2021年2回新潟4日目

開催一覧
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2021/03/06 (土)
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2021/02/21 (日)
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2021/01/05 (火)
中山 中京
  馬場コメント
 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がプラス0秒3、日曜がプラス0秒4からプラス1秒8への変動。直線1000mは土曜がマイナス0秒2、日曜がプラス0秒4でした。遡って8日間の芝の馬場差を確認しておきますと、全てプラスの数値ですが先週は日曜の終盤を除けば、水準方向に動きました。
 前回の放送で、芝はダメージが大きいので馬場差が水準方向に動く事はないだろうと言ってしまいましたが、間違っておりました。申し訳ございません。競馬場からの発表物によるとですね、芝の生育が旺盛だったという事で、1週間でかなり回復していましたね。内側のもう色が薄くなっている部分は、もうそもそも芝がほとんど残っていないので、ほとんど回復していなかったんですが、真ん中辺りの緑の部分は大分回復していて、1週前よりで土曜は1秒ほど速い時計が出るようになりました。日曜は昼頃から小雨が降って、午後2時前からは雨が強くなり、その影響は大きかったですね。まぁ回復したとは言え、元がもう傷んでいたので、その雨が強くなった日曜の後半は1週前と同じようなかなり時計が掛かる馬場になりました。最初の芝のレース、土曜の3Rは逃げた馬が直線で最内を通って2着に残りましたが、その後は内を通ると伸びなかったですね。また雨が強くなった日曜の後半はもう外ラチ沿いの所まで行く馬もいました。直線1000mなんですが、こちらはもう時計の出方がどうこうという以前に、もう普段よりも外枠有利・内枠不利の傾向が強くて、ほとんど枠順だけで決まっている状況です。芝が1週前より回復した土曜も、それは変わらなかったですね。連続開催7週目となる今週もBコースです。先週土曜の時計の出方を見てしまうと、今週の馬場差は読めません。
 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス0秒2、日曜がマイナス0秒1からマイナス0秒6への変動。1200mは土曜がマイナス0秒3、日曜がマイナス0秒2からマイナス0秒4への変動でした。遡って8日間の馬場差を確認しておきますと、全てマイナスの数値ですが前の開催の最終週を除けばマイナス1秒台にはなっていません。
 土曜は良馬場で、今年春の新潟の良馬場の標準的な馬場差でした。日曜の早朝は土曜よりさらに乾いていて、午前は土曜より少しだけ時計が掛かっていましたが、雨が降り始めてからは徐々に速い時計が出るようになって行きました。1200mは雨が強くなる前にレースが終了したので変動幅は大きくありませんでしたが、雨が強くなった後にもレースがあった1800mは変動幅が大きかったという事です。


  タイム分析
 2021/05/16 (日)  芝=+0.4 → +1.8 / 直線=+0.4  Bコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R T1600 サザンナイツ 牡3 未勝利 1:34.6 -0.1 --- -0.4 +0.3 B D 8.50
9R T1000 トゥールドマジ 牝4 1勝クラス 0:56.3 +1.0 --- +0.6 +0.4 D D 8.93
10R T2000 アイブランコ 牡4 春日山特(1勝) 2:02.4 +2.4 -0.5 +0.4 +1.5 D D 7.44
11R T1800 ユニコーンライオン 牡5 弥彦S(3勝) 1:48.0 +2.9 -0.5 +0.8 +1.6 D C 6.00
 2021/05/16 (日)  ダ=-0.1 → -0.6 / 1200m=-0.2 → -0.4
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
2R D1200 ディベルティール 牡3 未勝利 1:12.6 -0.1 --- +0.1 -0.2 C D 7.47
3R D1800 ベルゼール 牝3 未勝利・牝 1:55.8 +1.8 --- +1.9 -0.1 E D 5.14
6R D1800 イントゥザワールド 牡3 未勝利・若 1:55.0 +1.0 --- +1.2 -0.2 E D 4.55
7R D1200 ケイアイマリブ 牡6 1勝クラス 1:12.0 +0.1 --- +0.5 -0.4 D D 7.87
8R D1800 ベイサイドブルー 牡4 1勝クラス 1:53.3 +0.5 --- +0.8 -0.3 D C 7.64
12R D1800 アルーフクライ セ7 中ノ岳H(2勝) 1:52.1 +0.1 --- +0.7 -0.6 D C 8.79

