルピンクルビー 
 その後4着アイラブテーラー・5着シゲルピンクルビーも接戦でしたね。あと5着シゲルピンクルビーは先行馬が失速する中、逃げたファストフォースとこの馬はよく粘ってるんですよね。徐々に1200mの流れにも慣れてきた印象ですし、次走も警戒が必要ですね。
6着:シヴァージ 
 まずは6着のシヴァージですね。1番人気だったんですが、ラストちょっと好位で運んで粘りを欠いたんですよね。外差しの決着になった事も敗因の1つなんですが、この馬らしさも見られなかったですね。
8着:オールアットワンス 通信簿
 5番人気8着でした。レース内容は特に見せ場なし。5番人気で危険馬の意味があるのかどうか微妙だが、思ったより人気にはなったと思う。
16着:レイハリア 
 そして16着にレイハリアは敗れてしまったんですよね。外枠の先行馬という事で、条件が厳しかったのは確かなんですが、それにしても失速するのが早かったですからね。今回は休み明けが影響したと見ます。

  馬券Summary
2歳戦回顧
あとで
解説者:津田照之(競馬エイト)
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