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馬場差一覧

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中山2R 3歳未勝利 タイムＢ

このレースの勝ちタイムは当開催3歳未勝利クラスの基準タイムより2秒2速いモノでした。このレース時、1200m対象の馬場差が-1秒8だったことを踏まえても、 -2.2-(-1.8)＝-0.4 で基準より0秒4速い勝ちタイムでした。

1着：イサチルプリンス

単勝1.9倍と断然の指示を受けたイサチルプリンスが鮮やかに逃げ切りました。イサチルプリンスは外枠から好スタートを切り、軽く仕掛けた程度でハナを切ると前半600m34秒2。超高速馬場の中山ダート1200mとしては遅いペースに持ち込んで脚を溜め、直線では引き離す一方の圧勝でした。と言ってもまぁ特殊な超高速馬場で展開も楽だったので、昇級してすぐに通用するとはちょっと言えないですね。

2着：カズオ

7馬身差の2着はDランク。そして3着以下はEランクに相当するタイムなんですが、2着のカズオは初戦と違って、内で脚を溜める乗り方で伸びました。そして3着のカツノサンキュウは以前ほどフラフラせず、しっかり走れるようになっています。どちらも更なる前進を見込めますね。

3着：カツノサンキュウ

7馬身差の2着はDランク。そして3着以下はEランクに相当するタイムなんですが、2着のカズオは初戦と違って、内で脚を溜める乗り方で伸びました。そして3着のカツノサンキュウは以前ほどフラフラせず、しっかり走れるようになっています。どちらも更なる前進を見込めますね。

中山5R 3歳未勝利

10着：コスモマイン 通信簿

2番人気10着でした。ペースが速くなっているところで動いたという影響はあるんですけども、まぁ休み無く使って好走をずっと続けていて、披露があったんだと思います。まぁ立て直せば巻き返せると思います。

中山8R 4歳以上1勝クラス・牝 タイムＥ

基準より0秒9遅い勝ちタイムでした。5着だったオメガドーヴィルについて。

5着：オメガドーヴィル

スタート直後からねジョッキーがグイグイ押していたんですけども、どんどん前とは離れて、そして追い上げようとしてスピードに乗っていた4コーナーで前が狭くなってブレーキ。それでも直線でよく伸びて来ました。まずですね、1200mでは根本的に距離不足なんですよね。過去2回の1200mではスタート直後に不利を受けて最後方からになったレースもあって、その時と比べれば着いて行けた方なんですけども、距離不足に加えて4コーナーで不利まであっては、もうどうにもならないですね。まぁ次走も1200mだと半信半疑なんですけども、1200mで凡走が続いたとしても1400mで一変を期待できます。

中山9R 鎌ケ谷特別 注目

8着だったフルデプスリーダーについて。

8着：フルデプスリーダー

コーナーでね加速するのが得意ではないので、中山で好走するためには、2走前のように最初から先行する事が条件になるんですけども、今回外枠でしかもスタートが遅くて先行できませんでした。4コーナーで外を回って、こうジョッキーが手を動かして脚を使っているのに、前との差が詰まらないというまぁ最悪の展開になって、直線に入った頃にはもう脚が残っていなかったですね。次走も中山1800mだとすると、「消し」とは言えませんけど、本命にするのはちょっと危険だと思います。ただし、東京なら軸にできると。そういう馬です。

中山11R 中山牝馬S 重賞

土曜の芝は馬場差が設定不能のため、タイムランクはありません。メンバーランクはDでした。逃げたロザムールにスイープセレリタスが並びかけて直線です。勝ちタイムが1分54秒8とダート1800mの1勝クラスのようなタイムなので、1000m通過1分2秒6というのはまあ速いんでしょう。そして、レースの上がり600mが39秒9。ラスト200m14秒4と、ダート並かそれ以上に上りが掛かりましたけども、切れる脚を使える馬場ではないので、逃げたロザムール、これが3コーナー手前から前との差を詰めて行ったフェアリーポルカの追い上げをギリギリ凌ぎました。しかし、ゴール寸前4コーナーで他より少しだけ仕掛けを遅らせたランブリングアレーがハナ差だけ差していました。

1着：ランブリングアレー

外のランブリングアレーが内のロザムールを交わして重賞初制覇です。ランブリングアレーは他馬が動いている4コーナーで動かず、その分最後の伸びが違いましたね。まぁ超ハイペースだった前走の愛知杯でも立ち回りの上手さで好走しましたけども、この乗り方で成績が安定するかと言うと、まぁそれはちょっと疑問があるかと思います。