新潟1R 3歳未勝利 タイムB
 基準より0秒4速い勝ちタイムでした。先行した2頭が後続を離していましたが、直線に入って伸びを欠き、後続勢が外へ出されて上がって来ます。イザニコス・バクラヴァ・サザンナイツら3頭の追い比べとなり、大外のサザンナイツが抜け出して1着。2着争いは内のイザニコスがバクラヴァにクビ差先着です。
1着:サザンナイツ 
 サザンナイツが5走目で勝ち上がりました。サザンナイツは中団でじっくり追走し、直線で外に出して早めに追い出して、長く良い脚を使いました。切れ味はイマイチでも長く良い脚を使えるという特長を生かせる馬場と乗り方でしたし、早めに外に出して良い所を走れたのも良かったですね。まぁ昇級して普通の馬場状態だとどうかという印象です。
2着:イザニコス 
 2着のイザニコスは距離短縮で初めての1600mだったんですが、それでも前半は行きたがっていました。前の2頭が早めに失速して先頭となった後に、すぐ外の2頭に交わされて一旦3番手になったんですが、差し返しての2着。距離が長すぎるのは、まぁ良くないんでしょうけども1600mや1800mでこういう体力勝負の展開になると強そうだという印象を受けました。
3着:バクラヴァ 
 3着のバクラヴァはあと100m付近から失速しました。これまで1200mと1600mしか走ってないんですけども、この感じだと1400mがピッタリなのではないかと思います。
4着:エルモドーロ 
 1番人気のエルモドーロは4着です。夜も道路は4弱です直線で追い出すともフラフラしていましたね。まだ体ができていないという印象で、これから良くなりそうです。
新潟3R 3歳未勝利・牝 タイムE
 基準より1秒9遅い勝ちタイムでした。
新潟6R 3歳未勝利  タイムE
 基準より1秒2遅い勝ちタイムでした。3着だったテイエムリオンについて。
3着:テイエムリオン 
 残り100m付近での出来事なんですが、ジョッキーがムチを持ち替えようとしたのか、他の原因があるのかそれは分かりませんけども、右手を手綱から離してしまいまして、そのため馬は左の方が引っ張られる格好になったので、左、つまり内に大きくヨレてバランスを崩してしまいました。手綱を握り直すまでに結構時間が掛かった事もあって、大きく失速してしまいましたが、普通にまっすぐ追えていれば2着はあっただろうと思います。このレースのレベル自体は低いので、次走は買えるとは言えませんけども、今のダート中距離の3歳未勝利戦はだいたいレベルが高くないので、次走も上位候補だと思います。
新潟10R 春日山特別 注目
 3着だったネオストーリーについて。
3着:ネオストーリー 
 加速がつくまでに時間が掛かって、切れ味がないので新潟外回りで時計の掛かる馬場というのは、最高のシチュエーション。直線で早めに外に出して、もう残り500mぐらいからガンガン追っていたのも正解で、そして残り200m付近でグッと伸びたんですけども、丁度そのタイミングで外と内から寄って来て、前が狭くなって急ブレーキとなります。その後に追い直していますけどもね、こういう加速に時間の掛かるタイプが加速がついたところでブレーキをかけてしまっては厳しいですね。コースや馬場が向かないと厳しいので次は買えるとは、まぁ安易に言えませんけども、時計の掛かる馬場ならこのクラスでも上位の存在です。
新潟11R 弥彦S 注目
 2着だったコマノウインクルについて。
2着:コマノウインクル 
 この馬はですね、頭数が少ないとか、あるいは馬群がバラける馬場状態だと好走する馬で、直線で馬群が横に広がる馬場状態の新潟外回りというのは合っていましたけども、もう日曜の後半は多くの馬が外へ寄って来るので、直線でかなり外に行ってもそれでもなお内と外に馬がいて、なおかつ外の馬と接触しそうになっていましたけどもしっかり伸びました。直線で外に出す前にもね、この両サイドに馬がいて大分力んで行きたがっていました。が、理想の体列にならなくても好走できた事は収穫です。今後はこれまでのような極端な位置取りにしなくても大丈夫という可能性がありますね。
新潟12R 中ノ岳特別 注目
 10着だったレオアルティメットについて。
10着:レオアルティメット 
 雨の影響で少し速い時計が出る馬場になっていたとは言っても、1000m通過1分0秒6は速かったですね。1000m通過が速かっただけではなくて、何が何でも逃げる構えで出ムチも入れてガンガン押していたんですけども、他の先行馬が引いてくれず3コーナー手前まで3頭で並んでハイペースの先行。その先行争いした他の2頭は、もう4コーナー手前で失速して12着と15着ですから、直線に入る寸前まで先頭にいたレオアルティメットは10着でも仕方ないと思います。そもそも、この馬はですね、徹底先行型の逃げ馬らしく2回続けての好走が難しいです。2勝クラスでの2着2回・3着2回は全て前後のレースが4着以下。好走後はほとんど2桁着順になっているので、今回の着順を気にする必要はありません。少しでもマークが緩んで単騎逃げが叶えば一変可能です。

  馬券Summary
春の4歳以上1勝クラス1着馬
 春の4歳以上1勝クラスの1着馬の次走について。春の4歳以上1勝クラスの2着馬は次走も春の4歳以上1勝クラスなら好成績なんですが、次走が夏の3歳以上1勝クラスだと成績は下がります。春の4歳以上1勝クラスはレベルが下がり切っているので、そこで好走してもクラス編成が変わって3歳馬が相手だと苦戦するという事ですね。では、その春の4歳以上1勝クラスを勝って昇級した馬はどうなのかなんですが、
春の4歳以上1勝クラスの1着馬
 まぁこちらは不思議な事に、3歳馬が合流した夏の方が成績が良いです。これはですね、春の4歳以上2勝クラスの2着馬が夏でも成績が落ちないのと似ていまして、要するに夏の時点では2勝クラスに出てくる3歳馬の層が薄いという事です。つまり、夏の2勝クラスに有力な3歳馬があまり出て来ないので、トータルの成績が良いという事です。個別のレースにおいては、もう有力な3歳馬が出ているかどうかが重要となります。
解説者:大川浩史(日刊競馬)
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