2021年2回小倉2日目

開催一覧
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2021/01/05 (火)
中山 中京
  馬場コメント
 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス0秒6、日曜がマイナス0秒5。1200m対象の数値は土曜がマイナス1秒3、日曜がマイナス1秒1でした。ここまで遡って8日間の芝の馬場差を確認しておきますと、1回開催2週目は雨の影響で時計が掛かり、後半2週も徐々に時計が掛かって行きましたが、先週の馬場差はマイナスになりました。
 先週からBコースに変わった上、含水率は前開催より低く、時計は出やすくなりました。中距離はやや速い時計の出るレベルなんですが、1200mは速い時計の出るコンディションになっています。ただ、この開催は最終週までこのままBコースが使用されますので、まぁ徐々に時計が掛かって行くのではないでしょうか。
 先週の馬場差1700m対象の数値は土曜がプラス0秒2、日曜がプラス0秒3でした。遡って8日間の馬場差を確認しておきますと、1回小倉3日目以降は全てマイナス1秒を超え、速い時計の出るコンディションでしたが、先週はプラスの数値になりました。
 今年に入って小倉ダートが土日ともに良馬場だったのは、先週が初めてなんですね。含水率を見ても、1回小倉よりも低く乾いた馬場で時計は掛かっていました。上位馬を見ると勝ち馬については前行った馬が優勢なんですが、1700mの連対馬については中団・後方の馬も届いています。


  タイム分析
 2021/02/14 (日)  芝=-0.5 / 1200m=-1.1  Bコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
2R T1200 タガノスペルノヴァ 牡3 未勝利 1:08.2 -1.1 --- ±0 -1.1 C C 8.28
5R T1800 モンテディオ 牡3 未勝利 1:49.2 +1.0 -0.4 +1.1 -0.5 E C 6.54
6R T1200 エーティーメジャー 牡4 1勝クラス 1:08.2 -0.3 --- +0.8 -1.1 E D 8.47
8R T2000 ジェットモーション セ5 1勝クラス 2:00.3 +0.4 -0.2 +0.7 -0.5 D D 7.00
10R T2000 ワールドリバイバル 牡3 あすなろ(1勝) 2:00.5 +0.3 -0.7 +0.1 -0.5 C C 7.33
11R T1200 ラヴィングアンサー 牡7 北九州短 1:07.0 -0.4 --- +0.7 -1.1 D D 9.13
12R T1800 イズジョーノキセキ 牝4 太宰府特(2勝) 1:47.9 +1.5 -1.1 +0.9 -0.5 SL D 6.50
 2021/02/14 (日)  ダ=+0.3
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R D1700 ギブミーラブ 牝3 未勝利・牝 1:48.2 +1.5 --- +1.2 +0.3 E D 5.69
3R D1000 スナークショウエン 牝3 未勝利 0:59.1 -0.1 --- -0.3 +0.2 B D 8.42
7R D1700 オーヴァーネクサス 牡4 1勝クラス・若 1:45.6 +0.4 --- +0.1 +0.3 C D 7.64
9R D1700 フラッグアドミラル 牡7 1勝クラス 1:46.0 +0.8 --- +0.5 +0.3 D D 7.13

