2021年5回東京1日目

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中山 中京
  馬場コメント
芝 　先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス1秒5、日曜がマイナス1秒4でした。連続開催ですので、まずは遡って8日間の馬場差を確認しておきますと、前の開催2週目から4週目は雨の影響で、同じ週でも土日で時計の出方は異なります。ただ、終日良馬場発表の開催日は全てマイナス1秒台です。
　私の出演に合わせたかのように、同じ数値でしたね。土日でほぼ同じ馬場差だったのは、秋の連続開催の開幕週以来ですね。その4週前ほどの高速馬場ではないんですが、速い時計の出るコンディションでしたね。そして一見馬場の内側が少し傷んでるように見えるんですが、内を空けて走る馬は少なくて、脚質による有利不利はあまりなかったですね。ですから、まぁスローペースの競馬が多いからと言って前が残る訳ではなく、先行・差し問わずまんべんなく連対していましたね。なお、今週までBコース、後半2週はCコースが使用されます。
ダ 　先週の馬場差1600m対象の数値は、土日ともにマイナス0秒5でした。遡って8日間の馬場さを確認しておきますと、雨の影響度によって時計の出方が異なりますが、前の開催6日目以降良馬場ではマイナス0秒5かマイナス0秒3で、大きな動きはありません。
　私の出演に合わすかのようにダートも土日とも終日良馬場だったのは、前の開催の開幕週以来なんですよね。雨の影響を受けなければ、先週のマイナス0秒5辺りがこの秋の東京ダートでは標準レベルと見られますね。あと連対馬の脚質を見ると、好位組が8連対と1番活躍してたんですよね。続いて先行・中団組がそれぞれ5連対ずつですから、脚質傾向に大きな偏りはなかったですね。


  タイム分析
　2021/11/06 (土)  芝＝-1.5  Bコース
R 距離 状 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
2R T1600 良 ロジレット 牝2 未勝利・牝 1:34.5 -1.3 --- -0.1 -1.2 C C 7.75
4R T1800 良 ディープレイヤー 牡2 未勝利 1:48.7 -0.2 -0.7 +0.5 -1.4 D C 8.00
5R T2000 良 トーセンリョウ 牡2 新馬 2:03.2 +0.7 -1.0 +1.2 -1.5 ○ SL C 10.00
9R T1400 良 バルトリ 牝4 神奈川H(2勝) 1:20.8 -0.9 --- +0.2 -1.1 C C 8.76
10R T1800 良 イルーシヴパンサー 牡3 ノベンバ(3勝) 1:46.1 -0.2 -0.4 +0.8 -1.4 D D 6.89
11R T1400 良 キングエルメス 牡2 京王杯2(G2) 1:21.3 -0.7 -0.2 +0.2 -1.1 C C 5.50
　2021/11/06 (土)  ダ＝-0.5
R 距離 状 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R D1300 良 ウィンダミア 牡2 未勝利 1:19.1 -0.4 --- ±0 -0.4 C D 6.93
3R D1400 良 ララランド 牝2 未勝利 1:25.6 -0.5 --- -0.1 -0.4 C C 7.85
6R D1300 良 モウショウ 牡2 新馬 1:20.4 +0.7 --- +1.1 -0.4 E C 9.15
7R D1600 良 アラゴナイト 牝3 1勝クラス・牝 1:38.6 +0.6 --- +1.1 -0.5 E D 8.46
8R D2100 良 ジュンキリタップ 牡3 1勝クラス 2:12.7 +0.5 --- +1.2 -0.7 E D 8.07
12R D1600 良 クロパラントゥ セ3 2勝クラス 1:37.2 ±0 -0.2 +0.3 -0.5 C C 5.50
逃 先 好 中 追 マ

