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逃

先

好

中

追

マ

小倉1R 3歳未勝利 タイムＥ

基準より1秒4遅い勝ちタイムだった。

小倉6R 3歳未勝利 タイムSL

前半・中盤が遅く、補正しきれずスローの扱いとします。1着のグルーヴビートについて。

1着：グルーヴビート 勝ち馬注目

前半1000m1分2秒5。スローペースでペース補正0秒5が入っても補正しきれず、タイムランクはSLとなりました。グルーヴビートは昨年7月の新馬戦でクビ差2着。勝ち馬は次走のサウジアラビアロイヤルカップを勝つステラヴェローチェでした。3着を4馬身離し、番組注目馬になったグルーヴビートなんですけども、中1週で使った次走は断然の1番人気ながらインコースで揉まれて見せ場なく9着と大敗してしまいました。その後、半年休養して立て直した前走が2着。まぁ流石に今回は負けられませんでしたね。スローペースで後半速くなりましたが、直線外へ出すと凄い脚で追い込んで来ての差し切り勝ち。曾祖母エアグルーヴにさかのぼる名牝系で、父はダービー馬ディープブリランテ。血統は申し分ないですね。父の産駒は意外に走ってないんですけども、是非ここから巻き返してほしいモノです。

小倉7R 4歳以上1勝クラス

1着：オシリスブレイン

1番人気1着でした。メンバーを見て覚悟はしていました。相手に恵まれたと思いますが、今の1勝クラスはこういう組み合わせになりやすい事を考慮すべきでした。

小倉8R 4歳以上1勝クラス・牝 タイムＥ

基準より1秒9遅い勝ちタイムだった。

小倉12R 角島特別

タイムランクはDなんですけども、勝ち馬イプシランテは余力があり、上のクラスでも面白そうな存在なので取り上げます。

1着：イプシランテ 番組注目馬

2頭を先にやって3番手の外から仕掛けたイプシランテが直線先頭に立ち、そのまま抜けて快勝しました。芝の新馬戦を逃げ切った後、2戦目の芝で大敗すると、3走目はダートのオープン、昇竜ステークスを使って0秒2差4着と健闘しました。勝ったテイエムサウスダンは交流重賞兵庫ジュニアグランプリの覇者で、その後もリステッド競走のすばるステークスを勝っています。順調に使えれば、今頃かなり出世していたと思われるんですけども、昇竜ステークスの後、9ヵ月の休養を経て前走3着。今回は負けられない戦いでした。あまり厳しいレースにならなかったのは、次走に向けて良い傾向だと思います。2勝クラスまではあっさり勝ち上がるのではないでしょうか。

馬券Summary
出走馬の戦績から再評価するレース
1つのレースからその後やけに勝ち上がる・好走する。タイムランクAやBの高評価レースではよくある事なんですけども、例えばCやDだったレースで、そういう事が起きる場合もあります。まぁそんなレースを振り返って再評価してみる事も大事ですよね。今回は昨年暮れのレースから、そのようなレースを2鞍取り上げてみたいと思います。 　まずは昨年12/13、5回中山4日目5Rディオスバリエンテの勝った芝1800mの2歳新馬戦ですね。このレースはタイムランク・メンバーランクともにCで、正に水準レベルだったんですが、2着ボーデンは先々週タイムランクAで圧勝しています。この馬はデビュー戦でディオスバリエンテにクビ差の惜敗でしたし、3着以下4馬身以上離していましたから、圧勝したことは不思議ではありません。ただ、完全タイム差がマイナス2秒2とかなり優秀だった点から、上積み大きかったと言えますね。そして3着以下も強調したいんですよ。3着アサマノイタズラは次走、年明けの3歳未勝利戦を4番人気なから4馬身差で圧勝。しかも、タイムランクBでした。4着ジルブラスは次走3着だったんですが、4着以下を4馬身以上離しています。5着だったグローリアスサルムは次走の3歳未勝利戦で7番人気と、さほど評価されていなかったのに1着となりました。こうなると、この12/13中山5R2歳新馬戦なんですけども、水準レベルのランクだったという結果を上回る評価をする必要がありますよね。勝ったディオスバリエンテは、今週の共同通信杯に出走するようなんですけども、母がフローラステークスなど重賞を3勝したディアデラノビアという血統からも、非常に楽しみですね。その後出走してない6着エイペクスや7着リオアビセオまでちょっと狙ってみたくなりますよね。 　もう1つのレースも同じく12/13の5回中山4日目から7R、ラペルーズの勝ったダート1800mの2歳1勝クラスです。こちらはタイムランクAでしたからね、その後出走した馬の活躍が目立つのは当然と言えば当然です。ただ、上位着順ではなかった6着ティアップリオンと7着ロードシュトロームが次走で1勝クラスを勝っているのは注目に値しますよね。しかも、ティアップリオンはタイムランクA、ロードシュトロームはタイムランクBで勝ち上がりました。この点からも、メンバーの質が高かったことが改めて証明されましたね。なお、勝ち馬ラペルーズはこの後1回東京の最終日に組まれている、オープンのリステッド競走ヒヤシンスステークスに出走予定と言われてます。ただし、前回のこのコーナーで取り上げたように、中山ダートと東京ダートを連勝するのはかなり難しいですよね。まぁラペルーズはそういう事をやってのけるポテンシャルもあるとは思うんですけども、人気になりすぎている場合は少し疑ってかかっても良いかもしれません。狙いはまだその後使ってない3着グランツアーテムと5着ダノンハーロックですね。あと、人気にはなるでしょうけども、次走ティアップリオンの勝った黒竹賞で2・3着のディールクルム・メイショウムラクモ、この2頭にも注意したいですね。特に出遅れて2着に入ったディールクルムには注目したいと思います。
解説者：市丸博司(パソコン競馬ライター)