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馬場差一覧

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逃

先

好

中

追

マ

中山4R 4歳以上1勝クラス タイムＥ

基準より0秒9遅い勝ちタイムだった。

中山9R 若竹賞 注目

7着だったゾディアックサインについて。

7着：ゾディアックサイン

まず前半、行きたがっていたぐらいなので主な敗因は馬場状態ではないはずです。残り600m付近から急に手応えが悪くなったんですけども、そこで急にペースが速くなったためで、こういう急に速くなるラップはモーリス産駒は苦手ですね。直線に入る頃にはエンジンも掛かっていて、伸びそうだったんですけども左からステッキを入れると右、つまり内の方に飛んで行ってしまって、修正するように軽く右からステッキを入れましたけども、その後は無理をしていません。敗因は急にペースが速くなったところで置かれた事と、直線でステッキに過剰反応してその後は無理をしていない事ですね。道悪が敗因とされるなら、次も道悪だった場合は良い狙い目になると思います。むしろ東京の良馬場の上がりの速いレースの方がちょっと危なっかしいかなと思います。

中山10R アレキサンドライトS 注目

勝った番組注目馬だったアメリカンシードと、3着着のグラスブルースについて。

1着：アメリカンシード 番組注目馬

まずアメリカンシードですけども、まぁ馬なりのまま1周して来ただけという楽勝でした。完全タイム差はマイナス0秒1に止まりましたけども、1勝クラスを勝った時のタイムが既にオープンレベルでした。ダート路線はですね、3勝クラフとオープンの間に壁と言うか、レベル差があるんですけども、まぁそれでもすぐに通用すると思います。

3着：グラスブルース

続いてグラスブルースですね。アメリカンシードのような強い先行馬がまぁこういう勝ち方をすると、この前走の犬山特別もそうだったんですが、他の先行馬が苦しくなります。グラスブルースも4コーナーで追い上げる積極的なレースをして、最後に差されて3着に落ちましたけども、最近ですね前に行くレースをしていなかっただけに注目できます。まぁ個人的な話をしますとですね、これアメリカンシードの相手は差して来る馬と読んでグラスブルースを2着に固定した馬券を買っていたので、大変痛恨なのですが、まぁ良い内容だったと思います。若い頃から間隔を詰めると良くなかった馬なので、次走に関してはレース間隔に注意したいんですが、きちんと間隔を開けて来たら狙えると思います。

中山11R AJCC 重賞

タイムランクが馬場差が設定不能のため無し・メンバーランクはCでした。ジェネラーレウーノが先手を取りましたが、その外からジャコマル・ナイママが上がって行きます。1200m通過1分15秒9というのは、馬場状態を考慮すれば平均ペースという程度ですけども、そこから12秒台前半が続いて、先行馬にはキツイ展開になりました。アリストテレスは3コーナー過ぎから前との差を詰め、4コーナーでは先行馬の直後で、抜群の手応え。直線に入るとそのすぐ後ろにいたヴェルトライゼンデをスッと離しましたけども、ヴェルトライゼンデはラストドラフトと馬体が合うと伸びて差を詰めて来ました。しかし、半馬身差でアリストテレスが押し切り、2着争いはヴェルトライゼンデが制しました。

1着：アリストテレス

アリストテレスが1番人気に応えて重賞初制覇です。アリストテレスは王道のレース運びで堂々たる勝ちっぷりでした。母の母がグレースアドマイヤという晩成そして長距離向きの血統通りの戦歴で、これからさらに強くなりそうです。

2着：ヴェルトライゼンデ

2着争いは接戦でしたが外のヴェルトライゼンデが内のラストドラフトにクビ差先着です。2着のヴェルトライゼンデはアリストテレスをマークする位置でしたね。手応えはこちらの方が悪かったんですけども、直線で一旦離されても最後まで伸びました。菊花賞は2番人気で7着でしたけども、やはりスタミナ勝負のレースには強いですね。

3着：ラストドラフト

2着争いは接戦でしたが外のヴェルトライゼンデが内のラストドラフトにクビ差先着です。3着のラストドラフトは昨年に続いての3着なんですが、超スローペースだったその昨年とはまるで違う展開になっても上位に来るあたり、中山は得意ですね。

4着：ステイフーリッシュ

4着のステイフーリッシュは中山では初めての4着以下なんですけども、骨折明けでキツイ展開になっても、コース巧者ぶりを見せました。

5着：モズベッロ

そして5着のモズベッロは相変わらず直線で内にもたれるんですけども、道悪は上手いですね。この馬は。

11着：サトノフラッグ

それから2番人気のサトノフラッグは11着でした。根本的にスタミナ勝負は向かないと思って今回無印にしましたけども、スタミナ切れという止まり方でしたね。セントライト記念は2着でしたけども、超スローペースで早めに動いて直線で失速。そして菊花賞は直線に入るまで動かず、一瞬たりとも1着はないなという乗り方で3着でしたけども、道悪の2200mでコーナーから動いて行くと厳しく、2000m以下が最適なんだと思います。

馬券Summary
池江泰寿厩舎の2戦目の傾向
前回からの続きなんですけどもね、前回のこのコーナーでは池江泰寿厩舎の新馬戦の傾向について取り上げました。今回は新馬戦の次、2戦目について取り上げます。 　まず池江厩舎ですけどもね、新馬勝ちの多くをディープインパクト産駒が占めているんですけども、新馬戦で6着以下になってしまうと2戦目に2着以内がありません。池江厩舎のディープインパクト産駒は新馬戦で凡走してしまうと赤信号で、2戦目に一変する事をあまり望めない上に、その後にですね平地で2勝以上したというのは、この18頭中3頭だけです。 　池江厩舎全体がですね、新馬戦で凡走すると2戦目は期待できないという訳ではなくて、ディープインパクト産駒を除けば新馬戦で6着以下だった馬が2戦目で好走しているという例は結構ありますね。 　そして最後、新馬戦を勝った池江厩舎のディープインパクト産駒の次走、2戦目ですね、これどのクラスに出走してももの凄く連対率が高いです。これ1勝クラスの着外8頭中、3頭は牝馬で、他は全部牡馬なんですけどもね、牡馬に限るともの凄い好成績となります。
解説者：大川浩史(日刊競馬)