2021年4回新潟4日目

開催一覧
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2021/08/21 (土)
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2021/02/27 (土)
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2021/02/21 (日)
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2021/01/05 (火)
中山 中京
  馬場コメント
 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス0秒9、日曜がマイナス0秒3からマイナス0秒1への変動。直線1000mは土曜にレースがなく、日曜がマイナス0秒2でした。連続開催ですので遡って8日間の馬場差を確認しますと、前の開催は徐々に時計が掛かって行きながらも高速馬場でしたが、この開催に入って雨の影響を受ける日が多くなっています。
 木曜から土曜までは雨量計で計測できる雨は降らず、土曜は良馬場でしたけども1週前の道悪競馬で芝が傷んでおり、3回新潟のような高速馬場にはなりませんでした。日曜に日付が変わる頃から雨が降ったり止んだりだったんですが、日曜の朝9時半頃から強い雨が降り始めて1Rから稍重。その雨は1R終了後に止み、4Rの直前から5Rのスタート前まで小雨。主にこの小雨が影響して馬場差は変動となりました。6R以降は徐々に乾いて行ったんですけども、芝の傷みも進んだので5R以降の馬場差は一定でした。直線で内を通ると伸びを欠くという傾向は1週前と同じだったんですが、多くの上位馬・好走馬が通っているですね、馬場の中程も傷んで来たので、どこかでまた内が不利ではなくなるタイミングが来る可能性はあると思います。直前1000mは1週前の土曜は後半、そして日曜は前半でどちらも最も時計が掛かっている時間帯でした。先週日曜の後半は芝が乾いていた上に、周回コースでほとんど使われない外ラチ沿いが主戦場となるコースなので、1週前より速い時計が出るコンディションでした。夏の新潟はあと2週全てAコースが使用されます。
 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス1秒0、日曜がマイナス1秒4からマイナス1秒1への変動。1200m対象の数値は土曜がマイナス0秒8、日曜がマイナス0秒9でした。遡って8日間の馬場差を確認しますと、全てマイナスでこの開催の1800mはマイナス1秒台が続いています。
 木曜から土曜までは雨量計で計測できる雨は降りませんでしたけども、土曜は良馬場としては含水率が高く、良馬場としては速い時計が出るコンディションでした。日曜に日付が変わる頃からは雨が降ったり止んだりで、朝の9時半頃から強い雨が降り始めて日曜は稍重。その雨は1R終了後に止んで、4Rの直前から5Rのスタート前まで小雨が降ったんですが、日曜のダート1800mは3R・7R・12Rだったので、まぁ雨の影響があんまり大きく出ていなくて変動幅は大きくありませんでした。日曜の1200mはまぁ1鞍しかなかったので、変動ではないという事ですね。


  タイム分析
 2021/08/22 (日)  芝=-0.3 → -0.1 / 直線=-0.2  Aコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R T1800 サンカルパ 牝2 未勝利 1:49.7 +1.7 --- +2.0 -0.3 E C 6.00
2R T1400 ミツカネムーン 牝2 未勝利 1:23.4 +0.6 --- +0.8 -0.2 E C 7.59
4R T1600 ララヴァンド 牝3 未勝利・牝 1:35.7 +1.1 -0.2 +1.1 -0.2 E D 6.45
5R T1800 シンシアウィッシュ 牝2 新馬 1:50.6 +2.3 -1.4 +1.0 -0.1 SL C 7.29
6R T2000 スフリエール 牝3 未勝利 2:02.8 +1.4 -0.7 +0.8 -0.1 D D 7.30
8R T2400 カーディナル 牡3 1勝クラス 2:26.8 +0.3 -0.5 -0.1 -0.1 C C 4.80
9R T1000 レオハイセンス 牝4 閃光特別(1勝) 0:55.4 +0.1 --- +0.3 -0.2 D D 8.11
10R T2200 モクレレ セ7 阿賀野川(2勝) 2:13.8 +1.1 --- +1.2 -0.1 E C 5.70
 2021/08/22 (日)  ダ=-1.4 → -1.1 / 1200m=-0.9
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
3R D1800 コンシリエーレ 牡2 新馬 1:53.5 -1.6 --- -0.2 -1.4 C C 7.80
7R D1800 ディヴァインゲート 牡3 未勝利 1:52.5 -1.3 --- -0.1 -1.2 C D 4.40
11R D1200 ノンライセンス 牝5 NST賞H 1:10.0 -0.2 --- +0.7 -0.9 D C 6.00
12R D1800 エターナルボンド 牡4 1勝クラス 1:53.1 +0.3 --- +1.4 -1.1 E D 7.14

