2022年3回中山8日目

開催一覧
2022/12/28 (水)
中山 阪神
2022/12/25 (日)
中山 阪神
2022/12/24 (土)
中山 阪神
2022/12/18 (日)
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2022/08/21 (日)
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2022/08/20 (土)
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2022/08/13 (土)
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2022/07/31 (日)
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2022/07/23 (土)
福島 小倉 札幌
2022/07/17 (日)
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2022/07/16 (土)
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2022/07/10 (日)
福島 小倉 函館
2022/07/09 (土)
福島 小倉 函館
2022/07/03 (日)
福島 小倉 函館
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福島 小倉 函館
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2022/02/27 (日)
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2022/02/26 (土)
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2022/02/20 (日)
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2022/02/19 (土)
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2022/02/06 (日)
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2022/02/05 (土)
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2022/01/08 (土)
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2022/01/05 (水)
中山 中京
  馬場コメント
 先週の芝の馬場差2000m対象の数値は土曜がマイナス0秒5からマイナス0秒9への変動、日曜がマイナス1秒0でした。まずは遡って8日間の馬場差を確認しておきますと、雨の影響で変動となる開催日が多くありましたが、Bコースに変わってからは良馬場ならマイナス1秒台かそれに近いレベルで推移しています。
 木曜から土曜朝まで降った雨は合計24ミリ。土曜朝の含水率は14%前後と水分を含んでいて、馬場差は前2週の高速寄りから転じてプラス方向に傾きました。ただ、乾きも進んで土曜9Rではマイナス0秒9まで持ち直しています。日曜は更に乾いて来ましたが、それ以上にコースの内側の傷みが進んで、終日対象のマイナス1秒0が回復の限界です。日曜で初めての芝だった4Rは外回りの2200mで、ペースが流れた事もあり、掲示板に載った5頭は全て2桁の馬番でした。皐月賞を含めて外伸びが顕著。逃げ・先行馬は内を空けて4コーナーを回って来ても外の馬に飲み込まれる結果となっていました。
 先週の馬場差1800m対象の数値は土曜がマイナス1秒8からマイナス1秒2への変動、日曜がマイナス1秒0からマイナス0秒7への変動。1200m対象の数値は土曜がマイナス1秒7からマイナス1秒3への変動、日曜がマイナス1秒0からマイナス0秒7への変動でした。遡って8日間の馬場差を確認しておきますと、雨の影響を受けて変動になる開催日が多く、総じて速い時計の出るコンディションでした。
 木曜からの雨で、土曜朝の含水率は12%台。馬場発表は重からスタートして10Rから稍重となりました。馬場差はかなりの高速から始まって、少しずつ回復して行く経緯です。これは1800m・1200mともに同じで、最終的な数値が1200mの方が速いのは8Rが最後だったためです。日曜はさらに乾きが進んで、土曜と比べれば1800m・1200mともに時計を要してはいました。


