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マ

新潟3R 3歳未勝利 タイムＡ

基準より1秒5速い勝ちタイムでした。

1着：カンリンポチェ 番組注目馬

カンリンポチェが圧勝しました。カンリンポチェはですね、これまでに5回も負けた馬とは思えないほどの強さで、完全タイム差がマイナス1秒5。まぁ3歳未勝利戦が終わりに近づく時期になっても無理使いせず、休養後3戦目で状態が上がっていたという事も勝因の1つですが、まぁ元々能力が高かったとしか思えないですね。この時期の3歳未勝利戦で完全タイム差マイナス1秒5というのは、1勝クラスなら楽勝。2勝クラスでもメンバーによっては上位可能というレベルです。従って次走は昇級戦になりますが、番組注目馬とします。夏に無理使いをしていないので、ギリギリで3歳未勝利戦を勝ち上がった馬としては次に余力は残っていると思います。

2着：スマイルヴィヴァン

8馬身差の2着スマイルヴィヴァンでも完全タイム差はマイナスなんですけども、残念な事にもう3戦未勝利戦がありません。ただ、1勝クラスでもレベルの高くない組み合わせなら上位可能というぐらいのタイムではあります。

新潟5R 2歳新馬 タイムSL

前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。

新潟8R 3歳以上1勝クラス・牝 注目

7着だったシーオブドリームスについて。

7着：シーオブドリームス

まず最初の先行争いでは前に行けず、途中から外に出して追い上げて3コーナーでは3番手まで上がりましたけども、まぁ高速馬場の新潟ダート1200mで600m通過34秒0と遅かったからこれが可能でした。直線に入る頃にはかなり手応えが悪くて、そのままズルズル下がって行くように見えましたけども、直線ではしぶとく粘っていました。このレースぶりから推測できるのは1200mは短い、忙しいという事ですね。今年は1400mでも良い結果は残していないんですけども、徐々に体重が減って6月は4ヶ月ぶりでマイナス14キロと、まぁそういう状態でした。状態が下がっていたという事だと思うんですが、体重が戻って今は状態は上向きのはずです。という事で東京1400mで一変を期待できると思います。

新潟10R 赤倉特別 タイムSL

前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。

新潟11R 古町S 注目

4着だったフルデプスリーダーについて。

4着：フルデプスリーダー

このレースは1000m通過が59秒9で、レースの上がり800mが50秒2でした。高速馬場でレース上がり800mが50秒2というのは、まぁ先行馬にキツい展開だったという事なんですけども、一緒に先行した2頭は13着と15着に沈みましたけども、この馬は0秒7差。またですねこのフルデプスリーダーは、ただ単にハイペースを追いかけたというだけではなくて、1800mは若干長い馬でもあります。少し距離が長い上にキツい展開で0秒7差なら、早くもクラスに目処を立てたと言えます。東京ダート1600mか小回りコースのダート1700mならこのクラスも勝てるはずです。

新潟12R 3歳以上1勝クラス 注目

4着だったスリートップキズナについて。

4着：スリートップキズナ

まぁ直線で、もうずっと内に刺さっていてまとも追えず、その分伸びを欠いてしまいました。この直線で左に行くというのは以前からの事で、そのため以前から左だけチークピースをつけているんですけども、こういうタイプは直線で内側を空ける馬場状態になると、頼るモノがないので厳しいですね。馬場状態がどうであれ、左回りだと直線で内に刺さるという危険はつきまといますが、右回りで一変する可能性があります。1勝目は京都でしたし、中山では休み明けで前半に引っかかって0秒8差というものと、0秒2差と小差だったレースです。以前のように前半に前に行けないと中山では物理的に間に合わない恐れがありますけども、今回の前向きな走りからすると、右回りで前に行ければ好走できそうです。

馬券Summary
なぜシニスターミニスター産駒はダートの新馬戦で穴をあけるのか
とラノベのようなタイトルですけどもね、まぁそのままですよ。 　データを見ますとですね、ダートの新馬戦、もうなんの条件もつけなくても勝率が1割近くあるのに、7回しか1番人気になった事がありません。1番人気になった時の信頼度はまぁ流石に高いんですけどもね、6番人気ぐらいまでは勝率も連対率も高くて、頻繁に穴を開けてることがわかります。もちろん回収率も高いです。ではなぜシニスターミニスター産駒はダートの新馬戦で人気にならないのか、なんですけども、答えはウッドチップでも調教では動かない馬が多いからですね。ウッドチップでの調教が主流である以上、調教駆けするからダート向きというのは、間違いだという事は私、何度か言ったと思いますけども、シニスターミニスター産駒はその象徴のような種牡馬であります。シニスターミニスター産駒はですね、このコース、坂路じゃないところですね、コースで長めから一杯に追って、タイムは遅いという調教の馬が狙い目で、だからこそ人気薄での好走が多いです。ただし、同じこう、目立たない・地味な調教でもですね、乗り込み量が少ないとか800m4ハロンからしか時計になっていないとか、馬なりばかりで強く追っていないという馬はちょっと避けた方が良いと思います。
解説者：大川浩史(日刊競馬)