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東京3R 3歳未勝利 注目

1着：トーセンインディゴ

勝ったトーセンインディゴは向正面で徐々に進出。4コーナー3番手から早めに先頭に並びかけて、後続を寄せ付けずに快勝しました。芝では3着・8着と勝てず、今回が初めてのダートだったんですが、まぁダート適性はかなりあるようですね。できるだけ揉まれなレースをした鞍上の上手さも光りました。

2着：トーセンチャールズ

2着トーセンチャールズはここまでダートで4着・3着・3着・2着。差し脚を武器に上位に入って来ていました。今回は中団から直線大外へ出して鋭い脚を見せて2着と。未勝利クラスでは上位で次走はいよいよ勝つ番でしょうか。

3着：ジュンゼロ

惜しかったのは1番人気3着のジュンゼロ。勝ち馬と同じような位置でインコースを走っていたんですが、直線前が壁で出られず。一呼吸おいて外へ出されて、やや踏み遅れた感じで届きませんでした。何にせよ今回は3ヶ月ぶりの実戦。次回は勝ち負けでしょう。

東京4R 3歳1勝クラス タイムＢ

基準より0秒4速い勝ちタイムでした。

1着：タイセイスラッガー

タイセイスラッガーが昇級戦を逃げ切って連勝しました。好スタートからあっさりと先頭に立ったタイセイスラッガーが逃げ切り勝ちです。前半600mは35秒4と速めのラップでしたが、そこからの600mで突いてくる馬がなく、38秒0と緩められたのが大きかったですね。直線に入ってラスト400mは11秒4から11秒9とまとめたため、これを差すのは至難の業だったと言えるでしょぷ。タイムランクBで勝ったんですが、ダートのオープンはかなり手応え手強いですからね、今回はやや展開に恵まれた面も否めず、次走で狙うまでは厳しいかもしれません。

2着：アナンシエーション

そして1番人気アナンシエーションが2着でした。アナンシエーションは新馬戦同様に出遅れ。前半は控えて3コーナー手前から仕掛けて外から上がって行ったんですが、残り400mでは楽に行っていた勝ち馬を捕まえるまでは行きませんでした。それでも勝ち馬と同タイムクビ差の2着。出遅れた新馬戦でタイムランクAをマークし、3馬身半差の楽勝をしてますからね、明らかに能力はこのクラスでも上位で次走は出遅れても勝つかもしれませんが、もう少しスタートが改善すればダートではかなりの出世が見込めるのではないでしょうか。

2着：アナンシエーション 通信簿

1番人気2着でした。馬なりで前に並んで追い出しを待った挙句に逃げ切りを許した。追ってからが甘いという事です。

東京5R 3歳未勝利 タイムＡ

このレースの勝ちタイムは当開催3歳未勝利クラスの基準タイムより3秒6速く、1800m対象の馬場差がマイナス1秒4だった事を踏まえましても、 -3.6-(-1.4)＝-2.2 で基準より2秒2も速い勝ちタイムでした。直線に入って先行馬は一杯となります。変わって1枠の2頭、スーパービーム・トゥーフェイス、そしてボーデンが進出して来ます。そしてボーデンが抜け出して行くと、グングンとリードを広げて行きます。2番手にトゥーフェイスが上がって来ますが、ボーデンが6馬身差をつけて1着。2着トゥーフェイスからさらに0秒2遅れて、ラインスプラッシュ3着でした。

1着：ボーデン 番組注目馬

ボーデンがデビュー2走目で勝ち上がりました。1000m通過タイムが57秒9。逃げたフジツボノミヤが東京1800mでは珍しいほどのハイペースで飛ばして、このペースに巻き込まれた馬たちが一杯になる中、1番人気のボーデンだけは抜群の手応えでしたね。残り400mで抜け出すとノーステッキで圧勝。しかも、6馬身差でタイムがなんと1分45秒2なんですね。東京芝1800mのレコードは2007年の毎日王冠でチョウサンが出した1分44秒2ですから、3歳未勝利戦でそれに1秒差。最後追っていませんでしたからね、もしきちんと追っていたらどのくらいのタイム出したか。恐れ入りました。ボーデンはドゥラメンテなど、蒼々たる馬たちを出したエアグルーヴからダイナカールへたどり着く名牝系の出身です。前走の新馬戦は名牝ディアデラノビアの仔であるディオスバリエンテにクビ差敗れましたが、3着馬は4馬身離していました。順調に行けば恐らくクラシック戦線に乗って来る馬でしょうね。今後楽しみにしておきたいと思います。

