2021年1回東京6日目

開催一覧
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2021/02/28 (日)
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2021/02/27 (土)
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2021/02/21 (日)
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2021/01/05 (火)
中山 中京
  馬場コメント
 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス1秒8、日曜がマイナス1秒7でした。まずは遡って6日間の馬場差を確認しておきますと、マイナス1秒6からマイナス1秒8の間で推移しており、大きな動きはありません。
 馬場差がマイナス1秒台。しかもマイナス2秒に近いレベルが続いて時計は掛かってきておらず、速い時計の出るコンディションで変わっていません。
 先週の馬場差1600m対象の数値は土曜がマイナス0秒5、日曜がマイナス0秒4でした。遡って6日間の馬場差を確認しておきますと、全てマイナスの数値ですが開幕週はほとんどがマイナス1秒台だったのに対し、3日目以降は徐々に水準レベルに動いています。
  3日目以降は全て良馬場で含水率も高くなく、大きな動きはないものの少しずつ時計は掛かって来ていますね。連対馬については大きな偏りはないんですけども、差し馬もきっちり届いています。


  タイム分析
 2021/02/14 (日)  芝=-1.7  Dコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
5R T1800 ゴールデンシロップ 牡3 未勝利 1:46.7 -2.1 -0.7 -1.3 -1.5 A C 7.88
7R T2400 フィリオアレグロ 牡4 1勝クラス 2:27.2 +0.3 -0.9 +1.4 -2.0 SL D 4.85
8R T1600 トミケンボハテル 牡7 2勝クラス 1:33.9 -0.3 -0.3 +0.8 -1.4 D D 7.17
9R T1800 デゼル 牝4 初音S(3勝) 1:45.4 -0.9 --- +0.6 -1.5 D C 8.00
11R T1800 エフフォーリア 牡3 共同通信(G3) 1:47.6 +0.3 -0.9 +0.9 -1.5 SL C 4.08
 2021/02/14 (日)  ダ=-0.4
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R D1300 アラカザーム 牝3 未勝利 1:19.5 ±0 --- +0.3 -0.3 D C 8.25
2R D1400 エスジープリンセス 牝3 新馬 1:27.4 +1.1 --- +1.5 -0.4 E D 8.54
3R D1600 コンソレーション 牡3 未勝利 1:39.2 -0.2 --- +0.2 -0.4 C C 5.38
4R D1600 グランツアーテム 牡3 1勝クラス 1:38.1 -0.4 --- ±0 -0.4 C C 8.27
6R D2100 アメリカンフェイス 牡4 1勝クラス 2:12.4 +0.2 --- +0.7 -0.5 D D 7.57
10R D1400 スリーグランド 牡4 バレンタ 1:23.1 +0.1 --- +0.5 -0.4 D D 7.63
12R D1400 ラティーンセイル 牝5 2勝クラス・牝 1:24.8 +0.6 --- +1.0 -0.4 E D 8.00

東京2R 3歳新馬 タイムE
 基準より1秒5遅い勝ちタイムでした。
東京3R 3歳未勝利 注目
 1着のコンソレーションを取り上げる。
1着:コンソレーション 
 11/21東京芝1800mで行われたタイムランクBの2歳未勝利戦で2着に入って、番組注目馬になったコンソレーションなんですけども、その次走12/20の中山芝2000mでは4コーナーで接触する不利もあって7着に敗れています。ただ、ダートに舞台を変えたここで勝ち上がりました。最後方から外へ出しての直線一気。凄い脚を見せましたよね。これが初めてのダートだったんですけども、コンソレーションの兄や姉がこれまでに中央で挙げた8勝の内、7勝がダートなんですよね。父モーリスと言うと、芝向きの印象があって、まぁ実際にモーリス産駒がここまで挙げた42勝の内、35勝が芝です。勝率・連対率も芝の方がかなり良くなっています。ただ、ダートがダメな訳ではなくて、まだ1世代しかいないのに7勝はまずまずでしょう。今後も母系がダート血統の場合は、ダートで走る馬をどんどん出しそうな予感がありますね。
5着:ターニングアップ 
 なお、このレースは1着から4着までが差し・追い込み馬。前半ややペースが速く、後方勢に有利な競馬でした。次走を狙うとすれば、逃げた5着ターニングアップ。そして前めにつけてよく頑張った7着キトゥンズルンバではないでしょうか。
7着:キトゥンズルンバ 
