• 新潟
• 小倉
• 札幌

馬場差一覧

レース順表示

逃

先

好

中

追

マ

札幌1R 2歳未勝利

1着：レッドラディエンス 通信簿

1番人気1着でした。キャリア1戦の2歳馬を危険馬として挙げるべきではなかったと海よりも深く後悔はしておりますが、反省はしていません。前回、私指摘したようにまぁスピードがやっぱりなくてですね、今回もかなり追走には苦労していましたね。この後よほど成長しないと、もっと速い時計が出る野芝のコースのさらに上のクラスではちょっと厳しいかなと思います。

札幌3R 3歳未勝利 タイムＢ

基準より0秒5速い勝ちタイムでした。

1着：ルーリング

ここまで9走一度も馬券圏内に入った事がなかったルーリングが10走目で勝ち上がりました。ルーリングは互角のスタートから押して行っても中団でした。そして手応えも良くなかったんですが、4コーナーから動いて行って最後まで伸びましたね。これまでの成績からは考えられないほど鮮やかだったんですけども、3キロ減のジョッキーで普段より前半の行き脚がついた事が良かったかなと思います。ちょっとまだ信用できないという印象はありますが、タイムは1勝クラスで通用するレベルです。

2着：フクノルッカ

2着のフクノルッカは初めての1000mだったんですが、初めてのブリンカーの効果があったのか出負けしても追い上げに苦労しませんでした。ただ、コーナーで内を回って追い上げながらスムーズで、直線でも詰まったりせずコース取りに関しては恵まれたと言えます。

3着：キュートラン

3着のキュートランはダッシュ良く出て行って手応え良く2番手追走。4コーナーで先頭に立ったんですが、粘り切れなかったですね。左手前に変えた後にスピードが落ちたので、恐らく左手前がちょっと得意ではないと思われます。左回りの方が合っていると思います。

9着：ストーンフェンス

それからダート替わりで2番人気になっていたストーンフェンスは9着でした。スタートで躓いてその後も頭を上げてしまってズルズルと下がっていました。ダートは合わないのだと思います。

札幌5R 2歳新馬 タイムＢ

基準より0秒3速い勝ちタイムでした。

1着：モンゴリアンキング

単勝1.5倍の1番人気モンゴリアンキングが断然の人気に堪えました。モンゴリアンキングは2番手で落ち着いて走っていましたが、もう抑え切れないという感じで4コーナーで先頭に立ち、抜け出してからゴール前で差を詰められましたが余裕のある走りで押し切りました。体重474キロなんですけども、まぁ500キロ以上あるように見えるパワフルな体つきをしていて、そして父がKingmanなので距離は1600mまでだと思いますが、マイル路線なら活躍できそうです。

2着：モチベーション

2着のモチベーションはスタートは早かったんですが、好位に下げ4コーナーで勝ち馬に離されましたが、直線で差を詰めました。まぁ入念に乗り込んで仕上がりが良く、そして体も小さいので使っての上積みはあまりなさそうですが、操縦性が良く次走も崩れずに走れそうです。

3着：ハヤブサウィッシュ

3着以下はモチベーションから5馬身以上離された。3着のハヤブサウィッシュは2コーナーで不利もあって下がり、徐々に差を詰めて行ったんですけども、直線で離されました。気性が激しくてですね、まぁデビュー戦はそろっと乗って来たという感じで、気性が落ち着けばもっと走れそうです。

5着：リンクスルーファス

そして5着のリンクスルーファスはですね、3コーナーでペースが速くなると置いて行かれましたね。まぁアジアエクスプレスやレピアーウィットの全妹なので、まぁ予想はついたんですけども、芝ではスピード不足ですね。ダートでの一変に注意しましょう。

札幌10R コスモス賞 タイムＥ

基準より1秒5遅い勝ちタイムでした。

札幌12R 札幌道新スポーツ賞 注目

3着のアナザーラブソングと4着ジュリオについて。

3着：アナザーラブソング

まず3着のアナザーラブソングですが、今回2000mから1500mへの距離短縮だったんですが、前半かなり行きたがっていて、それでも馬群の中でなだめ、4コーナーではその馬群の中を捌いて上がって来たんですが、直線で前が壁になりました。追えたのはもう100mを切ってからでしたね。そして伸びていました。距離はこのぐらいが合っていて、スムーズに運べればもっと走れると思います。

4着：ジュリオ

そして4着のジュリオなんですが、まずスタートで躓いて後ろからになって、3コーナーから外をマクって上がって行きましたけども、直線ではジリジリとしか伸びませんでした。まぁ元々追って鋭く伸びるというタイプではないんですけども、3コーナーからダラダラと脚を使った今回は余計にこう鋭さがなかったですね。スムーズなら前進できると思います。

馬券Summary
浅見秀一厩舎の新馬戦の傾向
一部で好評な新馬戦シリーズ。これは2歳の6月の新馬戦が増えた2012年以降を集計しました。 この浅見秀一厩舎のですね特徴は2歳夏の新馬戦の成績が良いことですね。これと連動するように、2歳の夏に開催がある関東圏つまり東京・福島・新潟に遠征した時の連対率が非常に高いです。そして地元の関西圏ではこれまた2歳の夏に開催がある小倉の連対率が高いですね。で、距離別の成績はちょっと表にはしていませんけども、短距離の新馬戦で成績が良いです。2歳の夏にね、長めの距離の新馬戦というのは大分増えましたけども、2歳夏の短距離の新馬戦が浅見厩舎の馬券上の勝負所ですね。具体的にはですね、2歳の6月から8月の芝・ダート問わない1200m以下の新馬戦で31戦して5勝・2着9回。勝率16.1%ですが、連対率が45.2%あります。実は調教師が来年の2月に定年を迎えまして、厩舎解散となるので、もう2歳夏の新馬戦で浅見厩舎の馬券を買えるのも残りわずか。特に短距離ではせっせと買って行きたいと思います。
解説者：大川浩史(日刊競馬)