2着：トゥーフェイス

2着以下は6馬身以上離された。2着トゥーフェイスはこれで3走連続の2着。この馬の場合は明らかに相手が悪いレースが続いていますね。普通の相手ならあっさりと勝ち上がるのではないでしょうか。

5着：スーパービーム

あと4番人気で5着に敗れたスーパービームは前3走全て3着の馬です。今回はハイペースに付き合って、末脚をなくしてしまいましたが、次走以降巻き返す可能性はあるでしょう。

東京11R 白富士S タイムSL

前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。

東京12R 4歳以上1勝クラス タイムSL

前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。3着のフィリアーノを取り上げる。

3着：フィリアーノ

このレースは前半1000m1分2秒5とスローに流れ、補正しきれずタイムランクはSLとなりました。このような流れの中、フィリアーノは道中インの3番手を進み、直線も余裕十分だったんですけども、逃げ馬の内へ進路を取ったところ狭くなってしまい、かなり長い間追い出せませんでした。仕方なく1頭分ほど外へ出されてからビュッと伸びて、最後3着を確保しましたが、普通に進路があれば少なくとも2着はあったでしょう。まぁ明らかに今回は実力を出せていません。次走は大きく狙ってみたいところですね。左回りを選んで使ってるんですが、中2週でもう一度東京に出走すればベストでしょう。ただまぁ果たして出られるかどうかですね。

3着：フィリアーノ 解説推奨

これ先ほども出ましたが、直線で内が狭くなる大きな不利がありましたね。ここでね、なかなか前がやっぱり突っ込めないですね。これでもう仕方がなく、1回後ろに出て、それで外に出して、ここから持ってビュッと伸びるんですけどね。3着までは来たんですけども、本当に残念でした。次走狙いですね。

馬券Summary
2020年1回東京ダート戦を分析する
昨年の1回東京では、新馬戦を除くダート戦は全部で48鞍ありました。 　コレを前走の競馬場別に見ると、最も出走数が多く連対数・3着以内数が多いのはやはり前走中山で出走していた馬なんですよね。 　ただ、前走中山で1着だった馬の成績は振るいません。前走中山で勝った馬は、21頭出走して連勝したのは1頭。ヒヤシンスステークスのカフェファラオのみなんですね。ですから、中山と東京全然違うコースですので、この中山から東京で連勝するという事はいかに難しいかですよね。これを物語ってると思います。前走中山で勝った馬は割り引きと考えて間違いないでしょう。 面白いのは前走5着馬で、単勝・複勝共に回収率100%を超えています。4頭勝ったんですけども、人気は6番人気・7番人気・1番人気・8番人気。2・3着馬にも人気薄が多かったですね。 　次に前走の人気。やはり前走1?3番人気の成績は良いんですけども、回収率で見ると前走2番人気の単勝回収率が飛び抜けています。ただ、前走2番人気だと、まぁ前走で勝っていた馬が何頭かいるんですよね。先ほど触れたように、前走1着だった馬の成績は良くありません。そこで前走中山で2番人気に推されて2着から5着だった馬に限定してみると、東京ダートでの成績なんですが、7勝・2着2回・3着2回・4着以下8回。勝率は36.8%・連対率47.4%・複勝率57.9%。さらに回収率なんですけども、単勝が210%・複勝が103%なんですよね。中山と東京、コースが違いすぎるんでね、データで見る狙いどころというのは、このあたり。中山で勝ち切れなかった馬を狙おうという事なんですよね。特に2番人気だった馬に注目したいと思います。
解説者：市丸博司(パソコン競馬ライター)