 なお、このレースは1着から4着までが差し・追い込み馬。前半ややペースが速く、後方勢に有利な競馬でした。次走を狙うとすれば、逃げた5着ターニングアップ。そして前めにつけてよく頑張った7着キトゥンズルンバではないでしょうか。
東京4R 3歳1勝クラス 注目
 勝ったグランツアーテムについて。
1着:グランツアーテム 勝ち馬注目
 このレースで勝ったグランツアーテムは前回の馬券summaryで取り上げたレースですね。ラペルーズが勝った12/13中山7R2歳1勝クラス組。このレースで3着した後、およそ2ヶ月ぶりの出走だったんですけども、1番人気になりましたが、後方からの競馬ながら4コーナーで外に出すと手応えが違っていました。ワープでもしたかのように一気に先団に行って、先頭に立つとソラを使ったのか、ちょっと手応えが鈍ったんですけども、促されてもう仕方なしに走っている感じになりながら、勝ち切りました。タイムランクCなんですけども、最後にソラを使った事を考えると、相手のレベルが上がれば上がるほど速いタイムが出せそうです。今週のヒヤシンスステークスに登録があって連闘という事いになるんですけども、ダートマイルはベストの舞台ですね。もし出走して来るようなら、良い勝負になると考えます。この勝利でラペルーズ組の評価がさらに高まる事になりました。さしあたっては、ラペルーズのヒヤシンスステークス、黒竹賞2・3着のディールクルム・メイショウムラクモ、これの次走が楽しみですね。
東京5R 3歳未勝利 タイムA
 このレースの勝ちタイムは当開催3歳未勝利クラスの基準タイムより2秒1速く、1800m対象の馬場差がマイナス1秒5だった事を踏まえますと、 -2.1-(-1.5)=-0.6 となります。さらにペース補正が0秒7入っており、 -0.6-0.7=-1.3 で基準より1秒3速い勝ちタイムでした。最内枠からシャドウアルテミスが先頭に立って直線に入って行きましたが、後続が外から迫って来ます。その中からゴールデンシロップが抜け出して1着。外からコスモマインも上がって来ますが、ゴールデンシロップが抜かせずに1着。その後ウインザナドゥが1番人気シテフローラルを交わして3着でした。
1着:ゴールデンシロップ 
 4ヶ月ぶりの実戦だったゴールデンシロップが勝ちましたか。ゴールデンシロップですけども、好スタートから外の3番手を追走。4コーナーで2番前に上がり、残り400mから仕掛けて先頭へ。そのまま後続を寄せ付けずに快勝しました。前走の新馬戦では2着シテフローラルから1馬身半差の4着に敗れており、3番人気も妥当な所だったんですが、瞬発力を見せて勝ち切りましたね。アイルランド生まれの外国産馬で、父Havana GoldはGalileoの血を引く欧州血統。シャンティーで行われたマイルG1のジャンプラ賞を勝っています。良馬場の芝1800mでこの切れ味を出せるとなると、今後の活躍も期待できますね。
2着:コスモマイン 番組注目馬
 そして2着が2番人気のコスモマイン、3着がウインザナドゥ、断然の1番人気シテフローラルは4着に敗れました。2着コスモマインはこれで5走連続の2着。東京でも力を見せたのは好材料で、まぁ流石にそろそろ順番が回って来そうですよね。
3着:ウインザナドゥ 
 そして2着が2番人気のコスモマイン、3着がウインザナドゥ、断然の1番人気シテフローラルは4着に敗れました。3着ウインザナドゥは前走は直線で大きな不利があって注目していたんですけども、最後にシテフローラルを差して意地を見せました。この馬も次走面白い存在でしょう。
3着:ウインザナドゥ 解説推奨
 タイムランクAのレースで3着だったんですが、このレースの上位4頭は芝中距離の未勝利クラスでは上位の存在ですよね。前走大きな不利がありましたし、ここでシテフローラルを負かして3着したという事で、これは次走を大きく狙ってみたいと思います。
4着:シテフローラル 
 そして2着が2番人気のコスモマイン、3着がウインザナドゥ、断然の1番人気シテフローラルは4着に敗れました。そして4着シテフローラルなんですけども、中盤600mが36秒9と緩んだ時に掛かってしまいました。直線入り口で前が狭くなったのも影響したのか、今回は前2走のような末脚は使いませんでしたね。サトノクラウンやポンデザールの半弟で、血統的には長距離が良さそうなんですが、気性的に1600mの方が良いかもしれませんね。次走1回使っての変わり身が楽しみです。
東京7R 4歳以上1勝クラス タイムSL
 前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。
東京11R 共同通信杯 タイムSL
 前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。タイムランクがSL・メンバーランクはCでした。序盤は5枠2頭が前にいましたが、ハートオブアシティがハナを奪って4コーナーです。1000m通過61秒9のスロー。残り800mから速くなったんですけど、あまり後ろに構えた馬では物理的に届かないレースで、5番手ぐらいまでにつけて33秒台中盤の決め脚を使えないと勝ち負けできないレースとなりました。
1着:エフフォーリア 