  タイム分析
 2022/04/17 (日)  芝=-1.0  Bコース
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
4R T2200 キングズパレス 牡3 未勝利 2:14.9 -0.6 --- +0.5 -1.1 D C 4.35
8R T1200 マウンテンムスメ 牝4 袖ケ浦H(2勝) 1:08.6 -0.2 --- +0.4 -0.6 D D 7.00
9R T2000 パープルレディー 牝4 野島崎特(2勝) 2:01.0 +0.4 -0.3 +1.1 -1.0 E C 7.17
11R T2000 ジオグリフ 牡3 皐月賞(G1) 1:59.7 -0.5 -0.6 -0.1 -1.0 C B 7.33
12R T2500 パラダイスリーフ 牡6 サンシH(3勝) 2:32.8 -0.9 --- +0.4 -1.3 C C 9.17
 2022/04/17 (日)  ダ=-1.0 → -0.7 / 1200m=-1.0 → -0.7
R 距離 勝ち馬 2着 性齢 条件 走破T T差 P補正 完T差 馬場差 WL TL ML 次走
1R D1800 ファイアリースカイ 牝3 未勝利・牝 1:56.5 +1.1 --- +2.1 -1.0 E D 7.20
2R D1200 コウユーママニニテ 牝3 未勝利 1:12.0 -0.7 --- +0.3 -1.0 D D 6.21
3R D1800 チェンジザワールド 牡3 未勝利 1:55.2 -0.2 --- +0.7 -0.9 D D 7.07
5R D1800 ペイシャエス 牡3 1勝クラス 1:52.1 -2.3 --- -1.5 -0.8 A B 6.00
6R D1200 スラップショット セ4 1勝クラス 1:11.7 -0.2 --- +0.6 -0.8 D D 6.88
7R D1800 スズノイナズマ 牡4 1勝クラス 1:53.5 -0.5 --- +0.2 -0.7 C D 7.27
10R D1200 レシプロケイト 牡6 京葉S(L) 1:10.5 +0.3 --- +1.0 -0.7 E D 9.87

中山1R 3歳未勝利・牝 タイムE
 基準より2秒1遅い勝ちタイムでした。
中山5R 3歳1勝クラス タイムA
 基準より1秒5速い勝ちタイムでした。
1着:ペイシャエス 勝ち馬注目
 ペイシャエスが自己条件で2勝目を挙げました。1着ペイシャエス、メンバーランクBの中にあっても、前走オープンの伏竜ステークスで0秒1差3着だったこの馬の力が一枚も二枚も上でした。2番手追走から抜け出して5馬身差。勝ち時計は完全タイム差マイナス1秒5のAランクです。父エスポワールシチー、母の父ワイルドラッシュのダート向きの血統通り、ダート中距離のスピードとスタミナは別格でした。伏竜ステークスの上位馬ともう1回戦ったら勝ってしまう可能性もあると思います。新馬勝ちが東京1600m。コース変わりも問題ありません。
2着:ヴァレーデラルナ 番組注目馬
 勝ち馬から5馬身離された2着が1番人気ヴァレーデラルナでした。2着のヴァレーデラルナも勝ち馬に離されたとは言っても、自身A寄りのBランクです。道中は2番人気のタヒチアンダンスと同位置。内・外の差もあり、先着したんですが直線の反応がこの馬の方が上だった訳ですから、それだけではないと思います。これで牡馬相手に3戦連続の2着。ドゥラメンテ産駒、牝馬としては馬格があり、すぐに勝てると思います。
3着:ヴァーンフリート 
 3着ヴァーンフリート、グランシエロ相手に新馬勝ちして2走前はアスクビクターモアの0秒2差3着。水仙賞はメンタル面に問題があって7着に敗れていましたが、今回矛先を変えてのダート。追っつけての追走ながら直線はよく伸びて来ました。リオンディーズ産駒、母系はノーザンリバー・ランフォルセなどダート巧者を出すソニンクの系統で、適性は高いと思います。まぁ東京も歓迎だと思います。
4着:タヒチアンダンス 
 4着のタヒチアンダンス、新馬戦のBランクで大差勝ち。以降は着順が人気を下回っているんですが、前走にしても0秒3差で、今回も自身のランクはBになります。揉まれ弱さが加わってきそうな課程で来ているので、相手次第ではチャンスも来ます。
5着:サクセスミノル 
 5着のサクセスミノル、良馬場の未勝利戦をCランク勝ち。今回は1秒1差でギリギリBランクとパフォーマンスを上げました。湿ったダートが適してはいますが、馬自身も力をつけています。まぁ乾いた馬場でもメンバー次第では狙って行けます。
