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逃

先

好

中

追

マ

中山1R 2歳未勝利 タイムＢ

基準より0秒5速い勝ちタイムでした。

1着：セイウンシデン

セイウンシデンが距離短縮に対応して初勝利を挙げました。セイウンシデンはスタート直後から押して行ってハナを切ると絡まれる事もなく、直線で差を広げて逃げ切りました。1600mから距離を短縮してスピード生かせましたけども、ラスト200mは14秒1。まぁタイム短縮は容易ではなく、1勝クラスでは組み合わせ次第という評価になります。

2着：ミンナノユメミノル 番組注目馬

2着のミンナノユメミノルは好スタートを切ったんですが、逃げ争いを避けて2番手。直線では差を広げられて、流れ込んだような2着で休み明けだった前走より同じ2着でも勝ち馬との差は大きくなったんですけども、実はタイム面では前進しています。次走も有力だと思います。

3着：アポロマジェスティ

3着のアポロマジェスティは1800mからの距離短縮でもスタートが速く、先行できました。それでも追走に余裕はなかったんですけども、この距離への慣れが見込める次走は前進を期待できます。

中山2R 2歳未勝利

1着：トモジャワールド 通信簿

1番人気1着でした。あと0秒1速ければBランクというタイムで、余力十分の楽勝でした。タイム短縮は見込めるので、1勝クラスでも上位可能でしょう。

中山3R 2歳未勝利

1着：ネレイド 通信簿

1番人気1着でした。スタートで少し寄れたんですけども、回転の早いフットワークでダッシュ良く飛び出し、逃げ切りました。これ以上長い距離では心配になるレースぶりなんですが、1200mなら1勝クラスでも上位可能でしょう。

中山4R 2歳未勝利

3着：サイルーン 通信簿

1番人気3着でした。出遅れを挽回しようとして手綱をしごいたら、今度は引っかかってしまいましたね。その前半のロスがゴール前で響いたという印象です。力負けではなく次走は巻き返せると思います。

中山5R 2歳新馬 タイムＥ

基準より1秒2遅い勝ちタイムでした。

中山6R 2歳新馬 タイムＥ

基準より1秒8遅い勝ちタイムでした。5着だったマンドローネについて。

5着：マンドローネ

4コーナーの出口付近、ここでは前にも外にも馬がいてスペースはなかったんですが、直線に向いた所で馬群がバラけて外へ出せるコースはありました。で、ジョッキーも実際そこに行こうとしてるんですけどもね、その騎手の意図に反して馬が内にもたれてしまっているので、外に出せず。結局はずーっと内にもたれてロクに追えないままだったんですが、それでも伸びています。入厩後の乗り込み量が豊富で、仕上がり切っていたので体調面での上積みは大きくないかもしれませんけども、調教で動いていたように能力はあります。このレースの勝ちタイムはEランクなんですけども、真っ直ぐ走れるようになれば、すぐに勝てると思います。

中山7R 3歳以上1勝クラス タイムＥ

基準より0秒9遅い勝ちタイムでした。

中山8R 冬至特別 タイムＥ

基準より0秒8遅い勝ちタイムでした。4着だったゴーストレートについて。

4着：ゴーストレート

まずスタート直後に隣の馬との接触して下がってしまって、さらに向正面で両サイドから挟まれて体勢を崩し、直線に入ると前が壁になっていました。外にも馬がいて進路がなく、ようやく追い出せたのは残り200mを切ってからなんですが、そこからよく伸びていますね。ブリンカー着用した後のダート1200mでは、まずBランクで1勝クラスを勝ち、そして今回は再三不利がありながら4着と安定していますね。今回のタイムは遅いんですけども、クラスに目処が立ちまして、次走もダート1200mなら馬券圏内も期待できると思います。

中山9R グッドラックH 注目

7着だったウォルフズハウルについて。

7着：ウォルフズハウル

1番枠なので自然に内で追走していたんですけども、3コーナーからですね大量の馬が外を押し上げて行ったため、動くに動けずなおかつポジションが下がり、さらに直線に入った所では前が壁になっていました。で、一旦は進路ができてそこで追い出したんですけども、そこで狙った所が閉まってしまい、またしばらく待たされ最後の最後に前が開いてからは伸びて来ましたけども、まぁ時既に遅しでした。年が明けると6歳になりますが、昨年の8月から今年の9月まで休んでいた事もあって、まだキャリア13戦です。これから成長するかどうかは分かりませんけども、少なくとも未だ衰えはないはずで、スムーズに運べればこのクラスは勝てると思います。

中山11R 有馬記念 GI

タイムランクがC・メンバーランクはBでした。パンサラッサが逃げて2周目の4コーナーです。パンサラッサの逃げは1000m通過が59秒4ぐらい。1000m通過が57秒3だった福島記念のようなペースではありませんでしたが、道中は大逃げでした。しかし、3コーナーで後続が接近し、4コーナーでは馬群が凝縮しました。クロノジェネシスの外につけ、いつでも先に動ける体制を作っていたエフフォーリアが直線入り口で追い出し、内から抜け出しかけたディープボンドもすぐに捉えて、残り200m付近で先頭。クロノジェネシスもエフフォーリアの後を追って伸びましたが、ディープボンドにも届かず3着でした。 　なおエフフォーリアはキャリア7戦目で有馬記念を制しました。これは最小キャリアタイという事です。また、3歳時に天皇賞・秋と有馬記念を制したのはエフフォーリアの祖父シンボリクリスエスが2002年に達成して以来、19年目という事です。

1着：エフフォーリア 勝ち馬注目

3歳馬エフフォーリアが勝ってG1 3勝目を挙げました。エフフォーリアはクロノジェネシスを抑え込む位置から先に抜け出すという、恐らくプラン通りのレースをして完勝しました。2500mが合っているという風には思えませんけども、器用さがあって、中山ならこなせるという事ですね。来年の春は大阪杯から宝塚記念という路線のようなんですけども、その路線で崩れる事は想像しにくいですね。そのエフフォーリアの鞍上横山武史騎手の父である横山典弘騎手も96年に有馬記念を制しており、史上2組目の親子制覇となりました。

2着：ディープボンド

そして2着が帰国初戦のディープボンドでした。ディープボンドはコーナーで内を回り、直線入り口でスムーズに、もう斜めに外へ出してロスなく運べました。2500mで上がり34秒台が必要な展開やペースだと厳しいですけども、上位馬でも上がり36秒付近というレースだと強いですね。今後もスタミナ勝負の距離や馬場、あるいは展開なら上位争いを続けるでしょう。

3着：クロノジェネシス

その後連覇達成ならず、クロノジェネシスが3着でした。クロノジェネシス、体重はね宝塚記念の時と同じだったんですけども、体の張りがイマイチだと私は感じました。さらにレースではエフフォーリアに外から蓋をされ、先に抜け出される苦しい展開になりましたけども、自力で3着に来ましたよね。最後まで強さを見せました。

4着：ステラヴェローチェ

4着のステラヴェローチェはエフフォーリアをマークして進み、先に仕掛けて並びかけましたけども、エフフォーリアが本格的に追い出すと離されました。ちょっと力の差を見せつけられましたけどもね、安定感は抜群です。

5着：タイトルホルダー

5着のタイトルホルダーは恐らく予定通りの2番手で進み、直線入り口で先頭に立ったと思ったら、もうディープボンドとエフフォーリアに来られて抵抗できなかったんですけども、体重が12キロ増えていても太くはなく、まだ成長中と思われます。これから更に強くなりそうです。

馬券Summary
ヴァンセンヌ産駒の距離適正
あとで
解説者：大川浩史(日刊競馬)