 勝ったエフフォーリアなんですけども、早めの仕掛けで残り200mでは完全に抜け出し、圧勝に近いレースを見せました。この2馬身半差は決定的な差ではないでしょうか。3ヶ月ぶりの実戦だったエフフォーリアが勝って、デビューから負け無し3連勝です。3戦3勝、東京の2戦では上がり勝負で完勝しています。上がり勝負になる事が多いクラシック戦線へ向けては一本抜けた印象もありますね。まぁ後の課題は距離の克服をどうするかいう事でしょうか。タイムランクは補正しきれずSLとなっております。
2着:ヴィクティファルス 
 2着がヴィクティファルス、3着がシャフリヤールでした。2着ヴィクティファルスは1戦1勝なんですけども、2戦目でよく頑張りました。レース内容としては勝ち馬の直後にいて、切れ味負けしているだけにまぁ厳しいんですけども、今回2ヶ月半ぶりですからね、次走上積みがあればという事ですね。
3着:シャフリヤール 
 2着がヴィクティファルス、3着がシャフリヤールでした。3着シャフリヤール、外枠で内には入れず4コーナーで大外を回しながらよく追い込みました。距離ロス考えれば今後に可能性が残る内容ですね。ただ、賞金は上積みしたかったところですね。
4着:キングストンボーイ 
 4着キングストンボーイ、スタートが悪く後方からになりました。最後は内を回って追い込んで来ましたけど、あれが一杯でしたかね。
5着:ステラヴェローチェ 
 5着ステラヴェローチェ、直線で前が狭くなった時に馬が入って行こうとしませんでした。バゴ産駒でスローの瞬発力勝負ではちょっと厳しいのかもしれません。もう少し流れた方が良さそうですね。
11着:ディオスバリエンテ 
 それから11着ディオスバリエンテなんですけども、前回のsummaryで取り上げました。好スタートから先行したんですが、スローで掛かって掛かり気味の追走となって、折り合いをつけようとして中団まで下がってしまいましたね。直線脚が残っていませんでした。今回は参考外でしょうか。
東京12R 4歳以上2勝クラス・牝 タイムE
 基準より1秒0遅い勝ちタイムでした。

  馬券Summary
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 今週日曜東京では今年最初のG1フェブラリーステークスが行われます。そして同じ日曜東京ではフェブラリーステークス同じダート1600mで3歳オープンのリステッド競走、ヒヤシンスステークスも行われます。まぁこのレースは後の重賞勝ち馬を多く輩出しているんですよね。3歳馬によるダートの名物レースと言えるでしょうか。ただ、G1では過去の傾向がいろんな切り口で取り上げられるんですけども、いくら名物レースと言っても、オープン特別ではG1ほどに過去のデータが掘り下げられる訳ではありませんので、ヒヤシンスステークスの傾向をですね、ちょっと探ってみたいと思います。
 主に対象としたの過去10年の連対馬です。ちなみに2011年は2着同着でしたので、過去10年の連対馬は21頭ですね。これら21頭の戦績を見るとご覧のような項目が浮かび上がって来ました。
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 まず連対馬は全て直近のダート戦で1着。まぁ前走ダート戦を使った馬は必ず勝ってる訳ですね。勝ち馬10頭全て。2着馬7頭の合計17頭が前走ダート勝利です。前走は芝の重賞を走ったんだけども、その前あるいはその前とか直近のダートで1着だった馬、これは2着馬4頭が該当します。なので、直近のダート戦では必ず勝っている訳ですね。
それから連対馬21頭中20頭は直近のダート戦の距離が1400mから1800mです。1頭だけ例外がいまして、これ2011年2着のシゲルソウサイです。ダート1200mに出ていました。
それから3番目、連対馬21頭中20頭は前走1勝クラスまたは重賞に出走しています。例外1頭が去年なんですよね。2020年1着のカフェファラオ。これは前走新馬戦からここぶっこ抜いてます。
そして4番目、連対馬21頭中18頭は前走馬体重が480キロ以上ですね。18頭の内、9頭は500キロ以上で、基本的には大型馬が優勢ですね。
それから5番目、勝ち馬10頭中9頭は前走で4コーナー5番手以内でした。やっぱり先行力がないとというところでしょうか。これらの条件を特にここ5年の連対馬に限定して当てはめてみますと、10頭中8頭はすべてクリアしていまして、残る2頭についても当てはまらない項目がそれぞれ1つずつだけ。ということで5つの項目のうち2つ以上クリアできない項目ある馬を消して、なおかつオールクリアの馬を中心に考えますと正解に限りなく近づけるのではないでしょうか。
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 オールクリアは実は3頭です。まずタイセイスラッガーですね。前走1着・タイムランクB。それからロードシュトローム、これも前走1着でタイムランクB。それからラペルーズですね。何回も出てきますが、前走1着タイムランクAです。ただし、ラペルーズについてはちょっと前のsummaryでも紹介したんですが、前走中山から府中を両方1着という馬はほとんどいないんですよね。なので、まぁかなり厳しいかなと思いますと。そうすると、タイセイスラッガー・ロードシュトローム辺りかなという感じはしてきますよね。
解説者:市丸博司(パソコン競馬ライター)
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