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中京1R 3歳未勝利・牝 注目

1着：エールソヴール

勝ったエールソヴールは新馬戦2着から中2週のローテーションで、1番人気となってきっちり勝ち切りました。ただ、牝馬限定戦でもあり着差はクビ差。次走昇級してどうかは何とも言えないところでしょう。

2着：アイスリアン

むしろ次走狙いたいのは2着アイスリアンの方ですね。恐らく母の父サウスヴィグラスの影響か、距離短縮した前走で4着とダート短距離への適性を見せました。そして今回は前走と同じダート1200mで、馬群の中での競馬だったんですけども、全く苦にせずに伸びて来て一時は勝ったかと思わせました。最後は外から差して来た勝ち馬にやられましたが、こういう競馬ができるなら面白いですね。この距離で次走も牝馬限定戦なら頭から狙いたいですし、牡馬混合戦でも馬券は買っておきたいですね。

中京3R 3歳未勝利 タイムＡ

基準より0秒9速い勝ちタイムでした。内枠からサトノインパルスが先手を取って直線に入って行きましたが、6枠のトーホウスザク・スカーレットスカイが並んで行きます。さらにその外、スマッシャーが並んで行き、抜け出すと一気にリードを広げて7馬身差で1着。2着争いは接戦、サトノインパルスが粘ってトーホウスザクにハナ差先着です。

1着：スマッシャー 勝ち馬注目

スマッシャーが5走目で勝ち上がりました。7番手のインを進んだ1番人気スマッシャーなんですけども、4コーナーで外へ出すと凄い末脚を披露。残り200mからは後続を引き離す一方で、7馬身差の圧勝劇を見せました。スマッシャーは3ヶ月半の休養を経た11月から2着・2着、そしてさらに2ヶ月間隔を空けてここへ挑んで来ました。秋に戦った馬たちと比べると、今回の未勝利戦は相手が楽だったとは言え、この圧勝は見事ですね。血統的には現役オープン馬モルフェオルフェの半弟にあたり、近親にはサングレーザーがいます。父がマジェスティックウォリアーに変わって、ダート適性が強化されたと言えそうですね。タイムランクAであって、当然上のクラスでも楽しみです。

2着：サトノインパルス

2着にはTapizar産駒の外国産馬サトノインパルスが入りました。7馬身も離されており、次走の狙いには取り上げにくいんですが、前2走の大敗から今回は逃げの手に出て、よく粘りました。同じ戦法が取れるのなら、次走は相手次第で馬券に加えたいところですね。

中京6R 3歳1勝クラス・牝

12着：テーオーメアリー 通信簿

4番人気12着でした。連闘でダートに出てくるとは読めなかったが、それよりも小倉から連闘で中京に出走して、プラス体重というのが不可解だった。

中京10R 天竜川特別 タイムＥ

基準より1秒0遅い勝ちタイムでした。

中京11R 瀬戸S 注目

タイムランクDで、タイム的には強調できないんですが、次走狙いたい馬がいます。

7着：キーフラッシュ

それは7着だったキーフラッシュなんですけどね、今矢印がついていますが、道中は3・4番手のインを追走。直線では逃げ馬の内を突こうとしたんですが、狭くなってしまい後退。これで行き脚が鈍ってしまったのがちょっと痛かったですね。何とか立て直して馬群を縫うように外へ出して伸びたんですけども、もうちょっと距離が残っておらず7着に敗れてしまいました。この馬はどちらかと言うと、1700mから1800mが得意です。ダート1900m以上では2着2回・4着以下8回と結果を残していません。次走以降1800m以下のレースを使ってきた時に狙ってみたいと思います。

馬券Summary
2020年1回東京ダート戦を分析する
昨年の1回東京では、新馬戦を除くダート戦は全部で48鞍ありました。 　コレを前走の競馬場別に見ると、最も出走数が多く連対数・3着以内数が多いのはやはり前走中山で出走していた馬なんですよね。 　ただ、前走中山で1着だった馬の成績は振るいません。前走中山で勝った馬は、21頭出走して連勝したのは1頭。ヒヤシンスステークスのカフェファラオのみなんですね。ですから、中山と東京全然違うコースですので、この中山から東京で連勝するという事はいかに難しいかですよね。これを物語ってると思います。前走中山で勝った馬は割り引きと考えて間違いないでしょう。 面白いのは前走5着馬で、単勝・複勝共に回収率100%を超えています。4頭勝ったんですけども、人気は6番人気・7番人気・1番人気・8番人気。2・3着馬にも人気薄が多かったですね。 　次に前走の人気。やはり前走1?3番人気の成績は良いんですけども、回収率で見ると前走2番人気の単勝回収率が飛び抜けています。ただ、前走2番人気だと、まぁ前走で勝っていた馬が何頭かいるんですよね。先ほど触れたように、前走1着だった馬の成績は良くありません。そこで前走中山で2番人気に推されて2着から5着だった馬に限定してみると、東京ダートでの成績なんですが、7勝・2着2回・3着2回・4着以下8回。勝率は36.8%・連対率47.4%・複勝率57.9%。さらに回収率なんですけども、単勝が210%・複勝が103%なんですよね。中山と東京、コースが違いすぎるんでね、データで見る狙いどころというのは、このあたり。中山で勝ち切れなかった馬を狙おうという事なんですよね。特に2番人気だった馬に注目したいと思います。
解説者：市丸博司(パソコン競馬ライター)