中山9R 野島崎特別 タイムE
 基準より1秒1遅い勝ちタイムでした。
中山10R 京葉S タイムE
 基準より1秒0遅い勝ちタイムでした。
1着:レシプロケイト 通信簿
 2番人気1着でした。申し訳ありませんでした。ペースも速かったので、流れも向きました。
中山11R 皐月賞 GI
 タイムランクがC・メンバーランクはBでした。アスクビクターモアが内から逃げて4コーナーです。馬場の内が悪い事を各騎手が察知。外枠に逃げ候補が逃げないために、内枠のアスクビクターモアが逃げて前半1000m1分0秒2とペースが上がりませんでした。外枠のジオグリフとイクイノックスは好位。馬の強さはさることながら、ある程度の位置を確保して馬場の良いところを通ったことが好走の要因です。対照的にドウデュースは後方2頭目。いくら良い脚を使っても3着が精一杯でした。ダノンベルーガが内枠に泣いたのをよそに、ラストはジオグリフがイクイノックスを交わして0秒1の差をつけています。
1着:ジオグリフ 
 ジオグリフが勝って現3歳世代が初年度となるドレフォン産駒として初のG1タイトルを獲得しました。前回の馬券Summaryで皐月賞を展望した際、首位候補とまでは評価しませんでしたが、中山の馬場適正と追い切りの動きの良さ、本命を打ちました。最後は思わず声が出ました。朝日杯フューチュリティステークスは距離不足。2000mに伸びて良いと思っていましたし、流れは少し違っても札幌2歳ステークスの圧倒的な強さが下敷きになりました。福永騎手も完璧でした。また、馬もこれまでにないくらい柔軟性が出て、充実していたと思います。ダービーは距離以上に瞬発力勝負になってどうかという心配はありますが、それでもまず崩れないと思います。
 なお札幌2歳ステークス優勝馬が皐月賞を制したのは、1967年のリュウヅキ以来55年ぶり2頭ぶりだという事です。
2着:イクイノックス 
 そして2着が5ヶ月ぶりの実戦でしたイクイノックスで木村哲也厩舎の所属馬によるワンツーフィニッシュでした。体重の10キロ増は成長分です。バランスの良さと馬体の美しさ、やっぱり良い馬だと思いました。ルメール騎手が先に動いたのも、展開からは納得。最後は勝ち馬に負けを知っている者の強みがあったように思います、これは桜花賞のスターズオンアースと同じです。2400mになるのが特別プラスとも言えないんですが、東京の切れ味勝負になるのは大歓迎。逆転は有望に思えてきます。
3着:ドウデュース 
 その後の3着が追い上げたドウデュースです。武豊騎手は展開がもう少し速くなると読んだのかもしれません。私もそう思っていました。ただ、思いの他流れませんでした。上がり推定はメンバー最速の33秒8。勿体ないです。ダービーは若干距離が長い気もするんですが、ダービー5勝ジョッキーが鞍上ですからね。以前、上位候補だと思います。
4着:ダノンベルーガ 
 4着ダノンベルーガ、1000m通過時はジオグリフと並んでいました。それでも1番枠は厳しくて、枠なりに内を突くしか手がありませんでした。最後は底力でアスクビクターモアを交わしていて、キャリアを考えれば上々の結果だと思います。左回りの東京に変われば、じっくりと競馬ができます。まぁ巻き返し可能でしょう。
5着:アスクビクターモア 
 5着のアスクビクターモア、押し出された形であっても腹を据えた逃げには見えました。ペースを落とせましたし、コーナーも内を空けて回っています。また、この馬としては折り合いも最高に近かったです。上位4頭が上だったという事ですが、ダービーも同様の展開なら一発を狙える位置にはいます。
13着:キラーアビリティ 
 13着キラーアビリティ、4番人気です。スタートが悪くて中団で掛かるのをなだめながら、内の馬場の悪いところを通らされて、ラストは失速しました。完成度の早さで2歳G1を勝っていますが、ここまでの伸びしろは意外と少なかった、そんな気がします。
中山12R サンシャインS 注目
 3着のヴェラアズールについて。
3着:ヴェラアズール 
 エターナルヴィテスが玉砕的な逃げを打って、縦長の展開。ただ、4コーナー先頭のブレークアップと2番手のパラダイスリーフが直線で抜け出したように、この辺りが丁度良い位置取りだったと思います。この流れを道中後方。4コーナーで離された7番手ではいくら外を追い込んでも届きません。皐月賞で言えばドウデュースに匹敵するような内容の3着でした。前走同様、芝の適正は申し分なく高いので、次走は頭から狙って行きたいと思います。

  馬券Summary
再び脚光、母の父キングヘイロー
あとで
解説者:長谷川仁志(馬サブロー専属評論家)
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