東京3R 2歳未勝利 注目
　タイムランク・メンバーランクともにCなんですが、勝ち馬を筆頭に見所のある馬がいましたね。
一方、4着以下の馬は見せ場がなかったですからね、次走も厳しいんじゃないかなと思います。
1着：ララランド 
　まずその勝ち馬のララランドは、デビュー戦は落馬で前走は出遅れて2着とスムーズな競馬ができていなかったんですが、今回はスタートを決めてハナに立って、6馬身差の圧勝でした。一気に競馬内容が良くなった事に加えて、馬場差を考えれば実質走破時計も短縮していますね。差す競馬もできる馬だけに、昇級しても十分戦えますね。
2着：セイウンハルカニ 
　2着セイウンハルカニは掛かり気味に先行してしぶとく粘りました。ここまで全て異なる距離に使われて来たんですが、距離はどうやら短い方が良さそうですね。次走もダート短距離戦に出走なら、引き続き有力です。
3着：ナカガワフェイス 
　3着ナカガワフェイスも安定した先行力があってラストまでバッサリと止まらないですね。次走牝馬限定の1400m戦あたりに出て来れば勝てるレベルにありますね。
東京5R 2歳新馬 タイムSL
　前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。前半・中盤のラップが遅くて、タイムランクはSLでした。またメンバーランクはCとしたんですが、注目馬の多い一戦でしたね。
1着：トーセンリョウ 勝ち馬注目
　勝ったトーセンリョウは好位のインでピタリと折り合って、最後の直線に向くと1頭分だけ開いたスペースを突いてしっかりと伸びて来たんですよね。レースセンスが良いですし、完勝と言える内容でした。重苦しさが全くなくて、軽い走りをする馬ですから、東京の芝は合っている印象ですね。昇級しても上位争いになります。
2着：ダノンギャラクシー 
　逆に2着のダノンギャラクシーなんですが、削りなレースぶりが目立ちましたね。まずはスタートで出遅れて最後の直線でも結構ね左に寄れる感じになったんですよね。それでもゴール前で加速して2着に浮上しました。まだこれからの馬なんですが、ラストの伸びに素質の高さは感じさせましたし、デニムアンドルビーの全弟という良血馬ですからね、長い目で見て行きたい1頭ですね。
3着：ローズナイトシチー 
　そして3着ローズナイトシチーは掛かり気味に先行して見せ場を作りました。次走も引き続き有力でしたね。
4着：スピアヘッド 
　あとまぁ見直したいのが4着のスピアヘッド。最後の直線で他馬に寄られたにも関わらず、ラストは諦めずに伸びて来ました。次走見直しが必要ですね。
東京6R 2歳新馬 タイムＥ
　基準より1秒1遅い勝ちタイムでした。
東京7R 3歳以上1勝クラス・牝 タイムＥ
　基準より1秒1遅い勝ちタイムでした。
東京8R 3歳以上1勝クラス タイムＥ
　基準より1秒2遅い勝ちタイムでした。
東京11R 京王杯2歳S 重賞
　タイムランク・メンバーランク共にCでした。スタートは揃わず、全体に外の馬が遅れました。遅れた上に先行馬がね、あまり競り合う感じではなかったんですよね。スズカコテキタイがハナに立ったんですが、前半35秒1という遅いラップだったんですよね。結果、後方から来る馬にはかなり厳しい展開になって、2番手からキングエルメスが早めに抜け出して、外からトウシンマカオが迫って来るんですが、なかなか差が詰まらないんですよね。あとラブリイユアアイズ・コラリン辺りも差は詰めて来るんですが、結果もう最後、この辺りは各馬同じような脚色になって、そのままキングエルメスが1着という競馬になりました。
1着：キングエルメス 
　8番人気のキングエルメスが勝って重賞初制覇です。前回のね、クローバー賞の時が右にもたれてたので、今回リンクハミを着用したんですよね。その効果もあって、先行策からあっさりと抜け出しましたね。体重増で体つきも非常に良くなっていました。後まぁもちろんスローペースも味方につけたんですが、初戦から良い競馬をしていた馬ですし、これぐらいやれても不思議はないですね。
2着：トウシンマカオ 
　2着がトウシンマカオ、3着争いはラブリイユアアイズが先着です。2着のトウシンマカオは3・4番手につけて追い出しをギリギリまで我慢して、最後は勝ち馬と同じ脚色になったんですが、スムーズなレース運びでよく頑張っていると思いますね。
3着：ラブリイユアアイズ 
　2着がトウシンマカオ、3着争いはラブリイユアアイズが先着です。そして3着ラブリイユアアイズ、かかり気味で折り合いに苦労していたんですが、ラストはよく伸びてましたね。結局前の2頭に残られたので、位置取りの差が大きかったかなと思いますね。そしてまぁ馬自身のペストも恐らく1200mが良いんじゃないかなという気はしましたね。
4着：コラリン 
　4着以下では1番人気4着だったコラリンですね、出負けして中団より後方のポジションにつけて、最後の直線も一瞬伸びかけたんですが、ゴール前は1・2着馬と同じ脚色になりましたね。もちろん位置取りの差もあるんですが、こちらもベストは1200mかなという気がしますね。
9着：ベルウッドブラボー 
　そして2番人気のベルウッドブラボーは9着でした。出負けしたことも響いてるとは思うんですが、その後もね、何か見ててもずっと外に張る感じだったんですよね。今回はスムーズに走れてなかったので、今までそういう面見せたことなかった馬ですからね、ちょっと今後が心配になる内容ではありましたね。

  馬券Summary
こんなに堅く収まるとは…
あとで
解説者：津田照之(競馬エイト)


番組注目馬出走 番組注目馬一覧 勝ち馬上位馬 次走推奨馬 次走危険馬

タイムランクＡ タイムランクＥ 芝オープン ダートオープン 次走平均上位

馬券summary

札幌 函館 福島 新潟 東京 中山 中京 京都 阪神 小倉

札幌 函館 福島 新潟 東京 中山 中京 京都 阪神 小倉

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