新潟1R 2歳未勝利 タイムE
 基準より2秒0遅い勝ちタイムでした。5着だったティーライトニングについて。
5着:ティーライトニング 
 まぁ新馬戦は1600mに出走したんですけども、そこから距離が200m伸びてまともに折り合いを欠いてしまいました。距離が伸びたと言ってもですね、ペース自体はその新馬戦の方が速かったんですけども、今回連闘での出走だったので、テンション上がって行きたがったという面もあるかと思います。3コーナー辺りでようやくある程度は落ち着きましたけども、まぁそこまでのエネルギーの浪費が激しくて、直線で伸びる余力はなく、残り200m付近ではもう完全にバテてしまいました。今回のレースレベルはまぁ高くないので、まともに折り合いを欠いても0秒8差だったという事自体は過大評価してはいけないと思いますけども、1600mでスムーズに運べれば、巻き返せると思います。
新潟2R 2歳未勝利 タイムE
 基準より0秒8遅い勝ちタイムでした。
新潟4R 3歳未勝利・牝 タイムE
 基準より1秒1遅い勝ちタイムでした。
新潟5R 2歳新馬 タイムSL
 前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。
新潟8R 3歳以上1勝クラス 注目
 勝ったカーディナルについて。
1着:カーディナル 勝ち馬注目
 このレースのですね、前半の1200mは1分14秒9とそこまでは超スローペースで、逃げていたこの馬にとっては楽だったんですが、3コーナー手前から複数の馬がマクって来てペースが速くなり、さらに位置も下がったんですけども、その外から交わされてしまってもムキになることなく進み、直線で前を行く馬たちを悠々と差しました。前半が超スローペースだったとは言え、残り1000m地点ではかなりペースアップしていて、少なくとも楽な展開ではありませんでしたし、スローで逃げて3コーナー手前で4頭に交わされても落ち着いて走っていた辺りに大物感があると思います。2歳の頃はですね、体が緩くて終い踏ん張りを欠いていましたが、体重も増えて身が入り、力を出せるようになって来ましたね。とりあえず2勝クラスはまだ通過点だと思います。
新潟10R 阿賀野川特別 タイムE
 基準より1秒2遅い勝ちタイムでした。
4着:ディアセオリー 通信簿
 5番人気4着でした。そもそも上位人気馬ではなかったのでお役に立てませんでしたが、相手なりに走るタイプです。
新潟12R 3歳以上1勝クラス タイムE
 基準より1秒4遅い勝ちタイムでした。9着だったキャルベイについて。
9着:キャルベイ 
 これスタートで派手につまづいてしまってですね、これよく落馬しなかったなというぐらいバランスを崩してしまって前半は最後方からになります。3コーナー手前からステッキを入れて上がって行って、コーナーで外を回って追い上げて行ったんですけども、4コーナーからですね内から外に弾かれたりするロスもありました。それでも直線入り口で先行集団のすぐ後ろまで追い上げて来ていたんですけども、もうこの時点で脚を使い切っていて、直線ではズルズルと後退してしまいます。結果的にですね、もう直線入り口がゴールみたいな脚の使い方をしてしまったので、2秒2も離されてしまったんですけどもそれは仕方ないと思います。3歳の頃にチョーズンワンとかですね、オンリーワンボーイと言った馬と接戦を演じてきたので、1勝クラスを勝つ能力はあるはずです。普通のレースができれば大きく前進するでしょう。

  馬券Summary
藤原英昭厩舎の傾向 -その2-
藤原英昭厩舎の新馬戦の傾向 -その2-  藤原英昭厩舎の新馬戦の傾向というのは、もう昨年12月に1度取り上げたので今回はその2となります。その昨年12月はですね、3歳春のG1、ダービーとかですね、そういうのを勝つような馬が結構新馬戦で負けていると。ただし、新馬戦で6着以下だったような馬が2戦目に結構好走するという2つを強調しましたけども、今回はまぁ競馬場別の成績ですね。
藤原英昭厩舎の新馬戦の傾向 -その2-  このデータは2歳6月の新馬戦が増えた2012年の6月以降集計しました。結論から言ってしまいますと、関東圏の直線の長いコース、すなわち東京と新潟の成績がとても良いです。これら2つのコースは、2歳夏の新馬戦が行われるコースでもあるんですけども、同じ時期に開催がある小倉は連対率は高いんですけども、勝率はまぁ高くないという事ですね。これはこの上の表のね、2歳夏の新馬戦で連対率は高いけども、1着より2着が多いという傾向とリンクしている部分もあるんですが、基本的に小回りコースの新馬戦では勝率が高くないです。東京や新潟でデビューする場合は、もう1着を期待できますけども、小回りコースの新馬戦では連軸という扱いが無難だと言えます。
解説者:大川浩史(日刊競馬)
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