小倉1R 3歳未勝利・牝 タイムE
 基準より1秒2遅い勝ちタイムだった。
小倉3R 3歳未勝利 タイムB
 基準より0秒3速い勝ちタイムでした。2.スナークショウエンが先手を取って直線に入って行きます。2番手には3.セイブロッケン、そして4.ユスティニアンが続きます。しかし、スナークショウエンがリードを広げて行き、6馬身差で1着。2着争いは接戦になりましたが、ユスティニアンがクビ差1.ビービーダルクに先着しました。
1着:スナークショウエン 
 スナークショウエンがダートでは初めて逃げる競馬で圧勝しました。スナークショウエンが逃げて6馬身差の圧勝。タイムランクはBとなりました。スナークショウエンはこれまで6戦して2着が1回だけ。しかし、短い距離では積極的なレースで粘っていました。今回は初めてダート短距離で逃げる形となったんですが、前半600mが34秒6とかなり楽なペースです。残り200mで勝利を確定させる余裕の勝利でしたね。前半楽に行けたにせよ、それでもこれだけ離すのは力が抜けていないとできません。上のクラスでは流石にこういう楽なペースでは逃げられないと思われますし、3歳1勝クラスには1000m無いんですよね。まぁしばらくはちょっと厳しいでしょうか。
2着:ユスティニアン 
 2着ユスティニアンはこれで2戦連続の2着。未勝利クラスならいずれ勝てるでしょう。
小倉5R 3歳未勝利 タイムE
 基準より1秒1遅い勝ちタイムでした。
小倉6R 4歳以上1勝クラス タイムE
 基準より0秒8遅い勝ちタイムでした。
小倉7R 4歳以上1勝クラス 注目
 勝ったオーヴァーネクサスについて。
1着:オーヴァーネクサス 勝ち馬注目
 ここ3走全て2着。ここまで7戦1勝・2着4回だったんですけども、1度も逃げた事はありませんでした。しかし、ここは逃げそうな馬がいないメンバー構成。最初は2番手に控えようとしたんですけども、自然と先頭に立って逃げる形になりました。500m通過まではやや速かったんですが、その後の600mが37秒7とペースダウン。上がりも37秒5にまとめて逃げ切っています。2着には3馬身半差。最後は鞍上が後ろを振り返る余裕を見せて、抑えたままゴールイン。最後まで追っていれば、十分Bランクだったのではないでしょうか。オーヴァーネクサスは次走上のクラスでも十分通用しそうですね。血統的にも3勝クラスまで行ったオーヴァーライトの半弟。半兄3頭は全て勝ち上がっています。
小倉11R 北九州短距離S 注目
 2着グルーヴィット以外は外枠勢が上位を独占したレースですね。
1着:ラヴィングアンサー 
 特に勝ったラヴィングアンサーは位置取り・枠順、仕掛け所などまぁ全て上手く行きましたね。
1着:ラヴィングアンサー 解説危険
 まぁ小倉の1200mは外枠有利で、外差し有利と言う感じなんですけども、今回は全てがラヴィングアンサーにとっては上手く行っての勝利かなという感じがします。戦績が示すように続けて上手く行く事はちょっと望みにくい馬ですので、次走人気になるようなら、消してみたいですよね。
2着:グルーヴィット 
 2着グルーヴィットは馬群を切り裂くように内から伸びており、明らかにこれはちょっと能力上位でしょうか。次走はどこへ出ても狙い頃ですね。
5着:アンヴァル 
 あとは5着アンヴァル、6着ヒロイックアゲンにも注目したいと思います。2頭ともに真ん中辺りの枠で、内にも外にも出せず、直線は不利を受けて上位には入れませんでした。アンヴァルはオープンなら実績上位なんですけども、スタートが不安定で基本的には前に行けません。従って外枠を引かないと不利を受けてしまってしまうケースが多くなるんですね。前々走阪神で9着した時も大きな不利がありました。この2頭は次走以降注意したいと思います。
6着:ヒロイックアゲン 
 あとは5着アンヴァル、6着ヒロイックアゲンにも注目したいと思います。2頭ともに真ん中辺りの枠で、内にも外にも出せず、直線は不利を受けて上位には入れませんでした。ヒロイックアゲンはそのアンヴァルが進路を探して外へ出した時に挟まれてしまいました。立ち上がりそうになる程の大きな不利で、あれがなければ上位進出も可能だったでしょう。この2頭は次走以降注意したいと思います。
小倉12R 太宰府特別 タイムSL
 前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。

  馬券Summary
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 今週日曜東京では今年最初のG1フェブラリーステークスが行われます。そして同じ日曜東京ではフェブラリーステークス同じダート1600mで3歳オープンのリステッド競走、ヒヤシンスステークスも行われます。まぁこのレースは後の重賞勝ち馬を多く輩出しているんですよね。3歳馬によるダートの名物レースと言えるでしょうか。ただ、G1では過去の傾向がいろんな切り口で取り上げられるんですけども、いくら名物レースと言っても、オープン特別ではG1ほどに過去のデータが掘り下げられる訳ではありませんので、ヒヤシンスステークスの傾向をですね、ちょっと探ってみたいと思います。
 主に対象としたの過去10年の連対馬です。ちなみに2011年は2着同着でしたので、過去10年の連対馬は21頭ですね。これら21頭の戦績を見るとご覧のような項目が浮かび上がって来ました。
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 まず連対馬は全て直近のダート戦で1着。まぁ前走ダート戦を使った馬は必ず勝ってる訳ですね。勝ち馬10頭全て。2着馬7頭の合計17頭が前走ダート勝利です。前走は芝の重賞を走ったんだけども、その前あるいはその前とか直近のダートで1着だった馬、これは2着馬4頭が該当します。なので、直近のダート戦では必ず勝っている訳ですね。
それから連対馬21頭中20頭は直近のダート戦の距離が1400mから1800mです。1頭だけ例外がいまして、これ2011年2着のシゲルソウサイです。ダート1200mに出ていました。
それから3番目、連対馬21頭中20頭は前走1勝クラスまたは重賞に出走しています。例外1頭が去年なんですよね。2020年1着のカフェファラオ。これは前走新馬戦からここぶっこ抜いてます。
そして4番目、連対馬21頭中18頭は前走馬体重が480キロ以上ですね。18頭の内、9頭は500キロ以上で、基本的には大型馬が優勢ですね。
それから5番目、勝ち馬10頭中9頭は前走で4コーナー5番手以内でした。やっぱり先行力がないとというところでしょうか。これらの条件を特にここ5年の連対馬に限定して当てはめてみますと、10頭中8頭はすべてクリアしていまして、残る2頭についても当てはまらない項目がそれぞれ1つずつだけ。ということで5つの項目のうち2つ以上クリアできない項目ある馬を消して、なおかつオールクリアの馬を中心に考えますと正解に限りなく近づけるのではないでしょうか。
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 オールクリアは実は3頭です。まずタイセイスラッガーですね。前走1着・タイムランクB。それからロードシュトローム、これも前走1着でタイムランクB。それからラペルーズですね。何回も出てきますが、前走1着タイムランクAです。ただし、ラペルーズについてはちょっと前のsummaryでも紹介したんですが、前走中山から府中を両方1着という馬はほとんどいないんですよね。なので、まぁかなり厳しいかなと思いますと。そうすると、タイセイスラッガー・ロードシュトローム辺りかなという感じはしてきますよね。
解説者:市丸博司(パソコン競馬ライター)
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