2着：ロザムール

2着のロザムールは時計の掛かる馬場が得意だとしても、このタフな流れで逃げて粘ったのは素晴らしいですね。ただ、良馬場でスローペースの逃げだと中山金杯のような切れ負けが多くなると思います。

3着：フェアリーポルカ

3着争いも接戦だったんですが、フェアリーポルカがクビ差先着です。フェアリーポルカは3コーナー手前から長く脚を使っていて、スタミナ豊富なところを見せました。ただ、手応えほど直線で伸びていないんですよね。このトップスピードになりかけて、のめるとこう加減してしまうというところがあるので、道悪が得意という訳ではないですね。

4着：ホウオウピースフル

4着のホウオウピースフルはスタート直後に外にヨレたこともありましたけども、超ハイペースを追いかけてシンガリ負けした秋華賞の後、後ろからの競馬をちょっと練習中という感じなので、後方待機となりました。上がり600m38秒6は断然の1位で、しかもゴール前は脚を余したぐらいの勢いでした。道悪はかなり上手いですね。

4着：ホウオウピースフル 通信簿

12番人気4着でした。先ほど重賞回顧で触れましたけども、最後はすごい脚でしたね。ただし、私狙い馬とした時点で、次が中山牝馬ステークスでしかも最後方からになるとは全然読めてませんでした。それ分かっていてもね、まぁ道悪はどう考えても歓迎だなぁと。そういう事で本命にしましたんですけど無念でございます。

7着：リアアメリア

上位人気3頭は揃って7着以下に敗れました。7着リアアメリア、8着サトノダムゼル、9着ドナアトラエンテと揃って掲示板にも載らなかったですね。ロザムール以外の先行勢は全て止まったので、まぁ気にする必要はないですけども、これ3頭揃って人気先行型というところがあるんで、次走で狙って良いかとなるとそれはまた別の話かと思います。

8着：サトノダムゼル

上位人気3頭は揃って7着以下に敗れました。7着リアアメリア、8着サトノダムゼル、9着ドナアトラエンテと揃って掲示板にも載らなかったですね。ロザムール以外の先行勢は全て止まったので、まぁ気にする必要はないですけども、これ3頭揃って人気先行型というところがあるんで、次走で狙って良いかとなるとそれはまた別の話かと思います。

9着：ドナアトラエンテ

上位人気3頭は揃って7着以下に敗れました。7着リアアメリア、8着サトノダムゼル、9着ドナアトラエンテと揃って掲示板にも載らなかったですね。ロザムール以外の先行勢は全て止まったので、まぁ気にする必要はないですけども、これ3頭揃って人気先行型というところがあるんで、次走で狙って良いかとなるとそれはまた別の話かと思います。

中山12R 4歳以上2勝クラス

3着：アカノニジュウイチ 通信簿

2番人気3着でした。初めて1200mに使いましたね。それでもまぁ恒例という感じで出遅れまして、ほぼ最後方からになったんですが、直線で坂を登ってから凄い脚でした。坂を登ってからゴールまで距離がある東京ならもっと走れるはずなんですけども、まぁ出遅れを含め、難しい所は残っていますね。

馬券Summary
新馬戦終了後の3歳未勝利戦-馬体重編-
今回も新馬戦がなくなった後に3歳未勝利戦でデビューした馬の成績を取り上げます。集計期間は2011年から2020年までで、それぞれの年で対象としたのは3月から5月までです。 　今回のテーマは馬体重ですね。所々、凹凸はあるんですけどもまぁ全体の傾向として、体重が重いほど連対率は高くなって行きます。だからと言ってね大型馬を積極的に買いましょうという程ではないんですけども、大型馬だからと割り引く必要は全くありません。なぜこのような事を強調するかと言うと、デビューが遅くなった大型馬に関して、大型馬なので所詮はどうかという厩舎コメントが良くでるからなんですよね。実際には大型馬だから初戦は割引という事はありません。むしろ、デビューがここまで遅くなったのに体が小さいというのは良い事ではないですね。成長に時間がかかったというより成長を待っていたけども、成長しなかったという可能性がありますから、初戦から動けるかどうかという問題の以前に能力に疑問がつく場合が多いです。
解説者：大川浩史(日刊競馬)